『グラスロード(Glass Road)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | グラスロード(Glass Road) | ||
特徴 | Glass Road is a game that commemorates the 700-year-old tradition of glass-making in the Bavarian Forest. In Glass Road, players will produce and use resources with cards and tiles. Every Player choose his actions from a pool of fifteen cards that are the same for all players. Resources are managed with a wheel mechanic that adds strategy to the game. | ||
プレイ人数 | 1 - 4 人 | プレイ時間 | 50 分 |
ゲームデザイナー | Uwe Rosenberg | 複雑さ | 3 |
アートワーク | Dennis Lohausen | 戦略 | 3 |
エディター | Feuerland Spiele | 運 | 1 |
発売日 | 2013 | やり取り | 3 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
グラスロード(Glass Road)とは?
「グラスロード」は、バイエルンの森で700年続くガラス製造の伝統を記念したゲームです。
「グラスロード」では、各プレイヤーは専門家カードやタイルを使用することにより、資源を生産、消費を行いながら建物を建設していき、得点を高めていきます。
グラスロード(Glass Road)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・建物ボード(1枚)
・建物タイル(93枚:青、黄、茶が各31枚)
・小さい景観タイル(51枚:池、林、粘土探掘抗が各17枚)
・大きい景観タイル(24枚:森)
・スタートプレイヤーマーカー(1個)
・個人ボード(1枚)
・専門家カード(15枚)
・資源トークン(10個)
【ガラス、レンガ、粘土、水、珪砂、木材が各1個、食料、木炭が各2個】
準備
1. 各プレイヤーは、資源管理ボードと個人ボードを受け取ります。
2. 資源管理ボードのホイールを回して長い針が上に来るように移動させた後、資源トークンを指定されている初期位置に配置します。
3. 個人ボードにも、アイコンが描かれている位置に池タイル、林タイル、粘土探掘抗タイル、森タイルを配置していきます。
4. 建物ボードを中央に配置し、建物タイルを指定されている種類の位置に配置します。
(1~3人プレイの場合は4枚ずつ、4人プレイの場合は5枚ずつ)
5. 各プレイヤーは専門家カードのセット(15枚)を1組受け取ります。
6. スタートプレイヤーを決めて、スタートプレイヤートークンを渡して、ゲーム開始します。
最初の画面は以下のようになります
ゲームの補足
資源の管理について
各プレイヤーの資源は、資源管理ボード(ガラス/レンガ)のリング上で管理されています。
各資源トークンが置かれている位置が、その資源の所持数になっています。
(※内側の数字が持っている資源数となります)
資源を獲得/消費したら、この資源トークンを移動させて処理を行います。
上限まで獲得している資源はそれ以上は獲得することはできません。
獲得できる資源は、以下の8種類になります。
画像 | 資源 | 上限 | 画像 | 資源 | 上限 |
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ガラス | 3個 | 食料(2ヵ所) | 7個 | ||
レンガ | 3個 | 珪砂 | 7個 | ||
木炭(2ヵ所) | 7個 | 水 | 7個 | ||
粘度 | 7個 | 木材 | 7個 |
食料と木炭は、ガラス/レンガのリング両方に存在しており、獲得/消費する場合はどちらかを選んで処理しなければいけません。(※分割して獲得/消費することはできません)
各リング(ガラス/レンガ)の茶色い数字のスペース『ガラス/レンガ以外の”0″の位置』と『ガラス/レンガの”3″の位置』にトークンが置かれていない場合、針を時計回りに動かして、ガラス/レンガが生成されます。
つまり、ガラス/レンガの必要資源が全て1個以上揃ったら、ガラス/レンガが上限に達していない場合は、自動的に資源を1個ずつ消費して、ガラス/レンガが作られます。
(※生成したくない場合でも条件を満たしたら即座に作成されます)
ガラスの必要資源
ガラスは以下の資源が1個ずつあるとガラスが生成されます。
食料 | 木炭 | 珪砂 | 水 | 木材 |
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レンガの必要資源
レンガは以下の資源が1個ずつあるとレンガが生成されます。
食料 | 木炭 | 粘土 |
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粘土と木材は重要な資源なので、意図せずにガラス/レンガを作成してしまわないように、食料/木炭などの資源をストッパーとして使用することもおススメです。
建物について
各プレイヤーが建設できる建物タイルは、全プレイヤー共通の建物ボードに配置されています。
各建物タイルには、建設コスト・勝利点・効果が記載されており、効果の種類ごとで背景が色分けされています。
建物ボートには、効果の種類ごとに分けて配置されています。
変換系建物(上の建物【青色背景】)
背景が青色の効果を持つ建物は資源を別の資源に変換できる効果を持つ建物です。建設後に任意のタイミングで資源を変換することができます。
即時建物(真ん中の建物【黄色背景】)
背景が黄色の効果を持つ建物は即時効果を持つ建物です。建設後に1度のみ効果が実施されます。
ボーナス建物(下の建物【茶色背景】)
背景が茶色の効果を持つ建物はゲーム終了時にボーナスをもたらす効果を持つ建物です。効果に描かれた条件が得点となります。
建物タイルは、専門家の建設アクションを行い、建設コストを支払って個人ボードに配置することで、各建物の効果が適応されます。
・個人ボードの森・池・林・粘土採掘坑がある位置に、建物は建設できません。
・一部の建物タイルは、初期の建物上に被せるように指定している建物もあります。
ゲームの流れ
このゲームは全4ラウンドで実施され、各ラウンドは以下の流れで実施されます。
1. 手札を選ぶ
2. 専門家カードを使用する(3回)
3. ラウンド終了処理
1. 手札を選ぶ
プレイヤーはラウンドの最初に15枚のカードから、このラウンドでプレイしたい5枚のカードを手札として選ぶ。
残り10枚はラウンド中使わないので横に避けておく。
建築士【コスト:食料1個】 | |
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【効果(上)】 建設コストを支払い、個人ボードの空いているスペースに建物タイルを配置する。 建物は共通の建物ボードもしくは、”領主”の効果で自分の前に置いている建物から建設できます。 | |
【効果(下)】 建設コストを支払い、個人ボードの空いているスペースに建物タイルを配置する。 建物は共通の建物ボードもしくは、”領主”の効果で自分の前に置いている建物から建設できます。 | |
焼き畑農家【コスト:個人ボードから森タイルを取り除く】 ※森タイルがない場合は、焼き畑農家は使用できません。 | |
【効果(上)】 (ガラス/レンガどちらかの)木炭2個を獲得する。 | |
【効果(下)】 (ガラス/レンガどちらかの)食料2個を獲得する。 | |
燃料収集人【コスト:水1個】 | |
【効果(上)】 残っている手札の枚数と同じ数だけ、(ガラス/レンガどちらかの)木炭を獲得する。 (※最大4個、ソロプレイの場合は最大5個の木炭が獲得できます) | |
【効果(下)】 木材を2個獲得します。 | |
養魚家【コスト:木炭1個】 | |
【効果(上)】 (ガラス/レンガどちらかの)食料2個を獲得する。 | |
【効果(下)】 個人ボード上の池の数と同じ数だけ、(ガラス/レンガどちらかの)食料を獲得する。 | |
森林管理人【コスト:なし】 | |
【効果(上)】 個人ボードの空いているスペースに林タイルを配置し、木材1個を獲得する。 | |
【効果(下)】 以下のいずれかの効果を実施できます。 ・個人ボード上の林の数と同じ数だけ、(ガラス/レンガどちらかの)食料を獲得する。 ・個人ボード上の林の数と同じ数だけ、木材を獲得する。 | |
木こり【コスト:個人ボードから森タイルを取り除く】 ※森タイルがない場合は、木こりは使用できません。 | |
【効果(上)】 木材2個を獲得します。 | |
【効果(下)】 木材2個を獲得します。 | |
炭焼き【コスト:木材1個】 | |
【効果(上)】 (ガラス/レンガどちらかの)木炭3個を獲得する。 | |
【効果(下)】 (ガラス/レンガどちらかの)木炭3個を獲得する。 | |
耕作者【コスト:なし】 | |
【効果(上)】 個人ボードの空きスペースに、池タイル、林タイル、粘土探掘抗タイルのいずれかを配置する。 | |
【効果(下)】 建設コストを支払い、個人ボードの空いているスペースに建物タイルを配置する。 建物は共通の建物ボードもしくは、”領主”の効果で自分の前に置いている建物から建設できます。 | |
粘土運び人【コスト:水1個】 | |
【効果(上)】 粘土2個を獲得する。 | |
【効果(下)】 粘土2個を獲得する。 | |
領主【コスト:なし】 | |
【効果(上)】 建物タイルの山札(3種類)から1枚ずつタイルを引き、表向きで自分の前に配置する。 (※自分の前に配置する建物の枚数に上限はありません) 建物の建設時、建物ボードの代わりにこれらのタイルから1つを建設できます。 | |
【効果(下)】 木材と粘土を1個ずつ獲得する。 | |
坑内労働者【コスト:なし】 | |
【効果(上)】 個人ボードの空きスペースに、粘土探掘抗タイルを配置し、粘土1個を獲得する。 | |
【効果(下)】 以下のいずれかの効果を実施できます。 ・個人ボード上の粘土探掘抗の数と同じ数だけ、珪砂を獲得する。 ・個人ボード上の粘土探掘抗の数と同じ数だけ、粘土を獲得する。 | |
納入業者【コスト:なし】 | |
【効果(上)】 以下のいずれかの資源を2個獲得する。 (食料、粘土、木材、珪砂、水、木炭) その後、相手も選んだ資源を1個獲得します。 (ソロプレイの場合、2個ではなく1個を獲得します。) | |
【効果(下)】 建設コストを支払い、個人ボードの空いているスペースに建物タイルを配置する。 建物は共通の建物ボードもしくは、”領主”の効果で自分の前に置いている建物から建設できます。 | |
池造成者【コスト:なし】 | |
【効果(上)】 個人ボードの空きスペースに、池タイルを配置する。 | |
【効果(下)】 以下のいずれかの効果を実施できます。 ・個人ボード上の池の数と同じ数だけ、珪砂を獲得する。 ・個人ボード上の池の数と同じ数だけ、水を獲得する。 | |
水運び人【コスト:食料1個】 | |
【効果(上)】 水2個と木材1個を獲得する。 | |
【効果(下)】 水2個と珪砂1個を獲得する。 | |
大工【コスト:個人ボードから森タイルを取り除く】 ※森タイルがない場合は、大工は使用できません。 | |
【効果(上)】 木材1個を獲得する。 | |
【効果(下)】 建設コストを支払い、個人ボードの空いているスペースに建物タイルを配置する。 建物は共通の建物ボードもしくは、”領主”の効果で自分の前に置いている建物から建設できます。 |
2. 専門家カードを使用する
以下の流れを3回繰り返して、専門家カードの効果を実施していきます。
1. 手札を1枚選んで、カードを伏せる(全プレイヤー)
各プレイヤーは手札から専門家カードを1枚を選び、伏せて配置します。
2. 順番に伏せたカードを公開し、効果を実施する
全員がカードを選択したら、スタートプレイヤーから順番に選んだカードを公開します。
公開したプレイヤーは、専門家カードのコスト(左)を支払って、2つの効果(右の上下2つ)を好きな順番で実施します。(※コストの支払いは1回のみです)
専門家カードが公開された時、他のプレイヤーは公開されたカードと同じカードを手札に持っていた場合、そのカードを出して個人ボードの右側の窪みに配置します。(これをバッティングと呼びます)
バッティングが行われた場合、公開したプレイヤーとバッティングしたプレイヤーは、その専門家カードのコストを支払い、カードの効果2つの内1つを実施します。
・伏せているカードがバッティングした場合は公開しません。
・個人ボードの右側の窪みは2枚までしか配置できません。
(3枚目がバッティングしても公開されません)
・公開したプレイヤーは、効果を2つ実施する代わりに1つになります。
フリーアクション
カードの効果を実施する間、以下のアクションは自由に実施することができます。
池タイル、林タイル、粘土探掘抗タイルを取り除く
個人ボードにある池タイル、林タイル、粘土探掘抗タイルは、好きなタイミングで取り除くことができます。
一度取り除いたら、専門家カードを使用しないと配置できないので注意してください。
建物タイルの効果を実施する
青色の建物タイルを建設している場合、好きなタイミングで、建物の効果を実施することができます。
手札のカードを3枚選んだら終了なので、選んだ手札の内2枚はバッティングしないとカードの効果を使用できません。
ラウンド中に行えるカードの効果は最大で8回、最小で3回なのでカードの効果を上手く実施していかなければ、結構差が開いてしまうので注意してください。
3. ラウンド終了処理
専門家カード使用の処理を3回を終えたら、ラウンド終了処理を行います。
(※4ラウンド目の場合はゲーム終了となります)
1. スタートプレイヤーを変更する
スタートプレイヤーマーカーを、次のプレイヤーに渡します。
2. 建物を補充する
建物ボードの空いたスペースを各山札から補充します。
ゲームの終了条件
4ラウンドが終了したら、ゲーム終了となります。
建設した建物の得点を計算し、最も得点を獲得したプレイヤーが勝利となります。
同点の場合は、勝利を分かち合います。