『カナスタ(Canasta)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | カナスタ(Canasta) | ||
特徴 | カナスタ(スペイン語で「かご」の意味)はプレイヤーが同じランクの7枚のカードを組み合わせて手札のすべてのカードをプレイして「ゴーアウト」することを目指すラミーカードゲームです。 | ||
プレイ人数 | 2 - 4, 6 人 | プレイ時間 | 48 分 |
ゲームデザイナー | Segundo Sánchez Santos, Alberto Serrato | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Adrian Kennard, Nicu Buculei | 戦略 | 2 |
エディター | 運 | 4 | |
発売日 | 1939 | やり取り | 3 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
カナスタ(Canasta)とは?
カナスタ(スペイン語で「かご」の意味)はプレイヤーが同じランクの7枚のカードを組み合わせて手札のすべてのカードをプレイして「ゴーアウト」することを目指すラミーカードゲームです。
カナスタ(Canasta)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・トランプ(2組:ジョーカーを含める)
(※テーブルの設定を変更してトランプ3組使用することも可能)
準備
❶ | トランプを全てシャッフルして1つの山札を作成します。 |
❷ | 各プレイヤーに、プレイ人数と使用するトランプの組数に対応した手札を配ります。 |
プレイ人数 | 2人 | 3人 | 4人 | 6人 |
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トランプ(2組) | 15枚 | 13枚 | 11枚 | – |
トランプ(3組) | 15枚 | 15枚 | 15枚 | 13枚 |
❸ | 赤3が手札にある場合は、場に出してカードを引き直します。 |
❹ | 山札からカードを1枚を公開して、捨て札に配置します。 |
❺ | チーム戦(4人戦、6人戦)の場合、チーム同士が隣り合って座らないように各チームは交互に座ります。 |
❻ | スタートプレイヤーをランダムに決めて、ゲームを開始します。 |
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
各プレイヤーは順番に以下の流れで手番を行います。
1. カードを引く
2. メルドやレイオフを行う
3. 手札から1枚のカードを捨てる
1. カードを引く
以下のいずれかの方法でカードを引いて、手札に加えます。
・山札からカードを2枚引く
・捨て札のカードを全て取る
山札から赤3(3・3)のカードを引いた場合、即座に場に出し、追加でカードを引きます。
捨て札を取ってきた時に、赤3が含まれた場合、即座に場に出しますが、カードは引きません。
・引いたカードに赤3が含まれていたら、同じことを繰り返します。
・BGAでは自動的に行われるのでありませんが、間違えて赤3を手札に残すと、赤3の点数がペナルティとなります。
捨て札からカードを全て取る場合、以下の条件を満たす必要があります。
捨て札の一番上のカードを使ってメルド・レイオフをすること
流れとしては、山札の一番上のカードを取ってメルド・レイオフを行った後、捨て札のカードを全て取ります。
ただし、捨て札がフローズン状態になっているかどうかで、捨て札のカードを使ってメルド・レイオフするための条件が異なります。
捨て札の一番上のカードが黒3もしくはワイルドカードの場合は、条件を満たしているとしても捨て札からカードを取ることはできません。
フローズンについて
以下のいずれかの条件を満たしている状態がフローズンとなります。
・ | 捨て山にワイルドカード(2またはジョーカー)が含まれている場合 |
・ | 捨て山の一番上が赤3の場合 |
・ | メルドをまだ一度も作成していない場合 (※作っていないプレイヤーのみ、フローズン状態) |
以下の条件を満たして、メルドを行います。(レイオフは不可)
・ | 捨て山の一番上と手札の2枚(ワイルド不可)を使ってメルドを作成する |
以下のいずれか条件を満たして、メルド・レイオフを行います。
・ | 捨て山の一番上と手札の2枚(1枚はワイルド可)を使ってメルドを作成する |
・ | 捨て山の一番上を使って既存のメルドにレイオフする |
メルドはワイルドを使用することは可能ですが、必ず1枚は捨て札の一番上と同じカードを使用してください。
メルドの条件を満たしていれば、それに対して追加でメルドにカードを加えることは可能です。
2. メルドやレイオフを行う
手札のカードから、メルド・レイオフを好きなだけ実施します。
・メルド
・レイオフ
手札の同じランクのカードを3枚を場に出すことができます。
(※この山をメルドと言います)
一度作成したメルドのカードは他のメルドに動かすことはできません。
またチーム戦の場合、メルドはチーム内で共有されます。
・ | ワイルドカード(2・ジョーカー)は他のカードの代わりとして使えます。(※2・ジョーカーのみでメルドはできません) |
・ | 各メルドにはナチュラルカード(ワイルド以外)のカードを2枚以上含める必要があります。(※1つのメルドに使用できるのは3枚まで) |
・ | 黒3はあがりの時だけしかメルドできません。また、黒3のメルドにはワイルドカードを含めることはできません。 |
・ | 既に同じランクのメルドを作っている場合、そのランクのメルドをもう一つ作成することはできません。 ただし、捨て札の山を取るために一時的に作ることは可能です。その場合、その後すぐに同じランクのメルドは併合されます。 |
最初にメルドを出す場合、そのメルドの得点を以下の得点以上にする必要があります。(2つ以上のメルドを同時に作って得点を越えることも可能です)
現在の得点 | 0点以下 | 0~1495点 | 1500~2995点 | 3000点以上 |
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必要な得点 | 15点 | 50点 | 90点 | 120点 |
捨て札から取ってメルドを作るときには、一番上の捨て札だけが、このためのメルドの点数として数えてもよいカードです。(赤3やカナスタのボーナス点は数えません)
レイオフとは、既に置かれているメルドに対して、同じランクもしくはワイルドカードを加えることができます。(※1枚から加えることが可能)
7枚以上のメルドのことをカナスタと呼びます。カナスタには前記のカードの点数に加えて次のボーナス点がつきます。(カナスタはメルドにレイオフして作るのも可能)
カナスタの種類 | 得点 |
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ミックスドカナスタ(ワイルドカードを含む場合) | 300点 |
ナチュラルカナスタ(ワイルドカードがない場合) | 500点 |
3. 手札から1枚のカードを捨てる。
手札からカードを1枚捨て、表向きに捨て札置き場に配置します。
捨て札がフローズン状態になる場合(ワイルドカードや赤3を最初に置く場合)、捨て札に横向きで配置し、フローズン状態であることを示します。
上がった場合
以下の条件を満たした場合、手札を全て出し終えることで上がれることができます。
メルドを2個以上、カナスタを作成している場合
条件を満たしていない場合は、手札を出し切るプレイは出来ません。
(上がったペアには100点のボーナス点がつきます)
誰かが上がったらこのラウンドは終了となり、得点計算が行われます。
チーム戦の場合、自身ではメルド・レイオフを行っていないプレイヤーが、最初のメルドで上がった場合、コンシールドゴーイングアウトと呼ばれ、100点の代わりに200点のボーナスがつきます。
赤3を出していることは、コンシールドゴーイングアウトの妨げにはなりません。
誰も上がれずに山札が全て無くなった場合、最後のカードを引いた次のプレイヤーは捨て札からカードをとり、メルドを作れなかった場合はラウンド終了となります。
捨て札がレイオフできるカードである場合には、必ず捨て札の山を取り、レイオフしなければなりません。その後、同様に手番を行います。
なお、山札からの最後のドローが赤3だった場合には、そのプレイヤーは赤3をテーブルに出しますが、メルド・レイオフ・捨て札もせず、ラウンド終了になります。
得点は、メルドしたカードの点数、カナスタのボーナス、上がりのボーナス、赤3のボーナスの合計から、手札のカードの点数を引いたのが得点になります。
上がったプレイヤーのパートナーの手札のカードの点数も引かれます。
(パートナーの2人は得点を合計して共有します)
点数
得点は以下のようになります。
カード | 得点 |
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ジョーカー | 50点 |
2 | 20点 |
A | 20点 |
K、Q、J、10、9、8 | 10点 |
7、6、5、4、黒3 | 5点 |
カード | 得点 |
赤3 | 100点 |
赤3が4枚揃った場合(赤3の代わり) | 800点 |
カナスタ | 得点 |
ミックスドカナスタ(ワイルドカードを含む場合) | 300点 |
ナチュラルカナスタ(ワイルドカードがない場合) | 500点 |
上がり | 得点 |
ゴーイングアウト(上がり) | 100点 |
コンシールドゴーイングアウト | 200点 |
ゲームの終了条件
以下の条件が満たされた場合、ゲーム終了となります。
誰か(もしくはどちらかのチーム)が5000点に達した場合
ディールの終了時点で、5000点に到達した側があればゲーム終了となります。もちろん、点数の多い方が勝者となります。同点ならば、引き分けです。