『フリップトゥーン(Fliptoons)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | フリップトゥーン(Fliptoons) | ||
特徴 | It’s time to cast the next great animated show! A top talent agent like you knows a star when you see one, and the director needs you to fill six roles for the big production. Search Flip Valley for the perfect characters, and make sure they’re ready to work together on the silver screen! | ||
プレイ人数 | 1 - 4 人 | プレイ時間 | 30 分 |
ゲームデザイナー | Jordy Adan, Renato Simões | 複雑さ | 1 |
アートワーク | Diego Sá | 戦略 | 4 |
エディター | Thunderworks Games | 運 | 3 |
発売日 | 2025 | やり取り | 3 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
フリップトゥーン(Fliptoons)とは?
次なる大ヒットアニメ番組のキャスティングの時間です!
一流のタレントエージェントであるあなたは、スターの原石を見抜く目を持っています。そして監督は、今回の大作に向けて6つの役を埋めるよう、あなたに依頼しました。
Flip Valley(フリップ・バレー)で完璧なキャラクターたちを探し出し、銀幕での共演に向けて準備させましょう!
フリップトゥーン(Fliptoons)の遊び方
ゲームの目的
毎ラウンド、自分の山札にトゥーンカードを購入したり、破棄したりしながら、自分の名声点を高めていきます。
誰かが山札からめくったカードの名声点の合計が30以上に到達すると、その後に最終フリップが開始されます。
最終フリップで最も多くの名声点を獲得したプレイヤーが勝利となります。
ゲームの準備
内容物
・ | 初期カード(24枚) |
・ | トゥーンカード(53枚) |
・ | 価格カード(5枚) |
・ | 参照カード(4枚) |
・ | 名声カード(4枚) |
・ | 批評家の選択カード(1枚) |
・ | スタートプレイヤーカード(1枚) |
準備
❶ | 参照カードと名声カードを受け取る 各プレイヤーに参照カード1枚と名声カード1枚を配ります。 |
❷ | 初期カードを受け取る 各プレイヤーに以下の6枚の初期カードを配ります。 |
・イモムシ(Caterpillar)2枚 ・スカンク(Skunk)1枚 ・トンボ(Dragonfly)1枚 ・ハチ(Bee)1枚 ・カタツムリ(Snail)1枚 | |
❸ | 価格カードの準備 価格カード5枚をテーブル中央に昇順(左から右へランクが高くなるように)表向きで並べます。 |
❹ | トゥーンカードの準備 トゥーンカードをよくシャッフルし、裏向きで積んでトゥーンの山札を作成します。 |
❺ | マーケットの作成 トゥーンデッキの上から5枚をめくり、マーケットを作成します。 これらのカードをランク順に並べ、左端の価格カードの下に最もランクが低いカードを、右端の価格カードの下に最もランクが高いカードを配置します。 |
❻ | 批評家の選択カードの準備 批評家の選択カードをトゥーンデッキの近くに表向きで置きます。 |
❼ | スタートプレイヤーを決定 ランダムでスタートプレイヤーを決定します。 |
最初の画面は以下のようになります

ゲームの流れ
このゲームは複数ラウンドで行われ、各ラウンドは以下の流れで実施します。
1. フリップ
2. 名声点の確認
3. マーケット
4. クリーンアップ
1. フリップ

全てのプレイヤーは同時に以下の流れで6枚のカードを自分の場に配置します。
❶ | 自分の山札を裏向きでシャッフルします。 |
❷ | 山札の上から1枚ずつカードをめくり、左から右、上段 → 下段の順に3×2に配置します。 |
一部のカードは、配置した瞬間に効果が発動するものがあります。 その場合、次のカードをめくる前にその効果を適用します。 | |
❸ | 残ったカードは裏向きのままプレイエリアに置き、次のラウンドまで使いません。 |
・ | 山札の枚数が足りない場合は、可能な限り配置します。 |
・ | 一部の能力によって、配置するカードの枚数が変わることがあります。 |
・ | 特に指定がない限り、カードの効果は自分のみ適用されます。 |
2. 名声点の確認

カードを配置した後、カードに記載されている名声点を合計して確認します。
(実際には、参照カードを名声カードの上に重ねて、名声点を示します)
最も多くの名声点を持っているプレイヤーは批評家の選択カードを受け取り、+3名声点を得ます。複数人が同点で最多の場合は、誰も批評家の選択カードを受け取りません。
その後、ゲーム終了となり、最終フリップが実施されます。
3. マーケット
スタートプレイヤーから順番に以下のいずれかのアクションを2回まで実施します。
トゥーンカードを購入する

マーケット内にあるトゥーンカードを1枚選択し、上部にある名声点を支払ってトゥーンカードを購入します。
購入したトゥーンカードは自分の山札に加えます。
トゥーンカードを破棄する

自分の場のカード1枚を、5名声を支払って破棄します(カードによって例外あり)。
破棄したカードは完全に除外され、以降のフリップで山札に戻りません。
・ | 自分の場に公開されたカードから選択して破棄します。 (山札や未公開のカードは破棄できません) |
・ | 山札のカードが4枚未満の場合、破棄はできません。 |
・ | 破棄しても名声点は計算し直しはされません。 |
各プレイヤーのアクション実施後、マーケット内のカードが5枚未満になっていれば、山札からカードを補充し、カードのランクによって並び替えを行います。(左に低いランク、右に高いランク)
その後、次のプレイヤーも同様にマーケットフェイズを行います。
・ | 山札が尽きたら、それ以上は補充せず、残ったマーケットのカードを価格カードの高い方から順に配置します。 |
・ | マーケットのカードも無くなった場合は、そのままラウンドを終えて最終フリップフェイズに進みます。 |
4. クリーンアップ
全プレイヤーは、場に公開したカードを自分の山札に戻し、次のラウンドを実施します。
マーケット補充後、左右端のカードを1枚ずつ捨て札にし、再度マーケットを補充してランク順に並び替えます。
ゲーム終了条件(最終フリップ)

以下のいずれかが満たされた場合、最終フリップが行われ、ゲーム終了となります。
・誰かが30点以上の名声点を出した場合
・山札とマーケットのカードが無くなった場合
フリップフェイズと同様に山札からカードを3×2になるように公開して、名声点を計算します。(※批評家の選択カードを持つプレイヤーは、+3名声を追加)
最も多くの名声点を獲得したプレイヤーが勝利となります。
同点の場合、同点プレイヤーで再度フリップを行い、勝者を決めるまで繰り返します。
トゥーンカード一覧
初期カード
最初に渡されるカードは以下の6枚のカードになります。
カード | 効果 |
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![]() | イモムシ(カード枚数: 2)名声点:0 破棄コストが5ではなく3になる。 |
![]() | ミツバチ(カード枚数: 1)名声点:1 効果なし |
![]() | カタツムリ(カード枚数: 1)名声点:2 効果なし |
![]() | スカンク(カード枚数: 1)名声点:0 名声の確認後、自分の名声が最も少なければ、自分の場のカード1枚を無料で破棄できる。 ※この能力は毎ラウンド1人だけが使用可能。同点の場合は誰も使えません。スカンク自身を破棄することも可能。行動を消費せず使用できます。能力を使ってもマーケットフェイズの行動は最大2回行えます。 |
![]() | トンボ(カード枚数: 1)名声点:0 隣接する異なる種類のカード1枚につき、名声点+1。 |
トゥーンカード
購入できるカードは以下の25種類があります。
ランク | カード | 効果 |
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1 | ![]() | ダチョウ(カード枚数: 3)名声点:1 次に公開されるカードをこのカードの上に重ねる。 プレイヤーのグリッドにおいて最後のカードとしてダチョウが配置された場合、これ以上カードを公開したり配置したりしません。 |
2 | ![]() | ワシ(カード枚数: 2)名声点:4 このカードは裏返されません。 次に配置されたカードを裏返す(そのカードの能力は発動しません)。 ワシがグリッドの最後のカードとして配置された場合、これ以上カードを公開したり配置したりしません。 |
3 | ![]() | ロバ(カード枚数: 2)名声点:1 下段に配置された場合、名声点を+5。 その場合、マーケットフェイズ終了後にこのカードを破棄します。 ロバが上段に配置された場合は破棄されません。 |
4 | ![]() | チョウ(カード枚数: 3)名声点:2 雇用時、自分の表向きのイモムシ1枚を破棄可能。 |
5 | ![]() | イヌ(カード枚数: 4)名声点:0 マーケットか他のプレイヤーの場にイヌが1枚以上あるなら、名声点+5。 イヌによる名声は、マーケットフェイズ中の市場変動の影響を受けません。 |
6 | ![]() | ヤギ(カード枚数: 2)名声点:1 上段に配置された場合、名声点+3。 サルによって上段の上に新しい列が作られた場合でも、ヤギの効果は発動します。 |
7 | ![]() | ヒツジ(カード枚数: 2)名声点:1 中央列に配置された場合、名声点+4。 |
8 | ![]() | ラクダ(カード枚数: 5)名声点:2 自分よりも多くのラクダを持つプレイヤーやマーケットがなければ、名声点+2。 同数の場合、同点の全員のラクダが名声を生み出します。 |
9 | ![]() | ウサギ(カード枚数: 4)名声点:3 このカードは裏返せません。 可能であれば、このカードを自分の場の最初のウサギか裏向きカードの上に重ねる。 |
10 | ![]() | ウマ(カード枚数: 2)名声点:4 雇用時、市場のカードを好きな枚数破棄して補充可能(破棄した数だけ新たに公開し、ランク順に並べる)。 |
11 | ![]() | ヘビ(カード枚数: 2)名声点:1 自分の山札の一番上のカードを破棄し、トゥーンの山札の一番上のカードをこのカードの上に重ねる。 山札の上のカードが破棄できない場合はヘビの右に置くか、ヘビが場の最後のスペースなら山札に戻します。 重ねたカードの特殊効果や能力はマーケットフェイズで雇用されたかのように発動します。 クジャクなら名声を得て追加のマーケットアクションを行います。 ウサギまたは七面鳥ならヘビに重ねます。 |
12 | ![]() | ゾウ(カード枚数: 2)名声点:7 このカードは裏返せません。 直前に配置されたカードを裏返す(ただし条件により発動しない場合あり)。 ゾウが最初のカードとして配置された場合は能力を無視します。 |
13 | ![]() | ニワトリ(カード枚数: 2)名声点:0 ランク13以下のカード1枚につき(このカードも含む)、名声点+1。 |
14 | ![]() | ネコ(カード枚数: 2)名声点:1 このカードは破棄不可 自分の破棄された初期カード1枚につき+1。 |
15 | ![]() | ワニ(カード枚数: 2)名声点:6 マーケットフェイズ終了後、このカードの右隣のカードを1枚破棄する。 破棄対象のカードは名声確認フェイズで名声を生み、マーケットフェイズで使用可能。 隣のカードが重なっている場合、重なったカードの内の任意の1枚を破棄する。 |
16 | ![]() | ライオン(カード枚数: 2)名声点:3 隣接する全てのカードがランク16以下なら、名声点+4。 |
17 | ![]() | サル(カード枚数: 2)名声点:3 上段に配置された場合、そのカードを上段のさらに上に移動して新たな行を作る。次のカードはサルが元々いたスペースに配置する。 この新たな行はプレイヤーの場の一部として扱われますが、6つのスロットには含まれず「上段」とはみなされません。 |
18 | ![]() | ブタ(カード枚数: 1)名声点:-1 雇用時または破棄時、このカードを任意の山札に配置可能。 他プレイヤーの山札やトゥーン山札に戻せます(トゥーン山札ならシャッフル)。 |
19 | ![]() | クジャク(カード枚数: 2)名声点:5 雇用時、+2の名声を得て追加のマーケットアクションを行う。 |
20 | ![]() | 七面鳥(カード枚数: 2)名声点:5 直前に配置されたカードの上に重ねる。 |
21 | ![]() | ウシ(カード枚数: 1)名声点:3 このカードは裏返せません。 自分の場に裏向きのカードが1枚以上あるなら、名声点+7。 |
22 | ![]() | トラ(カード枚数: 1)名声点:3 このカードは破棄不可 自分の破棄されたカード1枚につき名声点+1。 |
23 | ![]() | シカ(カード枚数: 1)名声点:3 自分の場内の表向きのカードがすべて異なる場合、名声点+5。 |
24 | ![]() | クマ(カード枚数: 1) 自分の場内の表向きカード1枚につき+1(自分自身も含む)。 重ねられた表向きカードもすべて数えます。 |
25 | ![]() | ウシ(カード枚数: 1) 隣接するカード1枚の名声点をコピーする。 隣接する重ねられている場合、その内のいずれか1枚の名声をコピー可能。 |
ソロプレイの場合
ソロプレイの場合は以下の方法でプレイを行います。
ソロプレイの勝利条件
トゥーンの山札が尽きる前に、名声確認で名声点を30以上を獲得すると勝利です。
準備
・初期の山札は以下のようになります。
・ | トンボ(Dragonfly)1枚 |
・ | ハチ(Bee)1枚 |
・ | カタツムリ(Snail)1枚 |
・ | イモムシ(Caterpillar)3枚(通常より1枚多い) |
・スカンク、ブタは使用しないため、取り除きます。
・カードの準備後、トゥーンの山札から20枚のカードが表向きの捨て札として取り除きます。設定した難易度によって、捨て札になるカード枚数が異なります。
難易度 | 捨て札のカード枚数 |
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簡単(Slapstick Starter) | 17枚 |
普通(Wacky Workload) | 20枚 |
難しい(Maniacal Mayhem) | 23枚 |
・スタートプレイヤーカードと批評家の選択カードは使いません。
ゲームの流れ
通常通りの手番を行いますがマーケット補充時、マーケット補充後、左右端のカードを1枚ずつ捨て札にし、再度マーケットを補充してランク順に並べ直します。
ゲームの終了条件
以下のいずれかが満たされた場合、勝利/敗北が決定してゲーム終了となります。
敗北条件
マーケット補充時にトゥーンの山札が不足し、マーケットを補充できない場合、敗北となります。
勝利条件
名声の確認で名声点が30以上を獲得できた場合、勝利となります。