『ビヨンド(Beyond)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | ビヨンド(Beyond) | ||
特徴 | 邪悪な精霊、年寿が世界の均衡を脅かしています。あなた方の中で最も勇敢な戦士は、彼と戦う栄誉に浴します。エネルギーポイントを得るには、天霊を巧みに呼び出し、陰陽を極めましょう。しかし、年寿の精霊と契約を結び、混沌を撒き散らし、暴君として世界に君臨することもできます… | ||
プレイ人数 | 2 - 4 人 | プレイ時間 | 12 分 |
ゲームデザイナー | Thomas Niesor, Sophie Planchais | 複雑さ | 1 |
アートワーク | Justine Vanhuffel | 戦略 | 3 |
エディター | Victoire Fun | 運 | 3 |
発売日 | 2024 | やり取り | 3 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
ビヨンド(Beyond)とは?
最も強力な精霊の使い手だけが勝利する。
陰と陽を操って天の精霊たちを召喚せよ…あるいは悪の道へ堕ちるのだ!
ビヨンド(Beyond)の遊び方
ゲームの目的
各プレイヤーは、4枚の精霊カードを集めて、魅了することで精霊に対応する勝利点を獲得できます。
誰かが精霊を3体召喚するか、山札が2回無くなるまでに多くの精霊を魅了して、多くの勝利点を集めていきましょう。
悪の精霊「年獣」を6枚集めて魅了することに成功した場合は、即座にゲームに勝利します。
ゲームの準備
内容物
・ | カード(96枚) |
・天の精霊(80枚:5種類が16枚ずつ) ・年獣カード(6枚) ・ストックカード(ビヨンド:1枚、通常:3枚) ・メモカード(6枚) | |
・ | 蓮トークン(21個) |
準備
❶ | ストックカード(BEYOND)の準備 ランダムでスタートプレイヤーを決定し、ストックカード(BEYOND)を受け取ります。 |
❷ | ストックカード(通常)の準備 他のプレイヤーはストックカード(標準)を受け取ります。 |
❸ | 蓮トークンの準備 蓮トークンを2個ずつストックカードに置きます。 残りの蓮トークンは共通のサプライに置いておきます。 |
❹ | 年獣カードの準備 年獣カード6枚を取り、中央に裏向きで並べて配置します。 |
❺ | 天の精霊カードの準備 天の精霊カードを全てシャッフルし、裏面が見える山札を作ります。 近くに捨て札置き場を用意しておきます。(捨て札のカードはいつでも確認可能) |
最初の画面は以下のようになります

ゲームの補足
天の精霊カードの説明
カードは以下の要素で構成されています。
表面(精霊面)
天の精霊カードの表面には以下の要素があります。
天の精霊の構成

精霊の種類に応じたカラーイラスト
防御シンボル:黒の「陰」または白の「陽」
各天の精霊カードの裏面には、表面と対応するシンボルが描かれています。
天の精霊の種類
天の精霊は以下の5種類があります。
朱雀(橙) | 亀蛇(青) | 双青龍(緑) | 双白虎(紫) | 麒麟(黄) |
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天の精霊の魅了条件
自分のプレイエリアに各精霊に対応するパターンのカードを4枚揃えることで、『魅了』を行うことができ、得点を獲得できます。
一度魅了した精霊は他のプレイヤーにカードを捕獲されなくなります。
朱雀(橙) | 亀蛇(青) | 双青龍(緑) | 双白虎(紫) | 麒麟(黄) |
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同じ4枚 | 同じ4枚 | 頭2枚+胴2枚 | 頭2枚+胴2枚 | 異なる4枚 |
6点 | 6点 | 9点 | 9点 | 12点 |
魅了する際、4枚のカードの陰・陽シンボルは関係ありません。
裏面(陰または陽の面)

各種類の天の精霊の裏面には陰が8枚、陽が8枚のカードが存在します。(全5種類のため、全体の内陰が40枚、陽が40枚あります)
悪の精霊(年獣)について

悪の精霊(年獣)を6枚全て揃えた場合、そのプレイヤーは即時に勝利します。
他のプレイヤーの年獣カードを捕獲する場合は、陰1枚+陽1枚が必要になります。
ゲームの流れ
各プレイヤーは順番に以下の流れで実施します。
1. カードの公開と収集
2. 収集したカードの自分のプレイエリアへの配置
3. 精霊の魅了・捕獲
手番が終わったら、左隣のプレイヤーに手番が移ります。
1. カードの公開と収集

手番のプレイヤーは、山札から一番上のカードをめくって公開していきます。
(※同じ色のカードが出るまで、好きなだけ繰り返し公開できます)
公開を途中で止める、もしくは同じ色のカードが公開された場合は、対応するカードを獲得します。
途中で公開を止めた場合

場に公開された異なる色(=異なる精霊)のカードを全て獲得します。
同じ色のカードが公開された場合

同じ色(=同じ精霊)が2枚公開されたら、その時点で公開は終了となり、最後に公開したカードのみ獲得し、その他は捨て札になります。
同じ色の精霊が2枚公開された場合、蓮トークンを使用することで、公開されたカードの内、1枚を獲得できます。
蓮トークンは最初の2枚で失敗した場合でも使用可能です。
特別ルール:年獣カードの獲得

最初の2枚のカードが同じ色の精霊だった場合、中央の年獣カードを1枚獲得して、自分のプレイエリアに表向きで獲得します。(※残っていない場合は獲得不可)
山札が無くなった場合は、捨て札をシャッフルして、山札を作成し直します。山札が無くなるのが2回目の場合は、ゲームの終了トリガーが引かれます。
2. 収集したカードの自分のプレイエリアへの配置

獲得したカードは、以下のいずれかの方法で自分のプレイエリアに配置する。
表面(精霊面)を表にして配置

獲得したカードを自分のプレイエリアに配置します。
まだ魅了していない同じ色の種類のカードが既に出ている場合、絵柄が合うようにプレイしているカードに付け加えることができます。
裏面(捕獲面[陰/陽])を上にして、捕獲エリアに配置

獲得したカードを裏面(捕獲面)で自分の捕獲エリアに配置します。
捕獲エリアには、最大4枚のカードまで保持することができます。
捕獲エリアに配置したカードは次のステップで他のプレイヤーのカードを捕獲するために使用することができます。
3. 精霊の魅了・捕獲
手番プレイヤーは、精霊の魅了、もしくは捕獲を実施することができます。
精霊の魅了

手番プレイヤーは、各精霊の魅了するのに必要なカードを4枚集めた場合、精霊の魅了を行います。(※捕獲を実施した後に魅了を行うことも可能)
1手番に複数の精霊を魅了することも可能です。
また、同じ種類の精霊を複数回魅了することも可能です。
魅了した精霊は他のプレイヤーから捕獲でカードを奪われなくなります。
精霊を捕獲

捕獲エリアに配置した陰・陽のカードを使用して、他のプレイヤーの精霊を捕獲します。
・ | 陽のカードを1枚使用することで、他のプレイヤーの陰の精霊を捕獲する |
・ | 陰のカードを1枚使用することで、他のプレイヤーの陽の精霊を捕獲する |
・ | 陰+陽のカードを1枚ずつ使用することで、他のプレイヤーの年獣カードを捕獲する |
捕獲したカードは精霊面で自分のプレイエリアに配置し、使用した捕獲カードは捨て札にします。同一プレイヤーから複数枚捕獲することも可能です。
捕獲されたプレイヤーは蓮トークンを1枚サプライから受け取ります。サプライに蓮トークンが無い場合は、受け取れません。
ゲームの終了条件
以下のどちらかが満たされた場合、ゲーム終了トリガーが引かれます。
・誰かが年獣を魅了した場合
・誰かが天の精霊の3種類を魅了した場合
・山札の2回目が無くなった場合
誰かが年獣を魅了した場合
そのプレイヤーが勝利となってゲームが終了します。
年獣以外の終了トリガーが引かれた場合
全プレイヤー同じ手番数になるように手番を行い、ゲーム終了となります。
得点計算を行い、最も得点を獲得したプレイヤーが勝利です。
同点の場合、精霊面のカードが少ない方のプレイヤーが勝利します。
各プレイヤーは以下の得点項目の合計が最終的な得点となります。
魅了した精霊の得点
各プレイヤーは、魅了した精霊に対応する得点を獲得します。
朱雀(橙) | 亀蛇(青) | 双青龍(緑) | 双白虎(紫) | 麒麟(黄) |
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6点 | 6点 | 9点 | 9点 | 12点 |
魅了していない精霊の得点
魅了していない精霊カードは1枚につき、1点を獲得します。
魅了していない年獣の得点
魅了していない年獣カードは1枚につき、1点を獲得します。
捕獲エリアのカードの得点
捕獲エリアに配置しているカード1枚につき、1点を獲得します。
未使用の蓮トークンの得点
自分のプレイエリアに配置している未使用の蓮トークンは1個につき、1点を獲得します。
変更可能ルール
上級モード:保護チップ

ONにすることで、手番のプレイヤーは所持している蓮トークンを裏返し、陰陽面で保護チップとして使用することができます。
保護チップは、自分の精霊カードの上に配置することで、相手からカードを奪われるのを防ぎます。
・ | 精霊カード1枚につき保護トークン1個まで配置可能 |
・ | 配置したトークンは移動不可 |
・ | 配置したカードが対戦相手に捕獲された場合のみ、保護トークンがサプライに戻る |
・ | 保護されたカードを捕獲するには、陰の捕獲カード+陽の捕獲カードの両方を捨てる必要があります。この場合、捕獲されたプレイヤーは共通供給からではなく、カードに置いていたトークンをストックに戻す。 |
・ | 魅了した精霊に保護トークンが含まれていた場合、そのトークンは共通供給に戻す。 |
・ | 年獣カードには保護トークンを置けません。 |
上級モード:神獣の召喚

魅了した天の精霊の中央に蓮トークンを置くことで『召喚』して、精霊の効果を実施できます。魅了時でも、後の手番でも可能で、同じ手番に複数の精霊を召喚することも可能です。
ただし、すでに蓮トークンが置かれたパターンは再召喚できません。
召喚時、各精霊は以下の効果を実施します。
精霊 | 効果 |
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![]() | 亀蛇 山札の上の4枚の中から1枚を選んで、精霊面でプレイエリアに配置。 その後、山札をシャッフル。 |
![]() | 朱雀 捨て札から陰または陽の捕獲面カード1枚を選び、自分の捕獲エリアの空きスロットに配置。 |
![]() | 双青龍 山札の上の2枚の中から1枚を選んで、精霊面でプレイエリアに配置。 もう1枚は山札に戻し、シャッフルはしない。 |
![]() | 双白虎 もし中央の年獣カードが残っていれば、年獣カード1枚を取り、精霊面でプレイエリアに配置。 |
![]() | 黄麒麟 別の魅了済みの天の精霊の中央に置いてあるトークンを1個サプライに戻す。これにより、その精霊は再度召喚可能になる。 |