『トロッグ(Troggu)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | トロッグ(Troggu) | ||
特徴 | トロッグはスイスで遊ばれているタロットゲームです。3人から8人までのトリックテイキングゲームで、入札で決まったディクレアラーがポイントの高いカードを獲得しようとするゲームです。6人までの場合はディクレアラーが1人でプレイし、7人、8人の場合はディクレアラーが秘密のパートナーとチームになります。 | ||
プレイ人数 | 3 - 8 人 | プレイ時間 | 77 分 |
ゲームデザイナー | 複雑さ | 2 | |
アートワーク | 戦略 | 2 | |
エディター | Public Domain | 運 | 3 |
発売日 | やり取り | 1 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
トロッグ(Troggu)とは?
Trogguは3〜8人のプレイヤー向けのトリックテイキングゲームです。短縮されたスイス・タロットのパックを使用してプレイされます。
ゲームの目的は、価値のあるカードを獲得することによって、トリックで半数以上のポイントを獲得することです。
トロッグ(Troggu)の遊び方
ゲームの準備
内容物
このカードパックには、5つの異なるスートの62枚のカードが含まれており、各カードの強さは以下のようになります。(※愚者が最も高いトランプでない場合もあります)
・カップ/コインのスート
カップのスートとコインのスートの2つの強さは、以下のようになります。
(強)キング、クイーン、ナイト、ジャック、1、2、3、4、5、6(弱)
・剣/バトンのスート
剣のスートとバトンのスートの2つの強さは、以下のようになります。
(強)キング、クイーン、ナイト、ジャック、10、9、8、7、6、5(弱)
・トランプのスート
トランプのスートは切り札スートとなり、強さは以下のようになります。
(強)愚者、XXI、XX、…、II、I(弱)
準備
各プレイヤーに以下の枚数ごと、手札をくばります。
プレイ人数 | 手札の枚数 | プレイ人数 | 手札の枚数 |
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3人プレイ | 18枚 | 6人プレイ | 9枚 |
4人プレイ | 13枚 | 7人プレイ | 8枚 |
5人プレイ | 11枚 | 8人プレイ | 7枚 |
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
各ラウンドは以下の流れで実施されます。
1. 入札
2. 交換
3. パートナーの呼び出し
4. トリックテイキング
5. 得点計算
1. 入札
各プレイヤーはディーラーの右側から順番に「パス」「タップをプレイする」「ソロをプレイする」のいずれかを選択します。
誰かが『ソロ』を入札した場合
誰かがソロを入札すると、入札は終了します。
誰かが『タップ』を入札した場合
誰かがタップと言った場合、それ以降の誰でも「パス」または「ソロ」と言うことができます。誰もがソロを言わなかった場合、全員が発言した後に入札が終了します。
全プレイヤーが『パス』した場合
全プレイヤーがパスした場合、6人以下のプレイではミゼール(後述)がプレイされます。それ以外の場合は、愚者を持つプレイヤーがタップをプレイします。
2. 交換
タップの入札で入札したプレイヤーは、山札のカードを手札に加えて、枚数のカードを捨てます。(ソロの場合は交換できません)
全てのキングを持っている場合を除き、5ポイントのカードを捨てることはできません。
全てのキングを持っている場合は、4つのキングをすべて捨てることができます。
3. パートナーの呼び出し
7~8人でプレイする場合、タップをプレイするプレイヤーは、愚者、XXI、またはI以外のトランプを名指ししてパートナーを呼ぶことができます。
このカードを持つプレイヤーはタップのプレイヤーと一緒にプレイしますが、呼ばれたカードがプレイされるまで自分自身を明かしません。
ソロをプレイする場合は、一人でプレイし、パートナーを呼びません。
4. トリックテイキング
タップ/ソロプレイヤーが最初のトリックをリードプレイヤーとなり、手札が全て無くなるまでトリックテイキングを行います。
ミゼールがプレイされた場合、ディーラーの右側のプレイヤーが最初のトリックをリードします。
1. リードプレイヤーがリードカードを1枚出す
2. 他のプレイヤーは順番にリードカードと同じスートのカードを出す
(同じスートが出せない場合、トランプのカードを出し、それも出せない場合は好きなカードを出します)
3. 一番強いカードを出したプレイヤーが勝者となってトリックを獲得します
4. 勝者が次のリードプレイヤーとして次のトリックを行います。
勝者の決め方
トランプが含まれている場合
トランプの中で最も高いカードで勝ちます。
トランプが含まれていない場合
リードされたスートの中で最も高いカードで勝ちます。
トランプをリードされた場合、トランプ以外をリードして同じスートを持っていない場合、トランプスートが愚者のみであれば、出さないで自由に他のカードを出すことができます。
ただし、1度でもそれを行うと、それ以降、プレイの最後のトリックまで愚者を使うことができません。
最後のトリックでは、愚者を出したプレイヤーはトリックに勝つことはできませんが、愚者はトリックに勝った人のものにはならないで、愚者を持っていた人のものになります。
愚者を持っていたプレイヤーは、その代わり、自分の側のプレイヤーの取ったカードの中で最も点数の低いカードを1枚、トリックに勝ったプレイヤーに渡します。(もし愚者を持っていた側が1トリックも勝っていなければ、愚者はトリックに勝ったプレイヤーのものになります)
なお、このような場合で、最後のトリックでベトラーをリードしたときには、その次にプレイするプレイヤーはどのカードを出してもかまいません。
そのプレイヤーが出したカードをリードされたカードとして扱います。この場合も、愚者は最も弱いカードになります
5. 得点計算
獲得したカードを確認し、得点計算を行います。
1. 獲得したカードの得点の合計を計算する
タップまたはソロがプレイされた場合、タップ/ソロプレイヤーは獲得したカードポイント(パートナーがいる場合はパートナーのポイントも)を合算します。
各カードの得点は以下であり、合計で114ポイントのカードがあります。
カード | 名称 | 得点 |
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愚者、XXI、I | 5ポイント | |
キング | 5ポイント | |
クイーン | 4ポイント | |
ナイト | 3ポイント | |
ジャック | 2ポイント | |
その他 | その他 | 1ポイント |
2. 入札を成功/失敗を決定し、得点の受け渡しを行う
ソロ/タップのプレイヤーが58点以上取った場合は入札を成功、56点以下の場合は入札を失敗、57点の場合は引き分けとなります。(引き分けの場合得点変動はありません)
全プレイヤーがパスし、ミゼールがプレイされた場合、カードポイントを最も多く獲得したプレイヤー(または複数のプレイヤー)は、自分より少ないプレイヤーそれぞれに10ゲームポイントを支払います。
58ポイントを超えた場合
タップをプレイする場合は他のプレイヤーから10ゲームポイントを獲得し、ソロをプレイする場合は20ポイントを獲得します。
84ポイントを超えた場合
タップをプレイする場合は他のプレイヤーから20ゲームポイントを獲得し、ソロをプレイする場合は40ポイントを獲得します。
全てのトリックを獲得した場合
タップをプレイする場合は他のプレイヤーから30ゲームポイントを獲得し、ソロをプレイする場合は60ポイントを獲得します。
タップのパートナーは2人の相手から支払いを受け取ります。
たとえば、タップがプレイされて10ゲームポイントを獲得した場合、パートナーは20ゲームポイントを受け取ります。
タッププレイヤーは他のポイントを受け取ります。例えば、プレイヤー数が7人の場合、30ゲームポイントを獲得し、プレイヤー数が8人の場合は40ゲームポイントを獲得します。
56ポイント以下の場合
タップをプレイする場合は他のプレイヤーに10ゲームポイントを支払い、ソロをプレイする場合は20ポイントを支払います。
30ポイント以下の場合
タップをプレイする場合は他のプレイヤーに20ゲームポイントを支払い、ソロをプレイする場合は40ポイントを支払います。
1トリックも取らなかった場合
タップをプレイする場合は他のプレイヤーに30ゲームポイントを支払い、ソロをプレイする場合は60ポイントを支払います。