『ウイングスパン(Wingspan)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | ウイングスパン(Wingspan) | ||
特徴 | ウイングスパン(Wingspan)は、Stonemaier Games製作の中重量のエンジンビルドカードゲームです。エリザベス・ハーグレイブがデザインし、ナタリア・ロハスとアナ・マリア・マルティネスが描いた170羽以上の鳥が登場します。 あなたは研究者・野鳥観察者・鳥類学者といった鳥類愛好家です。あなたの管理する鳥獣保護区のネットワークに最適な鳥を探しだし、呼び寄せましょう。鳥たちは、あなたの生息地(アクション)の1つの中で強力なコンボの連鎖を広げます。生息地は、保護区の拡大にとって重要な役割を果たします。 餌箱型のダイスタワーから専用ダイスを使って餌トークンを獲得する、様々な色のミニチュア卵を使用して産卵を行う、数百のユニークな鳥カードをドローしてプレイする 4ラウンド後に最も多くのポイントを持つプレイヤーが勝者です。Terraforming Mars やGizmosを楽しめるなら、このゲームはあなたのテーブルで飛び立つことと思います。 | ||
プレイ人数 | 2 - 5 人 | プレイ時間 | 58 分 |
ゲームデザイナー | Elizabeth Hargrave | 複雑さ | 3 |
アートワーク | Ana Maria Martinez Jaramillo, Natalia Rojas, Beth Sobel | 戦略 | 3 |
エディター | Stonemaier Games | 運 | 3 |
発売日 | 2019 | やり取り | 3 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
ウイングスパン(Wingspan)とは?
ウイングスパン(Wingspan)は、Stonemaier Games製作の中重量のエンジンビルドカードゲームです。エリザベス・ハーグレイブがデザインし、ナタリア・ロハスとアナ・マリア・マルティネスが描いた170羽以上の鳥が登場します。
あなたは研究者・野鳥観察者・鳥類学者といった鳥類愛好家です。あなたの管理する鳥獣保護区のネットワークに最適な鳥を探しだし、呼び寄せましょう。鳥たちは、あなたの生息地(アクション)の1つの中で強力なコンボの連鎖を広げます。生息地は、保護区の拡大にとって重要な役割を果たします。
餌箱型のダイスタワーから専用ダイスを使って餌トークンを獲得する、様々な色のミニチュア卵を使用して産卵を行う、数百のユニークな鳥カードをドローしてプレイする 4ラウンド後に最も多くのポイントを持つプレイヤーが勝者です。
ウイングスパン(Wingspan)の遊び方
ゲームの準備
【共通の場】
・鳥カードをシャッフルして山札を作成する。
その後、上から3枚を引いて表にし、カードトレイに置く。
・餌箱型のダイスタワーを場に置き、5個の餌ダイスを入れて振る。
(ダイスの目は「①芋虫/②種子/③芋虫or種子/④魚/⑤果実/⑥げっ歯類」)
・オプションに従って、目標ボードを「緑の面」か「青の面」で置く
・ランダムに目標タイルを選び、目標ボードの各ラウンドに1枚ずつ配置する。
【各プレイヤーごとの準備】
各プレイヤーは下記のすべてを受け取り、一部を選んで捨てる。
・個人ボード:1枚
・アクションキューブ:8個
・餌トークン:5種類を各1個(芋虫/種子/魚/果実/げっ歯類)
・鳥カード:ランダムに5枚
・ボーナスカード:ランダムに2枚
鳥カード5枚と餌トークン5個の中から、任意の組み合わせで合計「5個」となるように手元に残す。
選ばなかった鳥カードは捨て札に、餌トークンは共通在庫に戻す。
(例:鳥カードを3枚残す場合、餌トークンは2種類残す)
ボーナスカードは2枚のうち1枚を選び、もう1枚を捨て札とする。
準備完了後の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
各ラウンドは手持ちのアクションキューブが全て無くなるまで、スタートプレイヤーから順番に、以下の4種のアクションのうち1つを選んで実施していきます。
① 鳥カードを出す
② 森林アクション – 餌を獲得する
③ 草原アクション – 鳥に産卵させる
④ 湿地アクション – 鳥カードを獲得する
① 鳥カードを出す
鳥カードをプレイする場合、上部の「PLAY A BIRD」とあるアクションスペースにアクションキューブを1個配置します。
1. 餌を支払い、カードを場に出す
各エリア『森林/草原/湿地』の一番左のマスに、条件を満たす鳥カードを餌(コスト)を支払って配置します。(※各エリアに配置することで、各アクションが強化されます)
鳥カードを配置するには、以下の条件を確認します。
・描かれている生息地にしか配置できない。
・描かれている餌コストを支払う。
・配置するマスの上に描かれた卵を支払う。
※対応する餌が手元にない場合、任意の餌2つを別の餌1つとして支払うことができます。
2. 鳥の「プレイ時」能力を発動させる
配置した鳥カードが「プレイ時」と書かれた能力を持っている場合、カードを配置した後に、その効果を実施します。
①鳥の名前
このカードの鳥の名前が書かれています。
説明には、そのカードの今の位置も補足としてかかれています。
②生息地の種類
場に配置できる生息地の種類のアイコンが書かれています。
『森林/草原/湿地』の3種類あります。
③餌(コスト)
左上に描かれている餌のマーク。プレイ時のみ支払う。
「芋虫(invertebrate)」「種子(seed)」「果実(fruit)」「魚(fish)」「げっ歯類(rodent)」に「ワイルド(wild)」を加えた6種類あります。
「ワイルド」はどの餌でも支払うことができる。
「A+B」となっている場合はすべての餌トークンを支払う必要があるが、「A/B」となっている場合は、描かれている餌のうちどれか1つを支払えばよい。
④勝利点
左上に羽根マークと共に描かれている0~9の数字。
ゲーム終了時に勝利点として計算します。
⑤翼長
その鳥の翼を広げた長さです。
勝利点には直接関係しないが、鳥の能力やボーナスカードの達成に影響します。
⑥巣のタイプと卵の上限
・巣のタイプ
「高台(platform)」「鉢状(bowl)」「空洞(cavity)」「地上(ground)」に「星型(wild)」を加えた5種類あります。
勝利点には直接関係しないが、ラウンド終了時目標やボーナスカードの達成に影響します。
星型はワイルドであり、すべての種類の巣と見なすことができる。
・卵の上限
卵の上限はその鳥の上に置くことができる卵の個数の上限です。
⑦能力
「起動時」「プレイ時」「次の手番までに1回」「能力なし」の4種類がある。どの能力も基本的にスキップできる。
※拡張版では「ラウンド終了時」「ゲーム終了時」が追加されます。
・起動時
その鳥が置かれている生息地のアクションが実行されるたびに発動する。(右側の鳥から順番に解決する)
・プレイ時
その鳥をプレイした直後に発動する。発動するのはプレイ時の1回のみ。
・次の手番までに1回
次の自分の手番が回ってくるまでの間に、他のプレイヤーが特定のアクションを行った際に1回だけ発動させることができる。
能力によっては、鳥カードに餌トークンを蓄えたり、別の鳥カードを差し込む場合があります。
それらは1個/1枚につき勝利点1点となるが、鳥カードに置かれた餌やカードは再使用することができません。
② 森林アクション – 餌を獲得する
森林エリアで最も左側にある空いているマスに、アクションキューブを1個配置する。
(例:森林に鳥カードが3枚プレイされている場合、左4マス目)
1. 餌を獲得する
アクションキューブを配置したマスに書かれているダイスの数、餌箱にある餌ダイスを餌箱の外に移動し、移動したダイスと同じ種類の餌トークンを受け取ります。
下記の条件を満たす場合、餌ダイス5個を振り直せます。
・餌箱のダイスが残り1つの場合。
・餌箱にダイスがない場合。
・餌箱のダイスの出目が全て同じ場合。
※「芋虫or種子」の目は各出目として判断できます。(「芋虫or種子」と「芋虫」であれば振り直しできる)
マス | 獲得できる餌の数 |
---|---|
1マス目 | 1個 |
2マス目 | 1個 or 手札の鳥カードを1枚捨て札にすれば2個 |
3マス目 | 2個 |
4マス目 | 2個 or 手札の鳥カードを1枚捨て札にすれば3個 |
5マス目 | 3個 |
6マス目 | 3個 or 手札の鳥カードを1枚捨て札にすれば4個 |
2. 森林に置かれている鳥の「起動時」能力を発動させる
アクションコマを1マスずつ左に移動させ、そこに置かれている鳥カードの「起動時」と書かれた能力を発動する。
すべての森林マスに対し右から左へ順番に能力を解決し、アクションコマが左端に達したら手番を終了する。
3. アクションキューブを左に配置
使用したアクションキューブは森林アクションの下に配置しておきます。
③ 草原アクション – 鳥に産卵させる
草原エリアで最も左にある空いているマスに、アクションキューブを1個配置する。
(例:草原に鳥カードが3枚プレイされている場合、左4マス目)
1. 卵を配置する
そこに書かれている卵の数だけ、個人ボードに配置してある鳥カードの上に卵トークンを置くことができる。
複数の鳥に分けて置いてもかまわないが、鳥カードに書かれている卵の配置数の上限を超えることはできない。
マス | 産卵できる数 |
---|---|
1マス目 | 2個 |
2マス目 | 2個 or 手元の餌トークンを1つ共通在庫に戻せば3個 |
3マス目 | 3個 |
4マス目 | 3個 or 手元の餌トークンを1つ共通在庫に戻せば4個 |
5マス目 | 4個 |
6マス目 | 4個 or 手元の餌トークンを1つ共通在庫に戻せば5個 |
2. 草原に置かれている鳥の「起動時」能力を発動させる
森林アクションと同様。
3. アクションキューブを左に配置
使用したアクションキューブは草原アクションの下に配置しておきます。
④ 湿地アクション – 鳥カードを獲得する
湿地エリアで最も左にある空いているマスに、アクションキューブを1個配置する。
(例:湿地に鳥カードが3枚プレイされている場合、左4マス目)
1. 鳥カードを獲得する
そこに書かれているカードの数だけ、「カードトレイで公開されている鳥カード」か「山札の1番上」から1枚ずつ選んで引き、手札に加える。
山札から引いた場合、操作のやり直しはできない。
カードトレイからカードを獲得した場合は、手番終了時にカードトレイが3枚になるように補充する。山札がなくなった場合は捨て札をシャッフルし新たな山札を作る。
マス | 獲得できる鳥カードの枚数 |
---|---|
1マス目 | 1枚 |
2マス目 | 1枚 or 鳥カードの上に置かれている卵を1個捨てれば2枚 |
3マス目 | 2枚 |
4マス目 | 2枚 or 鳥カードの上に置かれている卵を1個捨てれば3枚 |
5マス目 | 3枚 |
6マス目 | 3枚 or 鳥カードの上に置かれている卵を1個捨てれば4枚 |
2. 湿地に置かれている鳥の「起動時」能力を発動させる
森林アクションと同様。
3. アクションキューブを左に配置
使用したアクションキューブは湿地アクションの下に配置しておきます。
ラウンドの終了
全員のアクションキューブの手持ちが全て無くなったら、ラウンドが終了となります。
・アクションキューブを回収して、ラウンド目標の順位付けする
自分のアクションキューブをボードから回収し、「目標タイル」を達成状況に応じて順位付けを行い、結果の位置にアクションキューブを1個配置します。(※順位が高いほど多くの勝利点を獲得できます)
※この処理により、ラウンドが進むごとに使用できるアクションキューブが1個ずつ減っていきます。
・場の鳥カードを新しくする
カードトレイ上の鳥カードすべてを捨て札にし、新たに3枚置く。
・スタートプレイヤーを交代する
ファーストプレイヤーマーカーを次のプレイヤーに渡します。
ゲームの終了条件
4ラウンド目が終わるとゲームが終了となります。
下記の点数を合計し、最も得点が高いプレイヤーの勝利。
同点の場合、手元に残った餌トークンが多いプレイヤーの勝利です。
得点計算
項目 | 得点 |
---|---|
鳥カード | プレイした鳥カードに書かれた勝利点(羽根マークの左隣の数字) |
手持ちのボーナスカード | 手持ちのボーナスカードで条件を達成したことによる勝利点 |
各ラウンドの目標 | 目標ボードで、各ラウンド毎に獲得した勝利点 |
卵トークンの数 | 鳥カードの上にある卵トークンの数。産卵アクションや鳥の能力によって置くことができる(1個1点) |
餌トークンの数 | 鳥カードの上に蓄えた餌トークンの数。鳥の能力によって置くことができる(1個1点) |
鳥カードに差し込んだカードの枚数 | ・鳥カードの下に差し込んだカードの枚数。鳥の能力によって置くことができる(1枚1点) |
ヴァリアント
目標ボード
緑:条件の達成個数による順位に従って勝利点を得る。
・達成個数が0個の場合は勝利点を得られない。(アクションキューブは4位の位置に置く)
・同点の場合、1位が2人なら1位と2位の点数を合計して分配する。次のプレイヤーは3位となる。
青:条件の達成個数分、勝利点を得る。各ラウンドの最大値は5点。
・例:「森林にある卵の数」の場合、2個ならば2点/5個以上であれば5点となる
言語依存のあるボーナスカード
言語(英語)に依存した条件が設定されたボーナスカード「解剖学者/地図製作者/歴史家/写真家」を除外するかどうか。
補足: 英語で「体の部分/地名/人名/色」の名前を持つ鳥を条件とするボーナスカード
強力な鳥カード
バランス調整のため、以下の4カードを除外するかどうか。
強力カード | 名前 |
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シロエリガラス(Chihuahuan Raven) | |
ワタリガラス(Common Raven) | |
アメリカズグロカモメ(Franklin’s Gull) | |
フタオビチドリ(Killdeer) |