『キング・オブ・トーキョー(King of Tokyo)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | キング・オブ・トーキョー(King of Tokyo) | ||
特徴 | キング・オブ・トーキョーは、ミュータントモンスター・暴走ロボット・忌まわしいエイリアンとなり、楽しくカオスな空間で戦いを行う2-6人用のゲームです。ダイスを振って戦略を選択しよう:敵を攻撃するか、傷を癒すか、モンスターを成長させるか? 勝利への道を踏み越えよう! あなたはキング・オブ・トーキョーになるためなら手段を選ばない、巨大なモンスターです。あなたがトーキョーを踏み荒らすと、勝利ポイントの形で栄光がもたらされます。勝利するには最初に20点の勝利ポイントを獲得するか、戦闘態勢に入って全ての敵を排除する必要があります。最後に立っていた者だけが勝利を得るのです! | ||
プレイ人数 | 2 - 6 人 | プレイ時間 | 17 分 |
ゲームデザイナー | Richard Garfield | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Régis Torres | 戦略 | 2 |
エディター | IELLO | 運 | 3 |
発売日 | 2011 | やり取り | 0 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
『キング・オブ・トーキョー』の遊び方
ゲームの目的
相手のモンスターを攻撃しつつ、上手く勝利点を獲得すること
誰か1人のプレイヤーが勝利点20点を獲得するか、1人のプレイヤーを残して他のプレイヤーが戦闘不能となるとゲームが終了し、勝利点を獲得した、または生き残ったプレイヤーの勝利となります。
ゲームの準備(BGAでは自動)
『キング・オブ・トーキョー』の準備物
ゲームの準備
全体の準備
中央に『メインボード』と『ダイス(6個)』を置いた後、『パワーカード』をシャッフルして山札を作り、3枚オモテにして配置します。
プレイヤーごとの準備
各プレイヤーは自分の場に『モンスターボード』を置き、勝利ポイントを『0』、ライフポイントを『10』に設定します。
その後、ボードと同じモンスターの『フィギュア』をボードの上に配置します。
『ボードゲームアリーナ』のゲーム画面は下記になります。
(画面の大きさによって、配置が変わります)
ゲームの流れ
各プレイヤーから順番に手番を回していきましょう。
手番は以下の流れで実施します。
❶ 『ダイス』を振る
❷ 『ダイス』を効果を実施
❸ 『トーキョー』に入る
❹ 『パワーカード』を購入
こちらのアクションを行ったら、次のプレイヤーに手番が移ります。
❶ 『ダイス』を振る
手番の始めに『ダイス』を6個振ります。
ダイスの目が気に入らない場合、2回まで降り直しをすることができます。
振り直しは『鍵マーク』の枠に入っていないダイスのみを振り直すので、ダイスの目を固定したいダイスがある場合は『鍵マーク』の枠に入れておきましょう。
❷ 『ダイス』を効果を実施
ダイスの目が確定すれば、出した目による効果を実施していきます。
ダイスの種類は下記の4種類になります。
・勝利点(1、2、3)
・攻撃(モンスターの足マーク)
・回復(ハートマーク)
・エネルギー(カミナリマーク)
・勝利点(1、2、3)
ダイスにある数字の面は『勝利点』を獲得できる出目です。
同じ数字を3つ揃えることで、揃えた数字分の『勝利点』を獲得できます。
4つ目以降は+1点ずつ勝利点を獲得することができます。
例:『2』を5つ揃えた場合、3つ揃えたので『2点』、4つ以降が2つあるので『+2点』で合計『4点』の勝利点を獲得できます。
・攻撃(モンスターの足マーク)
ダイスにある攻撃の面は、他のモンスターを攻撃できる出目です。
攻撃の出目の数分、他のモンスターのライフポイントを減らします。
(ライフが0になったプレイヤーは、そこで退場となります。)
この時、『トーキョー』の内と外にいる場合で攻撃する対象が異なります。
トーキョー内にいる場合、トーキョー外にいるモンスター全員を攻撃
トーキョー外にいる場合、トーキョー内にいるモンスター全員を攻撃
『トーキョー』にいるモンスターが攻撃された場合、攻撃を受けたプレイヤーはモンスターをトーキョー内に『留まる』または『離脱する』を選択することができます。
・回復(ハートマーク)
ダイスにある回復の面は、ライフポイントを回復することができる出目です。
回復の出目の数分、ライフポイントを回復します。(上限は10)
ただし、トーキョー内にいる間はライフポイントを回復することができません。
・エネルギー(カミナリマーク)
ダイスにあるエネルギーの面は、エネルギーキューブを獲得できる出目です。
エネルギーの出目の数分、エネルギーキューブを受け取ります。
エネルギーキューブは、『カードの購入』に使用することができます。
❸ 『トーキョー』に入る
『トーキョー』が空いている場合、自分のモンスターをトーキョーへ侵入させます。
『トーキョー』へ侵入した際に『勝利点』を1点獲得でき、『トーキョー』にいる状態で自分の手番を迎えると更に『勝利点』を2点獲得することができます。
プレイしているプレイヤーが4人以下の場合は『トーキョー』は1箇所、5・6人の場合はベイエリアを含めて、『トーキョー』は2箇所になります。
※脱落して4人以下になった場合も『トーキョー』は1箇所になります。
❹ 『パワーカード』を購入
場に公開されている3枚の『パワーカード』を購入することができます。
『パワーカード』の左上に書かれているコスト分のエネルギーを支払うことで、そのカードを購入することができます。
『パワーカード』には『保持(ゲーム中は効果が続くもの)』と『破棄(効果を発揮したらすぐ破棄するもの)』の2種類があるので、見極めて購入していきましょう。
購入した後、公開されているカードが3枚になるように山札から補充しましょう。
ゲームの終了・勝利条件
下記のいずれかを達成した場合、ゲーム終了になります。
- 誰かプレイヤー1人が『勝利点』を20点を獲得する。
- 1人のプレイヤーを残して、他のプレイヤーが脱落する。
誰か1人のプレイヤーが勝利点20点を獲得するか、1人のプレイヤーを残して他のプレイヤーが戦闘不能となるとゲームが終了します。
勝利点を獲得した、または生き残ったプレイヤーの勝利となります。
拡張機能
このゲームには複数の拡張があり、複数の拡張を組み合わせてゲームをプレイすることが可能です。
ハロウィンコスチューム
ゲーム開始時、プレイヤーごとにコスチュームカードを2枚ずつ引き、1枚を獲得して残りのカードはパワーカードの山札に混ぜます。
プレイ中は通常のパワーカード(保持)と同様に扱われ、所持数にも制限はありません。場からエネルギーで購入することもできます。
3ダメージ以上を与えた場合、その相手から装備しているコスチュームを奪うことができます。ただし、エネルギーコストをそのプレイヤーに支払う必要があります。
※保持カードを対象とするパワーカードの効果は、コスチュームカードを対象としない(模倣・変身など)
狂信者
ダイスを振って、同じ目が4つ以上出た場合、『狂信者タイル』を1枚受け取ります。
(ストック・所持数に上限はありません)
いつでも(自分のターンでなくても)、狂信者タイルを1枚捨てて、1回復(トーキョーにいても効果発揮)、1エネルギーを得る、もしくは自分のターンのみで追加でダイスを1回振り直すことができる。
トーキョータワー
トーキョーにいる間に『1』『1』『1』『1』を含むダイスロールを確定すると、自身のトーキョータワーのレベルが1つ上昇します。
1以上のレベルを持つプレイヤーは、自分のターンの開始時にボーナスを獲得します。
レベル1の場合は1エネルギー、レベル2の場合は1ハートと1エネルギーです(ボーナスは累積されます)。
レベル3を獲得した場合、その時点で勝利します。
呪いカード
「全体への永続効果・アンク効果・スネーク効果」が書かれた「呪いカード」を1枚有効にした状態でプレイします。
ゲーム開始時、ラストプレイヤーは「黄金のスカラベ」カードを所持します。「黄金のスカラベ」所持者は特定の呪いカードにおける効果の対象となります。
黄金のスカラベは「スカラベを得る」効果で所持権が移動します。※所持プレイヤーが脱落してもスカラベは移動しません
通常のダイスロールに加えて、「運命のダイス(4面ダイス)」を振ります。他のダイスと同様、振り直し・キープが可能です。
- ・ホルスの目(現在の呪いカードを捨て、次の呪いカードを公開する。公開された時点で全体効果が有効になる)
- ・アンク(祝福を得る。特に指定がない場合、手番プレイヤーを対象とする)
- ・スネーク(災いを得る。特に指定がない場合、手番プレイヤーを対象とする)
- ・川(何も起こらない。※全体への効果は有効のまま)
狂乱モード
攻撃ダイスを4つ以上を含むダイスロールを確定させた場合、そのモンスターは狂乱モードになる。
狂乱モードでダイスロールを行う場合、追加で狂乱ダイス1つを通常のダイスに加えて振る。(キープ・確定も同じように行う)
狂乱ダイスの出目は『攻撃』『攻撃』『攻撃×2』『エネルギー』『エネルギー×2』『ドクロ(自分自身に1ダメージ)』。
狂乱モードのモンスターが回復(ダイス目のハートだけでなく他の要素からの回復を含む)を行った場合、狂乱モードは解除される。その後、条件を満たせは再び狂乱モードになることも可能。
変形カード
各プレイヤー変形カードを『ロボット』面で受け取る。このカードの裏面は『ビースト』面になっている。
カード購入フェイズの前に、1エネルギーを払い『ロボット』面から『ビースト』面に変形できる。
『ビースト』面の場合、ダイスロール中に1回、ダイス1つを振り直すことができる。ただし『ビースト』面のままではカードの購入はできない。
カード購入フェイズの前に、1エネルギーを払い『ビースト』面から『ロボット』面に変形できる。
邪悪タイル
ダイスロールに含まれる『1』『1』『1』ごとに2マス、また『2』『2』『2』ごとに1マス、邪悪トラックにある自分のコマを進めます。
3・6・10のマスに到着するか超えることで、その場所に残っている邪悪タイルをすべて確認し、そこから1枚獲得できます。邪悪タイルはあらかじめ公開されています。
進化
ゲーム開始時、各プレイヤーはモンスターを選び、そのモンスター専用の8枚の進化カードの山札を受け取ります。
そこから2枚引いて、1枚を他プレイヤーに公開せずに手元に獲得し残りの1枚は捨て札にします。
少なくとも3つのハートを含むロールを確定した場合、自分のデッキの上から2枚を引いて1枚非公開で獲得し、残った1枚を捨て札にします。
このアクションは、ハートを消費/使用するというわけではありません。回復に使うこともでき、トーキョー(ベイ)にいる場合も、同じ条件で引くことができます。
デッキからカードがなくなったら捨て札をシャッフルして新たなデッキを作ります。進化カードが足りなくなった場合、特別なことは何もしません。
獲得した進化カードは、プレイするまで他プレイヤーに非公開にして保持します。そして、いつでも公開し効果を発動できます。
ミュータントエボリューション
進化オプションをオンにする際に「ミュータントエボリューションを含む」を選ぶと、全員の進化カードをシャッフルして全員に配り、1枚ずつのドラフトを行います。
すなわち、シャッフルされた8枚のカードから1枚選んで、残った7枚のカードを次のプレイヤーに渡します(同時に自分は前のプレイヤーからカードを受け取ります)。
これを8回繰り返して進化カードの山札を作成します。
※ミュータントエボリューションという同じ名前のオプション(変形カード用)があるので、混同に注意してください
最後に
ボードゲームアリーナで公開されているボードゲーム『キング・オブ・トーキョー』について、今回は書かせて頂きました。
東京が舞台のボードゲーム、是非遊んでみて下さい!
ここまで読んで頂きありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。