遊び方

『タカラアイランド(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

『タカラアイランド(Takara Island)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

ボードゲームの基本情報
タイトルタカラアイランド(Takara Island)
特徴タカラアイランド(Takara Island)は Sayaka Amioka, Takahiro Amioka によってデザインされ、Ferti Gamesによって発行されたゲームです。
プレイ人数 2 - 4 人プレイ時間 25 分
ゲームデザイナーSayaka Amioka, Takahiro Amioka複雑さ2
アートワークXavier Gueniffey Durin戦略3
エディターFerti Games4
発売日2011やり取り0

※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより

タカラアイランド(Takara Island)とは?

タカラアイランドは、『ブドーニア王のおふれ~温泉に入りたいのじゃ!~』という日本のゲームのフランス版リメイク作品です。

最近発見された島-Takara-この島に2つの石が眠っているという伝説があります。この「伝説の石」を2つ集めた者は永遠の命を手に入れると伝えられています。冒険家たちはこの伝説と島の資源や宝物に魅かれてTakara島へ駆けつけます。2つの伝説の石を最初に手に入れる勇者になることを夢見て!

プレイヤーは冒険家のチームリーダーとなり、Takara島を地下通路を掘り進めます。様々なイベントが発生し、これらは宝物の発見に影響を及ぼすでしょう。

地下通路を掘り進むにつれ、Takara島に潜むモンスターに対峙することもあります。無事に生き残り、多くの経験値を得るためには、様々な知識を持つスペシャリストを雇用しなければいけません。

誰かが伝説の石を2つとも確保すれば、そのプレイヤーが勝者です。それ以外の場合は最も多くの経験値を獲得したプレイヤーが勝者です。

タカラアイランド(Takara Island)の遊び方

ゲームの準備

内容物

・ゲームボード
・プレイヤーボード(4色:1個ずつ)
・冒険家トークン(4色:2個ずつ)
・新兵トークン(4色:1個ずつ)
・スペシャリストカード(4枚)
・宝箱カード(8枚)
・地下通路カード54枚(浅層、中層、深層:18枚ずつ)
・魔法の剣(1個)
・カラゴールド
・XPトークン
・ダイス(剣の目4面、病院の目2面)

準備

各プレイヤーの準備

・各プレイヤーは自分の色の『プレイヤーボード』と『冒険家トークン(2個)』を受け取り、自分の色の『新兵トークン』を浜辺に配置します。

ゲームボード(場)の準備

・桟橋に『スペシャリストカード(4枚)』をオモテで配置します。
・プレイヤー人数×3個のXPトークンを用意する(例:3人プレイなら9個)。
・『カラゴールド』『負傷トークン』『魔法の剣』『ダイス』を用意される。

各カードの山札を準備

・『宝箱カード』をシャッフルし、裏向きにして山札を作ります。
・『地下通路カード』の山札を以下の手順で作成する。

まず、深層のカードから2枚の伝説の石カードが取り除かれ、それ以外の16枚の深層カードを2つのカード山に分ける。次に、それぞれの深層カード山に1枚ずつ伝説の石カードを入れてシャッフルした後、これらをそれぞれ3つのカード山に分ける。

つまり、この段階で6個のカード山ができる。このカード山に中層のカードを3枚ずつランダムに重ねていく。最後に、これらのカード山に浅層カードを3枚ずつランダムに重ねて地下通路カードの山とする。それぞれのカード山は(浅層-中層-深層)の順で上から重ねられ、それぞれ3枚ずつ計9枚のカードからなる山札となる。

スタートプレイヤーを決める

・スタートプレイヤーがランダムで決定します。

ゲームの流れ

各プレイヤーは順番に以下の流れで手番を行っていきます。

1. 魔法の剣のレンタル(任意)
2. 冒険家の使役
3. リクルート・1日の終了

1. 魔法の剣のレンタル(任意のフェイズ)

手番開始時に、3カラを支払うことで魔法の剣を借りることができます。
魔法の剣の詳細については後述します。

2. 冒険家の使役

冒険家1人につき1つ、以下のアクションのいずれかを実行していきます。

・地下通路の調査
・地下通路を掘る
・落石の破壊
・酒場に行く
・銀行に行く
・スペシャリストの雇用
・モンスターとの戦闘

■ 地下通路の調査

このアクションは1手番に複数回実行できますが、その際には異なる冒険家を使ってアクションを実行する必要があります。

手番プレイヤーは利用可能な自分の冒険家トークンを6個の地下通路の山札のいずれか1つに置きます。そして、選んだ地下通路の山札の上から順にカードを1枚、自分だけ確認します。これを3回まで行います。

その後、順番を変えずに元に戻します。

落石カードが出た場合

「落石」カードが出てしまった場合は、このアクションは即座に終了します。出てきた落石カードを表向きにして元の山札に戻します(本来なら見ることができたカードは落石カードが出てしまった場合は見ることができません)。

その後、2カラゴールドを受け取ります。

モンスターカードが出た場合

「モンスター」カードが出た場合は、モンスターカードを表向きにすることができます。そうした場合、2カラゴールドを受け取ります。モンスターカードが出た場合は落石カードとは異なり、即座にアクションを終了することはなく、アクションを続行できます。なお、モンスターカードを見つけても表向きにせず、そのままにしても構いません(この場合は2カラゴールドは受け取れません)。

重要事項:このアクションは、表向きのカードよりも下に置かれているカードを見ることはできません。(落石カードやモンスターカードが表向きに置かれているなら、それ以降のカードは見ることができない)

■ 地下通路を掘る

このアクションは1手番に複数回実行できますが、その際には異なる冒険家を使ってアクションを実行する必要があります。

手番プレイヤーは利用可能な自分の冒険家トークンを6個の地下通路の山札のいずれか1つに置きます。そして、選んだ地下通路の山札の一番上のカードを表向きにします。

カードの内容ごとに次の処理が行われます。

カード名称処理
カラゴールドカード表向きになったカラゴールドカードが捨て札となり、そこに示されていた数字分のカラゴールドを獲得します。
落石カードこのアクションで落石カードが出た場合はカラを手に入れることはありません。このカードは表向きなり元の山札に置かれます。
モンスターカードa.手番開始時に魔法の剣を借りていなかった場合
冒険家は負傷し、病院に送られます。カードは表向きのまま元の山札に置かれます。

b.手番開始時に魔法の剣を借りていた場合
冒険家は負傷を免れます。ただし、アクションは終わります。
宝箱カード表向きになった宝箱カードは捨て札となり、宝物カードを1枚受け取ります。そして、宝物カードの内容に応じた報酬を受け取ります。
XPカード表向きにしたXPカードに示されているXPを獲得します。これはゲーム終了時にXPポイント(勝利点)となります。

ただし、カードの右下に「病院マーク」がついているなら、冒険家は負傷し、病院に行かなければいけません。
伝説の石カード表向きにした伝説の石カードは自分のプレイヤーボード置かれます。2つの伝説の石カードの両方が発見された場合、ゲームは即座に終了します。
■ 落石の破壊

このアクションを1回実行するためには、一度に2つの冒険家トークンが必要です。

手番プレイヤーは2つの冒険家トークンを破壊したい落石カードに置き、その落石カードを捨て札とします(=落石を破壊します)。

その後、現時点で山札の一番上に表向きで置かれている落石カード1枚につき2カラゴールドを獲得します(破壊の対象に選んだ落石カードも1枚とカウントします)。

■ 酒場に行く

このアクションは1手番に複数回実行できますが、その際には異なる冒険家を使ってアクションを実行する必要があります。

手番プレイヤーは1個以上の冒険家トークンを選び、選んだ冒険家に酒場に向かわせます。選んだ冒険家トークン1個につき1カラを獲得します。

■ 銀行に行く

このアクションは1手番につき1回しか実行できません。
1個の冒険家トークンを選び、選んだ冒険家に銀行へ向かわせます。

次の2つのアクションのうちどちらか1つを選んで実行します。ただし、1アクションにつきアクションを一度しか実行できません。

a.XPの売却
所持するXPを1つ売却します。XPの数値1につき5カラゴールドを受け取ります(4XPを売却したら20カラゴールドを受け取る)。伝説の石カードや銀行で購入したXPトークンを売却することはできません。

b.XPトークンの購入
5カラを支払うことでXPトークンを1つ獲得します。(このアクションでは1回につき1個のXPトークンしか獲得できません)

■ スペシャリストの雇用

スペシャリストは1人のみ雇うことができます。

1個の冒険家トークンをを桟橋に置きます。雇用したいスペシャリストを選んだ後、雇用コストを支払い、選んだスペシャリストを表向きにして自分のプレイヤーボードに置きます。スペシャリストのアクションは雇った後、即座に実行されます。

重要事項

スペシャリストは手番終了時に裏向きになります(裏向きのスペシャリストの能力は利用できません。)

スペシャリストを2人以上雇用することはできません。

雇用したスペシャリストは2ラウンドにわたって手元に残り続けます(雇ったラウンドは表向きで、次ラウンドは裏向き)。

雇ったラウンドから数えて3ラウンド目には手元からスペシャリストカードは失われます。手元からスペシャリストカードがなくなれば、新たなスペシャリストを雇うことができます。

■ モンスターとの戦闘

このアクションは1手番に複数回実行できますが、その際には異なる冒険家を使ってアクションを実行する必要があります。

このアクションを実行するためには、次の条件を満たす必要があります。

・手番開始時に魔法の剣を借りていること
・表向きになっているモンスターカードが地下通路の山札の一番上にあること

手番プレイヤーは冒険家トークンを1個選び、表向きになっているモンスターカードの近くに置きます。

その後、ダイスが振られます。モンスターを倒すか、攻撃失敗となるまでダイスを振り続けます。

ダイスは病院の目(2面)と剣の目(4面)があります。出目によって次の処理を行います

病院の目が出た場合

攻撃失敗となり、冒険家は負傷します。

負傷した冒険家は病院へ送られます。この冒険家でのアクションはこれで終了してしまいますが、他に冒険家トークンが残っているなら、それを使って「モンスターと闘う」アクションを続けることができます。

剣の目が出た場合

モンスターへの攻撃は成功し、ダメージを与えます。
1個の負傷トークンがモンスターカードに置かれます。

モンスターを撃退するか、病院の目が出るまでダイスを振り続けなければいけません。
モンスターカード右下の数値がモンスターの体力を表し、この数値分だけ負傷トークンが置かれたら、モンスターを撃退したことになります。

モンスターを撃退したらそのモンスターカードは捨て札となり、撃退したプレイヤーはカード上部に示されているカラゴールドとXPを即座に獲得します。
モンスターを撃退したらこのアクションは終了します。

モンスターを撃退する前にプレイヤーの手番が終わった場合(病院の目が出た場合)、カードに置かれた負傷トークンはそのまま残ります。

3. リクルート・1日の終了

全ての冒険家トークンを使用したらこのフェイズに移行します。

リクルート

このアクションはゲーム中に1回のみ実行できます。

手番プレイヤーは5カラゴールドを支払うことで、ボード上の新兵トークンを1個だけ獲得します。獲得した新兵トークンは以降の手番で通常の冒険家トークンと同様に扱います。つまり、3個の冒険家トークンを使ってゲームを進行することになります。

1日の終了

以下の処理を行います。

■ 負傷していない冒険家の帰還

ボード上にある病院に送られていない冒険家トークンを自分のプレイヤーボードに戻します。

もし、病院に送られている冒険家トークンがあるなら、1つにつき2カラゴールドを支払うことで自分のプレイヤーボードに戻すことができます。カラゴールドを支払えない、もしくは支払いたくない場合は、病院に送られている冒険家は病院の待合室に移動させられます。ここに移動した冒険家は次の手番終了時まで使用することができません。

病院の待合室に冒険家トークンがあるなら、自分の冒険家トークンを手元に戻します(このとき特にコストを支払う必要はありません)。

■ 魔法の剣の返却

手番開始時に魔法の剣を借りているなら、魔法の剣を返却します。

■ スペシャリストの休息

表向きのスペシャリストカードがあるなら(手番中にスペシャリストを雇ったなら)、そのカードは裏向きになります。これはスペシャリストが休息していることを表します。

裏向きのスペシャリストカードがあるなら、そのカードをボードへ戻します。ボードへ戻されたスペシャリストは全プレイヤーが再び雇用可能になります。

ゲームの終了条件

次の3つの条件のうち、1つでも満たされたらゲームが終了します。

1. 6つの地下通路の山札のうち4つが尽き、かつ、伝説の石カードが1つも発見されなかった場合

2. 6つの地下通路の山札のうち5つが尽き、かつ、伝説の石カードが1つだけ発見されていた場合

3. 伝説の石が両方とも発見された場合

①の場合、全てのプレイヤーは負けになります。プレイヤーが獲得していたXP等は全て無効になります。

②の場合、獲得していたXPが最も高かったプレイヤーが勝者です。
(この場合は伝説の石カードによる得点もカウントされません)

③の場合、1人のプレイヤーが伝説の石を両方とも発見したなら、そのプレイヤーが勝者です。2つの伝説の石を異なるプレイヤーが1つずつ発見していた場合は、獲得していたXPが最も高かったプレイヤーが勝者です。

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くり坊
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