『アズール:サマーパビリオン(Azul: Summer Pavilion)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | アズール:サマーパビリオン(Azul: Summer Pavilion) | ||
特徴 | 16 世紀初頭、マヌエル1世はポルトガルの最高の職人に壮大な建物の建設を依頼しました。エヴォラ宮殿とシントラ宮殿の完成後、王は王室の最も有名なメンバーを称える夏の別荘を建設しようとしました。この建築は、王室にふさわしい壮麗さを備えた最も才能のある職人のために計画されました。残念ながら、マヌエル1世は建設が始まる前に亡くなりました。 Azul: Summer Pavilion では、プレイヤーはポルトガルに戻り、決して始まらなかった任務を遂行します。熟練の職人として、材料を無駄にしないように注意しながら、最高級の材料を使用して夏のパビリオンを作らなければなりません。最高の職人だけが、ポルトガル王室に敬意を表するこの挑戦に立ち向かいます。 | ||
プレイ人数 | 2 - 4 人 | プレイ時間 | 36 分 |
ゲームデザイナー | Michael Kiesling | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Chris Quilliams | 戦略 | 3 |
エディター | Plan B Games | 運 | 2 |
発売日 | 2019 | やり取り | 2 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
アズール:サマーパビリオン(Azul: Summer Pavilion)とは?
16 世紀初頭、マヌエル1世はポルトガルの最高の職人に壮大な建物の建設を依頼しました。
エヴォラ宮殿とシントラ宮殿の完成後、王は王室の最も有名なメンバーを称える夏の別荘を建設しようとしました。この建築は、王室にふさわしい壮麗さを備えた最も才能のある職人のために計画されました。残念ながら、マヌエル1世は建設が始まる前に亡くなりました。
Azul: Summer Pavilion では、プレイヤーはポルトガルに戻り、決して始まらなかった任務を遂行します。熟練の職人として、材料を無駄にしないように注意しながら、最高級の材料を使用して夏のパビリオンを作らなければなりません。最高の職人だけが、ポルトガル王室に敬意を表するこの挑戦に立ち向かいます。
アズール:サマーパビリオン(Azul: Summer Pavilion)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・タイル(132個:各色22個ずつ)
・個人ボード(4枚)
・丸皿(9枚)
・得点マーカー(4個)
・得点カウンター(4個)
・ラウンドカウンター(1個)
・得点ボード(1枚)
・先手プレイヤートークン(1個)
・布袋(1枚)
・タワー(1個)
準備
1. 個人ボードを配る
各プレイヤーに個人ボードを渡します。
2. 丸皿を並べて配置する
プレイ人数に対応した丸皿を場に配置します。
プレイ人数 | 2人 | 3人 | 4人 |
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丸皿の数 | 5枚 | 7枚 | 9枚 |
3. 得点ボードを準備する(BGAではプレイヤー枠)
得点ボードを配置し、各プレイヤーは得点マーカーを5点の位置に配置します。
4. タイルの準備を行う
袋に全てのタイル(132個)を袋に入れて混ぜ、タイルを引いて以下の場所に配置する。
・各丸皿の上に4個ずつ
・サプライ(得点ボードの中央)に10個
最初の画面は以下のようになります
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ゲームの流れ
各プレイヤーは順番に以下の流れで手番を行います。
1. タイル獲得フェイズ
2. タイル配置フェイズ
3. 次ラウンドの準備フェイズ
1. タイル獲得フェイズ
各プレイヤーは順番に以下の2種類のどちらかの方法でタイルを獲得します。
(前ラウンドでスタートプレイヤートークンを持っていたプレイヤーから実施します)
・「丸皿」からタイルを獲得
・「中央」からタイルを獲得(※)
(※最初のプレイヤーはスタートプレイヤートークン獲得)
場から全てのタイルがなくなったら、このフェイズが終了して次のフェイズに移ります。
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各ラウンドには、それぞれワイルドカラーが割り当てられています。
ラウンドトラック上のラウンドマーカーがワイルドカラーを示しています。
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場に配置されている丸皿1ヶ所から1色のタイル(ワイルドカラータイル以外)を選択し、丸皿上にある『該当色のタイル全て』と『ワイルドカラータイル1個』を獲得します。
その後、残ったタイルは中央に配置されます。
・ | ワイルドカラーが1個以上ある場合、必ずワイルドカラー1個を取らなければいけません。 |
・ | 丸皿にワイルドカラータイルしか無い場合、1個しか取ることができません。 |
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中央に配置されている1色のタイル(ワイルドカラータイル以外)を選択し、中央にある『該当色のタイル全て』と『ワイルドカラータイル1個』を獲得します。
中央にスタートプレイヤートークンが残っている場合、獲得したタイルの数分の得点を失点してスタートプレイヤートークンを一緒に獲得します。
・ | ワイルドカラーが1個以上ある場合、必ずワイルドカラー1個を取らなければいけません。 |
・ | 中央にワイルドカラータイルしか無い場合、1個しか取ることができません。 |
・ | 失点する場合、得点は1点より下には下がりません。 スタートプレイヤートークンは獲得できますが、得点は1点より下には下がりません。 |
スタートプレイヤートークン
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スタートプレイヤートークンを獲得したプレイヤーは、次のフェイズでタイルを最初に配置でき、次のラウンドでも最初にタイルを選ぶことができます。
2. タイル配置フェイズ
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スタートプレイヤーから順番に以下のいずれかのアクションを、全プレイヤーが”パス”を選択するまで、繰り返し実施していきます。
・タイルを配置する
・パスする
このアクションでは、以下の流れでタイルを配置します。
1. タイルを配置する
2. 装飾による得点を獲得する
3. 条件を満たしていた場合、ボーナスを獲得する
1. タイルを配置する
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獲得したタイルを使用して、配置ルールに従って個人ボードにタイルを配置します。
配置する時は、使用したタイルの1個をボードに配置して、残りをタワーに捨てます。(※BGAではタワーは表示されていません)
1手番で配置できるのは1ヶ所のみで、複数の場所に配置したい場合は全プレイヤーの手番が1巡してから次のタイルを配置できます。
・ | 個人ボードの同じ色の空きスペースにタイルを配置することができます。 |
・ | 個人ボードの中央のスペースには、色の制限はありませんが、6個全てが違う色でなければなりません。 |
・ | 各スペースに書かれている数字が、そのスペースに配置するために必要なタイルの数です。 使用したタイルは、1枚を配置して、残りはタワーに捨てます。 |
・ | 石柱のところや、彫像のところ、窓の位置には配置できません。 |
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現在のワイルドカラータイルを持っている場合は、他のタイルの代わりとして使用することができます。
ただし、代わりとして使用する場合は少なくとも1個は正しいタイルを使用する必要があります。
2. 装飾による得点を獲得する
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タイルを配置した際、配置したタイルの辺(点ではない)で隣接して繋がっているタイルの枚数が得点となります。
(配置したタイルも計算には含まれます)
3. 条件を満たしていた場合、ボーナスを獲得する
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石柱、彫像、窓の周りのスペースを全てタイルで埋めた場合、サプライスペースからボーナスタイルを獲得できます。
スペース | ボーナス |
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![]() | 石柱(周り4スペース) サプライから好きなタイル1個を獲得できます。 |
![]() | 彫像(周り4スペース) サプライから好きなタイル2個を獲得できます。 |
![]() | 窓(周り2スペース) サプライから好きなタイル3個を獲得できます。 |
サプライから獲得した後、袋からタイルを引いてサプライを補充します。
袋が空になった場合は、タワーのタイルを袋に戻します。
タイルを配置できない(またはこれ以上配置したくない)場合は、パスを選択すると、このラウンドでのタイル配置を終了できます。(これ以上は手番をスキップされます)
タイル4個を次のラウンドに持ち越す
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手元に残ったタイルを4個まで、個人ボードの四隅に置いて、次のラウンドに持ち越すことができます。
4個置いた上で残った他のタイルは、全てタワーに捨て、1個あたり-1点となります。
3. 次ラウンドの準備フェイズ
以下の流れを順番に行い、次のラウンドの準備を行います。
(※6ラウンド目の場合は、ゲーム終了となります)
1. ラウンドカウンターを進める
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ラウンドカウンターを次のラウンドの位置に移動させます。
そこに書かれている色のタイルが次のラウンドのワイルドカラーとなります。
2. 場に新たなタイルを配置する
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袋からタイルを4個ずつ引いて、丸皿に配置します。
袋が空になったら、タワーのタイルを袋に戻し、そこから続きのタイルを引きます。
特殊な例として、袋とタワーの両方が空になった場合、丸皿が空の状態でラウンドを開始します。
3. スタートプレイヤートークンを中央に戻す
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スタートプレイヤートークンをテーブル中央に戻します。
4. 4隅のタイルを手元に移す
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全プレイヤーは、ボードの4隅に取って置いたタイルを自分の手元に配置します。
ゲームの終了条件
以下の条件を満たした場合、ゲーム終了となります。
6ラウンドが終了した場合
ゲーム終了時の得点に、最終ボーナスを加えた点数が最も高いプレイヤーが勝利です。
同点の場合は、勝利を分かち合います。
最終ボーナス
最後に各プレイヤーは、現在の得点に以下のボーナス点の得点を追加します。
・色の完成ボーナス
・数字の完成ボーナス
・残ったタイルの減点
各色のスペースを全て埋めることが出来た場合、対応する得点を獲得します。
対象 | 得点 |
---|---|
![]() | マルチカラー 個人ボード中央のスペースを全て埋めていたら12点を獲得する。 |
![]() | 赤 赤のスペースを全て埋めていたら14点を獲得する。 |
![]() | 青 青のスペースを全て埋めていたら15点を獲得する。 |
![]() | 黄 黄のスペースを全て埋めていたら16点を獲得する。 |
![]() | 橙 橙のスペースを全て埋めていたら17点を獲得する。 |
![]() | 緑 緑のスペースを全て埋めていたら18点を獲得する。 |
![]() | 紫 紫のスペースを全て埋めていたら20点を獲得する。 |
同じ数字のスペースを全て埋めることが出来た場合、対応する得点を獲得します。
対象 | 得点 |
---|---|
![]() | 1のスペース 全部色の”1″のスペースを埋めていたら4点を獲得する。 |
![]() | 2のスペース 全部色の”2″のスペースを埋めていたら8点を獲得する。 |
![]() | 3のスペース 全部色の”3″のスペースを埋めていたら12点を獲得する。 |
![]() | 4のスペース 全部色の”4″のスペースを埋めていたら16点を獲得する。 |
最後に残ったタイル(手元や個人ボード4隅のタイル)1個あたり、-1点となります。
変更可能ルール
ヴァリアントオプション(デフォルト:OFF)
![]() | ![]() |
通常面 | グレーウォール面 |
『ON』にすることで、個人ボードを『グレーウォール面』で遊ぶことが出来ます。
7ヵ所全ての星には、以下のいずれかのパターンでタイルを配置できます。
・全て単色で配置する
・マルチカラー(全て異なる色)で配置する
色の指定はないですが、2個目のタイルが配置された後は、上記のパターンから外れるようなタイル配置はできません。
同じ色やマルチカラーの星は複数作ることも可能です。