『盆栽(Bonsai)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
---|---|---|---|
タイトル | 盆栽(Bonsai) | ||
特徴 | 日本語の「盆栽」は「鉢に植えられたもの」を意味します。盆栽は生きた芸術作品であり、完全なミニチュア植物で、すべての点で実物大のものと全く同じですが、数倍小さいものです。 盆栽(Bonsai)では、プレイヤーは熟練した盆栽師の役割を担い、独自の盆栽を育てます。最も優れた盆栽を育てたプレイヤーは、皇居庭園で盆栽を展示するよう任命されます。 | ||
プレイ人数 | 1 - 4 人 | プレイ時間 | 40 分 |
ゲームデザイナー | Rosaria Battiato, Massimo Borzì, Martino Chiacchiera, Marta Ciaccasassi | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Davood Moghaddami | 戦略 | 3 |
エディター | dV Giochi | 運 | 2 |
発売日 | 2023 | やり取り | 1 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
盆栽(Bonsai)とは?
日本語の「盆栽」は「鉢に植えられたもの」を意味します。盆栽は生きた芸術作品であり、完全なミニチュア植物で、すべての点で実物大のものと全く同じですが、数倍小さいものです。
盆栽(Bonsai)では、プレイヤーは熟練した盆栽師の役割を担い、独自の盆栽を育てます。最も優れた盆栽を育てたプレイヤーは、皇居庭園で盆栽を展示するよう任命されます。
盆栽(Bonsai)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・ | ボード(1枚) |
・ | 禅カード(47枚) |
・ | サマリーカード(4枚) |
・ | 整枝開始タイル(4枚) |
・ | 目標タイル(15枚) |
・ | 盆栽タイル(156枚:木52枚、葉52枚、花26枚、果実26枚) |
・ | 鉢タイル(4枚) |
・ | スコアパッド(1つ) |
準備
❶ | ボードを中央に配置します。 |
❷ | 盆栽タイルを種類ごとに分けて、全員が取れる位置に配置します。 |
❸ | 目標タイルをランダムで3色選び、全員が見える位置に3枚ずつ並べて配置します。 (1~2人プレイの場合は、中間の目標タイルを取り除いて2枚ずつ並べて配置します。) |
❹ | 禅カードをプレイ人数に合わせた枚数を用意し、シャッフルして山札を作成します。 (4人プレイ:47枚、3人プレイ:36枚、2人プレイ:21枚) |
❺ | 各プレイヤーは自分の色の鉢タイル・整枝開始タイル・サマリーカードを受け取り、手元に配置します。 |
❻ | ランダムでスタートプレイヤーを決めます。 |
❼ | 各プレイヤーは、手番順に対応する以下の初期資源を受け取ります。 ・1番手:木タイル1枚 ・2番手:木タイル1枚・葉タイル1枚 ・3番手:木タイル1枚・葉タイル1枚・花タイル1枚 ・4番手:木タイル1枚・葉タイル1枚・花タイル1枚・実タイル1枚 |
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
スタートプレイヤーから順番に以下のアクションを実施します。
アクション
手番のプレイヤーは、以下のいずれかのアクションを実施します。
・瞑想
・栽培
目標タイルの条件を満たした場合
アクション中、目標タイルの条件を満たした場合、以下のいずれかを選択します。
・目標タイルを獲得する
・目標タイルの獲得を放棄し、上位の目標タイルを目指す
手番終了時
上限を超えている手札のタイルを捨て札にします。
アクション:瞑想
場に公開されている4枚の禅カードから1枚を選択して獲得します。
選択したカードの『位置ボーナス』と『カードの効果』を実施し、獲得したカードを対応する場所に配置します。
カードを獲得した後、空いたスペースを埋めるように、左のカードを全て右にスライドし、一番左側に山札からカードが補充されます。
位置ボーナス
カードを獲得した位置に対応する位置ボーナスでタイルを獲得します。
左から1番目 | 左から2番目 | 左から3番目 | 左から4番目 |
---|---|---|---|
なし | “木”または”葉”を1枚 | “木”と”花”を1枚ずつ | “木”と”果実”を1枚ずつ |
カードの効果と配置場所
カードは以下の種類があり、獲得したカードは配置場所に位置に配置されます。
カード | 効果 | 配置場所 |
---|---|---|
道具カード(永続) タイルの保持できる上限を増加する。 | 整枝カードの左側 | |
成長カード(永続) 栽培で配置できるタイルを増加する。 | 整枝カードの右側 | |
名人カード(即時) アイコンに対応するタイルを獲得する。 | 整枝横の山札に追加 (相手には非公開) | |
弟子カード(即時) アイコンに対応するタイルを配置する。 | 整枝横の山札に追加 (相手には非公開) | |
親書カード(ゲーム終了時) ゲーム終了時、指定されている所持タイル・カード1枚ごとに得点を獲得する。 | 整枝横の山札に追加 (相手には非公開) |
即時効果については、アイコンで示されています。
白い下向き矢印は該当するタイルを獲得、黒い上向き矢印は該当するタイルを配置。
ワイルドアイコンの場合は、好きなタイルを選択して獲得・配置することができます。
アクション:栽培
配置ルールに従い、自分の所持している『整枝カード』と『成長カード』のシンボルの内容でタイルを配置します。
ゲーム開始時はワイルド、木、葉の3枚までしか配置できませんが、成長カードを取ることで配置できる数が増加されます。
注意点
・ | 『整枝カード』と『成長カード』のシンボルの全てを使用する必要はありません。 |
・ | 各シンボルは、任意の順番で配置できます。 |
・ | どうしても木タイルが条件合わず配置できない場合、配置する前に最小限の配置したタイルを捨てることができます。 |
配置ルール
タイルの種類によって、配置ルールが異なります。
タイル | 配置条件 |
---|---|
木タイル 開始地点(最初の配置は必ず木を配置する)か他の木タイルに少なくとも1辺が隣接している必要があります。 | |
葉タイル 他の木タイルに少なくとも1辺が隣接している必要があります。 | |
花タイル 他の葉タイルに少なくとも1辺が隣接している必要があります。 | |
果実タイル 他の葉タイルに少なくとも隣り合う2辺が隣接している必要があります。 |
目標タイルの条件を満たした場合
タイルを配置して目標タイルの条件を達成した場合(手番の途中であっても)、以下のいずれかを実施します。(※複数の色の目標を達成した場合、全てに対して実施を行います)
目標タイルを獲得する
目標タイルを獲得したら、そのタイルを取って盆栽の横に置いておきます。
獲得できる目標タイルは各色1枚ずつで、獲得した色の目標は獲得できなくなります。
目標タイルの獲得を放棄し、上位の目標タイルを目指す
上位の目標タイルを目指した場合、現在達成している目標タイルは獲得できなくなります。
他のプレイヤーが先に獲得した目標タイルは獲得できなくなるので注意。
(上位のタイルが全て取られた後でも、放棄したタイルの獲得はできません)
目標「文人木」樹形 | |
---|---|
開始時の芽タイルを含めて12枚の木タイルが必要。 得点:15点 | |
開始時の芽タイルを含めて10枚の木タイルが必要。 得点:10点 | |
開始時の芽タイルを含めて8枚の木タイルが必要。 得点:5点 | |
目標「模様木」樹形 | |
隣接した9枚の葉タイルが必要。 得点:12点 | |
隣接した7枚の葉タイルが必要。 得点:9点 | |
隣接した5枚の葉タイルが必要。 得点:6点 | |
目標「直幹」樹形 | |
5枚の果実タイルが必要。 得点:13点 | |
4枚の果実タイルが必要。 得点:13点 | |
3枚の果実タイルが必要。 得点:13点 | |
目標「斜幹」樹形 | |
鉢の同じ側面から突き出ている5枚の花タイルが必要(右側でも左側でも良い)。 得点:16点 | |
鉢の同じ側面から突き出ている4枚の花タイルが必要(右側でも左側でも良い)。 得点:12点 | |
鉢の同じ側面から突き出ている3枚の花タイルが必要(右側でも左側でも良い)。 得点:8点 | |
目標「懸崖」樹形 | |
鉢の片側からタイルが突き出ていて、反対側から別のタイルが鉢の下にある(左右は考慮しない)。 得点:14点 | |
鉢の両側からタイルが突き出ている必要がある。 得点:10点 | |
鉢(金継ぎがある側)から突き出ているタイルが必要。 得点:7点 |
手番終了時
手札の上限を超えている場合、上限の数まで手札のタイルを取り除きます。
手札の上限はゲーム開始時は5枚ですが、道具カードを使用することで上限を増やせます。
ゲームの終了条件
以下の条件を満たした場合、全てプレイヤーはもう1手番ずつ行ってゲーム終了となります。
(※終了トリガーを引いたプレイヤーを含む)
全ての禅カードが公開され、山札がなくなった場合
得点計算を行い、最も得点を獲得したプレイヤーが勝利です。
同点の場合、手番順が遅いプレイヤーの方が勝利となります。
得点計算方法
以下の得点項目の合計数が得点となります。
得点項目 | 得点 |
---|---|
盆栽タイル | 自分の場に配置した盆栽タイルの得点を獲得する。 ・木タイル:1枚につき0点。 ・葉タイル:1枚につき3点。 ・花タイル:各花タイルの隣接していない辺につき1点。(最大5点) ・果実タイル:1枚につき7点。 |
目標タイル | 獲得した目標タイルに書かれている数字分の得点を獲得する。 |
親書カード | 獲得した親書カードを公開し、その内容の得点を獲得する。 |
1人プレイの場合
2人プレイで遊ぶ場合の準備を行い、以下の点が通常プレイとの変点点となります。
ゲームの準備
初期のタイルとして、木タイル1枚・葉タイルを受け取ります。
ゲームの流れ
瞑想アクションを行なう場合
カードを取るたびに、そのカードの左側にあるカードを捨て札にします。
山札の右側のカードを取る場合、山札の一番上のカードを公開して捨て札に捨てます。
他のカードを右にスライドさせて空いたスペースを埋め、その後、デッキから新しいカードを公開してボード上の空いたスペースを埋めます。
栽培アクションを行なう場合
ボード上の一番右端のカードを捨て札に捨てなければなりません。
残りのカードをスライドさせ、瞑想アクションの終了時と同様にスペースを埋めます。
ゲームの終了条件
山札のカードが無くなると、最後の手番を実施してゲームが終了します。
目標全て(3つ)を達成し、一定の得点以上を獲得していれば勝利で、それ以外であれば敗北となります。
変更可能ルール
ルールセット(デフォルト:盆栽)
ルールセットでは、床の間ヴァリアントの設定を行うことができます。
・盆栽
・床の間ヴァリアント
床の間ヴァリアント
全ての親書カードを山札の前半に配置するヴァリアントです。
プレイヤー数に応じて使用するカードの調整を行った後、全ての親書カードを取り出し、残りの山札の半分をシャッフルしてボードに置きます。
その後、山札の残りの半分と親書カードと合わせてシャッフルし、ボードに置いた山札の上に配置して山札を作成します。
【2人以上の場合】目標タイルを入れてプレイする(デフォルト:ON)
OFFにすることで、目標タイル抜きで遊ぶことが出来ます。
(初心者と遊ぶ際、流れを把握するためにおススメです)
【1人の場合のみ】ソロの難易度(デフォルト:学生(低難易度))
テーブルの設定により、ソロの難易度を変更することができます。
・ | 生徒(ビギナー) | 勝利の得点が60点以上 |
・ | 学生(低難易度) | 勝利の得点が80点以上 |
・ | 専門家(中難易度) | 勝利の得点が100点以上 |
・ | 先生(高難易度) | 勝利の得点が120点以上 |
・ | 勇者(究極) | 勝利の得点が140点以上 |