『ボタニクス(Botanicus)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | ボタニクス(Botanicus) | ||
特徴 | あなただけの植物園を作ってみませんか?あなたは19世紀末の貴族になり、土地を購入し、庭師を雇い、最高の植物を見つけるために動き出しました。 ご存知のように、来園者は植物に対して非常にうるさいので、単に植物を手に入れるだけでなく、来園者の好みに合わせて植物を選ぶこともあなたの仕事です。 ボタニクスでは、独特な選択システムで最高の行動マスを競い合い、その上で利用できる選択肢を最大限に活用します。新しい植物を集め、世話をし、水をやり、庭師に目を光らせてください。最後に、これらすべての費用を支払うために、途中で資金を確保しなければなりません。 最終的に重要なのは、どれだけ多くの訪問者を満足させられる素晴らしい植物園に仕上げるかです。果たしてあなたはライバルの植物園に勝てるでしょうか? | ||
プレイ人数 | 2 - 4 人 | プレイ時間 | 60 分 |
ゲームデザイナー | Samuele Tabellini, Vieri Masseini | 複雑さ | 1 |
アートワーク | Marcel Gröber, Franz-Georg Stämmle | 戦略 | 4 |
エディター | Hans im Glück | 運 | 1 |
発売日 | 2024 | やり取り | 1 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
ボタニクス(Botanicus)とは?
あなただけの植物園を作ってみませんか?あなたは19世紀末の貴族になり、土地を購入し、庭師を雇い、最高の植物を見つけるために動き出しました。
ご存知のように、来園者は植物に対して非常にうるさいので、単に植物を手に入れるだけでなく、来園者の好みに合わせて植物を選ぶこともあなたの仕事です。
ボタニクスでは、独特な選択システムで最高の行動マスを競い合い、その上で利用できる選択肢を最大限に活用します。新しい植物を集め、世話をし、水をやり、庭師に目を光らせてください。最後に、これらすべての費用を支払うために、途中で資金を確保しなければなりません。 最終的に重要なのは、どれだけ多くの訪問者を満足させられる素晴らしい植物園に仕上げるかです。果たしてあなたはライバルの植物園に勝てるでしょうか?
ボタニクス(Botanicus)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・ | ゲームボード(1枚) |
・ | 個人ボード(4枚) |
・ | 庭カード(18枚) |
・ | 最終得点カード(12枚) |
・ | 特別任務カード(20枚) |
・ | 植物トークン(120個) |
・ | コイントークン(69個) |
・ | 花タイル(16枚) |
・ | 褒賞トークン(12個) |
・ | エキスパートルールシート(1枚) |
・ | 花コマ(4個:4色1個ずつ) |
・ | 庭師コマ(12個:4色3個ずつ) |
・ | お金袋コマ(4個:4色1個ずつ) |
・ | 手押し車コマ(4個:4色1個ずつ) |
・ | シャベルコマ(4個:4色1個ずつ) |
・ | 動物コマ(20個:4色5個ずつ) |
全体の準備
❶ | ゲームボードを中央に配置します。 |
❷ | 各プレイヤーは個人ボードを受け取り、自分の前に配置する。 |
❸ | 各プレイヤーは自分の色を選び、対応するコマを全て受け取ります。 |
❹ | 花タイルをパターンごと(斑点模様、縞模様)に分けて、明るい面を上にしてゲームボードの対応する位置に配置します。 |
❺ | 褒賞トークンを形状ごとに分けて、丸いものは上のトラック、四角いものは下のトラックの右のスペースに価値の高いものが上になるように山にして配置します。その後、各山の一番上のトークンを左のスペースに置きます。 |
3人プレイ: 各山の最も価値の高いトークンを取り除きます。 2人プレイ: 各山の価値の高い2枚のトークンを取り除きます。 | |
❻ | 庭カードを全てシャッフルし、ゲームボードの隣に裏向きで配置します。 |
❼ | 植物トークンをレベルごと(I~IV)に分類し、ゲームボードの隣に配置します。 |
❽ | コインをゲームボードの隣に積んで銀行を作ります。 |
各プレイヤーの準備
❶ | 特別任務カード20枚をシャッフルし、各プレイヤーにランダムに5枚配ります。 任務を公開し、それぞれの任務を庭の右側に1列に並べて置きます。 |
❷ | 銀行から6コインを受け取ります。 |
❸ | 自分のコマを以下のように配置します。 |
・庭師コマを自分の庭の噴水に配置する。 ・お金袋コマをゲームボードの金トラックの開始位置に配置する。 ・手押し車コマをゲームボードの手押し車トラックの開始位置に配置する。 ・シャベルコマをゲームボードのシャベルトラックの開始位置に配置する。 ・庭師1人を勝利点トラックの「0」スペースに配置する。 | |
❹ | 花コマをゲームボードのアクションエリアの開始位置に置きます。 全てのプレイヤーの花コマを積み重ねます(個人ボードの右下に重ねる位置が描かれています)。 |
3人プレイ:使用しない庭の花コマの位置は無視します。 2人プレイ:使用しない2つの庭の花コマの位置は無視します。 余った花コマのうち1つを取り、順序に関係なく花コマの一番上に置きます。 | |
❺ | 特別任務カードを自分の庭の各列に好きな順番で割り当てます。 (庭の各列には特別任務カードを1枚ずつ配置します。また4個の植物な条件は下の3列にしか配置できません) |
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
全ての花コマを最後の列に移動するまで、各プレイヤーは順番に以下の手番を行います。
1. 『庭師を移動』または『カードをプレイ』を行う
2. 花コマを移動し、アクションを実施する
全ての花コマが最後の列まで到達したら、ラウンド終了処理を行って次のラウンドを実施します。
自分の花コマが上の位置にいるプレイヤーから順番に手番を行います。
花コマが重ねられている場合、重ねられたコマの内最も上のプレイヤーから行います。
2人プレイの場合
中立の花コマが追加され、最初に手番を行うプレイヤーは中立の花コマを任意の花スペースに配置します。
その後、自分の手番を行います。中立の花コマの花スペースに置く場合は3コインが必要になります。
1. 『庭師を移動』または『カードをプレイ』を行う
手番のプレイヤーは以下を任意で実施することができます。
・庭師を移動
・カードをプレイ(1枚のみ)
庭師コマを隣の足跡(縦/横)に移動します。(※斜めに移動はできません)
庭師は1マス移動する度、1コインが必要になります。(※コインがない場合、庭師を移動できません)
手札の庭カードを、以下の2種類の方法でプレイを行います。
庭のカードをプレイした後、そのカードを裏向きにして捨て札の山に置きます。
・2コインを支払い、カードのアクションを実施する。
・カードを捨て札にして、3コイン獲得する。
2. 花コマを移動し、アクションを実施する
自分の花コマを次の列の花スペースに移動し、その位置の横のアクションを実施します。
偶数列には花スペースに花タイルが置かれており、その位置に花コマを移動した場合、花スペースのアクションと横のアクションの両方を実施します。(※実施順は選択できます)
注意点
既に花コマが置かれているスペースにも移動できますが、既に置かれている花コマ1個につき3コインを銀行に支払い、その花コマの上に配置します。
ただし、花スペースのアクションは最初に花コマを配置したプレイヤーのみが実施できます。(※横のアクションは実施可)
アクション
アクションは以下のアイコンによって示されています。
アクション | 効果 |
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トラックを進める 該当するトラックの自分のコマを数字の数以内の数だけ進めて、止まったマスのアクションを実施できます。 | |
コイン獲得、消費する 書かれている数字のコインを獲得、消費を行います。 | |
植物を置く 庭師の周りの花壇に植物(Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ/Ⅳ)をアイコンの数だけ配置する。 | |
水やりを行う 庭師の周りの植物のレベルを+1する。 | |
庭師の移動する 庭師を無料で数字の数だけ移動できます。 | |
庭カードを獲得する 庭カードをアイコンの枚数だけ獲得します。 | |
動物コマを配置する 自分の色の動物コマを取り、動物トラックに配置する。 | |
勝利点を獲得する 書かれている数字の勝利点を獲得する。 | |
ポールポジション この位置に配置した花コマは重ねても費用の支払いは不要です。 |
トラックを進める
・ | トラックを進める場合、アイコンに該当するトラックを右側に数字の数以内(必ず1マス以上)で進めて、止まった位置のアクションを実施します。 |
・ | 複数のアクションが描かれている場合、任意の順番で実施できます。 |
・ | トラックの一番最後まで到達した場合、その位置で停止してアクションを実施した後、初期位置に戻ります。 |
・ | 3コインを支払うことで、追加で+1マス進めることができます。 |
・ | 数字の数を全て使用せずに途中で止まった場合、余った移動数1につき、1勝利点を獲得します。 |
金トラック
金トラックは主にコインを獲得することができ、最終地点まで到着すると褒賞トークンを獲得し、勝利点を獲得できます。
褒賞トークンを獲得したら手元に配置し、次の褒賞トークンが配置されます。褒賞トークンが全て無くなった場合は、それ以上は獲得できません。
手押し車トラック
手押し車トラックは主に水かけアクションを実施することができます。
最終地点まで到着すると、7勝利点を固定で獲得でき、水かけアクションを2回実施できます。
シャベルトラック
シャベルトラックは主に植物のアクションを実施することができます。
(一部、分岐点でコインを消費が必要な経路があります)
最終地点まで到着すると褒賞トークンを獲得し、勝利点を獲得できます。
褒賞トークンを獲得したら手元に配置し、次の褒賞トークンが配置されます。褒賞トークンが全て無くなった場合は、それ以上は獲得できません。
コイン獲得、消費する
コインに黒字はその数コイン獲得。逆に赤字は払う。
コインは常に銀行から獲得され、銀行に支払われます。
植物を置く
アイコンに対応する植物(Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ/Ⅳ)をアイコンの数だけ、庭師の周りの花壇に配置します。
植えた後に植物を移動したり取り除いたりすることはできません。(植物に水をやったり (次項参照)、他の植物と交換したりすることはできます。)
水やりを行う
庭師の範囲内にある植物1つに水をやります。
植物トークンをサプライに戻し、次のレベルの植物と交換します。(複数回実施する場合は同じ植物でも異なる植物でも可能です)
レベルIVの植物に水をやることはできません。
庭師の移動する
左下の数字以内で、庭師を無料で移動できます。
庭師の移動スペースを減らすこともできますが、無駄な移動に対する報酬は得られません。
移動の途中で他のアクションを行うことはできません。
庭カードを獲得する
山札の一番上の庭カードを1枚引き、手札に加えます。
(手札の最大枚数はありません)
山札のカードが無くなった場合は捨て札のカードを山札に戻します。
動物コマを配置する
任意の動物コマ1個をサプライから受け取り、動物トラックの最も勝利点が低いスペースに配置し、そのスペースの勝利点を獲得します。
配置した動物の数によって勝利点が増加されます。
(1/2/3/4/5個⇒3/6/10/15/21点)
勝利点を獲得する
勝利点を獲得した時、ボードの枠にある得点トラック上のコマを進めます。
ポールポジション
奇数列の一番上のスペースのポールポジションに最初に置いたプレイヤーは、3コインを獲得できます。
またこのスペースは、重ねたプレイヤーは3コインを支払わず配置できます。
各庭の列には、通常タスクと特別タスクが割り振られており、各タスクの下部には達成するための条件が書かれています。
割り振られた列にタスクの植物を配置することができればタスクが達成となり、右上の勝利点を獲得します。
通常タスクを達成した場合、隣の特別タスクを被せて特別タスクを達成できるようになります。
通常タスクを達成してからでなければ、特別タスクは有効にはなりません
ラウンド終了
全プレイヤーの花コマが最後の列に移動した場合、ラウンド終了となります。
1. 花コマを初期位置に戻す
最終列の上のコマが上に来るように、花コマを初期位置に重ねて戻します。
2. 花タイルを裏返す(1ラウンド終了時)
花スペースに置かれている各花タイルを裏返しにして、別のアクションに変更します。
その後、次のラウンドを実施します。
3. 最後のアクションを行なう(2ラウンド終了時)
全てのプレイヤーが順番に最後の1手番を行い、3つのトラックの内1つのトラックアクションを1の値で実行します。
通常の手番同様で、アクション前に庭師の移動、カードのプレイも実施可能です。
コインを消費して、トラックを1以上進めることもできます。
ゲームの終了条件
以下の条件を満たした場合、ゲーム終了となります。
2ラウンド終了後、全プレイヤーが最後のアクションの終了後
得点計算を行い、最も多くの得点を獲得したプレイヤーが勝利となります。
同点の場合、最後に積み重ねた花コマの上に位置する方のプレイヤーが勝利です。
得点計算方法
以下の得点項目の合計点が得点となります。
得点項目 | 得点 |
---|---|
ゲーム中の勝利点 | ゲーム中に獲得した勝利点を獲得する。 |
庭の縦列 | 自分の庭で植物で全て埋めた列ごとに、列内の最も高い植物のレベルに対応する得点を獲得します。(レベル1/2/3/4の場合、3/5/9/15点を獲得) |
最終得点カード (上級モード) | 最終得点カードの内容で、ボーナス得点を獲得します。 |
残ったコイン | 残ったコイン3枚につき、1勝利点を獲得する。 |
変更可能ルール
上級モード(デフォルト:OFF)
上級モードをONにすると、ゲームボード、庭ボードが変更され、『最終得点カードの追加』『庭師の追加』『動物コマの効果』などが追加されます。
ゲームの準備
ゲームの準備で以下の点が変更となります。
1. 最終得点カード
全てのプレイヤーが特別タスクを割り当てた後、各プレイヤーに最終得点カードを3枚ずつ配られ、その内1枚を選択して自分の庭の横に配置します。(裏向き)
残りの2枚は山札に戻してシャッフルされます。
2. ボードの準備
ゲームボード、各プレイヤーの庭ボードを上級用にして配置されます。
(※各プレイヤーの庭の形はそれぞれ異なります)
ボードの中にはタスクが4個しかないボードがあります。
そのボードは特別タスクを割り当てた後、1枚のカードは戻されます。
(代わりに最終得点カードを2枚受け取ることができます。)
3. 庭師の位置を変更する
各ボードには、庭師の初期位置(噴水)が複数あり、開始位置を変更することができます。
(※1ラウンド目の手番の最初に変更できます)
ゲームの流れ
ゲームの流れで以下の点が変更となります。
・庭師の移動
庭師を移動する際、1コインの支払いではなく、道に書かれているコインを支払います。
コインは1コイン以上の道や、無料で通れる道などがあります。
ただし、アクションで庭師を移動する場合はどの道も無料で移動できます。
・2人目の庭師
2ラウンド目以降は2人目の庭師コマが追加され、各アクションを分割して実施することができます。(移動、水やり、植物など)
ただし、2人の庭師を同じスペースに配置することはできません。
・動物アクション
通常ルールとは異なり、各動物コマは各花壇に配置されており、動物がいる間はその花壇に植物を植えることができません。
動物アクションを実施したら、好きな動物(※庭師の近くでなくてもOK)を1匹取り除き、対応する位置に動物コマを配置して対応する効果を実施できます。
動物 | 効果 | 配置位置 |
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●鳥 即座に4勝利点を獲得します。 それ以降、別の動物をアンロックするたびに4勝利点を獲得し、報酬トークンを獲得するたびに追加の4勝利点を獲得します。 | ゲームボード | |
●リス 今後、列の1つが植物で完全に埋まるたびに、即座に6コインを獲得します。 | ゲームボード | |
●蝶 今後、完了したタスクごとに追加の勝利点を獲得します。 (基本タスク:2勝利点、特別タスク:6勝利点) | ゲームボード | |
●カエル 金トラックで追加の終了スペースに移動できるようにできます。 【金トラックの終了スペース】 3勝利点の褒賞トークン(利用可能な場合) ・植物(レベルⅣ・レベルⅠ)を獲得する。 | 金トラック | |
●カメ 最終得点カードを3枚引き、その内1枚を保持し、残りの2枚を山札の一番下に戻します。 | 個人の庭ボード |
・1ラウンド終了時(2ラウンド開始前)
全ての花タイルを裏返した後、2人の庭師コマを空いている開始位置に配置します。
(両方の庭師を使用できます)
ゲーム終了時
ゲーム終了時、以下の点が変更となります。
ゲーム終了条件を満たした後、各プレイヤーが持っている最終得点カードが公開され、そのカードに対応する得点も追加で加算されます。