『ドラゴンキーパー: ザ・ダンジョン(Dragon Keeper: The Dungeon)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | ドラゴンキーパー: ザ・ダンジョン(Dragon Keeper: The Dungeon) | ||
特徴 | 人類とドラゴンが敵対していた原初の時代。冒険者の中にはかつて所属していたギルドを裏切り、 ドラゴンに奉仕するものが現れました。城の地下に埋められたドラゴンの伝説の宝物を狙って何度も襲撃してくる冒険者から、彼らはドラゴンを守っているのです。 もし、そこに護るべき財宝より価値の高いものがあればどうでしょうか?プレイヤーは新たな形態の守護者となるのです。 | ||
プレイ人数 | 2 - 4 人 | プレイ時間 | 17 分 |
ゲームデザイナー | Etienne Daniault | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Boris Moncel, Ismaël Pommaz | 戦略 | 4 |
エディター | ILOPELI | 運 | 1 |
発売日 | 2016 | やり取り | 1 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
『ドラゴンキーパー: ザ・ダンジョン』とは?
ドラゴンキーパー: ザ・ダンジョンとは、相手よりも多くの点数を獲得することを目的としたゲームです。
プレイヤーは冒険者タイルを集めます。そして、ゲーム開始時に配れたギルドタイルに応じて得点を獲得したり、もしくは失う場合もあります。
第3階層の終了時、プレイヤーはドラゴンへ貢物を捧げなければなりません。そして、貢物を捧げた後に最も多くの得点を持っているプレイヤーはドラゴンの尊敬を得ることとなり、ゲームに勝利します。
『ドラゴンキーパー: ザ・ダンジョン』の遊び方
ゲームの準備
内容物
・ | ダンジョンボード(3つ)※3階層で重ねられるようになっています |
・ | 冒険者タイル(75枚) |
・赤の部屋(15枚)※階段が2つ含まれる ・黄の部屋(15枚) ・緑の部屋(15枚) ・青の部屋(15枚) ・紫の部屋(15枚)※異なる価値があり、時には特別なアクションを持つ | |
・ | ギルドタイル(4枚) |
・ | ドラゴンフィギュア(1個) |
・ | 柱状の円柱コマ(8個)※ボードを重ねるために各ダンジョンボードの四隅に置く駒 |
・ | 財宝トークン(24個) |
準備
❶ | ダンジョン(最下層)の準備 ダンジョンの最下層のボードをテーブルの中央に置きます。 このボードの指定されたスペースにランダムに冒険者タイル25枚(5×5)を配置します。 |
❷ | ダンジョン(第2層)の準備 最下層のボードの上に、第2層のボードを重ねます。 中央に階段タイルを置き、残りのスペースにランダムに選んだ24枚の冒険者タイルを配置します。 |
❸ | ダンジョン(最上層)の準備 第2層のボードの上に、最上層のボードを重ねます。 中央に「階段」タイルを配置し、残りのスペースに最後の24枚の冒険者タイルを配置します。 |
❹ | ドラゴンの準備 ドラゴンを最上層の「階段」タイルに置きます。 |
❺ | ギルドタイルを配る 各プレイヤーに1枚ずつギルドタイルを配ります。 ※プレイヤーは自分のみ確認し、自分の前に裏向きに置きます。 |
❻ | 財宝を受け取る 各プレイヤーは財宝を4個ずつ受け取ります。 残りの財宝は、ストックとしてまとめておきます。 |
❼ | スタートプレイヤーを決定する ランダムで最初のプレイヤーを決定します。 |
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
各プレイヤーは順番に以下の流れで手番を行っていきます。
1.ドラゴンの移動とタイルの獲得
2.ドラゴンの移動とタイルの譲渡
1. ドラゴンの移動とタイルの獲得
ボード上の『1の矢印』の方向にドラゴンを動かします。
ドラゴンは冒険者タイルが残っている位置に移動させ、ドラゴンを置いた冒険者タイルを獲得し、自分のプレイヤーボードに表向きにして置きます。
既に同じギルド(色)の冒険者タイルがあるなら、新しいタイルをその上に置き、ギルド(タイルの色)ごとに1つの山札を作ります。
2.ドラゴンの移動とタイルの譲渡
ボード上の『2の矢印』の方向にドラゴンを動かします。
ドラゴンは冒険者タイルが残っている位置に移動させ、ドラゴンを置いた冒険者タイルを獲得し、1つ前に手番を行ったプレイヤーのプレイヤーボードに表向きにして置きます。
既に同じギルド(色)の冒険者タイルを持っているなら、新しいタイルをその上に置き、ギルド(タイルの色)ごとに1つの山札を作ります。
渡した冒険者タイルの値が3以上の場合、ストックから財宝トークン1個を獲得します。
特別アクションを持つタイル
一部のタイルは特別アクションを持つタイルがあり、手番プレイヤーが獲得した時、特別アクションを任意で実施できます。
アクションを実施しない場合は、通常タイル同様に数字で得点計算が行われます。ただし、階段タイルだけは自動的にボーナス効果が適用されます。
タイル | 効果 |
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階段タイル:赤の1(※獲得した場合、必ず実施される) 次の階層でスタートプレイヤーになる。 | |
秘密の通路:下が太線の1 このタイルを取得後、このタイルを捨て、手番の終了時に「1」の矢印方向への追加移動を1回だけ実行して他のタイルを取ることができます。新たなタイルのアクションは実行できません。 | |
解放:黒で塗られている2 ゲーム終了時の貢物を捧げた後に使用されます。このタイルが自身の山札に残っているなら、自身のギルドタイルと同じタイルを捨てるためにこのタイルも捨てられます。これは点数が最も高くなるように自動的に行われます | |
囚人の交換:”()”が書かれている3 このタイルを取得後、他プレイヤーの山札の一番上にある任意のタイル1枚とこのタイルを交換できます。交換されたタイルはそれぞれの対応する山札の一番上に置かれます。交換で手に入れたタイルの特別アクションを実行することはできません。 | |
遠隔の罠:枠がとげとげの4 このタイルを取得後、このタイルを捨て、現在の階層で残っている任意のタイル1枚を取ることができます。新たに取得したタイルの特別アクションを実行することはできません。 |
階層の切り替え
タイルを取るべき列にタイルが無く、手番のプレイヤーがタイルを取る、もしくは渡せなくなったらその階層は終了します。
階層が終了したら、ボード上に残っている『冒険者タイル』の枚数に応じて、全てのプレイヤーは財宝トークンをストックに戻さなければなりません。
財宝タイルの残り枚数 | 0枚 | 1~5枚 | 6~8枚 | 9枚以上 |
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支払う財宝の数 | 0個 | 1個 | 2個 | 3個 |
・最後にタイルを取ったプレイヤーは、財宝を1個追加で戻さなければなりません。
・支払う財宝が足らなかった場合、そのプレイヤーは脱落となります。
(最終得点の計算に参加できません)
その後、終了した階層のボードが取り除かれ、下の階層に移動し、ドラゴンを中央のタイルに配置します。
次の階層のスタートプレイヤーは階段タイルを持っているプレイヤーから始めます。誰も階段タイルを持っていない場合は最後にタイルを獲得したプレイヤーから開始します。
ゲームの終了条件
以下の条件を満たした場合、ゲーム終了となります。
第3階層(最下層)が終了した場合
得点計算を行い、最も得点を獲得したプレイヤーが勝利となります。
同点の場合、勝利を分かち合います。
得点計算方法
各プレイヤーは以下の流れで得点計算を行っていきます。
1. ドラゴンへ貢物を捧げる
ドラゴンに貢物を捧げなければいけません。
各プレイヤーが所持するタイルのうち、自身の山札の最も枚数が多い山札のタイルをすべて捨てます。
ギルドタイルと同じ色のタイルが最も多い場合
ギルドタイルと同じ色のタイル全てを捨て札にし、その次に多い色のタイルも捨て札にします。
同じ枚数の色が複数ある場合
同じ枚数の色が複数ある場合は、どちらかを選択して捨て札にします。
2. 開放タイルの効果を実施する(BGAでは自動)
開放タイルを獲得しているプレイヤーは、解放タイルを捨てることでギルドタイルと同じ色のタイルを捨てることができます。
3. 冒険者タイルの得点を獲得する
以下の内容で、残っている冒険者タイルのそれぞれの得点を計算します。
タイルの色 | 得点/減点 |
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ギルドタイルと同じ色 | タイルの数字が減点 |
その他の色 | タイルの数字が得点 |
4. 財宝の最大所持者はボーナス点を獲得する
最も財宝を多く所持しているプレイヤーはボーナスで2点を獲得できます。