遊び方

『アース(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

『アース(Earth)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

ボードゲームの基本情報
タイトルアース(Earth)
特徴アース(Earth)は、1人から5人のプレイヤー向けのオープンワールドエンジンビルドゲームです。ルールはウイングスパンとプエルトリコを合わせたようなもので、一度プレイすればすぐにルールは理解できるでしょうが、戦略的な可能性がたくさんあります。その百科事典的な性質と膨大な数のユニークなカードと組み合わせにより、広大で魅力的な世界が可能にするのと同じように、すべてのゲームで新しい相乗効果とつながりを発見できます!
プレイ人数 1 - 5 人プレイ時間 52 分
ゲームデザイナーMaxime Tardif複雑さ3
アートワークConor McGoey, M81 Studio, Yulia Sozonik, Kenneth Spond戦略4
エディターInside Up Games1
発売日2023やり取り1

※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより

アース(Earth)とは?

アース(Earth)は、1人から5人のプレイヤー向けのオープンワールドエンジンビルドゲームです。ルールはウイングスパンとプエルトリコを合わせたようなもので、一度プレイすればすぐにルールは理解できるでしょうが、戦略的な可能性がたくさんあります。その百科事典的な性質と膨大な数のユニークなカードと組み合わせにより、広大で魅力的な世界が可能にするのと同じように、すべてのゲームで新しい相乗効果とつながりを発見できます!

アース(Earth)の遊び方

ゲームの準備

内容物

ゲームの準備

1. 共通ボード・山札の準備

生物カードをランダムで4枚、生態系カードを2枚を共通ボードに配置する。

地球カード(植物・地形・現象)をシャッフルし、山札を作成します。

・生物カード(ゲーム開始時配置カード)

生物カード

生物カードはゲーム中に達成を目指す目標カードです。

条件を満たしたプレイヤーは、生物カードの隣にある葉っぱマークに上から順に葉っぱトークンを配置します。

ゲーム終了時、葉っぱトークンの隣に書かれている数字が得点です。
上の位置にある(早く達成した)方が高得点になります。
(※上から15/11/8/6/5点)

初心者ルールを使った場合(ゲームの最初の設定で選択可能)、達成順に関わらず達成者は10VPを獲得します。

生物カードの見方

生物カードは下にゲーム中に達成する条件が書かれています。

一部のカードにある%(xx%)は、そのカードが記載された条件を満たすことができるカードの割合を示しています。

生物カードでの得点

条件を満たしたプレイヤーは、生物カードの隣にある葉っぱマークに上から順に葉っぱトークンを配置します。

同じターンに2人以上のプレイヤーが目標を達成した場合、葉っぱトークンは時計回りのターンで、アクティブなプレイヤーから順番に置かれます。

・生態系カード(配置カード)

生態系カード

生態系カードは、ゲーム終了時に条件を満たした場合に得点ボーナスをが貰える目標カードです。

共有ボードに配置している生態系カードは全プレイヤー共通の目標になります。

初心者モードでは、生態系カードは使用しません。

生態系カードの見方

生態系カードは下に獲得できる得点と条件が書かれています。

葉っぱマークが得点で、得点の条件がアイコンまたは文章で書かれているので、条件を満たして得点獲得を目指していきましょう。

生態系カードの条件について

一度、生態系カードの目標の得点に使用されたカードやトークンは、同じ生態系の目標達成の得点に貢献することはできません。

ただし、異なるカードやトークンなどで複数回条件を満たすことで、生態系カードを複数回得点することができます。

2. 個人ボードの準備

各プレイヤーは個人ボードを受け取ります。

葉っぱトークン5枚(1色)を受け取り、そのうちの4枚を個人ボードの中央の葉っぱのスペースに置き、5枚目を傍に置いておきます。

3. 各プレイヤーは、島・気候・生態系カードを1枚ずつ受け取る

各プレイヤーに島、気候、生態系の両面カードが1枚ずつ計3枚(上級:2枚ずつ6枚)配られます。

各プレイヤーは島、気候、生態系カードの中から使用する面を1つずつ選び、個人ボードに表向きに配置します。(※BGAは6枚に見えますが、実際には両面の選択です)

・島カード(ゲーム開始時選択カード)

島カード

島カードは、初期資源(カード、堆肥、土トークン)や能力などが書かれています。

スタート時に面を選択して個人ボードに配置し、初期資源を受け取ります。
(※選んだ面はゲーム中に入れ替えることはできません)

島カードの見方

島カードの能力について

島と気候のカードは、場のカードを起動する前でも後でも起動することができ、 その時のターンに最適なものを選んで起動することができます。

ただし、1枚を場のカードの前に、もう1枚を場のカードの後に起動することはできません。
島や気候の能力を強制的に起動させる必要はありません。スキップすることもできます。

・気候カード(ゲーム開始時選択カード)

気候カード

気候カードとは、初期から利用できる能力になります。

スタート時に面を選択して個人ボードに配置します。
(※選んだ面はゲーム中に入れ替えることはできません)

気候カードの見方

気候カードの能力について

島と気候のカードは生態系と生物の目標に数えることができ、その目標が何であるかによります。

なお、コストは全額支払わなければなりませんが、報酬は任意に(一部でも全額でも)回収することができます。

・生態系カード(ゲーム開始時選択カード)

生態系カード

生態系カードは、ゲーム終了時に条件を満たした場合に得点ボーナスをが貰える目標カードです。

ここで選択したカードは個人用で各プレイヤーは別の生態系カードを持っています。

スタート時に面を選択して個人ボードに配置します。
(※選んだ面はゲーム中に入れ替えることはできません)

初心者モードでは、生態系カードは使用しません。

生態系カードの見方

生態系カードは下に獲得できる得点と条件が書かれています。

葉っぱマークが得点で、得点の条件がアイコンまたは文章で書かれているので、条件を満たして得点獲得を目指していきましょう。

生態系カードの条件について

一度、生態系カードの目標の得点に使用されたカードやトークンは、同じ生態系の目標達成の得点に貢献することはできません。

ただし、異なるカードやトークンなどで複数回条件を満たすことで、生態系カードを複数回得点することができます。

4. 島カードに書かれた分、初期資源を受け取る

島カードに書かれた分、初期資源を受け取ります。

5. スタートプレイヤーを決める

ランダムでスタートプレイヤーを決め、そのプレイヤーはアクティブプレイヤートークンとスタートプレイヤートークンを受け取る。

準備完了後の画面は以下のようになります

ゲームの流れ

ゲームの終了条件が満たされるまで、以下の流れでゲームを行います。

1. アクションを選択する【アクティブプレイヤーのみ】
2. アクションを実施する【全プレイヤー】
3. カードの効果を実行する【全プレイヤー】
4. 目標を達成した場合、葉っぱトークンを配置する
5. アクティブプレイヤートークンを次のプレイヤーに渡す

1. アクションを選択する【アクティブプレイヤーのみ】

アクティブプレイヤーは、個人ボードのアクションを1つ選択して葉っぱトークンを置きます。

他のプレイヤーも、アクティブプレイヤーと同じ位置に葉っぱトークンを配置します。
(※今実施しているアクションをいつでも確認できるようにするため)

ここで選択したアクションは、全プレイヤーが実施することになります。
ただし、アクティブプレイヤーだけ能力が少し強力になります。(能力は後述)

2. アクションを実施する【全プレイヤー】

アクティブプレイヤーが選択した、アクションを全プレイヤーは同時進行で実施していきます。

・[緑] 植え付け:手札のカードを場に出す・カードを1枚引く
・[赤] 堆肥化
:土トークンを獲得する・堆肥化を行う
・[青] 水撒き
:根キューブを配置する・土トークンを獲得する
・[黄] 成長
:手札を引く・成長を行う

[緑] 植え付け:手札のカードを場に出す・カードを1枚引く

アクティブプレイヤー

手札のカードを2枚まで、場に出す(植え付ける)、
その後にカードを4枚引いて1枚を選択して手札に加える

その他のプレイヤー

手札のカードを1枚まで、場に出す(植え付ける)、
その後にカードを1枚引いて手札に加える

カードを場に出す(植え付ける)

カードの左上のコスト分、土トークンを支払うことで、手札からカードを場に出す(植え付ける)ことができます。

植えることができるのは植物カードと地形カードのみ

※BGAでは、他のプレイヤーのカードを参考できないようにするため、裏側配置後、一斉に公開するようになっています。

カードを引く

各プレイヤーは以下の方法でカードを引きます。
カードを引くタイミングは、必ず植えてからカードを引きます。

・アクティブプレイヤー

カードを4枚引き、1枚を選んで手札に加えます。
残りのカードは中央の捨て山に裏向きで配置します。

その他のプレイヤー

カードを1枚引くことができます。

地球カードの山札がなくなったら、捨て山をシャッフルして新しい山札を作ります。山札や捨て山にカードが残っていない場合、山札からカードを引くことができなくなります。

[赤] 堆肥化:土トークンを獲得する・堆肥化を行う

アクティブプレイヤー

土トークンを5つ獲得し、山札からカードを2枚引いて堆肥化する

その他のプレイヤー

土トークンを2つ獲得する、または山札からカードを2枚引いて堆肥化する

土トークンを獲得する

各プレイヤーはサプライから該当個数分、土トークンを獲得する。
(※土トークンの数に上限はありません)

山札からカードを2枚引いて堆肥化する

山札からカードを2枚引き、裏向きのままで自分の堆肥スペースに置きます。

堆肥の枚数に上限はありません。
堆肥に入れたカードは、目を通すことはできません。

山札や捨て札にカードが残っていない場合、プレイヤーはもう山札からカードを堆肥スペースに置くことができません。

[青] 水撒き:根キューブを配置する・土トークンを獲得する

アクティブプレイヤー

植物カードに芽キューブを6個まで配置し、土トークンを2つ獲得する

その他のプレイヤー

植物カードに芽キューブを2個まで配置する、または土トークンを2つ獲得する

芽キューブの配置

自分の場に置いてある植物カードの芽スペース(四角に葉っぱアイコン)の空いている箇所に芽キューブを該当個数分まで配置できます。

芽キューブは芽スペースにのみ置くことができ、個人ボードに置いておくことが出来ません。

土トークンの獲得

サプライから土トークン2つを獲得し、個人ボードに置きます。
(※土トークンの数に上限はありません)

[黄] 成長:手札を引く・成長を行う

アクティブプレイヤー

山札からカードを4枚引き、成長コマ(円形コマ)を2つまで配置する

その他のプレイヤー

山札からカードを2枚引く、または成長コマ(円形コマ)を2つまで配置する

山札からカードを引く

山札からカードを該当枚数引き、手札に加えることができます。
(※手札の枚数に上限はありません)

地球カードの山札がなくなったら、捨て山をシャッフルして新しい山札を作ります。山札や捨て山にカードが残っていない場合、山札からカードを引くことができなくなります。

成長コマ(円形コマ)の配置

自分の場にある植物カードの成長スペースに成長コマ(円形コマ)を2個まで配置します。

成長スペースの上限数の成長コマを置く場合、「成長コマ」の代わりに「樹冠(円錐コマ・色はルールに関係ありません)」を配置します。

「成長コマ」は1つ1VPになりますが、完成され「樹冠」の置かれた植物カードは代わりに成長スペースの右下の数字がVPになります。

3. カードの効果を実行する【全プレイヤー】

各プレイヤーは、自分の場と個人ボード(島カード・気候カード)に配置しているカードの能力を実施します。(※同時進行)

各アクティブプレイヤーが選択したアクションの色の能力を順番に実施していきます。(効果を実施せずにスキップもできます)

カードを実施する順番は決まっており、各カードの能力は1ターンに1回しか発動できません。

4.目標を達成した場合、葉っぱトークンを配置する

共通ボードの生物カードに書かれている条件を達成したプレイヤーは自分の葉っぱトークンを生物カードの隣に配置します。

トークンは上から順番に配置し、同時に複数のプレイヤーが条件を満たした場合、アクティブプレイヤーから時計回りの順番で上から配置します。(※上の位置の方が高得点)

一度、条件を満たした後は、条件を満たさない状態になっても葉っぱトークンは取り除かれません。

5. アクティブプレイヤートークンを次のプレイヤーに渡す

アクティブプレイヤートークンを次のプレイヤーに渡し、次のゲームを行います。
(スタートプレイヤートークンはそのまま)

ゲームの終了条件

いずれかのプレイヤーが以下の条件を満たした場合、そのラウンドのラストプレイヤーのターンが終了したら、ゲームが終了となります。

・自分の場に16枚(4×4)のカードを場に出した場合

得点計算を行い、最も得点が高かったプレイヤーが勝利となります。

同点の場合、リザーブに残っている土トークンが多い方が勝利となります。
まだ同点の場合は、手札が最も多い方、ボードの成長コマが多い方、芽キューブが多い方、堆肥が多い方を比べていき、勝者を決めます。

7VPボーナスの獲得

一番最初に16枚(4×4)のカードを場に出したプレイヤーは、そのタイミングで7VPボーナスタイルを獲得できます。

アクティブプレイヤーと他のプレイヤーが同じターンに16枚の場を完成させた場合、アクティブプレイヤーが7VPボーナスを獲得します。

アクティブプレイヤー以外の複数のプレイヤーが同じターンに16枚の場を完成させた場合、アクティブプレイヤーのより左隣りに座っている該当プレイヤー(BGAではプレイヤーパネルでアクティブプレイヤーの下方向のプレイヤー)が7VPボーナスを獲得します。

得点計算

項目得点計算
場のカードあなたの島・気候カード・場にあるすべてのカードの基本VP合計。手札、堆肥のカードは含まれません。
現象カード現象スペースにある現象カードの基本VP合計。
堆肥カード堆肥スペースにあるカード1枚につき1VP。
芽キューブ場の「芽キューブ」1つにつき1VP。
成長駒と樹冠駒場の「成長コマ」1つにつき1VP。ただし、「樹冠」が置かれている場合は、「成長コマ」1つにつき1VPの代わりに、「樹冠」の完成VPを得点。
地形カード場にある、ゲーム終了時の得点ボーナスがある地形のVP。
生態系カード個人の目標
生態系カード1枚目全体公開されている2つの生態系の達成された目標VP合計。
生態系カード2枚目全体公開されている2つの生態系の達成された目標VP合計。
ボードの生物カード生物ボードに置かれている葉っぱトークンの位置のVP合計。ボードの初心者面を使った場合(ゲームの最初の設定で選択可能)、達成順に関わらず達成者は10VPを獲得。

ソロモード

ソロモードではガイアという名のAIと対戦します。
プレイヤーボードのソロ用の面を使用し、難易度を選択します。
ビギナーとミディアムでは上側のアクションスペースを使用し、ハードとエキスパートでは下側のアクションスペースを使用します。
ビギナーとエキスパートの場合、カード下部に書かれている効果を適用します。

■プレイヤーのターン
通常のゲームと同様に、まずあなたがアクションを選択し、リソースの獲得、カード能力の起動を行います。
その後、「他のプレイヤー」としてのガイアのアクションを解決します。
ガイアが得る利益は選んだ難易度によって異なります。
・青アクション: ガイアのプレイヤーボード上に芽を獲得します。ゲーム終了時に芽1つにつき1VPを獲得します。
・黄アクション: ガイアのプレイヤーボード上の矢印に従って、成長スペースに成長コマを置いていきます。通常通り、最後のピースは樹冠を置きます。ゲーム終了時に成長コマ1つにつき1VPまたは樹冠の完成VPを獲得します。
・赤アクション: ガイアのプレイヤーボード上に土トークンを獲得し、土10につき堆肥5に変換されます。ゲーム終了時に堆肥1枚につき1VPを獲得します。
・緑アクション: ガイアのプレイヤーボード上にカードを表向きにして獲得します。ゲーム終了時に各カードの基本VPを獲得します。

■ガイアのターン
ガイアカードを1枚めくります。
まず、あなたがカード上部に書かれている効果を得ます(もしあれば)。
次に、ガイアが下部の効果を得ます。
ガイアの収入はあなたの行動によって変わるので、この解決順は重要です。
・黄アクション: 上部の効果と黄の能力からあなたが獲得したカード枚数と同じだけ、ガイアは成長を獲得します。
(現象カードで獲得したカードはカウントしません。)
・赤アクション: 上部の効果と赤の能力からあなたが獲得した土の数と同じだけ、ガイアは土を獲得します。
(現象カードで獲得した土はカウントしません。)
・生物目標達成カードがめくられた場合、ガイアの葉っぱトークンの1つを最も獲得VPの多い生物カードの隣に置きます。複数ある場合はプレイヤーが選択します。
・ビギナーまたはエキスパートモードの場合、カードのさらに下に書かれている効果も適用します。
・1回目に最後のガイアカードがめくられた場合、シャッフルしてデッキを作り直します。

■ゲーム終了
2回目にガイアカードのデッキが尽きたとき、またはあなたが4×4のタブローを完成させると終了です。
ゲームを終了させた方は7VPボーナスを獲得します。

ガイアの得点
・ガイアの獲得したカードの基本VP(マイナスのカードはプラスに変換して計算します)
・芽1つにつき1VP
・成長コマ1つにつき1VPまたは樹冠の完成VP
・堆肥1枚につき1VP
・生物ボードに置かれている葉っぱトークンの位置のVP合計
・地形カードまたは生態系カードからはVPを獲得しません

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くり坊
Web系フリーランスエンジニア