『ゴーストップ(Go-Stop)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | ゴーストップ(Go-Stop) | ||
特徴 | ゴー・ストップは韓国語圏で最もポピュラーな花札ゲームで、ファトゥと呼ばれるプラスチック製の花札を使って遊ぶことが多い。ゴー・ストップは「ゴドリ」とも呼ばれるが、これは「5羽の鳥」を意味し、このゲームや他のいくつかのゲームで使われる役の名前です。 ゴーストップは、こいこいをより複雑にしたもので、八八の要素をいくつか組み合わせています。その特徴的なゲームプレイのメカニズムからこの名前が付けられました。プレイヤーは役を集めたらラウンドを止めることができ、また、対戦相手が自分の代わりに得点する危険を冒すことで、ラウンドを続けてさらに得点を伸ばそうとすることができます。 Hwatu images by Marcus Richert and Hanafuda images by Louie Mantia Jr. are used under Free Art License 1.3, which is compatible with CC BY-SA 4.0 license. Hwatu sound effects by JICA (Jeonju) are used under Korea Open Government License Type 1. | ||
プレイ人数 | 2 - 6 人 | プレイ時間 | 15 分 |
ゲームデザイナー | 複雑さ | 2 | |
アートワーク | Marcus Richert, Louie Mantia Jr. | 戦略 | 2 |
エディター | 運 | 4 | |
発売日 | 1950 | やり取り | 3 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
ゴーストップ(Go-Stop)とは?
Go-Stop(고스톱)は、韓国語圏で最も人気のある花札ゲームで、ほとんどの場合、花札として知られるプラスチック製の花札(화투、hwatu)を使用してプレイされます。このゲームは、役を集めた後にラウンドを停止するプレイヤーと、スコアをさらに上げようとしてラウンドを続けるプレイヤーという、特徴的なゲームプレイメカニクスに名前が付けられています。
ただし、相手がその代わりにスコアを獲得するリスクが伴います。通常、2〜3人のプレイヤーでプレイされ、少額のお金を賭けることがあるかもしれません。ゴース톱は「5羽」という意味の「고도리」(Godori)としても知られており、これはこのゲームおよび他の一部のゲームで使用される役の名前です。
ゴース톱は多くの点で、より複雑なコイコイのバージョンのようであり、疑いなく両方のゲームは関連していますが、この関係の正確な性質は一部の議論の対象です。
このページでは、まず2〜3人のプレイヤーバージョンについて説明します。4〜6人のプレイヤー向けのバリエーションはその下に示されています。
ゴーストップ(Go-Stop)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・花札(韓国版)
韓国版の花札は、日本の花札と構造は同じですが以下の違いがあります。
1. 桐・柳のスートについて
11月の柳のアイコンと12月の桐のアイコンのスートが交換されています。桐は11月に関連付けられ、柳は12月に関連付けられています。
2. ジョーカー
hwatuデッキには、ゴース톱をプレイするための最大で6枚の追加のジョーカーカードが付属しています。これらのジョーカーのデザインはメーカーによって大きく異なります。
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
各ラウンドでは、スタートプレイヤーから順番に以下の流れで手番を行っていきます。
1. 手札を配る
2. 参加者を決定する(4人以上の場合)
3. 札をプレイする
4. 得点計算を行う
1. 手札を配る
全ての札をシャッフルし、各プレイヤーに手札を配り、その後場札を配置します。
残った札は山札にして、中央に配置します。
プレイ人数 | 手札の枚数 | 場札の枚数 |
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2人プレイ | 10枚 | 8枚 |
3人以上のプレイ | 7枚 | 6枚 |
2. 参加者を決定する(4人以上の場合)
各ラウンド3人の参加者が決まるまで、順番に『出る』または『下りる』を宣言します。
必ず3人はラウンドに参加する必要があるので、下りるを選択した際に残りのメンバーが3人の場合は、残りのプレイヤーは全員『出る』を宣言します。
3. 札をプレイする
ラウンドに参加しているプレイヤーは順番に以下の流れで手番を行います。
3-1. 手札から札をプレイする
3-2. 山札から札をプレイする
3-3. 札を獲得する
3-4. 役のチェックを行う
同じ月の札を4枚持っているプレイヤーは、第一順にそのラウンドの勝利を宣言することができます。他のプレイヤーが同じく同じ月の札4枚を持っていた場合、そのラウンドは引き分けとなります。
その場合は3点(2人プレイヤーの場合は7点)を獲得できます。
シェイク+ポクタン
勝利を宣言せずに、シェイク+ポクタンのセットを2ターンに渡って実施してもできます。
以下のいずれかの方法でカードをプレイします。
カードを1枚選んで場に出す
手札から1枚札を選択して、対応する場所に配置します。
同じ月の札が場に配置されている場合
自分の出した札と同じ月の札が場に配置されている場合、場の同じ月の札に重ねて配置します。
同じ月の札が場にない場合
新たな月の札として、場に配置します。
倍率を上げる
手札から札を出す際、以下の条件で出したらこのラウンドの得点を上げることができます。
倍率 | 条件 | |
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シェイク | x2 | 手札の同じ月の札を3枚公開し、その中から1枚を出す |
ポクタン | x2 | その月の最後の1枚の札が場にあるときに、他の3枚の札を一緒に出す |
手札からカードをプレイした後、プレイヤーは山札からカードを1枚取り、同様の方法でテーブルにプレイします。
場にある札と同じ月の場合
山札を引いた札と同じ月の札が場に配置されている場合、場の同じ月の札に重ねて配置します。
場に同じ月の札が無かった場合
新たな月の札として、場に配置します。
手札、山札から札を出した後、プレイされた月の札が2~4枚になっている場合は以下のように札を獲得します。
場の同じ月の札枚数 | 獲得する札 |
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2枚 | 2枚の同じ月の札を獲得する |
3枚 | 場札の2枚の内1枚を選択して、2枚の同じ月の札を獲得する (この手番中に手札、山札から出された札+選択した1枚) ※ボクの場合は獲得できません。 |
4枚 | 4枚の同じ月の札を獲得する |
獲得した札は光札・タネ札・短冊札・カス札に分けて、自分の得点エリアに配置します。
ボク
テーブル上の1枚の札と同じ札が出され、同じ月の3枚目の札がめくられた場合(最終順を除く)、3枚の札はすべて場に重ねられます。(※取ることはできません)
ボクを以下の条件で行った場合は、以下のようになります。
名前 | 結果 | 条件 |
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第一巡ポク | 3点(2人プレイの場合は7点)獲得 | 1巡目の手番でのポクの場合 |
連続ポク | 3点(2人プレイの場合は7点)獲得 | 第二順以降の連続ポクの場合 ボーナスは連続ポクの回数に比例する |
ポク3回 | 勝利 | 1人のプレイヤーが1ラウンドで3回ポクをした場合 |
カス札を奪う
獲得する札で、以下の条件を満たしている場合、他のプレイヤー(2人)からカス札を取ることが出来ます。
奪い方 | 条件 |
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山取り | 3枚重なった札を取る |
タダク | 1ターンで場の同じ月2枚を出した札とめくった札で両方とも取る |
チョク | 場に合わない札を出し、その札に合う札をめくって取る |
サクスリ | ターン終了時に場に札を残さない |
ポクタン | その月の最後の1枚の札が場にあるときに、他の3枚の札を一緒に出す |
最終の手番で、山取り、タダク、チョク、サクスリがおきてもカスをもらえない
役を作成して、自分の得点が3点以上(2人プレイの場合は7点以上)になった場合、以下のいずれかを宣言できます。(※条件を満たしていない場合は手番終了となります)
STOP(ストップ)
『STOP(ストップ)』を宣言した場合、このラウンドは終了となり、得点計算が行われます。
GO(ゴー)
『GO(ゴー)』を宣言するとラウンドが続行され、その手番は終了します。
ゴーを宣言すると次に上がる場合に得点を増やすことができますが、他のプレイヤーに勝利された場合は全ての得点は失ってしまいます。
ゴー | 効果 | 説明 |
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ゴー(2回目まで) | 各ゴーは、ラウンド得点に1点を加算する | |
ゴー(3回目以降) | ゴー1回につき2倍(3回目から) | ゴーとストップのどちらかを選ばなければならないときは、ポイントを集めてゴーを宣言する |
カウンターゴー | ゴー1回につき2倍 | 相手がすでにゴーを宣言しているときにゴーを宣言する |
再カウンターゴー | 2倍, ゴー1回につきさらにx2倍 | 相手がすでにカウンターゴーを宣言しているときにさらにでゴーを宣言する。 |
ゴー失敗 | 全ての負け分を支払う | 自分がゴーを最初に宣言したのに相手が勝った場合、あなたはすべての負け分を支払わなければならない |
役
獲得した札が以下の条件であれば、役が完成します。
役 | 例 | 得点 | 説明 |
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五光 | 15点 | 光札を5枚揃える | |
四光 | 4点 | 光札を4枚揃える | |
三光 | 3点 | 光札を3枚(柳以外)揃える | |
雨三光 | 2点 | 柳の光札と光札を2枚揃える | |
五鳥 | 5点 | 梅に鶯・藤に時鳥・芒に雁の3枚を揃える | |
赤短 | 3点 | 松・梅・桜の短冊3枚を揃える | |
青短 | 3点 | 牡丹・菊・紅葉の短冊3枚を揃える | |
草短 | 3点 | 藤・杜若・萩の短冊3枚を揃える | |
たね | – | 6枚目からのタネ札は+1点 | 5枚以上のタネ札 |
たん | – | 6枚目以降の短冊札は1枚1点 | 5枚以上の短冊札 |
かす | – | 11枚目以降のカス札は1枚1点 | 10枚以上のカス札 |
5. 得点計算を行う
以下の場合、ラウンド終了となります。
・ストップが宣言した場合
・全てのカードが出された場合
・引き分けの提案を行い、全員が承諾した場合
ストップが宣言した場合
ストップを宣言した場合、それ以外の参加プレイヤーは、ストップしたプレイヤーに得点を支払います。
以下の条件を満たす場合は、その分得点を加算またはペナルティを受けます。
倍率
以下の条件を満たしている場合は、獲得できる得点がその倍数分加算されます。
(複数獲得している場合は、4倍、8倍と増えて行きます)
倍率項目 | 倍率 | 条件 |
---|---|---|
シェイク | x2 | 手札の同じ月の札を3枚公開し、その中から1枚を出す |
ポクタン | x2 | その月の最後の1枚の札が場にあるときに、他の3枚の札を一緒に出す |
モンバク | x2 | 7枚以上のタネ札を取る |
ゴー | ゴー1回につき2倍(3回目から) | ゴーとストップのどちらかを選ばなければならないときは、ポイントを集めてゴーを宣言する |
カウンターゴー | ゴー1回につき2倍 | 相手がすでにゴーを宣言しているときにゴーを宣言する |
再カウンターゴー | 2倍, ゴー1回につきさらにx2倍 | 相手がすでにカウンターゴーを宣言しているときにさらにでゴーを宣言する。 |
引き分けラウンド | 連続引き分け数×2倍 | ラウンドはドローで終わります |
ペナルティ
他のプレイヤーが以下の条件を満たしている場合は、支払う得点が以下の分だけ増加します。
ペナルティ項目 | ペナルティ | 条件 |
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光なし | x2 | 光札役からのペナルティ倍率を防ぐためには光札の札を少なくとも1枚取る必要がある |
ピバク(カス札の不足) | x2 | かすなしペナルティ倍率を防ぐためには取ったカス札が0枚か、5枚より多い必要がある |
ゴー失敗 | 全ての負け分を支払う | 自分がゴーを最初に宣言したのに相手が勝った場合、あなたはすべての負け分を支払わなければならない |
引き分けの拒否失敗 | 全ての負け分を支払う | 引き分けの提案を拒否して相手が勝った場合、誰かがゴーを宣言していない限り、あなたはすべての負けを支払わなければならない |
札が1枚もないプレイヤーは、そのラウンドの負け分を支払わなくてもよくなります。
全てのカードが出された場合
誰もストップを行わず、全てのカードがプレイされた場合は、引き分けとなります。
引き分けになると誰も得点を獲得することはできませんが、次のラウンドでの得点が倍になります。また、5回連続引き分けになった場合は、ゲームが引き分けとなって終了します。
引き分けの提案を行い、全員が承諾した場合
以下の条件を満たす場合に引き分けを提案できます。
・まだどのプレイヤーもゴーを宣言していない場合
・手札の札が全て相手の勝ち札であり、他プレイヤー全員の勝ち札を1枚以上持っている場合
・テーブル上に手札と一致する札がない場合(ボーナスのカス札を使用した場合は手札にもないとき)
全プレイヤーが引き分けを受け入れた場合、そのラウンドは引き分けで終了します。
誰かが拒否した場合、他の誰かがゴーを宣言しない限り、そのプレイヤーはそのラウンド中の損失の責任を負うことになります。
ゲームの終了条件
以下のいずれかの条件を満たした場合、ゲーム終了となります。
・規定のラウンド数が終了した場合
・5ラウンド連続で引き分けだった場合
規定のラウンド数が終了した場合
最も得点を獲得したプレイヤーが勝利となります。
引き分けの場合は、勝利を分かち合います。
5ラウンド連続で引き分けだった場合
5ラウンド連続引き分けの場合は、引き分けでゲームが終了します。