『マルコポーロの旅路(The Voyages of Marco Polo)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | マルコポーロの旅路(The Voyages of Marco Polo) | ||
特徴 | 1271年、17歳のマルコポーロは父と兄と一緒に中国への旅を始めました。 エルサレムとメソポタミアを通り、「シルクロード」を越えた長く厳しい旅の後、彼らは1275年にクビライ・カーンの宮廷に到着しました。 『マルコポーロの旅路』は、各プレイヤーがゲーム内で異なるキャラクターと特別な力を持っていて、この果てしない旅路を再現していきます。 | ||
プレイ人数 | 2 - 4 人 | プレイ時間 | 28 分 |
ゲームデザイナー | Simone Luciani, Daniele Tascini | 複雑さ | 3 |
アートワーク | Dennis Lohausen | 戦略 | 4 |
エディター | Hans im Glück | 運 | 1 |
発売日 | 2015 | やり取り | 1 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
マルコポーロの旅路(The Voyages of Marco Polo)とは?
1271年、17歳のマルコポーロは父と兄と一緒に中国への旅を始めました。 エルサレムとメソポタミアを通り、「シルクロード」を越えた長く厳しい旅の後、彼らは1275年にクビライ・カーンの宮廷に到着しました。
『マルコポーロの旅路』は、各プレイヤーがゲーム内で異なるキャラクターと特別な力を持っていて、この果てしない旅路を再現していきます。
マルコポーロの旅路(The Voyages of Marco Polo)の遊び方
ゲームの準備
スタート契約タイルを1枚受け取ります。
ラクダ2頭を受け取り、更にスタートプレイヤーは7コイン、他のプレイヤーは時計回りに1コインづつ多く受け取ります。
キャラクターを1枚選択し、前に置きます。
目的地カードの山からカードを2枚引き前に置きます。
上級バリアントでは、4枚の目的地カードを引きそこから2枚受け取ります。
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
各ラウンドは以下の流れで実施されます。
1.ラウンド開始時のアクション
2.メインアクション
3.フリーアクション(アクション前/後に実施可)
1.ラウンド開始時のアクション
ラウンド開始時、以下の流れで処理が行われます。
1. スタートプレイヤーを決める
2. ボーナスを受け取る
3. ダイスを回収する
4. ダイスを振る
前のラウンドで最後に移動アクションを行ったプレイヤーがスタートプレイヤーになります。(※スタートプレイヤーマーカーを取ります)
移動アクションを行なったダイスは重ねて置くので、最後に移動したプレイヤーはダイスが一番上に置かれています。
前のラウンド、どのプレイヤーも移動を選択していない場合はスタートプレイヤーは変わりません。
『!』のマークの書かれている小都市、及びキャラクターからボーナスが実施されます。小都市に交易所を置いているプレイヤーはマークで示されたボーナスを獲得します。
各プレイヤーはゲームボード上に置かれている自分のダイスを全て回収し、自分のボードに置きます。黒ダイスはゲームボード上の元の位置に戻します。
全てのプレイヤーが自分のダイスを全て振ります。
ダイスの出目の合計値が15以下だった場合は、15からその合計値を差し引いた数分、ラクダトークンかコインを受け取ることができます。
2.メインアクション
各プレイヤーはスタートプレイヤーから順番に自分のダイスをアクションスペースに配置することでアクションを実施していきます。
ダイスを配置できるアクションスペースは以下になります。
・移動アクション
・マーケットアクション
・皇帝(カーン)の恩寵アクション
・契約の獲得アクション
・5コインを取るアクション
・大都市アクション
全てのプレイヤーが全てのダイスを配置し終えるまで、繰り返します。ダイスが無くなったプレイヤーの手番は飛ばされ、全員が無くなったらラウンド終了となります。
・各アクションは、描かれている数のダイスを置かなければいけません。
・各アクションは、既にダイスが配置されていてもダイスを重ねて配置することができます。(※大都市・皇帝の恩寵以外)
・重ねて配置する場合、コストを支払わなければいけません。
支払うコストは置いたダイスの最も小さい目と同額となります。
・既に自分のダイスが配置されているアクションにはダイスを配置できません。
・複数のダイスを配置した場合、ダイスの出目は小さい出目の方として、アクションが実施されます。
・黒ダイスと白ダイスを配置した場合、自分のダイスと別物として扱います。
(※つまり同じアクションを再度実施できます)
・黒ダイスや白ダイスは、自分の色のダイスと組み合わせて使用することもできます。
(※この場合、同じアクションを再度実施できません)
移動アクションのダイススペースにダイスを2つ配置することで、移動アクションを実施できます。
1. コスト、移動数を確認する
配置したダイス2つの内、出目の小さい方のダイス目の欄を確認し、コストと移動数を確認します。
2. 移動コストを支払う
該当するダイス目の欄に書かれているコストを支払います。
3. 追加コストを支払う
マップ上の道にラクダ、お金が書かれている道を通る場合、追加にその数分のコストを支払います。
4. コマを移動する
自分のコマを道の先の場所に移動させます。
大都市で移動を終えた場合
移動を大都市で終えた場合、自分の交易所コマを1つ、大都市に配置します。
次の手番から、その大都市で大都市アクションを実施できるようになります。
最初に交易所を建設したプレイヤーは、(そのプレイヤーのみ)は、その大都市のボーナスを受け取ります。
小都市で移動を終えた場合
移動を小都市で終えた場合、自分の交易所を1つ小都市に配置します。そして、小都市に描かれたボーナスを獲得します。
以降のラウンド開始時に、ボーナスを獲得することができます。
北京で移動を終えた場合
画面右上にある北京に移動させた場合、最も大きい得点の場所に交易所コマを1つ配置します。
ゲーム終了時に、その得点を獲得することができます。
8つ目の交易所を置いたら直ちに5勝利点、更に9つ目の交易所を置いたら10勝利点を直ちに獲得する。
マーケットの各横列の左側に書かれているダイスの数だけ、ダイスを配置します。
その横列の内、配置したダイスの出目に合わせた資源を獲得します。
(ダイスを複数置いた場合、出目の小さい方に合わせます)
横列の内、出目よりも低い位置の資源を選択して獲得することも可能です。
ダイス1つを皇帝の恩寵の各スペースに左側から配置します。
(※このアクションはダイスを重ねて配置することはできません)
最初に配置するプレイヤーは任意のダイスを配置できますが、2番目以降は前のプレイヤーが出したダイスの出目と同じか、それ以上でなければ配置することはできません。
アクションを実行することで、ラクダ2頭と任意の資源を1つを獲得できます。
契約の獲得スペースの左側にダイスを1つ配置することで、ダイスの出目以下の欄にある契約タイルを1~2枚を獲得することができます。
獲得した契約タイルは自分の契約タイル置場に配置します。
(契約タイルは2枚しか持てないので、それ以上を取った場合は選択して捨てます)
出目5の欄から取る場合は1コインまたはラクダ1頭を、出目6の欄から取る場合は、2コインまたはラクダ2頭を獲得することができます。
契約タイルが無くなった場合、契約タイルを2枚引き、出目1~2の位置に配置します。
左の位置にダイスを1つ配置することで、ダイスの出目関係なく5コインを獲得します。
大都市には都市カードが1枚(スマトラには3枚)が配置されています。
自分の交易所が配置されている大都市では、ダイス1つを都市カードの左側に置くことで都市カードの効果を実施する大都市アクションを実施することができます。
大都市アクションでは、配置したダイスの出目の回数分、都市カードの効果を繰り返し実施することができます。
3.フリーアクション(アクション前/後に実施可)
手番である限り、自分のアクションの前または後で追加アクションを何度でも行うことができます。
ただし、アクションの途中で行うことはできません。
・契約の達成
・3コイン獲得
・ダイスの変更/追加
契約タイルの左側には、必要なラクダ及び商品が描かれています。右側には契約の報酬が描かれています。
左側の商品を支払い、右側のボーナスを受け取ります。
その後達成した契約タイルを裏返し、個人ボードの引き出しの所に置きます。
プレイヤーはダイスを1つをゲームボードのコインバッグの所に置きます。そして3コインを得ます。
・他のダイスが置かれていても追加のコストは不要です。
・ダイスの出目は関係ありません。
・ダイスがある限り何時でも行うことができます。
・同じ色のダイスが複数置かれても問題ありません。
ダイスを1つ振り直す(コスト:ラクダ1頭)
ラクダを1頭支払うことによりダイスを1つ振り直すことができます。
ダイス1つの出目±1する(コスト:ラクダ2頭)
ラクダを2頭支払うことにより、自分のダイスの目を1つ増やすか1つ減らすかできます。(※1⇔6にすることはできません)
黒ダイスを1つ追加する(コスト:ラクダ3頭)
ラクダを3頭支払い、黒ダイス置き場から黒ダイスを1つ取ります。
黒ダイスを取った場合、直ぐに振って残りのダイスと一緒に配置します。
各プレイヤーは1回の手番中に1つだけしか黒ダイスを取れません。
ゲームの終了条件
5ラウンド終了したら、ゲーム終了になります。
最終ラウンドの後で、最終得点計算を行います。
項目 | 得点 |
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目的地カード | 目的地カードのポイント(カードに示された2箇所に交易所で該当ポイント、また2枚合わせそのうち1/2/3/4箇所に交易所で1/3/6/10ポイント) |
コイン | 10コインにつき1ポイント |
北京(場所) | 北京に交易所があるプレイヤーは交易所の場所によって10・7・4・1ポイント |
北京(資源) | 北京に交易所があるプレイヤーは任意の商品(金・絹・胡椒)2つにつき1ポイント |
契約 | 最も多くの契約を達成したプレイヤー(複数の場合はその全員)に7ポイント |
合計ポイントの最も高いプレイヤーが勝者になります。
同点の場合、それらのプレイヤーの中で残っているラクダの数の最も多いプレイヤーが勝者になります。それも同数の場合は引き分けとなります。
キャラクター
カード | 効果 |
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ラシード=ウッディーン=スィナーン ダイス目を任意のもののに変更できる。 | |
ベルケ=ハン すでに埋まっているアクションマスを使う場合のコストが掛からない。 | |
マテオ=ポーロ ラウンド開始時、白ダイス1個と契約タイル1枚を受け取る。 | |
タブリーズの商人 マーケットアクションを他人が使用したら、自分も該当する商品かラクダを1つ受け取る。 3人の場合は、上記の能力に加えて皇帝の恩寵を他人が使用したら、自分もラクダ1頭を獲得します。 2人の場合は、上記の能力に加えて5コイン獲得を他人が使用したら、自分も1コインを獲得します。 | |
ウィリアム=ルブルック スタート時交易所を2つ多く受け取り、ゲーム中、大都市・小都市を通過するだけでも交易所を置きボーナスを受け取ることができる。11個目の交易所を置いたら直ちに10ポイント獲得する。 | |
ニコロ=ポーロとマルコ=ポーロ コマを2個使用できる。ラウンド開始時ラクダ1頭を受け取る。 | |
プラノ=カルピニ 1移動でオアシス(大都市でも小都市でもないマス)からオアシスにワープできる。ラウンド開始時3コインを受け取る。 | |
クビライ=ハーン ヴェネツィアからではなく北京からスタートする。また、北京の10点のマスに交易所を置く。 |
エキスパート・ルール
・都市ボーナスの配置
都市ボーナスタイルがランダムで配置されます
・人物カードの分配
プレイ人数+1枚から手番が最後のプレイヤーから人物カードを選択します。
・目的地カードの分配
ランダムに4枚配布して2枚選択します。
補足
「依頼」のアイコンがある場合は補助用の山札の一番上から1枚引きます。
「コマを移動」のアイコンが書かれている場合は自分のプレイヤーコマを地図上で1歩移動させます。通過する経路に示されている追加コストを払わなければなりません。移動できない場合は無効になります。移動の実行は強制ではなく任意。
「黒いダイス」のアイコンがあるときは黒いダイス置き場から黒いダイスを受け取ります。黒いダイス置き場にダイスがない場合はこの効果は無効になります。
「!」のマークはラウンド開始時にボーナスを獲得することを表します。
「?」が記載されていた都市ボーナスは他の都市ボーナスタイルを選択してそのボーナスを獲得します。交易所を立てている必要はありません。