『メトロマニア(Metromania)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
---|---|---|---|
タイトル | メトロマニア(Metromania) | ||
特徴 | メトロマニア(Metromania)はJean-Michel Mamanによってデザインされ、Spiel-ou-Faceによって発行されたゲームです。 | ||
プレイ人数 | 2 - 4 人 | プレイ時間 | 18 分 |
ゲームデザイナー | Jean-Michel Maman | 複雑さ | 1 |
アートワーク | 戦略 | 3 | |
エディター | Spiel-ou-Face | 運 | 1 |
発売日 | 2006 | やり取り | 2 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
メトロマニア(Metromania)とは?
メトロマニアは、プレイヤーが地下鉄建設会社となり、都市に2本の地下鉄路線を掘り、目的地(住宅、職場、娯楽)をつなげながら競うボードゲームです。
他のプレイヤーと協力して駅を建設しつつも、競争が激化する場面も。建設フェーズ後、市は7回の試験運行を行い、最速のルートを提供したプレイヤーが得点します。
戦略的な路線構築と目的地の配置が勝利の鍵となるゲームです。同点の場合は路線完成数やトンネル数で決着します。
メトロマニア(Metromania)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・ | ゲームボード(1つ)※4つの部品で構成されています |
・ | 地区ボード(6つ) |
・ | トンネルタイル[単色](各色18個ずつ) |
・ | トンネルタイル[ストライプ](各色18個ずつ) |
・ | 始点トークン(各色2個ずつ[単色/ストライプ]) |
・ | 終点トークン(各色2個ずつ[単色/ストライプ]) |
・ | 得点マーカー(各色1個ずつ) |
・ | 拠点タイル(12枚) |
・ | 駅チップ(30枚) |
準備
❶ | 最初のプレイヤーをランダムで決定します。 |
❷ | ゲームボードの部品を組み合わせて、ゲームボードを作成します。 中央には6つの地区をランダムに、向きを自由に配置して街を作ります。 |
❸ | 各プレイヤーは色を選び、自分のトンネルと得点マーカーを受け取ります。 得点トラックの「0」の位置に自分の得点マーカーを置きます。 |
❹ | 駅はすべてのプレイヤーの近くに配置します。 拠点タイル(12個)をシャッフルし、裏向きにしておきます。 |
❺ | 順番に各プレイヤーは、同じアルファベットを持たないように拠点タイルを均等に受け取ります。 ・4人プレイの場合、異なる種類(住宅/職場/娯楽)の拠点タイルを1枚ずつ受け取ります。 ・3人プレイの場合、拠点タイルを4枚ずつ受け取ります。 ・2人プレイの場合、それぞれA~Fの拠点タイルを6枚ずつを受け取ります。 |
❻ | 各プレイヤーは、自分の拠点を裏向きにして手元に保管します。 |
❼ | 駅チップを中央に30枚を配置しておきます。 |
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
各プレイヤーは順番に以下のいずれかを実施します。
・トンネルを掘る
・駅を作る
トンネルを掘る
トンネルタイルを3枚配置します。
(配置できない場合を除き、2枚以下だけの配置は不可)
最初のターンは白い矢印の位置からトンネルタイルを配置し、それ以降は線路を伸ばすように配置します。
・ | 白矢印からトンネルタイルを配置し、それ以降は線路を伸ばすように配置します。 |
・ | 枝分かれするように配置したり、同じ色の線路に合流はできません。 (※ストライプは別の色扱いになります) |
・ | 駅がない交点で鋭角に曲がることはできません。 |
・ | 同じ路線を後戻りしたり、既に配置されたマスに配置はできません。 |
・ | 外周の矢印のないマスには線路を配置可能ですが、矢印マスは始発/終点しか置けません。 |
・ | 川・森にはトンネルタイルは配置できません。 |
始点を配置する
最初にトンネルを配置して線路を作る場合、白矢印に配置し、その位置に始点を配置します。
各プレイヤーは2ヶ所から線路を開始でき、2ヶ所目の線路は1ヶ所の向かい側の3辺の白矢印から、ストライプの線路の始点を配置できます。
拠点を配置する
自分の持っている拠点と同じ種類の拠点に重なるように線路を配置した場合、拠点タイルをその位置に配置することができます。
同じアルファベットの拠点を隣接して置くことはできず、また1手番に拠点を2つ置くことはできません。
建物の種類は以下の3種類があります。
住居 | 娯楽 | 職場 |
---|---|---|
駅を配置する
自分の路線が別の路線に合流した場合、または他の路線から離脱した場合に、その交点に配置されます。
拠点に接する位置に駅を配置した場合、そのプレイヤーは拠点のアルファベット有無関係なく、接している拠点の数だけ1点を獲得します。
駅が残っていない場合は、駅を設置はできません。
終点を作る
線路を始点の向かいの3辺にある黒色矢印まで繋げたら、その位置に終点トークンを配置します。
終点を作った場合、ボーナスとしてその線路上に駅を1つ配置することができます。(駅が残っていない場合は配置できません)
終点を作る場合も「2枚以下しかタイルを置かない」ことはできないので、他の路線で調節するか、ちょうど3枚で終わるように工夫してください。
ただし1つの路線を終点まで配置し終えてたり、それ以上配置できない状態の場合は、2つ目の線路の終点は2枚以下でもOKです。
駅を作る
トンネルタイルを3枚置く代わりに以下の場所に駅を配置できます。
終点を配置していない路線上の既にある(始発)駅と駅の間
ゲームの終了条件
以下のいずれかの条件を満たした場合、それを行ったプレイヤー以外が手番を1回ずつ行ってゲーム終了となります。
・誰かが2つの路線を終点まで配置し終えた場合
・駅チップが無くなった場合
・5つの路線が終点、または行き止まりに着いた場合
(行き止まり:それ以上置けなくなった場合)
得点計算を行い、最も得点を獲得したプレイヤーが勝利となります。
同点の場合、最も多くの路線を完成させたプレイヤーが勝利します。
それでも同点の場合、最も多くのトンネルを設置したプレイヤーが勝利します。
点数計算
各プレイヤーは、以下の流れで得点計算を実施します。
1. 駅建設によるポイント
ゲーム中に駅を拠点に接するように配置した時に得た得点。
(※この得点は、ゲーム中に計算されます)
2. 未完成の路線による減点
自分の線路に終点が置かれていない場合、その線路は未完成となります。
条件 | 得点 |
---|---|
2本の路線を完成させた場合 | 現状の得点を維持したまま、次の得点計算に移ります |
1本の路線を完成させた場合 | 現状の得点を半分(切り捨て)にして、次の得点計算に移ります |
路線を完成できなかった場合 | 現状の得点を”0″にして、次の得点計算に移ります |
3. 各拠点間の得点
A~Fの拠点ごとに、同じアルファベットの拠点間で最も移動時間が短いルートを出し、それに関わったプレイヤーは得点を獲得します。
・ | 拠点に接している駅から計算を開始します。 |
・ | 路線1マス移動する度、+1分経過します。 (別の路線が平行に進んでいても駅を介さず別の路線には乗り換えれません) |
・ | 駅に着いたら、他の路線に乗り換えることができます。 その場合、乗り換えに+3分経過します。 |
・ | もう一方の拠点に接する駅まで到着したら計測終了します。 |
該当するルートが2つある場合、そのどちらも得点対象になります。 (※得点できるのは各アルファベットごと1回のみ) |
最短ルートの路線に1マスでも関わったプレイヤーは以下の得点を獲得します。
対象 | 得点 |
---|---|
拠点を配置したプレイヤー | 6点 |
拠点を配置していないプレイヤー | 3点 |
以下の条件に該当する場合は、該当プレイヤーは-6点のペナルティを受けます。(※BGAでは他のプレイヤーに6点入ります)
条件 | ペナルティの対象プレイヤー |
---|---|
拠点が配置されていない | 拠点をまだ手元に持っているプレイヤー |
駅が接していない | 拠点を配置した2人のプレイヤー |
路線が接続されていない | 拠点を配置した2人のプレイヤー |
※ペナルティを受けるのは各アルファベットごと1回のみ
4. 湖、公園のボーナス点
各拠点間の得点計算を終えた後、湖と公園に接している駅間での最短ルートも拠点同様の方法で計算し、それに関わったプレイヤーは5点のボーナスを獲得します。
湖、公園間でのペナルティはありません。