遊び方

『モンスターへクス(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

『モンスターへクス(Monster Hex)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

ボードゲームの基本情報
タイトルモンスターへクス(Monster Hex)
特徴モンスターヘクス(Monster Hex)は、4つの勢力で支配されている魔界を舞台にしたエリアマジョリティゲームです。ユニットをボード上に配置し、8ヶ所の秘跡にある魔石を奪い合います。 大魔石マスでは、周囲6マスのユニットのパワーの合計値を比較し、1位と2位が魔石を獲得します。小魔石マスでは、隣接するユニットがそれぞれ持つパワーを比較し、高い方が魔石を獲得します。 最多得点獲得者が勝者となります。新たな魔王の誕生を皆で祝いましょう。
プレイ人数 1 - 4 人プレイ時間 30 分
ゲームデザイナーKenichi Kabuki複雑さ2
アートワークMakoto Takami戦略3
エディターGame Nowa2
発売日2024やり取り0

※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより

モンスターへクス(Monster Hex)とは?

魔王と勇者は共に斃れた。
魔族の四天王である君は新たな魔界の王となるべく、魔界の秘跡に散らばる強大な魔力を備えた魔石の獲得に乗り出した。

当然のように他の四天王も黙ってはいない。
それは奇しくも、多くの魔石を集めた者こそが、魔王に相応しい実力を示すことになった。
ここに魔王の座を賭けた熾烈な争いが幕を明けたのだ。

モンスターヘクスは、六角形のボードでプレイするエリアマジョリティゲームです。
各プレイヤーは、選択した派閥のモンスターを10枚受け取り、魔石の周りに配置して獲得します。

モンスターへクス(Monster Hex)の遊び方

ゲームの準備

内容物

ユニットタイル:40枚(10枚x4色)
魔石タイル:8枚(裏面あり)
プレイボード:1枚(4人用/2~3人用)
得点マーカー:4個
能力カード:4枚
目標カード:20枚
カウンター:8個

準備

プレイボードの準備
プレイボードを人数に対応する面を上にして、中央に配置します。
(2人プレイの場合、2人プレイのボードが用意されます)
プレイヤーの準備
各プレイヤーは自分の色を選択し、対応するユニットタイル(10枚)を受け取ります。
得点トラック・得点マーカーの準備
ボード上の得点トラックに各プレイヤーの色の得点マーカーを”0″の位置に配置します。
ユニットタイルの準備
各プレイヤーは、受け取ったユニットタイルをシャッフルし、山札置き場に配置します。
手札の準備
各プレイヤーは自分の山札からユニットタイルを4枚引いて、手札にします。
(※2~3人プレイの場合、手札は3枚になります)
スタートプレイヤーの決定
ランダムでスタートプレイヤーを決定し、ゲームを開始します。

最初の画面は以下のようになります

ゲームの補足

ユニットについて

各プレイヤーに配られる6角形のユニットタイルの内訳は以下のようになっています。
(プレイヤーごとに色とイラストは異なりますが、同じ構成になっています)

SランクAランクBランクCランク
1枚3枚3枚3枚

ユニットの各辺にはモンスターのパワーを表すドットが記載されています。
(パワーの強さは、S > A > B > C になっています)

ゲームの流れ

スタートプレイヤーから順番に以下の流れで手番を行います。

1. ユニットの配置
2. 魔石の獲得判定
3. ユニットの補充

1. ユニットの配置

手札からユニットを1枚選び、配置ルールに従ってボード上の空きスペースに配置します。

ユニットの配置ルール

ユニットは以下のルールで配置します。

隣接する位置に配置
既に配置されているユニット(色問わず)の隣接する空スペースに配置します。
隣接するユニットに接する辺同士が同じパワー(1辺以上)
隣接するユニット同士の1辺が『同じパワー(同じドット数)』でなければいけません。
(1辺が同じパワーであれば、他の辺は異なっていても問題ありません)

配置できるユニットが無い場合

プレイヤーの手札に配置できるユニットがない場合、空いているスタートマスにユニットを配置できます。

空いているスタートマスがない場合は、任意の場所にユニットを配置します。

2. 魔石の獲得判定

ユニットを配置した際、魔石の周りが全て埋められた場合(大魔石は6マス、小魔石は2マス)、魔石の獲得判定を実施します。

各ユニットの魔石側に向けている辺のパワー数(ドット数)を確認し、パワーの合計数が多いプレイヤーは得点を獲得します。

魔石説明
大魔石マス
周りの6マスをユニットで囲まれた時、パワー数が上位2名までは得点を獲得します。
1位のプレイヤー:2つある数字の内、好きな方の数字の得点を獲得する。
2位のプレイヤー:余った方の数字の得点を獲得する。

【色ボーナス】
自分の色が付いている得点を獲得した場合、+2点ボーナスを獲得します。
【注意】
パワーの合計値が同じ場合、対象のプレイヤーは順位の対象外となり、得点は獲得できません。

[例]
・1位の合計値が同じ→2位だけが好きな魔石を1つ獲得
・2位の合計値が同じ→1位だけが好きな魔石を1つ獲得
・4人のうち3人の合計値が同じ→残りの1人が好きな魔石を1つ獲得
・全員の合計値が同じ→誰も魔石を獲得できない
小魔石マス
周りの2マスをユニットで囲まれた時、パワー数が最も多いプレイヤーは1点を獲得します。
(ボード端にあるので、隣接2マスで囲んだ扱いになります)
パワーが同じ場合、ランクを比較して高い方(S>A>B>C)が獲得します。
ランクも同じ場合は獲得できません。

3. ユニットの補充

自分のユニットタイルの山札から、手札が4枚になるように補充します。
(山札が尽きた場合は、それ以上は補充されません)

ゲームの終了条件

以下の条件が満たされた場合、ゲーム終了となります。

ボード上の全てのマスにユニットが配置され、その手番が終了した場合

ゲーム終了時、手札は以下の枚数残ります。

プレイ人数4人プレイ3人プレイ2人プレイ
手札に残る枚数2枚0枚1枚

最も得点を獲得したプレイヤーが勝利となります。

同点の場合は、7点の魔石を獲得したプレイヤーが勝利します。
該当プレイヤーがいない場合は、勝利を分かち合います。

変更可能ルール

魔石のランダム配置(デフォルト:OFF)

設定をONにすることで、大魔石マスの位置をランダムで置き換えることができます。
ただし、中央と一部の大魔石は移動されません。

目標カード(デフォルト:OFF)

目標カードをONにしている場合、目標カードが追加されます。

目標カードの準備

以下の流れで目標カードが準備されます。

目標カードの山札を作成する
目標カード20枚をシャッフルし、全員の手の届く位置に配置します。
個人目標を受け取る
各プレイヤーは山札から1枚ずつ目標を引いて受け取ります。
(自分のみ確認可)
共通目標を公開する
共通目標を2枚山札から公開します。

ゲーム終了時

ゲーム終了時、達成した目標カードの得点が各プレイヤーに加算されます。

共通目標の得点
共通目標は達成しているプレイヤーは全員得点を獲得できます。
(最多の場合、同数で複数人が達成していても全員得点可)
個人目標の得点
個人目標は自分のみが条件を満たしている場合、得点可能になります。
複数回達成

対象の目標条件を複数カ所で達成した場合、「表記された得点 × 達成カ所の数」を得点できます。

目標カード一覧

目標カードは以下の20種類があります。
(※ピンク色のユニットは自軍のユニットであることを示しています)

目標条件と得点
大魔石への参戦数【3点】
参戦している大魔石マスの数が最も多い場合、3点を獲得します。

※獲得ではなく、あくまで参戦です
小魔石への参戦数【4点】※2人プレイの場合不使用
参戦している小魔石マスの数が最も多いプレイヤーは4点を獲得します。

※獲得ではなく、あくまで参戦です
自軍ユニット同士の隣接数【X点】
最も長く隣接して繋がっている自軍のユニット数から1を引いた数が得点になります。
内陸のB・Cランク数【3点】
内陸に置かれているBランク・Cランクの数が最も多いプレイヤーは3点を獲得します。
グループ数【3点】
グループ(2ユニット以上の塊)の数が最も多いプレイヤーは3点を獲得します。
外周にSランク【2点】
Sランクのユニットを、6点の魔石が置かれた大魔石マスの外周側に配置した場合、2点を獲得します。
外周のユニット数【4点】
外周に自軍のユニットを配置している数が最も多い場合、4点を獲得する。
フォーメーション【3点】
図に書かれている形と同じ(回転可)にできれば3点を獲得する。(Aランクユニットは最低1体必要)
自軍カラーの魔石(3点)に不参戦【3点】※2人プレイの場合不使用
3点の位置に自軍カラーがある大魔石に不参戦であれば、3点を獲得する。
孤立ユニットが最多【4点】
孤立(自軍が隣接していない)ユニットの数が最も多い場合、4点を獲得する。
Cランクで大魔石制圧【5点】
自軍のCランクのユニットのみで、大魔石を制圧(1位)を取れれば5点を獲得する。
フォーメーション【3点】※2人プレイの場合不使用
図に書かれている形と同じ(回転可)にできれば3点を獲得する。(Cランクユニットは最低1体必要)
S・Aランク同士が隔離【2点】
S・Aランク同士が全く隣接していなければ2点を獲得する。
異なるパワーでBランク同士が隣接【2点】
自軍のBランク同士が異なるパワーで隣接していれば、2点を獲得する。
中央に1ユニットで参戦【3点】※2人プレイの場合不使用
中央の大魔石マスに自軍のユニットが1体だけで参戦できていれば3点を獲得する。
大魔石にパワー1で参戦した数【4点】
大魔石にパワー1で参戦したユニットの数が最も多い場合、4点を獲得します。
フォーメーション【3点】
図に書かれている形と同じ(回転可)にできれば3点を獲得する。(Bランクユニットは最低1体必要)
パワー5同士で隣接【3点】
自軍のユニットをパワー5同士で隣接させていれば、3点を獲得する。
同じランクのユニットで隣接【3点】
自軍の同じランクのユニットが3体連続して隣接できれいれば、3点を獲得する。
大魔石にパワー3で参戦した数【3点】
大魔石マスにパワー3で隣接して参戦している自軍のユニットが最も多い場合、3点を獲得する。
フォーメーション

ユニットの並びを図と同じ(または図を回転させた形と同じ)にする必要があります。

参戦

魔石獲得判定時に、少なくとも自軍のユニット1体が魔石マスに隣接している状態を指します。

能力カード(デフォルト:無効)

設定をONにすることで、能力カードが追加されます。

勢力と能力の決定

能力は勢力(色)ごとに2種類あり、いずれかの方法で勢力と能力1つを選びます。

・ランダム:勢力と能力がランダムで選ばれます。
・ドラフト:ラストプレイヤーから順番に勢力と能力1つを選ぶ。
(他のプレイヤーが選んだ勢力は選べなくなります。)

各プレイヤーは決まった勢力と能力カード(決めた能力の面を上)を受け取ります。
(必要に応じて、カウンターを受け取ります)

能力の発動条件

自分のユニットのアルファベットが赤色(通常は黒)のユニットを配置した時、対応する能力を発動することができます。(※褒賞のみ、そのユニットの制圧時に発動)

SランクBランクCランク
★の能力を実施
(協力な効果)
●の能力を実施
(通常効果)

※説明のため★/●と記載しています

褒章を除く各能力は、ユニット配置時に任意で実施可能です。
使用しなかった場合、ユニット配置時以降に使用することはできません。

能力一覧

赤の勢力能力
強化【白のカウンターを使用】
●:味方1体のパワーを+1
★:味方1体のパワーを+2

方法
強化したい自分のユニット(このユニットも含む)を1体選択し、選択したユニットの上に白のカウンターを1つ(★は2つ)乗せます。

ユニットの上に乗っている白のカウンター1つにつき、そのユニットの全ての辺にパワーが+1されます。(但し、魔石獲得判定時のみ)
褒賞
●大魔石マスを制圧(1位)した時、+1点
★大魔石マスを制圧(1位)した時、+2点

方法
このユニットを使用して大魔石を1位で獲得できた場合、得点に1~2点が加算されます。
青の勢力能力
速攻
●★連続手番(1ラウンド中1回のみ)

【方法】
能力を持つユニットを配置した後、続けて手札から2体目のユニットを1体配置できます。

2体目に能力を持つユニットを配置したとしても、1ラウンド中に3体目のユニットは配置できません。

この能力を使用した場合、残り手札が2枚になった以降のラウンドのあなたの手番は飛ばされます。(※置ける総数は変更されません)
散兵
●隣接条件(パワー数)を無視して配置できます
★隣接条件(パワー数)を無視して任意の空きマスに配置できます
黄の勢力能力
混乱
●隣接する敵1体を任意の向きに回転します
★任意の場所にいる敵1体を任意の向きに回転します
隠密
●★目標カードを1枚引く
※個人目標:非公開

【方法】
目標カードを1枚引き、個人目標(非公開)に加えます。
ゲーム終了時、達成していれば得点を獲得します。

※設定で目標カードをOFFにしていてもこのプレイヤーのみが個人目標が適応されます。
緑の能力能力
呪い【黒のカウンターを使用】
●敵1体のパワーを-1
★敵1体のパワーを-2

【方法】
呪いをかけたい敵のユニットを1体選択し、選択したユニットの上に黒のカウンターを1つ(★は2つ)乗せます。

ユニットの上に乗っている黒のカウンター1つにつき、そのユニットの全ての辺にパワーが-1されます。(但し、魔石獲得判定時のみ)
魔石化【黒のカウンターを使用】
●空きマス1つを1点の大魔石マスに変える
★空きマス1つを2点の大魔石マスに変える

【方法】
好きな空きマスに黒のカウンターを1つ(★は2つ)を置きます。
(魔石の獲得判定に必要な最後の空マスを埋めるのはできません)

このマスは一時的に配置することができなくなり、黒のカウンターの周りの空きマスを全てユニットで埋められた時、魔石の獲得判定を行い、最もパワーの高いプレイヤーが黒のカウンターを獲得できます。(1個1点)

※同点の場合は大魔石の獲得判定に従います。

【例外】
複数の黒カウンターにより、隣接ルールに従って配置することができなくなった場合、「隣接できるタイルがない」際のルールに従って残りのマスに自由な向きで配置できます。

共有の勢力(デフォルト:無効)・ソロプレイの場合

2人プレイの場合、ONにすることで共有の勢力が追加され、以下のルールが適応されます。
(ソロプレイの場合、強制的にONになります)

準備の変更点

プレイボードの準備
3人プレイ用のプレイボードが用意されます。
ソロプレイの場合、2人用のプレイボードを使用する。
共通色の勢力の準備
プレイ人数+1の色のユニットが使用され、追加された色は共通色の勢力となります。
共通色のユニットは5枚ずつ、プレイヤーがそれぞれ受け取り、自分色とは別で共通色の山札を作成します。
ソロプレイの場合、2色のユニットを受け取り、それぞれ山札を作成します。
先手、後手のプレイヤーの手札の準備
先手、後手のプレイヤーを決め、それぞれ以下の手札を準備します。
・先手:自分の色を2枚と共有色を1枚
・後手:自分の色を3枚
ソロプレイの場合、自分の色を2枚と共有色を1枚の手札を受け取る。

ゲームの流れの変更点

先手、後手の順に手番を行った後、先手は共有色を配置ルールに従って配置します。
先手は自分の色の山札からユニットが3枚になるまで、後手は共有色の山札からユニットを1枚補充します。
先手と後手を交代して、先手から手番を開始します。

ゲーム終了時の変更点

共有色もプレイヤーと同じく得点を獲得します。
お互いの得点が共有色の得点より低い場合、プレイヤーは2人ともゲームに敗北します。

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