『パンダスピン(Panda Spin)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | パンダスピン(Panda Spin) | ||
特徴 | パンダスピンでは、各プレイヤーは自分の手札を最初に取り除くことを目指し、その過程でパンダに十分な餌を与えるために竹を集めます。 さらに詳しく説明すると、パンダスピンは、「2つの柄」のカードの特別なデッキを使用してプレイされるクライミングゲームです。すべてのカードは、上に向かってオレンジ色の動物から始まります。各プレイヤーはランダムな風カード(それぞれに固有のプレイ条件があります)と11枚のカードを受け取り、残りのカードは山札に入れられます。 | ||
プレイ人数 | 2 - 5 人 | プレイ時間 | 37 分 |
ゲームデザイナー | Carl Chudyk | 複雑さ | 3 |
アートワーク | Wenjue Zhuang | 戦略 | 4 |
エディター | Moon Gate Design | 運 | 3 |
発売日 | 2025 | やり取り | 4 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
パンダスピン(Panda Spin)とは?
ある夜、パンダは竹林の間に座り、夢心地で数枚の竹の葉を噛んでいました。
夜空を見上げながら、なぜ自分が中国の十二支の一員ではないのだろうと不思議に思いました。
「それなら、十二支の動物たちと同じくらい注目されて、特別な役割を果たせるようなものを考えよう」と思い立ちます。そして次の竹の葉を噛んだときに、「Panda Spin」のアイデアが生まれました……。
「パンダスピン」 はカードゲームで、中国の十二支とその五行の組み合わせが描かれたカードに加え、パンダが登場します。
ゲームの目的は、トリックを勝ち取ったり「パンダ用の竹」(つまりバンブータイルという形のポイント)を集めたりして、他のプレイヤーよりも早くカードを使い切ることです。
トリックに勝つと、そのトリックで使ったカードを捨てることができます。ですが、たとえトリックに負けてもメリットがあります。使用したカードを180度回転させて(スピン)手札に戻すことで、そのカードの価値が上がるのです。そのため、より多くのポイントを得るために、時にはトリックに負けることが有効な戦略になることもあります……。
パンダスピン(Panda Spin)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・ | カード:75枚 |
・動物カード:65枚(各スート13枚 × 5スート) ・エレメントカード:5枚 ・プレイヤー用ヘルプカード:5枚 | |
・ | 竹タイル(ポイント):45枚 |
1ポイントタイル:30枚 5ポイントタイル:15枚 | |
・ | パンダの気分トークン:1枚 |
準備
❶ | 竹タイルを全員の手の届く範囲置いて、サプライを作成します。 |
❷ | パンダの気分タイルを「空腹パンダ」 または 「スピンパンダ」 のどちらかの面を表の置きます。 |
❸ | エレメントカード5枚を取り出し、シャッフルし、各プレイヤーがエレメントカードを1枚引きます。 |
❹ | 一番大きな数字を引いた人がスタートプレイヤーになります。 (2人でプレイする場合は、もう1枚エレメントカードを公開してください) |
❺ | 選ばれたエレメントカードの色に対応する動物カードを山札から選びます。 (必要のないエレメントカードと動物カードは箱に戻してください) |
❻ | 選んだ動物カードとエレメントカードをシャッフルし、各プレイヤーに12枚ずつ配ります。 手札はすべて白い面が上になるように持ってください。 (ビギナールールの場合は、エレメントカードを使用しません) |
❼ | 残りのカードは裏向きの山札として横に置きます。 山札の隣に捨て札用のスペースを空け、後で捨てるカードを表向きに置けるようにします。 |
最初の画面は以下のようになります

ゲームの流れ
各プレイヤーは順番に以下の方法で手番を行います。
場にカードが出されていない場合
以下の方法でトリックを開始します。
・好きな組み合わせでカードを出す
場にカードが出されている場合
場にカードが出されている場合、以下のいずれかを実施します。
・同じ組み合わせでより強いカードを出す
・ボムの組み合わせでカードを出す
・エレメントカードを出す
・パス
場にカードが出されて”いない”場合
以下の方法でトリックを開始します。
好きな組み合わせでカードを出す

場にカードが出されていない場合、好きな組み合わせでカードを出して、トリックを開始します。
組み合わせ一覧
組み合わせ | 説明 |
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![]() | シングル(Single) 最も高いシングル値は「ニ」(中国の2)で、以下の順で値が低くなります: A, K, Q, J, 10, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3 この順序は他のコンビネーションでも適用されます: 最も高いシングル値がそのコンビネーションの値を決定します。 |
![]() | セット(Set) 同じ値のカード2枚以上で構成されます。 例: 5, 5 または 7, 7, 7 |
![]() | ラン(Run) 2〜5枚の連続した値のカードで構成されます。「 」はランに含めることはできません。 例: 5, 4, 3 または A, K, Q |
![]() | フォーメーション(Formation) ランのセットで構成されます。 例: Q, Q, J, J, 10, 10 または 7, 7, 7, 6, 6, 6 |
![]() | ボム(Bomb) 少なくとも同じ値のカード4枚以上で構成されます。 例: 8, 8, 8, 8 または 3, 3, 3, 3, 3 注記:水シンボルを含むカードはボムに使用できません。 |
特殊なシンボルを持つカードを使用した場合
特殊なシンボルのカードを使用した場合、対応する効果を実施します。
シンボル | 効果 |
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![]() | 火のシンボル 火のシンボルを使用するごとに、手札からカードを1枚捨てることが出来ます。 |
![]() | 水のシンボル 水のシンボルは好きな値(ワイルド)として、セット・ラン・フォーメーションと組み合わせることができます。 |
![]() | 竹のシンボル 竹のシンボルを使用するごとに、サプライから1点を獲得できます。 |
![]() | パンダのシンボル パンダのシンボルはパンダの気分タイルの状態により、効果が変化します。 【空腹パンダの場合】 直前にカードを出したプレイヤーから1点を受け取る。 (そのプレイヤーが得点を持っていない場合は獲得できません) 【スピンパンダの場合】 手札の1枚を白い面から青い面にスピンすることができます。 |
同じ数字が2つ以上あるカードを使用した場合

同じ数字が2つ以上書かれているカードを出した場合は、同じカードを数字の数だけ出されたとして扱います。
これにより、セット・フォーメーション・ボムは出しやすくなります。
カードの属性について
カードの属性は5種類あります。属性によって、スピンした後の青色面での効果の特徴が以下のようになっています。
・ | 火のカード スピン後、火のカードは「2つの数値」または「高い数値と火のシンボル」を持ちます。 |
・ | 金のカード スピン後、金属のカードは複数の同じ数値を持ちます。 これにより、セット、フォーメーション、ボムを作りやすくなります。 |
・ | 水のカード スピン後、水のカードは水のシンボルを持ちます。 |
・ | 土のカード スピン後、土のカードは「2倍の数値」または「高い数値とパンダのシンボル」を持ちます。 |
・ | 木のカード スピン後、木のカードは竹のシンボルを示します。 |
場にカードが出されて”いる”場合
場にカードが出されている場合、以下のいずれかを実施します。
・同じ組み合わせでより強いカードを出す
・ボムの組み合わせでカードを出す
・エレメントカードを出す
・パス

場に出ているカードと同じ組み合わせかつ同じ枚数で、より強い値を持つカードを出します。
ランやフォーメーションの場合、一番高い数字を比較します。
(弱)3 < 4 < 5 < 6 < 7 < 8 < 9 < 10 < J < Q < K < A < ニ(強) |

ボム以外の組み合わせで出されている場合、ボムを出すことができます。
場が既にボムが出されている場合は、より強いボムを出すことが出来ます。
ボムの強さ
ボムに対してボムを出す場合、以下のいずれかを満たしている組み合わせを出せます。
・ | 同じ枚数でより高い値を持つボム |
・ | より多い枚数のボム |
ボムを使用する場合、シンボルの効果は実施できません。

エレメントカードは条件を満たす場合に、カードの組み合わせの代わりにプレイを行い、即座にトリックに勝利することができます。
その後、カードを2枚引き、白の面を上にして手札に加えます。
エレメントカードの条件
# | 条件 |
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![]() | 火のエレメント 以下の両方が満たされている場合にプレイできます。 ・場のカードがボムではないこと ・手札がこのカードを含めて7枚以下であること |
![]() | 金のエレメント 以下の両方が満たされている場合にプレイできます。 ・場のカードがボムではないこと ・誰かが白の面と青の面の両方をプレイしていること |
![]() | 水のエレメント 以下の両方が満たされている場合にプレイできます。 ・場のカードがボムではないこと ・場のカードが3つの数字以上が出ていること |
![]() | 土のエレメント 以下の両方が満たされている場合にプレイできます。 ・場のカードがボムではないこと ・場のカードにパンダのシンボルが含まれていること |
![]() | 木のエレメント 以下の両方が満たされている場合にプレイできます。 ・場のカードがボムではないこと ・場のカードにニまたはAが含まれていること |
エレメントカードは、カードをプレイする前、もしくはパスする前にエレメントカードを捨てることができます。
場のカードを上回れない、もしくはカードを出したくない場合はパスを行います。
ハードパス:1度パスしたら場が流れるまでカードは出せなくなります。
パスをするまでにカードを出していた場合
出したカードの面を確認し、対応する処理を行います。
出したカードが全て白い面の場合
出したカードを青い面にスピンして、手札に加えます。
ただし、ボムを出した場合は裏返らず捨て札になります。
出したカードに青い面が含まれていた場合
出したカードの全てを捨て札にします。
カードを出したプレイヤー以外が全員パスした場合
カードを出したプレイヤー以外が全員パスした場合、場に出されたカードを全て捨て札にします。
その後、最後にカードを出したプレイヤーから手番を行います。
手札を全て出し終えた場合
自分の手番の終了時に手札・場のカードを全て使い切ったら上がりとなり、そのプレイヤーは以下の得点を獲得します。
手札が残っている中で、手札が最も多いプレイヤーの手札枚数が得点。
(最大7点)
まだ2人以上のプレイヤーが手札を持っている状態であれば、次のプレイヤーからプレイは継続されます。(※上がったプレイヤーの手番は飛ばされます)
複数のプレイヤーが同じトリックで最後のカードを捨てた場合、全員が同じ得点を得ます。
すべてのプレイヤーの手札がなくなった場合、誰もポイントを得ません。
ラウンド終了条件
以下のいずれかの条件が満たされた場合、ラウンド終了となります。
1人を残して全員が上がった場合
ラウンド終了時、15点以上のプレイヤーがいればゲーム終了となります。
いない場合は手札を配り直し、最も得点が少ないプレイヤーからの手番で次のラウンドを開始します。(同点の場合、最初にカードを使い切った方から開始)
ゲームの終了条件
以下の条件が満たされた場合、ゲーム終了となります。
誰かが15点以上を獲得している状態でラウンドが終了した場合
最も得点を獲得しているプレイヤーが勝利となります。
同点の場合は、最初にカードを使い切った方が勝利です。
変更可能ルール
エレメントカード(デフォルト:ビギナー)
エレメントカードはビギナールールの場合は使用されません。
・ビギナー
・スタンダード
パンダの気分(デフォルト:固定)
パンダの気分は以下で設定することができます。
・固定:全ラウンド、空腹またはスピンで固定されます。
・空腹パンダ:全ラウンド、空腹パンダで固定されます。
・スピンパンダ:全ラウンド、スピンパンダで固定されます。
・交互パンダ:ラウンドごとに空腹パンダ、スピンパンダが交互になります。