『プエルトリコ(Puerto Rico)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | プエルトリコ(Puerto Rico) | ||
特徴 | このゲームの目的は、牧歌的なプエルトリコ島を最も戦略的に開発する知事になることで、最も勝利点を獲得することです。 プレイヤーは交代で役割(開拓者、建築家、市長、監督、商人、船長、金鉱堀り)を選択し、関連するアクションを実行します。 他の各プレイヤーにも役割の効果を実行する機会がありますが、役割を選択したプレイヤーにのみ、その役割に関連付けられた特別な恩恵が与えられます。 | ||
プレイ人数 | 2 - 5 人 | プレイ時間 | 27 分 |
ゲームデザイナー | Andreas Seyfarth | 複雑さ | 4 |
アートワーク | Franz Vohwinkel, Harald Lieske, Markus Schmuck, Mia Steingräber | 戦略 | 4 |
エディター | Alea | 運 | 1 |
発売日 | 2002 | やり取り | 1 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
目次
ゲームの目的
以下の方法でゲーム終了までに最も多くの勝利点を集めたプレイヤーが勝利する。
・建物の価値・効果による勝利点
・船長フェイズで得た勝利点
・大きな建物を持つことでのボーナス
・貴族(拡張)
同点の場合、ダブロン+残った品物の数が多いほうが勝者となる。
ルール概要
このゲームはラウンドを繰り返してプレイされる。
まず総督が役割カードを選択し、総督から順に役割に従ったアクションを行う。
その後は総督の次のプレイヤーから順番にプレイヤーが役割カードを選択し、アクションを行う。
全プレイヤーが役割の選択を終えたら、選ばれなかった役割カードにダブロンを1枚置き、総督トークンが次のプレイヤーに移動する。これで1ラウンド。
役割を選んだプレイヤーには役割に応じた特権が与えられる。
役割
市長
入植者がやってくる
アクション
市長を選んだプレイヤーから順に入植船に乗っている入植者を1人ずつ、尽きるまで入手できる。
船の入植者がいなくなったら、手持ちの入植者をプランテーションか建物に可能な限り配置する。
すでに置かれた入植者も自由に別の場所に移動できる。配置できなかった入植者は手元に保管し、別の然るべきタイミングで配置する。
全プレイヤーが入植後、プレイヤー数分入植船にに入植者を配置。
もし、[プレイヤー数<建物で入植者が置かれなかったマスの数]になったら、建物で入植者が置かれなかったマスの数の入植者を入植船に乗せる。
特権
サプライから入植者を1人追加で入手できる。
監督
商品を生産する (ただし監督を選んだプレイヤーから順番に生産可能な資源を割り振っていって、サプライから資源がなくなった場合は供給されないので注意)
アクション
持っている建物とプランテーションにより商品を生産する(該当のプランテーション・生産施設両方に入植者が乗っている状態。とうもろこしはプランテーションのみで可能)。
特権
自分が生産可能な商品をサプライから1つ追加で入手できる。←これは全プレイヤーに供給が行われた後に行う。
商人
商店に商品を売る
アクション
商店に空きがある限り商品を1つ売れる。とうもろこし0ダブロン・インディゴ1ダブロン・砂糖2ダブロン・タバコ3ダブロン・コーヒー豆4ダブロン。
商店には基本的に同じ種類の商品は売れない。4つ全て埋まったらそれをサプライへ戻す。
特権
商品を売った時に1ダブロン追加で入手できる。
開拓者
プランテーションの設置者
アクション
プランテーションを取って島に置くことができる。島が埋まっている場合は取れない。
特権
プランテーションの代わりに採石場を取れる。
建築家
建物を買って建てる
アクション
空いている建物を一つ買って建てることができる。
特権
1ダブロン安く買える。
船長
旧世界に行く船に商品を船積することで勝利点を獲得する。
アクション
貨物船に載せる商品の種類をと船をそれぞれ1つ選び、船積した樽の数だけ勝利点を獲得する。船には同じ商品しか乗せられない。
また乗せる場合は可能な限り全ての商品を乗せる。故意に残すことはできない。
これを船長を選んだプレイヤーから順番にターンずつ行い全プレイヤーが可能な限り続ける。
このアクション後手元に商品が残ったら任意の1つを残して全てサプライに戻す。
特権
1個でも商品の船積に成功すると、1勝利点を追加で獲得する(1回ごとにではない)。
採掘者
ゴールドラッシュが大金を産む!
特権
銀行から1ダブロン獲得する
ゲーム終了条件
以下のいずれかの状態でラウンドが終了したら、ゲーム終了となります。そのターンで終了ではなく、そのラウンド最終プレイヤーまでターンを終えて終了です。:
・市長フェイズの終わりに、植民船に載せる入植者の数が足りない時(後述の第2の拡張ではこれは適用されない)
・勝利点チップが分配されつくした時(後述の拡張の建物の効果による勝利点もチップ分配)
・誰かが自分の建物マスすべてに建物を建てた時(12スペース分)
オンラインでのプレイ
役割の選択 : ゲーム盤の右に一覧してある役割をクリックして選択する
市長 : サプライから追加の入植者を受けとるか、拒否するか選択する。入植者は自動的にプレイヤーに割り振られる。入植者を配置したい建物かプランテーションをクリックする。サンファンに戻したい入植者をクリックする。(サンファンにいる入植者はプレイヤーパネルに表示される)
監督 : 品物が自動的に生産される(品物のカウンターはプレイヤーパネルに表示される)特権で生産したい品物を選択する。
商人 : 売却したい品物をプレイヤーパネルの樽アイコンで選択する。
開拓者 : プランテーションか建物をクリックする。自動的に盤面に配置される。
建築家 : 買いたい建物をクリックする。自動的に盤面に配置される。
船長 : 品物を載せたい船をクリックする。プレイヤーパネルから品物の種類を選択する。船長フェイズの最後、倉庫か羅針盤に品物をしまう。しまわれた品物は赤枠で囲われる。しまえなかったものはサプライに戻される。
金鉱掘り : すぐにダブロンが手に入る
マウスをアイコンにあてると、役割や建物の情報がホバー表示される
選択ルール
調整されたゲーム
・工場(7)と大学(8)のコストを入れ替える
・初期配置プランテーションがとうもろこしのプレイヤーはインディゴのプレイヤーより1ダブロン少ない状態で開始する
監督の苦悩(先手役割3回、後手役割2回)
2人用ルール。
このバリアントでは、プレイヤーは役割を交互に選択するが、先手プレイヤーが3回役割を選択し、相手が2回(クラシックゲームでは3回)選んだところでラウンドを終了し、監督を交代する。
(A,B,A,B,A)次のラウンド(B,A,B,A,B)というようになる。
クラシックゲームの二人用ルールで起こる、同じプレイヤーが二つの役割を連続して選択できる状態を避けることができる。
詳細は Board Game Geek.
拡張ルール
これらを選択するには、BGAクラブ会員になる必要がある。
第1の拡張
新しい建物(14種類)と森林(最大12枚)が登場します。
森林(プランテーション)は木こり小屋を稼動していると開拓者フェイズでプランテーションを選ぶ代わりに裏返して森林として獲得でき(※BGAの操作では森林を選択後、場に出されたプランテーションのうち1枚を破棄。この時採石場は選択できない)、入植者を置かなくても稼動可能で、2枚で建物1ダブロン減額できます。
第2の拡張
新しい建物(8種類)と貴族(最大20人)が登場します。
貴族は市長を選ぶと自動的に入植者の代わりに1人選択され、入植者としても使用でき、稼動者が入植者と貴族で効果の違う建物があったり、ゲーム終了時貴族1人につき1勝利点になります(島にいてもサンファンにいても)。
またこの拡張を選択時、入植者・貴族切れでのゲーム終了条件は適用されません
ドラフト
第1・2の拡張をどちらかもしくは両方共選択時、登場する建物をドラフトするかランダムで登場させるかを選択できます。
ドラフトは建築コストによって登場させる枠数が決まっています
また「商館」と「交易所」は両方同時にゲームに登場させられないという制限があります。
「農地」と「木こり小屋」も同じように同時に登場させられません。