遊び方

『お邪魔者(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

『お邪魔者(Saboteur)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

ボードゲームの基本情報
タイトルお邪魔者(Saboteur)
特徴宝物と騙しの古典的なゲームです。自分の素性を明かさず、そして誰も信用しないでください... これは金鉱堀達とお邪魔者が金をめぐって競争するゲームです。ですから、あなたがカードを置いて道を作っているそばで、あなたの友達はこっそり金塊を得る計画を崩して来ようとしていますよ・・・。 他の金鉱堀と協力して、全ての金塊を見つけると、ゲームに勝利します。しかし、あなたの道を変えたり、物資を壊したりするお邪魔者には気をつけてください。 増え続けるお邪魔者ファンの仲間入りをしましょう!
プレイ人数 2 - 12 人プレイ時間 31 分
ゲームデザイナーFrederic Moyersoen複雑さ2
アートワークAndrea Boekhoff戦略3
エディターAmigo3
発売日2004やり取り3

※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより

お邪魔者(Saboteur)とは?


お邪魔者は、3ラウンドのゲームを行い、出来るだけ多くの金塊を集めることを目的とします。

自分の役割(金鉱掘りかお邪魔者か)はランダムに各ラウンドの開始時に選択されます。 あなたが金鉱掘りであれば、他の金鉱掘りと協力し、3ヵ所の「ゴール」カードの中に1枚だけある金カードに向けて、スタートカードからつながる道を作成する必要があります。

あなたがお邪魔者であれば、他のお邪魔者と協力して、金鉱掘りが金塊を得ようとするのを阻止しなければいけません。

お邪魔者(Saboteur)の遊び方

ゲームの準備

準備

場の準備

スタートカードを置き、カード7枚分空けた箇所にゴールカードを裏向きで配置します。

その後、ゴールカードから上下にカード1枚分、空けた位置にゴールカードを1枚ずつ裏向きに配置します。

役割カードを配る

プレイ人数に合わせた枚数の金鉱堀・お邪魔者を準備し、各プレイヤーにランダムで1枚ずつカードを渡します。(残った1枚のカードはラウンドで使用しません)

4プレイヤー以下の場合はお邪魔者がいない場合もあります。

役割カードの枚数

プレイ人数使用する役割カード
金鉱堀お邪魔者合計
3人3枚1枚4枚
4人4枚1枚5枚
5人4枚2枚6枚
6人5枚2枚7枚
7人5枚3枚8枚
8人6枚3枚9枚
9人7枚3枚10枚
10人7枚4枚11枚

手札を配る

道カードとアクションカードを全て混ぜて、山札を作成します。
そこから、各プレイヤーにプレイ人数に合わせた手札を配ります。

プレイ人数手札の枚数
3~5人プレイ6枚
6~7人プレイ5枚
8~10人プレイ4枚

準備後の画面は以下のようになります

ゲームの流れ

各プレイヤーは順番に以下のアクションを行ないます。

・道カードを場に出す
・アクションカードを使用する
・手札を1枚捨ててパスする

その後、山札からカードを1枚補充します。
ラウンド終了条件(※後述)を満たした時、ラウンドを終了して『金カードの分配』を行います。

道カードを場に出す

道カードを1枚、配置ルールに沿って場に出します。

道がゴールカードに到達した場合、そのカードを公開します。

石の場合は続けてゲームを行いますが、金の場合は金鉱堀の勝利となってラウンド終了となります。

各プレイヤーは、つるはし、ランプ、トロッコの3つの道具を持っています。
道具が1つでも壊れている場合、このアクション(道カードを出す)を行なうことができません。(ゲーム開始時は、道具は正常な状態から始まります)

アクションカードを使用する

アクションカードを1枚、使用することで効果を実施することができます。

アクションカード効果

道具の破壊
プレイヤーを1人を選択し、プレイヤーの前に配置します。

このカードが前に置いている場合、該当する道具(つるはし・ランプ・トロッコ)は壊れていることを示します。

道具の修復
プレイヤーを1人を選択し、そのプレイヤーの前の該当する道具の破壊カードを取り除き、このカードと一緒に捨て札にします。

各カードごとに直せる道具(つるはし・ランプ・トロッコ)が決まっています。

道具の修復(2種対応)
プレイヤーを1人を選択し、そのプレイヤーの前の該当する道具の破壊カードを取り除き、このカードと一緒に捨て札にします。

直せる道具を2種の内、1種類を選択して直します。

宝の地図
ゴールカードを1枚選択して、自分だけ確認(金/石)できます。
その後、このカードを捨て札にします。

落石
場にでている道カードを1枚選択して取り除き、このカードと一緒に捨て札にします。

手札を1枚捨ててパスする

手札を1枚捨てて、何もせずにターンを終了します。

ラウンド終了条件

以下の条件を満たした場合、金鉱堀/お邪魔者の勝利が決定してラウンド終了となります。

金鉱堀の勝利条件

ゴールカード(金)に到達できた場合

お邪魔者の勝利条件

全員が全ての手札を出し切った場合

ラウンド終了した時、勝利したプレイヤーで金カードの分配を行います。

金鉱堀が勝利した場合

金鉱堀が勝利した場合、金鉱掘で金カードを分配します。

金カードの山札からプレイ人数に応じた枚数カードを引き、発掘に成功したプレイヤーから、手番の逆順で金カードを選んで受け取ります。

※BGAでは、金塊が多いカードを自動で受け取ります。

プレイ人数3人4人5人6人7人8人9人10人
金カードの枚数3枚4枚5枚6枚7枚8枚9枚9枚

お邪魔者が勝利した場合

お邪魔者が勝利した場合、お邪魔者の人数に応じた金塊分の金カードが分配されます。

お邪魔者の人数獲得できる金カード
1人金塊4個分の金カード
2~3人金塊3個分の金カード
4人金塊2個分の金カード

変更可能ルール

金鉱堀の反撃!(お邪魔者2パック)

『お邪魔者II』という拡張版で遊ぶことができます。
(※『金鉱堀の反撃!』は、他の変更ルールと併用することはできません)

主な変更点

これまでの役職(金鉱堀、お邪魔者)を使用せず、新たな役割が加わります。
役職カードによってゲーム中に行う目的が異なります。

また、道カード・アクションカードの種類が大幅に増え、一部のルールが変更されます。

追加されるカード

『お邪魔者(無印)』の役割カード・金カードは使用しません。
金カードの代わりに金チップで得点を清算します。

役割の変更

『お邪魔者II』では、金鉱堀は青の金鉱堀・が緑の金鉱堀の2種類になります。
同様のお邪魔者に加えて、新しい役割『ボス』『地質学者』『横着者』が追加されます。

プレイヤー数に限らず、この中からランダムに役割カードが配られます。

青/緑の金鉱掘(青/緑:各4枚ずつ)

金鉱掘りは通常通り、金を目指して掘ります。ただし異なる色の金鉱掘りが金を掘り当てた場合、金を獲得することはできません。

また、新たな通路カードとして扉つき通路が加わります。

青か緑の扉になっており、その色の金鉱掘りしか通ることができません。たとえ、ゴールしたとしてもルート上に相手の扉がある場合は報酬がもらえません。

お邪魔者(3枚)

お邪魔者は、金鉱掘りの邪魔をしましょう。金を掘り当てることなくラウンドを終了すれば、金を得ることができます。

お邪魔者の人数が少ないケースがありますが、青と緑の金鉱掘りの対立の利用や、地質学者、横着者と上手に協力して上手に妨害しましょう。

ボス(1枚)

ボスは金鉱掘りの補助をして金を掘り当てましょう。しかしあくまで補助です。自分で金を掘り当ててしまうと多分0金になるので注意しましょう。

ボスが得る金は金鉱掘りの-1金という性質上、ボスが金を開けると金鉱掘り全員に金が入ります。そうなるとだいたい全員1金でボスは0金です。

しかし、ボスにとって最高の瞬間が来るかもしれません。それは、ハシゴから金までの道のりに緑と青の二つのドアが存在する場合です。
この時金鉱掘りに金は入らず、ボスが総取りなので頑張ってゴールを目指しましょう

地質学者(2枚)

言ってしまえば金に興味がない人。勝利には無関係に金を配布されます。
この役割では新たに追加された、(道にクリスタルがあるカード)を出来るだけ場に出すことで金を得ます。スタートから繋がっているクリスタル1個につき1金です。

この役割については、クリスタルを場に置かせるため邪魔してもよし、置きながら進むもよし。

地質学者は二人までなので、場にあるクリスタルが3個の場合切り捨てで1金しかもらえません。

横着者(1人まで)Profiteer

報酬がほかのプレイヤーより2金少ないが何をしても何をしなくてもいい人。金にたどり着こうが着くまいが構わない役割。絶対に勝利する。

ただし2金少なくなる。一番金をもらえそうな役割(地質学者を除く)の味方をするか、そこは見極めましょう。

お邪魔ものが3人いるとき以外は金をもらえるので邪魔をするのが基本のような気もするかも?

追加アクション

お邪魔者IIでは手札を2枚選んで妨害カードをクリックすることで、妨害をとりのぞくことができます。ただし、以降は手札が一枚減ってしまいます。

追加アクションカード

アクションカードは、落石1枚の追加と合わせて以下の21枚が追加されます。

カード枚数効果

役割変更
2枚自分または誰かの役割を変える。役割カードの引き直しなので、複数枚ある役割カードなら同じのを引くこともある。

開放
4枚牢屋から開放。基本は自分に使うもの

牢屋
3枚妨害カードと同じく道が置けない。また、牢屋に入れられたままラウンドを終えてしまうと金が貰えない。

手を離せ
3枚泥棒を防ぐ。泥棒カードを取り消す。

泥棒
4枚出しておけばラウンド終了時、誰か一人から1金を盗る事ができる。もちろん持っている人からだけですが。金塊の分配が終わってから発動する。(自分が牢屋に居ると無効)

手札交換
2枚任意の人と手札をすべて交換する。自分このカードを使って減った分は、交換相手側に補充されます。

調査
2枚誰かの役割を見ることができる。みんなに言うか言わないかは自由

追加される道

全部で30枚の道が追加されます。

扉つき通路

緑色と青色の扉が設置されている特別な通路が追加されました。

緑色の扉は緑の金鉱掘りのみ通る事ができます。
青色の扉は青の金鉱掘りのみ通る事が出来ます。

上手に利用して、相手チームの金鉱掘りより先に金鉱を掘り当てましょう。

はしご

はしごは、スタート地点と繋がっている道です。すでにある通路と繋がるなら、スタート地点と繋がっていない側にも置くことができます。はしごのカードの壁側と、他のカードの壁は繋がりません。

スタート地点から落石で道が途切れてしまった状況であっても、はしごをスタート地点と見なして道を置く事が出来ます。

また、扉つき通路が設置され片方の金鉱掘りしか通れなくなってしまったとしても、扉の向こう側にはしごが接続されていれば、

両方の金鉱掘りが金に辿り着くことができます。

トンネル

道が交差してトンネルになっている通路が存在します。
また、道が交差して途切れている通路も存在します。

トンネルになっている通路と途切れている通路の違いは、交差部分に黒い影が存在しているか否かです。

黒い影が存在していればトンネルとなっており、通路が繋がっています。

クリスタル

クリスタルが配置されている道カードが存在します。
クリスタルは地質学者が集めるカードです。

ラウンド終了時の処理

ラウンド終了時点で勝者の間で金が分配します。
金鉱掘りチームか、お邪魔者のどちらかがラウンドの勝者になります。
(※牢屋に居るものは勝者として扱われません)

金の分配について

1. 勝利者の数を数える

各役職ごとに勝利条件を確認します。

2. 金を分配する

1. 勝者での金の分配

勝者は、勝者の数の応じて次の金チップを1人ずつ獲得します。
(※ボスと横着者はこの数から1つまたは2つ減らします)

・勝者1人:5金
・勝者2人:4金
・勝者3人:3金
・勝者4人:2金
・勝者5人以上:1金

2. 地質学者の金の分配

繋がっているクリスタルの数分、金を受け取ります。
地質学者が2人いる場合、2人で金を分け合えます。

3. 泥棒は金の盗む

泥棒カードを出していれば、このとき誰かの金を盗めます。

複数のプレイヤーが出していた場合は、最後に泥棒カードを出したプレイヤーからターン順に盗みを行います。

盗めるのはこのラウンドで配布された金だけ(要確認)で、前のラウンドで取った金からは盗めません。

お邪魔者の最大人数

お邪魔者が最大人数に固定されます。

古い鉱山/新しい鉱山

『古い鉱山』と『新しい鉱山』はどちらかしか適応することができません。

古い鉱山

金カードに石カードが加わります。
これにより、勝利しても金塊を獲得できない可能性が出てきます。

新しい鉱山

金鉱堀が勝利した場合の報酬をプレイヤー数と同数の金カードを引く代わりに、金鉱掘りの数と同じだけの金カードを引くように変更する。

通常プレイの場合、お邪魔者を含めた人数で金カードを引くので、先に金カードを選んだプレイヤーが2枚の金カードを獲得できるようになっています。

通常プレイよりもちょっとだけ公平にプレイすることができます。

競争好き(道具の壊れた金鉱掘は金塊を得られない)

金を掘り当ててラウンドが終わった時に、道具が壊れていた金鉱掘りは金塊を分配されない。(お邪魔者には影響しない)

つまり、金を掘り当てられそうなときに、金鉱掘り同士で道具破壊をすると分け前が…

わがままドワーフ(単独行動の金鉱堀がいる)

金鉱堀りの一人が赤服になります。この金鉱堀りは独善的で、自分が金を掘り出した時だけ勝者となれます。

つまり金を独り占めすることになります。他の金鉱堀りが金を掘り当てても分け前には預れません。

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くり坊
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