『スフィンクス(Sfynx)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | スフィンクス(Sfynx) | ||
特徴 | Every 25 moons, the mysterious Sfynx open a gateway to their sunken city... but only the adventurers able to solve 9 riddles before the clepsydra empties will be granted access to its vanished splendours and forgotten knowledge. Are you up to the task? Sfynx is a solo/cooperative game for one to four players. You must solve 9 riddles by manipulating tiles on a 5x5 grid (called the Antechamber) so that the positions of the tiles match given patterns shown on the Riddle cards. You’ll only have a limited amount of turns, so you’ll need to make the best use of your actions. | ||
プレイ人数 | 1 - 4 人 | プレイ時間 | 30 分 |
ゲームデザイナー | David Purkiss | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Olivier Derouetteau | 戦略 | 3 |
エディター | inPatience | 運 | 2 |
発売日 | 2024 | やり取り | 1 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
スフィンクス(Sfynx)とは?
25の月が巡るたび、神秘的なスフィンクスは沈んだ都への門を開きます…
しかし、クレプシドラ(砂時計)が空になる前に9つの謎を解き明かした冒険者だけが、その失われた輝きと忘れ去られた知識へと辿り着くことができるのです。
あなたはこの試練に挑む準備ができていますか?
『スフィンクス』は1~4人用のソロ/協力ゲームです。プレイヤーは、5×5のグリッド(前室と呼ばれる)上でタイルを操作し、タイルの配置を「謎カード」に示されたパターンと一致させることで9つの謎を解き明かさなければなりません。
ただし、限られた手番しかないため、行動を最大限に活用する必要があります。
スフィンクス(Sfynx)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・ | 文明タイル(25枚)(両面仕様:呪い面/修復面) ※そのうち3枚はスフィンクス(ワイルド)タイル |
・ | リドルカード(30枚)(5つのデッキに分かれ、難易度が徐々に上昇) |
・ | 砂時計ボード(1枚) |
・ | 基本アクションタイル(8枚)(両面仕様:アクティブ/消耗) |
・ | 特殊アクションタイル(6枚)(両面仕様:アクティブ/消耗) |
・ | 報酬カード(12枚) |
・ | 竜巻タイル(1枚)(両面仕様) |
・ | 試練トークン(12個) |
準備
❶ | リドルカードの準備 難易度を選択して、難易度に対応するリドルカードの3つのセット(各6枚)を取り出します。 各セットのカードをそれぞれシャッフルし、3枚ずつ取り除き、箱に戻します。 残った9枚のカードをシャッフルし、1つの山札として準備します。 その後、3枚のカードを公開して場に並べます。 |
❷ | 文明タイルの準備 文明タイル25枚をシャッフルし、全て呪い面で5×5になるように並べて配置します。 その後、Xの形で9枚の文明をタイルを裏返して、修復面に変更します。 |
❸ | 竜巻タイルの準備 竜巻タイルを指定された面が上になるように配置する。 |
❹ | 砂時計ボードの準備 砂時計ボードを文明タイルの横に配置します。 その後、試練トークンをシャッフルし、砂時計ボードの指定位置に伏せて配置します。 |
❺ | 特殊アクションタイルの準備 特殊アクションタイルをランダムに4枚を選び、『アクティブ面』で全プレイヤーの手の届く位置に配置します。 |
❻ | 基本アクションタイルの配布 各プレイヤーに基本アクションタイルを2枚ずつ配ります。 受けとった基本アクションタイルは『アクティブ面』にして、自分の手元に配置します。 |
❼ | 報酬カードの準備 報酬カードをシャッフルして、山札を作成します。 その後、3枚の報酬カードを公開して、場に並べます。 |
最初の画面は以下のようになります

ゲームの目的
12ターン以内に以下の勝利条件を満たすことを目指します。
チーム/ソロでリドルカードの9個の条件を満たすこと
場に配置された文明タイルを修復面でリドルカードの順番(左から右または上から下)に並べることができれば、リドルカードの条件を満たすことが出来ます。
ゲームの流れ
各プレイヤーは順番に以下の流れで手番を行います。
1. アクションフェイズ
2. スフィンクスフェイズ
1. アクションフェイズ
アクションフェイズでは以下の組み合わせでアクションを3回実施します。
(※実施する順番は自由)
・基本アクション(2回)
・特殊アクション(1回)
他のプレイヤーと自由に相談できますが、最終的な判断は自分で行います。

基本アクションタイル(表)を裏返して、以下のいずれかを実施します。
基本 | 効果 |
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![]() | 解呪 呪い面の文明タイル1枚を復元面に裏返す。 |
交換 縦か横に隣接する文明タイル2枚を交換する。 |
解呪

1枚の文明タイルを呪い面(濃い色)から修復面(薄い色)に裏返します。
交換

隣り合っている文明タイルの位置を入れ替えます。(タイルの状態はそのまま移動します)

特別アクションタイル(表)の中で1枚を選び、裏返すことで描かれているアクションの効果を実施します。
特別アクションタイルは、3/6/9枚の試練トークンが公開された時に表面に戻ります。
タイル | 効果 |
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![]() | タイルを最大2枚解呪する。 |
![]() | 1行を左右にスライドさせる。 一番右にあったタイルが一番左になる、またはその逆を行い、その行の他のタイルがその方向にスライドする。 |
![]() | 1列を上下にスライドさせる。 一番上にあったタイルが一番下になる、またはその逆を行い、その列の他のタイルがその方向にスライドする。 |
![]() | 斜めに隣接する2つの文明タイルを入れ替える。 |
![]() | 横に隣接する2つの文明タイルを入れ替える。 最大2回まで可能。 必ずしも毎回同じタイルを移動させる必要はない。 |
![]() | 縦に隣接する2つの文明タイルを入れ替える。 最大2回まで可能。 必ずしも毎回同じタイルを移動させる必要はない。 |

リドルカードには、条件のアイコンの並びが書かれています。
アクションまたは報酬カードの効果を実施後、条件を満たすように通常面の文明タイル(呪い面は不可)を『左⇒右』『上⇒下』で並べることができれば、リドルカードの条件を達成できます。
リドルカードの条件を満たした場合、即座に以下の流れでリドルカードを解決することができます。
1. 達成したリドルカードを取り除く

達成したリドルカードを取り除きます。
2. 報酬カードの獲得する

公開されている報酬カードの中から1枚を選び、特殊アクションカードの近くに表向きで配置します。
取った後、空いたスペースに山札の一番上のカードを公開して、補充します。
3. リドルカードを補充する

リドルカードを達成して取り除いたスペースを埋めるように右側のカードを左にスライドしていき、一番右側のスペースに山札からリドルカードを補充します。
4. 竜巻タイルを裏返す

残りのリドルカードが残り3枚(山札が空)になった場合、竜巻タイルを裏返します。
スフィンクスタイル(ワイルドタイル)

スフィンクスタイルは、ワイルドタイルで、文明タイルの代わりにもなります。
ただし、1つのリドルにつき、1枚まで使用可能です。

一部のリドルカードには、スフィンクスタイルを使用できないものもある。(報酬カードの効果で例外的に使用できる場合もある)
報酬カード

報酬カードは全プレイヤー共通で使用できるサポートカードです。
報酬カードは手番中に使用でき、効果実施後に捨て札にします。(使用時はアクションは消費しません)
報酬カードは3枚までしか持つことが出来ません。4枚目を獲得した場合は1枚を捨て札にします。(※効果を実施しても良い)
# | 条件 |
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![]() | タイルを最大3枚解呪する。 |
![]() | 縦か横に隣接する文明タイル2枚を入れ替える。 (3回まで可能) 必ずしも毎回同じタイルを動かす必要はない。 各交換ごとに、横に交換するか、縦に交換するかを自由に選択できる。 |
![]() | 斜めに隣接する2つの文明タイルを入れ替える。 (最大2回まで可能) 必ずしも毎回同じタイルを移動させる必要はない。 |
![]() | 任意のタイルを2枚交換する。 |
![]() | 1行と1列を(好きな順番で)スライドさせる。 |
![]() | スフィンクスが禁止のリドルカードでも、スフィンクスを使ってリドルを解くことが出来ます。 |
2. スフィンクスフェイズ

砂時計ボードの裏向きになっている試練トークンの一番上を公開し、アイコンに対応する効果を実施します。
全て(12個)の試練トークンを全て公開された場合、即座に敗北となります。
トークン | 効果 |
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![]() | 試練トークンの置かれている位置の砂時計の数字の数だけ、文明タイルを修復された文明タイルを呪い面に裏返します。(※裏返すタイルは自由に選択することができます) |
![]() | 竜巻アクションを1回実施します。 また、試練トークンの置かれている位置の砂時計の数字の数だけ、文明タイルを修復された文明タイルを呪い面に裏返します。(※裏返すタイルは自由に選択することができます) |
![]() | 竜巻アクションを2回実施します。 |
![]() | 文明タイル『スフィンクス』が置かれている行を右にスライドします。 同じ行に『スフィンクス』が複数いる場合は、その数だけスライドします。 |
![]() | 文明タイル『スフィンクス』が置かれている行を左にスライドします。 同じ行に『スフィンクス』が複数いる場合は、その数だけスライドします。 |
![]() | 文明タイル『スフィンクス』が置かれている列を下にスライドします。 同じ列に『スフィンクス』が複数いる場合は、その数だけスライドします。 |
![]() | 文明タイル『スフィンクス』が置かれている列を上にスライドします。 同じ列に『スフィンクス』が複数いる場合は、その数だけスライドします。 |
試練トークンに竜巻アイコンが描かれている場合は、竜巻タイルの効果を実施します。
竜巻タイル | 効果 |
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![]() | リドルの山札から一番遠いリドルカードを山札の一番下に裏向きに置きます。(その後、他を左スライドして一番右に新しいリドルカードを補充されます) |
![]() | 2枚のタイルを呪い面に裏返す。 |
手番終了時の処理
手番終了時、以下の処理を実施します。
1. 基本アクションタイルを表に戻します。
2. 3/6/9ターンの場合、特殊アクションタイルを表に戻します。
ゲームの終了条件
以下の勝利/敗北条件が満たされた場合、勝利/敗北が決定してゲーム終了となります。
勝利条件
・全てのリドルカード(9枚)を解決した場合
敗北条件
・試練トークンが12枚公開された場合
・全ての文明タイルが呪い面になった場合
変更可能ルール
リドルの難易度
リドルカードにはレベル1~5のカードがそれぞれ6枚ずつあり、そこから3組のレベルを取り、各3枚ずつを組み合わせて9枚のリドルカードが作られます。
使用されるゲームの難易度に合わせて、リドルカードのカードセットが3組使用されます。
難易度 | カードセット1 | カードセット2 | カードセット3 |
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難易度1 | レベル1(★) | レベル2(★★) | レベル3(★★★) |
難易度2 | レベル1(★) | レベル2(★★) | レベル4(★★★★) |
難易度3 | レベル1(★) | レベル2(★★) | レベル5(★★★★★) |
難易度4 | レベル1(★) | レベル3(★★★) | レベル4(★★★★) |
難易度5 | レベル2(★★) | レベル3(★★★) | レベル4(★★★★) |
難易度6 | レベル2(★★) | レベル3(★★★) | レベル5(★★★★★) |
難易度7 | レベル1(★) | レベル4(★★★★) | レベル5(★★★★★) |
難易度8 | レベル2(★★) | レベル4(★★★★) | レベル5(★★★★★) |
報酬カードのバリアント
報酬カードのバリアントをONにすることで、難易度を簡単もしくは難しくすることができます。
・ | ボーナス報酬カード | ゲーム開始時、報酬カードを1枚受け取った状態でゲームを開始します。(上限は3枚のまま) |
・ | 報酬カードの所持上限を減らす | 報酬カードの上限が2枚になり、場に公開されている報酬カードも2枚になります。 |
初期タイルセットアップバリアント
初期タイルセットアップバリアントをONにすることで、難易度を簡単もしくは難しくすることができます。
・ | 初心者向けセットアップ | 最初に修復面になっている文明タイルが12枚になります。 |
・ | 上級者向けセットアップ | 最初に修復面になっている文明タイルが8枚になります。 |