遊び方

『スモールワールド(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

『スモールワールド(Small World)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

ボードゲームの基本情報
タイトルスモールワールド(Small World)
特徴スモールワールドでは、プレイヤーは全員を収容するには小さ過ぎる世界の征服と支配を競います。 スモール ワールドにはドワーフ、ウィザード、アマゾネス、ジャイアント、オーク、さらには人間など、一風変わったキャラクターたちが住んでおり、彼らは部隊を使って地域を占領し、隣接する地域を征服して、他の種族を世界上から追い出そうとしています。
プレイ人数 2 - 5 人プレイ時間 34 分
ゲームデザイナーPhilippe Keyaerts複雑さ3
アートワークMiguel Coimbra戦略4
エディターDays of Wonder2
発売日2009やり取り4

※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより

スモールワールド(Small World)とは?

スモールワールドでは、プレイヤーは全員を収容するには小さ過ぎる世界の征服と支配を競います。

スモール ワールドにはドワーフ、ウィザード、アマゾネス、ジャイアント、オーク、さらには人間など、一風変わったキャラクターたちが住んでおり、彼らは部隊を使って地域を占領し、隣接する地域を征服して、他の種族を世界上から追い出そうとしています。

スモールワールド(Small World)の遊び方

ゲームの準備

内容物

地図ボード(4枚)
プレイヤー説明シート(6枚)
種族タイル(14枚)
特殊能力タイル(20枚)
勝利コイン(109枚:”10″が30枚、”5″が24枚、”3″が20枚、”1″が35枚)
増援ダイス(1個)
ラウンドマーカー(1個)
種族トークン(168個)
失われた種族トークン(18個)
各種トークン(35個)

準備

地図ボードの選択
プレイヤー人数に合った地図ボードを選び、テーブルの中央に配置します。
地図上のラウンドトラックの横にあるシンボルで、どの地図を使うか確認してください。
ラウンドマーカーの配置
ラウンドマーカーを地図のラウンドトラックの最初の場所に置きます。
種族トークンの準備
取り外し可能な収納トレイにあるすべての種族トークンを箱から取り出し、地図の隣に置いて、すべてのプレイヤーが手の届く範囲に置きます。
種族タイルと特殊能力タイルの準備
種族タイルをシャッフルし、5つをランダムに引いて表向き(色の見える側)で1列に並べます。
残りの種族タイルは表向きで、列の下に1つの山として積み重ねます。

特殊能力タイルも同様にシャッフルし、各種族タイルの左側に配置します。
残りの特殊能力タイルは種族の山の左側に積み重ねます。

これにより、全6つの種族+特殊能力のセットを場に並んでいる状態を作ります。
(山の一番上の組み合わせも含む)
失われた種族トークンの配置
地図上の失われた種族シンボルが描かれた各地域に失われた種族トークンを配置します。
山岳トークンの配置
地図の対応する位置に山岳トークンを配置します。
初期の勝利コインの準備
各プレイヤーに初期の勝利コインを5枚ずつ受け取る。

最初の画面は以下のようになります

ゲームの流れ

スタートプレイヤーから順番に各プレイヤーは以下の流れで手番を行います。

征服中の種族が”いない”場合

以下の流れで処理を実施します。
(※1ラウンド目は全プレイヤーはこの処理を実施します)

1. 種族と特殊能力のセットを選択する
2. 地域の征服を行う
3. 勝利コインを獲得する

征服中の種族が”いる”場合

以下のいずれかを実施して、対応する処理を実施します。

・征服を続行する
・衰退する

ラストプレイヤーまで手番を実施した場合、1ラウンド終了となります。

征服中の種族が”いない”場合

自分の征服中の種族が”いない”場合、以下の流れで征服中の種族を選択します。

1. 種族と特殊能力のセットを選択する
2. 地域の征服を行う
3. 勝利コインを獲得する

1.種族と特殊能力のセットの中から1つを選び、獲得します

種族と特殊能力のセットを1つを獲得し、対応する種族トークンを受け取ります。

コスト

1番上の種族+特殊能力のセットは無料で獲得できます。

2番目以降の種族+特殊能力のセットを獲得する場合、それよりも上位のセット上に1コインずつ勝利コインを乗せる必要があります。

種族+特殊能力のセット上にコインが置いている場合は、そのセットを選んだときに一緒に獲得できます。

種族トークン

種族タイルと特殊能力タイルのセットを選択した後、各タイル上に書かれた数字の合計数だけ種族トークンを受け取ります。

その後、空いたスペースを埋めるように各セットを上にスライドしていき、一番下の位置に新たな種族と特殊能力のセットを追加します。

2.種族トークンを使用して地域を征服します

征服ルールに従い、各地域に自分の種族トークンを好きなだけ配置して、地域を征服を実施できます。

征服ルールは、種族の能力や特殊能力の効果によって、変更される場合があります。

全ての征服が実施された後、各地域の種族トークンを1枚ずつ残して手元に戻し、各地域に再配置します。

征服ルール①

地域を征服する場合、『その地域の防御力+2』の種族トークンをその地域に配置する必要があります。

地域の防御力が『0』の場合でも、2枚の種族トークンを配置する必要があります。

征服ルール②

征服する地域はすでに征服している地域に隣接している地域でなければなりません。

最初に征服する地域のみ、地図の縁に接している地域を征服します。

トークンが足らない地域の征服(※最後に征服する地域のみ)

最後に征服する地域で種族トークンが不足している場合は、増援トークンを振って出た数字を加算することができます。

ダイス出目の内訳は『0・0・0・1・2・3』です。

部族トークンの再配置について

手番終了時、征服した地域の種族トークンを自由に再配備できます。
ただし、支配する地域1つには最低1枚の種族トークンを残さなければなりません。

BGAでは1つのトークンを残して残りのトークンを手元に集め、それを配置可能な地域に配置する仕組みになっています。

種族トークンや、防御トークンが置かれている地域を征服した場合

他のプレイヤーが征服している地域を征服した場合、征服されたプレイヤーは、そこに置いていた種族トークン手元に戻し、1枚を取り除きます。

手元に戻した種族トークンは自分の手番になった時、征服を継続した際に配置できます。

衰退したトークンや、防御トークンが配置されている地域が征服された場合、その防御トークンは破棄されます。

山岳トークンは取り除かれずにその場に残り、征服した種族トークンの防御力を+1します。

3. 勝利コインを獲得する

自分の種族が征服(衰退した種族トークンも含めて)している地域1個につき、1コインを獲得します。

種族の能力や特殊能力、伝説の地、聖なるアイテムなどによりコインを追加で獲得することができます。

※各プレイヤーの所持コインは他のプレイヤーには非公開情報になります。

征服中の種族が”いる”場合

ターン開始時に現在の種族で征服を続行するか、衰退させるかを選択します。

・征服の続行
・衰退

征服の続行

各地域にある部族トークンを1枚ずつ手札に戻し、戻した手札で新たな地域の征服を行います。(※必要に応じて地域の種族トークン全てを戻すことも可能)

征服のルールは『2. 地域の征服を行う』と同様のルールで行い、同様に勝利コインも獲得します。

衰退

衰退を選択した場合、自分の所持している種族と特殊能力を裏返します。

その後、各地域に配置している種族トークンを1枚ずつになるように取り除き、トークンは裏返されます。

その後、手番終了で『3. 勝利コインを獲得する』の方法で勝利コインを獲得します。

衰退した種族は1種類だけしか所持することはできません。

衰退中の種族がいる際に衰退を選択した場合は、前に衰退していた種族+特殊能力タイルを取り除き、地図上の衰退している種族トークンも全て取り除きます。

ラウンド終了

全プレイヤーが1手番ずつ終えれば、ラウンドマーカーを1マス進めて、次のラウンドを実施します。

ゲームの終了条件

以下の条件が満たされた場合、ゲーム終了となります。

・全9ラウンドが終了した場合
(※2〜3人プレイの場合、全10ラウンド)

最も多くの勝利コインを獲得したプレイヤーの勝利です。
タイブレークの場合は、ゲームボード上に残っている種族トークンが多い該当プレイヤーの勝利。

種族と特殊能力

種族タイル一覧

種族タイルは特殊能力タイルと組み合わされて使用されます。

種族効果
アマゾネス【6】
自分の征服中、アマゾネストークンを追加で4枚使用できます。
通常のトークンに加え、征服の時のみ4枚のトークンを手札に加えて使用できる。
このトークン4枚は再配置時に手札に戻します。

再配置フェイズに支配地域に最低1枚のトークンを残さなければないが、やむ得ず不足する場合はトークンを残さずに支配地域を放棄することができる。
ドワーフ【3】
手番終了時、自分が支配する鉱山地域1つにつきボーナスの勝利コイン1を獲得できます。(※衰退していても獲得する)
エルフ【6】
征服されたとき、その地域の自分のトークン全てを、損失なしですべての配置トークンを手札に戻すことができる。

エルフが支配する地域を征服された際に、『ソーサラー』、『血を吸う』、『輝く宝珠』の効果により交換される場合は、トークンを失う。
グール【5】
衰退したとき、自分のグールは全て地図上に残り、その後の手番でも自分の種族として、征服を続けることができます。(ただし、処理は征服中の種族の前に行います)

征服中の種族を対象とした能力の効果の対象にはなりません(『血を吸う』『盗む』など)。逆に衰退した種族を対象とした効果は適用(『転生する』など)。
ジャイアント【6】
自分が支配する山岳地帯の地域に隣接している地域を、通常よりも1枚少ないジャイアントトークンで征服できる。ただし、1枚より少なくなることはない。
ハーフリング【6】
自分は、どの地域でも最初の征服をでき、最初に征服した2つの地域に穴ぐらトークンを配置します。

穴ぐらトークンが配置されている地域は征服不可になります。その地域からハーフリングが全て取り除かれたり、衰退した場合に穴ぐらトークンは取り除かれます。

※地図から全てのハーフリングが取り除かれ、再度征服を行う場合などには配置できない。
ヒューマン【5】
手番終了時、自分が支配する農場の地域1つにつきボーナスの勝利コイン1を獲得できる。
オーク【5】
自分がこの手番に支配した空いていない地域1つにつきボーナスの勝利コイン1を獲得できる。

「空いていない地域」とは、征服中の種族、衰退した種族(自らのも含む)、失われた部族の配置された地域。
ラットマン【8】
特別な能力はありません。
スケルトン【6】
部隊の再配備時に自分が征服した空いていない地域2つにつき、サプライから新たなスケルトントークン1枚を追加で取って再配備する(このトークンは最大20枚)。

「空いていない地域」とは、征服中の種族、衰退した種族(自らのも含む)、失われた部族の配置された地域。つまり、それらのトークンの配置された地域を2つ征服するごとに1枚トークンが増える。
ソーサラー【5】
対戦相手1人につき各手番に1度、隣接地域を征服するときに、対戦相手の単独の征服中のトークン1枚を、サプライから取った新たなソーサラートークンと入れ替える(このトークンは最大18枚)。
トリトン【6】
自分は海や湖に接している沿岸地域を、通常よりも1枚少ないトリトントークンで征服できる。ただし、1枚より少なくなることはない。
トロール【5】
自分が支配する地域それぞれにトロールの巣トークンを1枚ずつ配置し、その地域の防御力を1増やす。

トロールの巣はトロールが衰退してもその地域に残る。トロールの巣トークンの最大数は10枚。つまりトロールが支配するすべての地域に配置できる。

トロールの巣はトロールトークンが取り除かれた時、一緒に取り除かれる。トロールの巣は1つの地域に最大1枚まで、かつ移動させることは出来ない。
ウィザード【5】
手番終了時、自分が支配する魔法の源がある地域1つにつきボーナスの勝利コイン1を獲得できる。

特殊能力一覧

特殊能力タイルは種族タイルと組み合わされて使用されます。

特殊能力効果
錬金術の【4】
自分のトークンが地図上にあれば、毎手番終了時に、ボーナスの勝利コイン2を獲得できる。
狂乱した【4】
自分の各征服の前に増援部隊ダイスを使用できる。
効果(増援ダイス)使用後に征服するトークンが不足した場合、「最後の征服」の失敗とみなす。

※この効果に追加して「最後の征服」時の増援ダイスを振れるわけではない。
野営する【5】
再配置時、自分の征服する地域に野営地トークン5枚を配備することができます。
配備された地域は野営地トークン1枚につき防御力が1増加する。
『野営地トークン』は再配備フェイズに、配置・移動できる(1地域に複数可)。
特殊部隊の【4】
自分はどの地域も、通常より1枚少ないトークンで征服できる。
ただし、1枚より少なくなることはない。
外交家の【5】
各手番の終了時、この手番で自分が攻撃しなかった対戦相手1人を選択します。
その対戦相手は次の手番まで自分を攻撃できません。(衰退したトークンには攻撃可)

※つまり衰退した種族を攻撃することは互いに可能。なお『衰退したグール』であればアクティブな種族を攻撃可能。『ソーサラー』の効果は攻撃とみなされる。
ドラゴン使いの【5】
ドラゴントークンと種族トークン1枚を使って1つの地域を征服できる。
山岳地帯や防御トークンで守られている地域も、ドラゴン+種族トークン1枚で征服できます。

ドラゴンが支配している地域は、敵の征服されません。
ドラゴンは種族が衰退した時に取り除かれる。
空飛ぶ【4】
地図上の隣接していない地域も征服することができます。
「隣接しているものとみなす」わけではないので、「隣接する地域」はこの能力があっても通常と変わらない。
※『血を吸う』や『ジャイアント』の対象地域に変化はない。
森の【4】
手番終了時、自分の征服する森林の地域1つにつきボーナスの勝利コイン1を獲得できる。
要塞を設ける【3】
各手番中に1度、地域1つに要塞トークン1を置き、その地域は防御力が1増加し、ボーナスの勝利コイン1を獲得できる。

要塞トークンは、あなたの種族が衰退してもその地域に残り、「防御力+1」は征服時・衰退時両方に適応されます。ただし、「ボーナス1コイン」は征服中のみ適応されます。

『要塞トークン』は1つの地域に1枚まで、かつ最大で6枚で、配置後移動はできません。
『要塞トークン』はその種族トークンが征服などにより取り除かれた時、同時に取り除かれる。
英雄の【5】
自分の手番終了時、自分が征服している地域に英雄トークン2枚を置きます。
英雄トークンが置かれている地域には他のプレイヤーは征服できません。

各手番の終了時、英雄トークンを支配する地域に自由に移動できます。
この種族の衰退時、英雄トークンは取り除かれる。
丘の【4】
手番終了時、自分が支配する丘の地域1つにつきボーナスの勝利コイン1を獲得できる。
商人の【2】
手番終了時、自分が支配する地域1つにつきボーナスの勝利コイン1を獲得できる。
この特殊能力を持つ征服中の種族の支配地域が対象。
坂を登る【5】
自分は丘や農場の地域を、通常よりも1枚少ないトークンで征服できる。
ただし、1枚より少なくなることはない。
略奪する【5】
自分がこの手番中征服した空いていない地域1つにつきボーナスの勝利コイン1を獲得できる。

「空いていない地域」とは、征服中の種族、衰退した種族(自らのも含む)、失われた部族の配置された地域。ボーナスの1コインはサプライから獲得する。
航海する【5】
自分の種族が征服する時、海と湖を空いている地域のように征服でき、衰退してもそのまま残る。拡張なしでは『航海する』種族だけが、『海』と『湖』を征服、支配できる。

『海』と『湖』の地域から、通常の地域と同じように支配による1コインを獲得する。
征服するには通常の地域と同じトークン2枚を必要とする。
霊体の【5】
衰退したとき、自分の霊体トークンは、「衰退した種族は1種類だけ」の制限に数えない。

『霊体の』種族は衰退後『霊体種族』となり、このプレイヤーは通常の征服中の種族1種、衰退種族1種と別に『霊体種族』を地図に残すことができ、コインを獲得することができる。

『霊体種族』と『衰退種族』がいる状態で、新たに「衰退」を行った場合、取り除かれるのは常に『衰退種族』だけである。つまり『霊体種族』は征服によってのみ取り除かれる。
頑強な【4】
自分は、征服をした通常の手番の終了時、勝利コインを獲得した後に、衰退することができる。通常消費する1ターンを使わずに「衰退」できる。
沼地の【4】
手番終了時、自分が支配する沼地の地域1つにつきボーナスの勝利コイン1を獲得できる。
地下世界の【5】
自分は、洞窟のある地域を、通常よりも1枚少ないトークンで征服できる。
ただし、1枚より少なくなることはない。

全ての洞窟のある地域同士はこの特殊能力を持つ種族にとっては、隣接しているとみなします。

「洞窟のある地域」とは「『洞窟マーク』の描かれた地域」の事である。『洞窟マーク』は、1つのマップに各種地形と同数(全地域の1/5)程度である。
富裕な【4】
地図に登場した最初の手番の終了時1回のみ、ボーナスの勝利コイン7を獲得できる。

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