『難破船アルカナ(The Shipwreck Arcana)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | 難破船アルカナ(The Shipwreck Arcana) | ||
特徴 | 水没した世界に閉じ込められたあなたと味方は絶体絶命だ。神秘的なデッキと健全なロジックを駆使して、お互いの運命トークンを予測し、無傷で脱出しよう。 難破船のアルカナは、推理、評価、論理のコンパクトな協力ゲームです。各プレイヤーの運命は、袋から番号のついた運命タイルを引くことで常に変化します。 どの運命を放棄し、どのカードでプレイするかを選択することで、味方に自分の持っている運命を特定するのに十分な情報を与えることができる......アクティブプレイヤーは自分のターン中に味方とコミュニケーションを取ることができないので、これは重要なことです! | ||
プレイ人数 | 2 - 5 人 | プレイ時間 | 21 分 |
ゲームデザイナー | Kevin Bishop | 複雑さ | 3 |
アートワーク | Matthew Bishop | 戦略 | 4 |
エディター | Meromorph Games | 運 | 2 |
発売日 | 2017 | やり取り | 5 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
難破船アルカナ(The Shipwreck Arcana)とは?
溺れた世界に閉じ込められ、あなたと仲間たちは運命をたどる運命にあるかもしれません──しかし、本当にそうでしょうか?神秘的なデッキと論理的なアプローチを使えば、お互いの運命を予測し、無傷で脱出することができます。
『難破船アルカナ』は、推理、評価、論理を組み合わせたコンパクトな協力的なゲームです。各プレイヤーの運命は、袋から数字のついた運命のタイルを引くたびに常に変化します。
どの運命を捧げ、どのカードに適用するかを選ぶことで、仲間たちにはあなたが保持している運命を特定するための情報を提供できます。手番プレイヤーは自分のターン中に仲間たちとコミュニケーションをとることができないからです!
難破船アルカナ(The Shipwreck Arcana)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・アルカナカード(20枚)
・トークン袋(1つ)
・時間カード(1枚)
・運命トークン(21個)
・マーカー(2個:緑/赤)
・数字の並びトークン(5色:1~7)
準備
1. 時間カードを中央の左端に配置し、緑のマーカーを0の位置に配置し、赤いマーカーを望む難易度に応じた位置に配置します。
難易度 | 簡単 | 普通 | 難解 | 破滅的 |
---|---|---|---|---|
赤マーカーの位置 | 0 | 2 | 4 | 6 |
2. アルカナカードを表向きにシャッフルして山札を配置し、時間カードの右側にアルカナカードを4枚並べます。
3. 各プレイヤーに、1色の数字の並びトークン(7個)を渡します。
4. 運命トークン(21個)を全てトークン袋に入れてシャッフルします。
5. スタートプレイヤーをランダムで決めます。
最初の画面は以下のようになります
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ゲームの補足
時間カード
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時間カードとは、緑と赤のマーカーの進むトラックを表しており、最初は0から始まり、ゲームを進める中で7に向かって進んでいきます。
緑はスコアトラックで7まで進めることができれば勝利、
赤は破滅トラックで7まで進んでしまったら敗北となります。
アルカナカード
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表面
❶カード名
❷配置条件タイトル
❸配置条件
❹期間
裏面
❺効果アイコン
❻効果タイトル
❼効果
表面には、運命トークンが配置できる効果や場に配置できる期間【5. フェード(Fade)ステップ参照】が表示されています。
裏面には、ゲーム中1回だけ使用できる効果について書かれています。
運命トークン
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運命トークンとは、アルカナカードを使用することで他のプレイヤーに手札の運命トークンのヒントを出し、各プレイヤーは運命トークンの値を予想を行っていきます。
各トークンには、1~7までの数字と1~3の時間(ドット)が書かれています。
(※1~3は時間が1個、4~6は時間が2個、7は時間が3個)
ゲームを行う上での注意点
このゲームは協力ゲームで手札の運命トークンを当てるという性質上、手札の運命トークンをアルカナカードの効果以外でヒントを与えることは禁止されています。
他のプレイヤーとコミュニケーションを取る場合は注意してください。
ゲームの流れ
各プレイヤーは以下の流れを繰り返して手番を行います。
1. ドロー(Draw)
2. プレイ(Play)
3. 予測(Predict)
4. 解決(Resolve)
5. フェード(Fade)
1. ドロー(Draw)
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手札に2枚になるまで、運命トークンを袋からランダムで引きます。
(※他のプレイヤーに見せることはできません)
2. プレイ(Play)
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場の表側のカードの内、条件を満たすカードの前に手札の運命トークン1つを配置します。
(※複数のカードで条件を満たす場合は、1つを選択して配置します)
3. 予測(Predict)
手番プレイヤーの次のプレイヤーは、手元に残った運命トークンの値を予想することができます。
予想しない場合は『パス』を選択し、次の解決フェイズをスキップします。
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各プレイヤーは、数字の並びトークンを持っています。
数字の予測の際の整理に利用することができます。
4. 解決(Resolve)
予測が行われた数字が正しかったかどうかの判定が行われます。
(※予測が行われなかった場合、このステップをスキップされます)
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予測が正しかった場合、緑のマーカーを1進めます。
緑のスコアマーカーが7の位置まで進めたら勝利になります。
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予測が誤っていた場合、赤のマーカーを1進めます。
赤の破滅マーカーが7の位置まで進んだら敗北になります。
その後、正解/不正解関わらず、予測が行われた運命トークンはトークン袋に戻し、数字の並びトークンも元に戻されます。
5. フェード(Fade)
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アルカナカードの前にある運命トークンの時間(ドット)の数が、アルカナカードの期間(下部の月の数)以上になっている場合、アルカナカードのフェードを行います。
1. 運命トークンをトークン袋に戻す
アルカナカードの前にある運命トークンを全てトークン袋に戻します。
2.アルカナカードを裏返し、下に配置する
アルカナカードを裏返し、それをアルカナカードの並びの下に配置します。
3. 正しい予測を行わなかった場合、赤マーカーを2個進める
このターンの予測で正しい予測が行わなかった場合、赤のマーカーを2進めます。
4. アルカナカードを補充する
山札の一番上のアルカナカードを、空いたスペースに表向きで補充します。
裏返しになったアルカナカードは、ゲーム中に1回だけ書かれている効果を使用することができます。(※使用したカードは取り除かれます)
また、各ターンで使用できるアルカナカードの効果は1枚のみなので、注意してください。
ゲームの終了条件
勝利条件または敗北条件のどちらかを満たした場合、勝利/敗北が決定してゲーム終了となります。
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緑のスコアマーカーが7の位置まで進めたら勝利になります。
赤の破滅マーカーが7の位置まで進んだら敗北になります。
アルカナカード一覧
表面 | 条件 | 裏面 | 効果 |
---|---|---|---|
![]() | 一致(match) 手札の運命トークンの1つが場に出ている運命トークンと一致する場合、もう1つの方の運命トークンをここに出すことができる。 | ![]() | サイクル(cycle) 自分の運命をプレイする前に、手番プレイヤーはこれを捨て、(運命トークンがない)アルカナカードを山札の一番上のカードと入れ替えることができる。 |
![]() | 唯一(Unique) 手札の運命トークンがそれぞれ違う値で、場にあるすべての運命トークンとも異なる場合、どちらか運命トークンをここに出すことができる。 | ![]() | サイクル(cycle) 自分の運命をプレイする前に、手番プレイヤーはこれを捨て、(運命トークンがない)アルカナカードを山札の一番上のカードと入れ替えることができる。 |
![]() | 同じ(same) 手札の運命トークンが互いに同じ場合、そのうちの1つをここに出すことができる。 | ![]() | 回答2回(twice) 推測フェイズの前に、グループはこのカードを捨てて、推測をさらに1つ行うことができます。 |
![]() | 低い(lower) 手札の運命トークンの内、低い方をここに出すことができる。 | ![]() | よりも高い?(higher than?) 推測フェイズの前に、グループはこのカードを捨てて、数字を選び、「手元の運命トークンは選んだ数字よりも高いですか?」という質問ができます。 |
![]() | 3-4-5 手札の運命トークンの1つが3/4/5で、もう一方が異なる場合、異なる方の運命トークンをここに出すことができる。 | ![]() | 3-4-5? 推測フェイズの前に、グループはこのカードを捨てて、「手元の運命トークンは3か4か5ですか?」という質問ができます。 |
![]() | 1-2-3 手札の運命トークンの1つが1/2/3で、もう一方が異なる場合、異なる方の運命トークンをここに出すことができる。 | ![]() | 1-2-3? 推測フェイズの前に、グループはこのカードを捨てて、「手元の運命トークンは1か2か3ですか?」という質問ができます。 |
![]() | 奇数(odd) 手札の運命トークンの合計数が奇数の場合、そのうちの1つをここに出すことができる。 | ![]() | 1-2-3? 推測フェイズの前に、グループはこのカードを捨てて、「手元の運命トークンは1か2か3ですか?」という質問ができます。 |
![]() | 4以上の差(4 aport) 手札の運命トークンの差が4以上の場合、そのうちの1つをここに出すことができる。 | ![]() | 低い方を捨てる(Discard lower) 運命をプレイした後、アクティブプレイヤーはこれを捨てて、残っている運命よりも低い1つの表示されている運命を破棄できます。 |
![]() | 伝達(tell) 運命トークンを1つ配置します。その後、もう一方の運命トークンが配置したものよりも高いかどうかを伝えることができる。 | ![]() | 1-4-7? 推測フェイズの前に、グループはこのカードを捨てて、「手元の運命トークンは1か4か7ですか?」という質問ができます。 |
![]() | 高い(higher) 手札の運命トークンの内、高い方をここに出すことができる。 | ![]() | よりも高い?(higher than?) 推測フェイズの前に、グループはこのカードを捨てて、数字を選び、「手元の運命トークンは選んだ数字よりも高いですか?」という質問ができます。 |
![]() | 3倍(x3) 手札の運命トークンの合計数が3の倍数の場合、そのうちの1つをここに出すことができる。 | ![]() | 低い方を捨てる(Discard lower) 自分の運命トークンをプレイした後、手番プレイヤーはこれを捨て、自分の手元の運命トークンより低い、場にある運命トークン1つを捨てることが できる。 |
![]() | +/- 1 手札の運命トークンの差がちょうど1の場合、そのうちの1つをここに出すことができる。 | ![]() | 回答2回(twice) 推測フェイズの前に、グループはこのカードを捨てて、推測をさらに1つ行うことができます。 |
![]() | 自由(free) 運命トークンのどちらかをここに出すことができる。衰退時に破滅トラッカーは進まない。 | ![]() | 1-4-7? 推測フェイズの前に、グループはこのカードを捨てて、「手元の運命トークンは1か4か7ですか?」という質問ができます。 |
![]() | <= 5 手札の運命トークンの合計が5以下の場合、そのうちの1つをここに出すことができる。 | ![]() | よりも高い?(higher than?) 推測フェイズの前に、グループはこのカードを捨てて、数字を選び、「手元の運命トークンは選んだ数字よりも高いですか?」という質問ができます。 |
![]() | 7から9(7 to 9) 手札の運命トークンの合計が7~9の場合、そのうちの1つをここに出すことができる。 | ![]() | 古い?(Old?) 運命トークンをプレイした後、手番プレイヤーはこれを捨て、 前のターンにその運命トークンを持っていたかどうかを 述べることができる。 |
![]() | >= 11 手札の運命トークンの合計が11以上の場合、そのうちの1つをここに出すことができる。 | ![]() | 低い方を捨てる(Discard lower) 自分の運命トークンをプレイした後、手番プレイヤーはこれを捨て、自分の手元の運命トークンより低い、場にある運命トークン1つを捨てることが できる。 |
![]() | +/- 2 手札の運命トークンの差がちょうど2の場合、そのうちの1つをここに出すことができる。 | ![]() | 回答2回(twice) 推測フェイズの前に、グループはこのカードを捨てて、推測をさらに1つ行うことができます。 |
![]() | 因子(factor) 手札の運命トークンの1つがもう一方の2倍または3倍の場合、そのうちの1つをここに出すことができる。 | ![]() | 5-6-7? 推測フェイズの前に、グループはこのカードを捨てて、「手元の運命トークンは5か6か7ですか?」という質問ができます。 |
![]() | 偶数(Even) 手札の運命トークンの合計数が偶数の場合、そのうちの1つをここに出すことができる。 | ![]() | 3-4-5? 推測フェイズの前に、グループはこのカードを捨てて、「手元の運命トークンは3か4か5ですか?」という質問ができます。 |
![]() | 5-6-7 手札の運命トークンの1つが5/6/7で、もう一方が異なる場合、異なる方の運命トークンをここに出すことができる。 | ![]() | 5-6-7? 推測フェイズの前に、グループはこのカードを捨てて、「手元の運命トークンは5か6か7ですか?」という質問ができます。 |
変更ルール
難易度(デフォルト:簡単)
この設定は『簡単』『普通』『難解』『破滅的』の4つから選択することができます。
赤マーカーの初期位置を変更することで、難易度を変更できます。
難易度 | 簡単 | 普通 | 難解 | 破滅的 |
---|---|---|---|---|
赤マーカーの位置 | 0 | 2 | 4 | 6 |
有効なカードへのガイドあり(デフォルト:ON)
有効なカードへのガイドがOFFの場合、運命トークンをアルカナカードの配置する際、配置条件が誤っている場所にも配置することができるようになります。
誤ったヒントを他のプレイヤーに与えないように注意が必要になります。
議論フェイズ(デフォルト:OFF)
議論フェイズをONにすることで、予測フェイズの前に議論フェイズで『数字を予測する』または『パス』するかを全プレイヤーに聞くことが出来ます。(1人ずつ選択)
数字を当てるかパスするかの最終的な決定は手番プレイヤーの次のプレイヤーが行います。
このオプションは最低3人のプレイヤーがいるゲームにのみ使用できます。
(※ゲームの進行が遅くなるので注意してください)