『白鷺城/ホワイト・キャッスル(The White Castle)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | 白鷺城/ホワイト・キャッスル(The White Castle) | ||
特徴 | 姫路の空を鷺が飛び回る中、城の頂上から大名が家来たちの動きを見守る。庭師たちは鯉のいる池の手入れをし、侍たちは城壁の上で警備にあたり、藩士たちは城門に群がり、城の最も奥深い場所に近づく謁見を待ち望んでいる。夜になると灯籠が灯され、家来たちは家に戻る。 『白鷺城/ホワイト・キャッスル』では、プレイヤーは藩の1つを操作して、他の藩よりも多くの勝利点の獲得を目指します。そのためには、城で影響力を蓄積し、資源を大胆に管理し、適切な場所に適切なタイミングでワーカーを配置する必要があります。作者は、Llama Dice として知られる Sheila Santos と Israel Cendrero の 2 人組で、Devir と共同でヒット作『赤の大聖堂』もデザインしました。今回は、近代日本で最も印象的な要塞である姫路城(その白漆喰で塗られた真っ白な外観から白鷺城とも呼ばれる)を探索します。姫路城には、大名酒井忠清の命により酒井家の旗が掲げられています。 | ||
プレイ人数 | 1 - 4 人 | プレイ時間 | 30 分 |
ゲームデザイナー | Isra C., Shei S. | 複雑さ | 3 |
アートワーク | Joan Guardiet | 戦略 | 5 |
エディター | Devir Games | 運 | 1 |
発売日 | 2023 | やり取り | 3 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
白鷺城/ホワイト・キャッスル(The White Castle)とは?
日本、1761年:播磨国。
大名・酒井忠恭は江戸幕府の最も重要な重臣の一人であり、姫路城からこの地域を統治している。そのため、各地の諸藩にとって酒井家の歓心を買うことは極めて重要である。
影響力を得るためには、一族の者を白鷺城のあらゆる階層に送り込まなければならない。政治的役職や軍の地位はもちろんのこと、城の庭園の細部まで手入れをする最下層の庭師に至るまで、すべてが影響をもたらすのだ。
『白鷺城/ホワイトキャッスル』では、プレイヤーは地方の小藩の領主となり、白鷺城の宮廷において地位を争い、一族の未来を築いていく。資源を巧みに管理し、絶妙なタイミングで一族の者を姫路城内に配置することが、勝利の鍵となる!
白鷺城/ホワイト・キャッスル(The White Castle)の遊び方
ゲームの準備
・ | カード(73枚) |
・ | ルール早見カード(4枚) |
・ | 操練場タイル(8枚) |
・ | ダイス・タイル(15枚) |
・ | 一文銭(24枚) |
・ | 五文銭(8枚) |
・ | 家紋(20枚) |
・ | +40/80点タイル(4枚) |
・ | 橋(3基) |
・ | 藩ボード(4枚) |
・ | 白鷺城ボード(1枚) |
・ | 侍コマ(20個) |
・ | 藩士コマ(20個) |
・ | 庭師コマ(20個) |
・ | 資源キューブ(12個) |
・ | 影響コマ(4個) |
・ | 白鷺コマ(4個) |
・ | 扇子コマ(4個) |
・ | ラウンド・マーカー(1個) |
・ | ダイス(15個) |
準備
・ | 城のセットアップ |
---|---|
❶ | メインボードの配置 メインボードを中央に配置します。 |
❷ | 給仕カードと交流カードの配置 給仕カード、交流カードをそれぞれシャッフルして、対応するスペースに山札を配置します。 その後、各部屋のスペースに対応するカードを山札から引き、表向きに配置します。 ※2人プレイの場合、左下に「+」が付いている侍従カードと外交官カードを箱に戻す。 ※配置されたカードのアクションが全て暗い背景の場合、山札に戻して再度公開します。 |
❸ | 大名カードの配置 大名カード(灰色のデッキ)を1枚引き、対応するスペースに配置します。 |
❹ | ダイスタイルの配置 ダイスアイコンが描かれた面を上にしてすべてのダイスタイルを混ぜます。 各色1枚ずつランダムに取り、3つの指定スペースに配置する。 その後、部屋の空きスペースに数字の順番通りにランダムでタイルを配置する。 (各部屋には最低2色以上のダイスが含まれるようにします。) 部屋の6~10番目にタイルを置く際、すべて同じ色になる場合は、最後のタイルを次の空きスペースに置く。(印刷された数字を確認して次のスペースを見つける) 井戸に配置するタイルは、ダイスが描かれていない面を上にする。 |
❺ | ラウンドマーカーの配置 ラウンドマーカーをラウンドトラックの最初のスペースに配置する。 |
❻ | 共通ストックの作成 ボードの横にお金・家紋・ +40/+80の氏族得点タイルをまとめて配置する。 |
・ | 橋の準備 |
❶ | 橋の準備 橋を川のスペースに配置します。 その後、プレイヤー人数に応じて、各色のダイスを用意する。 ・2人プレイ: 各色3個 ・3人プレイ: 各色4個 ・4人プレイ: 各色5個 各色のダイスを振り、橋の上に左から右へ昇順に並べます。 ・最も小さい値のダイスを橋の左端(提灯の近く)に配置する。 ・最も大きい値のダイスを橋の右端に配置する。 ・残りのダイスを橋の中央に順番に並べる。 |
・ | 庭の準備 |
❶ | 庭の準備 植物の庭園カードと石庭園カードの山札を別々にシャッフルする。 各山札から1枚ずつランダムに引き、各橋の下に配置する。 |
・ | 訓練場の準備 |
❶ | 訓練場タイルの配置 ランダムに4枚の訓練場タイルを選び、ボード上の指定されたスペースに示された面を上にして配置する。 |
・ | プレイヤーの準備 |
❶ | 個人ボードと各コマの準備 各プレイヤーは個人ボードを受け取り、以下のコマを受け取ります。 ・藩士5個を藩士スペースに配置する。 ・庭師5個を庭師スペースに配置する。 ・侍5個を侍スペースに配置する。 ・資源キューブ3個をそれぞれの資源トラックの0の位置に配置する。 |
❷ | 影響力マーカーと手番順の決定 各プレイヤーの影響力マーカーを時間経過トラックの初期位置にランダムな順番で積み上げます。 その後、手番順トラックに白鷺トークンを同じ順番で配置します。 (※一番上から順番に手番が行われます) |
❸ | スタートカードの配置 スタート資源カードをプレイヤーの人数+1枚引き、表向きに並べる。 各スタート資源カードの下に、ランダムなスタートアクションカードを1枚ずつ配置し、ペアを作る。 |
❹ | スタートカードの選択 手番順とは逆順にで、各プレイヤーは1組の初期カード(資源カード+アクションカード)を選択します。 【選択後の処理】 ❶アクションカードを自分の個人ボードのスペースに配置する。 ❷資源カードの資源を獲得する。 ❸資源カードを自分の個人ボードの灯籠エリアに配置する。 ※もし資源カードに勅令カードが含まれていた場合、該当する勅令カードを獲得し、灯籠エリアに資源カードと一緒に配置する。 |
最初の画面は以下のようになります
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ゲームの補足
個人ボード(資源・コマ)について
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家紋・お金・勝利点
個人ボードの上部には家紋・お金・勝利点が表示されています。
アイコン | 説明 |
---|---|
![]() | 家紋 家紋アクションを実施することで獲得できます。 獲得できる上限は5個までです。 |
![]() | お金 お金のアイコンの効果を実施することで獲得/支払いを行います。 (黒字は獲得、赤字は支払い) |
![]() | 勝利点 扇子のアイコンの効果を実施することで、得点を獲得できます。 (赤色の扇子は即時得点、金色の扇子はゲーム終了時に得れる得点です) |
資源
資源は個人ボードの各トラックによって、所持数が管理されます。
資源は以下のアイコンの効果を実施した場合、獲得/支払いを行います。
(数字が黒字で書かれていれば獲得、赤字で書かれていれば支払いです)
食料 | 鉄 | 真珠 |
---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
コマ(藩士・庭師・侍)
個人ボードには3種類のコマが5個ずつ配置されて開始されます。
藩士 | 庭師 | 侍 |
---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
各コマに対応するアクションを実施したら、個人ボードの一番左にある対応するコマを取って、メインボードに配置されます。
ゲームの流れ
このゲームは全3ラウンドで行われます。
各ラウンドは手番順トラック(メインボード上部の白鷺コマで上から下)の手番順で各プレイヤーは順番に以下の流れで手番を行います。
❶ | 好きな橋からダイスを1つ選択する |
❷ | ダイスを配置し、お金を獲得する/支払う |
❸ | 灯籠アクションを行なう(橋の出目が小さい側のダイスを取った場合) |
❹ | アクションを実施する |
全部で3巡(3回ずつ手番を実施)したら、1ラウンド終了します。
1. 好きな橋からダイスを1つ選択する
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3つある橋(赤・黒・白)の内、両端に置かれているダイスから1個を選択します。
・ | 橋の中央にあるダイスは選択することはできません。 |
・ | ダイスを選択して取った後、橋の中央にダイスが残っている場合、端に最も近いダイスを取り移動して、橋の端の空いたスペースに移動します。(※出目はそのまま) |
※次のプレイヤーはこのダイスを選べるようになります。 |
2. ダイスを配置し、お金を獲得する/支払う
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選択したダイスをメインボードまたは自分の個人ボードにあるダイスアイコンが描かれたスペースに配置します。
配置できるスペース
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ダイスは、以下のダイススペースに配置することができます。
・ | 城 | 5ヵ所 ・1階(給仕の間):3ヶ所 ・2階(交流の間):2ヶ所 | 各スペース2個まで配置可 (2個目は重ねる) |
・ | 外壁 | 2ヵ所 | 各スペース2個まで配置可 (2個目は重ねる) |
・ | 井戸 | ∞(何個でも配置可) | 何個でも配置可 (下のダイスの出目は常に1) |
・ | 個人ボード | 3ヵ所 | 各スペース1個のみ |
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一部のメインボードの2個まで配置できるスペースは、既にダイスが置かれていても、重ねて配置することが出来ます。(3個目は不可)
その場合、1個目のダイスの出目とのダイスの差分でお金を獲得/支払いを行います。
1~2人プレイの場合は、どのスペースも重ねて配置することはできず、1個しか配置できません。
ダイスの差分に応じて、お金を獲得する/支払う
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配置したダイスと下のダイス(ボードに印刷、もしくは下に配置されたダイス)の出目を比較して、差分に対応するお金を獲得/支払いします。
・ | ダイスの出目が下の出目よりも”大きい“場合 |
---|---|
ダイスの差分の数だけ、お金を獲得する。 (共通のコインストックから) | |
・ | ダイスの出目が下の出目よりも”小さい“場合 |
ダイスの差分の数だけ、お金を支払う。 (共通のコインストックに) | |
・ | ダイスの出目が下の出目と”同じ“場合 |
コインのやりとりは発生しない。 |
3. 灯籠アクションを行なう(橋の出目が小さい側のダイスを取った場合)
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橋の左端にあるダイスを選んだ場合、自分の個人ボードから灯籠アクションを実施できます。(詳しくはアクション一覧に記載)
4. アクションを実施する
ダイスを配置した位置に記載されているアクションを行ないます。
(※城、城壁、井戸、個人ボードにより、対応するアクションが異なります)
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城には5つの部屋にダイスを配置することができ、ダイスの色に対応したアクションを実施できます。
・ | 各部屋では、配置されたダイスの色によって、実施できるアクションが記載されています。 |
・ | 該当する色が2ヵ所にある場合、任意の順番で2つのアクションを実施できます。 |
・ | 該当するダイスの色がない場合、その色のダイスはその部屋に配置できません。 |
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外壁にダイスを配置した場合、ダイススペースの左右に示されたアクションの内、1つのアクションを実施できます。
このスペースは色の制限がなく、どの色のダイスでも配置できます。
ダイススペース(左側)
アクション | 説明 | |
---|---|---|
![]() | 庭師アクション | 食料を支払い、庭師コマを庭園に配置する。 |
![]() | 藩士アクション | 以下のいずれか、もしくは両方を実施する。 ・お金2文を支払い、藩士コマを城門に配置する。 ・真珠を支払い、藩士コマを移動する。 |
ダイススペース(右側)
アクション | 説明 | |
---|---|---|
![]() | 藩士アクション | 以下のいずれか、もしくは両方を実施する。 ・お金2文を支払い、藩士コマを城門に配置する。 ・真珠を支払い、藩士コマを移動する。 |
![]() | 侍アクション | 鉄を支払い、侍コマを訓練場に配置する。 |
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井戸にダイスを配置した場合、以下のアクションを実施します。
# | アクション |
---|---|
![]() | 家紋アクション |
![]() | タイル2枚のアイコンのボーナス |
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個人ボードのダイススペースに配置したら、その横に見えているボーナスを獲得した後、カードの該当する位置のアクションを実施します。
各ダイススペースは、色の指定がされており、対応する色のダイスしか配置できません。
❶ | 配置したダイススペースの右に見えているボーナスを獲得する。 |
❷ | アクションカードの配置したダイススペースに対応するアクションを実施する。 |
アクションは以下のようなものがあります。
アクション | 説明 | |
---|---|---|
![]() | 侍アクション | 鉄を支払い、侍コマを訓練場に配置する。 |
![]() | 庭師アクション | 食料を支払い、庭師コマを庭園に配置する。 |
![]() | 藩士アクション | 以下のいずれか、もしくは両方を実施する。 ・お金2文を支払い、藩士コマを城門に配置する。 ・真珠を支払い、藩士コマを移動する。 |
![]() | 家紋アクション | 家紋を獲得する。 |
![]() | 灯籠アクション | 灯籠エリアに配置されているカードのアクションを全て実施する。 |
![]() | 時間経過アクション | 時間経過トラックを進める。 |
侍アクション
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侍アクションでは、個人ボードの一番左の位置にある侍コマを、訓練場エリアの好きなスペースに配置します。
侍を配置するには、訓練場エリアの各スペースにコスト(鉄)を支払う必要があり、配置後にスペースの上部に記載された効果を実施できます。
庭師アクション
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庭師アクションでは、個人ボードの一番左の位置にある庭師コマを、庭師が配置されていない庭園カードのスペースに配置します。
庭師を配置するには、庭園カードに書かれているコスト(食料)を支払う必要があり、配置後に橋の下に記載された効果を実施できます。
ラウンド終了時に実施
ラウンド終了時に配置した庭園の橋にダイスが1個以上が残っていれば、庭師の効果を再度実施することができます。
藩士アクション
藩士アクションは、以下のアクションを最大2回まで実施できます。
・ | 観客を要求する | : 藩士コマを城門に配置する |
・ | 交流の向上 | : 藩士コマを1~2つ移動させる |
片方を1回だけ、もしくはそれぞれ1回ずつ実施可。
(同じアクション2回は不可)
2回のアクションは、同じ藩士コマ・異なる藩士コマのどちらに対しても実施可能です。
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お金を2文支払い、自分の個人ボードから一番左の位置にある藩士コマを城門スペースに移動する。

コスト(真珠)を支払い、城門・城にいる藩士コマを1つ上のスペース(城門➡1階、1階➡2階、2階➡3階)の好きな部屋に移動できます。
支払うコストによって、1~2マス上に移動できます。
コスト | 移動数 |
---|---|
![]() 真珠2個 | 藩士コマ1つを1回移動させる |
![]() 真珠5個 | 藩士コマ1つを2回移動させる (2つの藩士コマに振り分けることはできません) |
1~2階に移動した場合
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1~2階に移動した場合、以下の流れで処理を行います。
❶ | 個人ボードにあるアクションカードを裏返して灯籠エリアに下のアイコンが見えるように右にズラして配置します。 |
❷ | 部屋のアクションカードを取り、個人ボードの空いたスペースに配置します。 |
❸ | 取ったアクションカード背景が明るい効果を1つ実施できます。 |
❹ | その後、山札から新しいカードをメインボードの空いたスペースに配置します。 |
もしカードが取り替えられない場合でも、背景が明るい効果を実行し、カードは取りません。
3階に移動した場合
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もし宮廷人の移動が城の3階、大名の部屋で終了した場合、以下の手順を順番に実行しなければなりません。
❶ | 灯籠アクションを実施する。 |
❷ | 大名の恩恵カードの空スペースに藩士コマを置き、そのスペースのボーナスを獲得します。 空きスペースがない場合、恩恵カードのボーナスは得られません。 |
家紋アクション
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数字の数だけ、家紋を獲得し、個人ボード上に配置します。
(※家紋は最大5個まで保持できます)
家紋は時間経過トラックを次の季節に移るために使用したり、城上の1階カードの特定アクションを実施するために使用できます。
また、家紋は自分の手番中、好きなタイミングで以下の実施もできます。
・ | 家紋2個を支払い、好きな資源(食料・鉄・真珠)を1個獲得する。 |
・ | 家紋1個を支払い、お金1文を獲得する。 |
灯籠アクション
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灯籠アクションは個人ボードの灯籠エリアに配置している全てのアイコンを任意の順番で効果を実施できます。
灯籠エリアのカードは、藩士アクションで1・2階に移動した際に増やすことができます。
時間経過アクション
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数字の数だけ、時間経過トラックで自分のマーカーを進めることができます。(移動先に他のプレイヤーのマーカーがある場合は上に重ねる)
時間経過トラックの季節の変わり目を通過する場合、指定されている家紋を支払う必要があります。(支払えない場合は進めません)
時間経過トラックは次のラウンドの手番順を決めるのに使用され、ゲーム終了時に自分のマーカーの下に書かれている得点を獲得できます。
ラウンド終了条件
すべての橋に残っているサイコロが合計3個以下になった時点で、ラウンドの終了が発動します。
1. 手番順を変更する
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時間経過トラックで最も進んだプレイヤーの順番で、白鷺コマを並べ直します。
次のラウンドは白鷺コマが前に置かれているプレイヤーから手番が行われます。
2. 庭園の処理を実施する(1~2ラウンドの場合)

ラウンド終了時、橋にダイスが残っている庭園に関して、再度庭師が置かれている庭園の効果を1回ずつ実施できます。
効果を実施する順番は手番順で実施されます。
(自分の庭師が複数ある場合は実施する順番は好きに決めることが出来ます)
3. 次のラウンドの準備を行う(1~2ラウンドの場合)

ダイスを振り直し、ダイスを出た出目で、各橋に左から右へ昇順になるように配置します。
その後、ラウンドマーカーを1つ進めて、次のラウンドを開始します。
ゲームの終了条件
以下の条件が満たされた場合、ゲーム終了となります。
3ラウンド目が終了した場合
最終得点を計算し、最も得点を獲得したプレイヤーが勝利です。
同点の場合は、手番順が高いプレイヤーが勝利します。
得点計算方法
得点は、ゲーム中に獲得した得点に加えて、以下の得点項目が加算されます。
得点項目 | 得点 |
---|---|
お金と家紋 | お金、家紋が5個ごとに1点を獲得する。 (端数切捨て) |
資源 | 各資源は、それぞれ所持数が以下を越えていれば対応する得点を獲得する。 ・3~6個の場合、1点。 ・7個の場合、2点。 |
時間経過トラック | 季節を夏以降まで進めれている場合、マーカーの下に対応する得点を獲得します。 ・夏:3点 ・秋:6点 ・冬:対応する得点(10~15点) |
藩士 | 城内にある各藩士コマの得点を獲得する。 ・城門:1点 ・1階(給仕の間):3点 ・2階(交流の間):6点 ・3階(大名の間):10点 |
侍 | 訓練場の各スペースに配置している侍の数だけ、スペースの得点を獲得します。 各訓練場スペースの得点は以下の計算によって、求められます。 ・訓練場スペースの得点×場内の藩士コマの数(城門以外) |
庭師 | 各庭師は、庭園カードに書かれている得点を獲得します。 |
ソロプレイの場合
ソロプレイで遊ぶ場合、徳川家を相手に以下のように実施します。
ゲームの準備(変更点)
❶ | 通常通り準備を行う 2人プレイの時同様に、準備を行います。 |
❷ | 初期アクションカード・初期資源カードを受け取る 初期アクションカードと初期資源は、各カードを別々にシャッフルし、1枚ずつカードをランダムに引きます。 (※選択できません) |
❸ | 相手のコンポーネントを用意する 対戦相手の色を選択し、その色のコマを全て取り、難易度に応じて対戦相手のコマを配置します。 【簡単】 ・白鷺コマを”2番目”の位置に配置。【プレイヤー:先手、相手:後手】 ・影響力マーカーを”0点”の位置に配置。 ・時間経過トラックを”0″の位置から開始。 【普通】 ・白鷺コマを”1番目”の位置に配置する。【相手:先手、プレイヤー:後手】 ・影響力マーカーを”3点”の位置に配置。 ・時間経過トラックを”1″つ進めた位置から開始。 【難しい】 ・白鷺コマを”1番目”の位置に配置する。【相手:先手、プレイヤー:後手】 ・影響力マーカーを”8点”の位置に配置。 ・時間経過トラックを”3″つ進めた位置から開始。 |
❹ | 相手のカード・コマを置くスペースを用意 対戦相手は個人ボードを持ちません。 お金、各コマとカードを置くスペースを確保して配置します。 |
❺ | ソロ用カードの準備 ソロ用のカードを準備して、シャッフルして橋の面を上になるように相手のスペースに配置する。 |
通常のプレイヤーと異なり、徳川家は以下の特徴を持ちます。
・ | 徳川家はコストは支払いません。 |
・ | 徳川家はコマを配置することによるアクションは実施しません。 |
・ | 徳川家は資源は獲得せず、お金のみ受け取ります。 |
・ | 徳川家は各部屋に一致しない色のダイスでも配置できます。 |
ゲームの流れ
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徳川家の手番を着た場合、以下の流れで手番が行われます。
❶ | ソロ用カードの山札の一番上のカードを裏返します。 |
❷ | その後、山札の一番上のカードの上部に指定されている色のダイスのダイス位置(左・中央・右)のダイスを確認し、ダイスが存在するかを確認します。 |
ダイスがなければ場合、次のカードをさらに公開して横に並べて配置します。 これを出るまで行ないます。 | |
❸ | 指定ダイスを指定位置(山札一番上の下部の位置)に移動し、ダイスの差に対応するお金を徳川家が獲得します。(支払の場合は何も支払いません) |
ダイススペースが既に埋まって配置できない場合、井戸に移動します。 | |
❹ | 公開したカードの効果を実施します。 2枚以上のカードが出ている場合は、最後に出た2枚のカードの効果を上から下、左から右に従ってアクションを実施します。 |
アクションが実施できない場合、実行できなかったアクションごとにラウンド数に対応する得点を獲得します。 |
カード | 効果 |
---|---|
![]() | 庭師を庭園に配置する 相手がすでに庭園を配置していない、最も少ない得点の庭園カードを探し、そのカードに相手の庭師を配置します。 同じ得点のカードが複数ある場合は、どれを使うか選択します。 |
![]() | 侍を訓練場に配置する 相手の侍を、そのアクションで示されたコストに対応する訓練所に配置します。 |
![]() | 藩士を城門に配置する 相手の藩士を城門に配置します。 |
![]() | 場内の藩士を移動する 城内で最も低い階層にある藩士を、1~2つ上に移動させます。 もし同じ低い位置にいる藩士が複数いる場合、そのうちの1つを移動させます。 1~2階に移動した場合 その階の任意の部屋を選んでそのカードを取り除き、すぐに新しいカードを置きます。 3階に移動した場合 その藩士を最も左側の空いている大名の好意の場所に配置します。 (空きがあれば) |
![]() | 時間経過トラックを進める 相手の影響力マーカーを、時間の流れトラック上で指定された数だけ進めます。 勝利点を獲得する 相手は指定された数の得点を獲得します。 |
![]() | お金を獲得する 相手は指定された数のお金を獲得します。 |
ラウンド終了時
各ラウンドの終了時、手番順が決まった後に徳川家はお金を全て戻して得点を獲得します。
徳川家の手番順が1番目の場合
戻したお金、3文ごとにラウンド数分の得点を獲得します。
徳川家の手番順が2番目の場合
戻したお金、5文ごとにラウンド数分の得点を獲得します。
端数は戻さず、次のラウンドに持ち越されます。
また、1~2ラウンドの場合、庭園に徳川家の庭師がいれば1つにつき、ラウンド数分の得点を獲得します。その後、ソロカードをシャッフルして、次のラウンドが開始されます。
ゲーム終了条件
通常ゲーム同様、3ラウンドが終了した時、ゲーム終了となります。
徳川家は残り資源、お金の得点は獲得しませんが、その他全ての項目は通常プレイヤー同様で得点を獲得します。