『黄色い家(The Yellow House)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | 黄色い家(The Yellow House) | ||
特徴 | ゴッホとゴーギャンがデッサンにとって何が重要かの議論を戦わせます。これはより強いカードを出し合う特殊な2人用ゲームです。4種類の要素のうち、今回のトリックでまだ出されていない要素から1枚出します:お金、ひらめき、情熱、技術。その要素の価値が低い場合、その価値を高めるために、カードを追加して出します。先に手札を全て出したプレイヤーがそのラウンドに勝ち、最後に出したカードを得点にします。3ラウンド勝つか、同じカードを得点したらゲーム勝利です。 | ||
プレイ人数 | 2 人 | プレイ時間 | 30 分 |
ゲームデザイナー | Geonil | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Edu Valls | 戦略 | 4 |
エディター | Mandoo Games | 運 | 2 |
発売日 | 2024 | やり取り | 3 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
黄色い家(The Yellow House)とは?
黄色い家とはゴッホがアルルに滞在した場所です。彼はこの長く空いていた家を借り、自分の大好きな黄色でその外観を塗りました。ゴッホはそこで芸術家たちのコミュニティを築くことを望んでいました。ゴーギャンを招いて共に働くことは、ゴッホの夢をかなえるもののように思えました。しかし、残念ながら彼らはうまくやっていくことができませんでした。
このゲームでは、ゴッホやゴーギャンのような芸術家として、芸術にとって最も重要な要素は何かを議論します。このゲームは2人用のユニークなラダー・クライミングゲームで、プレイできるカードの枚数には非常に厳しいルールがあります。手札のカードを最初にすべてプレイしたプレイヤーがラウンドに勝利します。
黄色い家(The Yellow House)の遊び方
ゲームの準備
・ | キャンバスボード(1枚) |
・ | トピックカード(28枚:4種類のエレメントで同じカードが7枚ずつ) |
・ | 支援者カード(5枚) |
・ | 説明カード(2枚) |
・ | エレメントトークン(4個) |
・ | パレットトークン(2個) |
準備
❶ | キャンバスボードを中央に配置します。 |
❷ | 各プレイヤーはパレットトークンを1個取り、自分の前に置きます。 |
❸ | 4種類のエレメントトークンをキャンバスボードのレベル1の位置に配置します。 |
❹ | ランダムで最初のラウンドのディーラーを決定します。 |
❺ | 支援者カード5枚を全プレイヤーの手の届く範囲に配置します。 |
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
各ラウンドは以下の流れで実施されます。
1. カードを配る
2. カードを交換し、トークンを進める
3. トリックテイキングを行う
4. ラウンド終了処理を行う
1. カードを配る
ディーラーはトピックカードをシャッフルし、各プレイヤーに12枚ずつ配ります。
(ディーラー)
残った4枚のカードは最初のラウンドでは使用されず、横に伏せて置いておきます。
2. カードを交換し、トークンを進める
各プレイヤーは手札から任意の2枚のトピックカードを選び、相手と交換します。
これらのカードは公開され、公開されたカードごとに対応するエレメントトークンを1レベル進め、交換を完了します。
3. トリックテイキングを行う
どちらかの手札がなくなるまで、トピックカードを使ってトリックテイキングが行われます。
(マスト・ノット・フォロー)
以下の流れでトリックテイキングが行われます。
❶ | リードプレイヤーが1枚のトピックカードを出す。 (※トピックカードを出す行為を『主張』と呼びます) |
❷ | もう一方のプレイヤーは場に出されたエレメント以外で、より強いレベルのエレメントで主張を行う。もしくはパスを行います。 |
※低いレベルのエレメントを出す場合、レベルの強化を行って主張できます。 | |
❸ | 一方が『パス』を行う、または4色のトピックカードが出されるまで❷を交互に繰り返します。 |
❹ | 最後に主張したプレイヤーがトリックを勝利となります。 ※使用されたトピックカードは捨て札になります。 |
❺ | トリックの勝者が次のリードプレイヤーとなって次のトラックを開始します。 |
各エレメントのレベルについて
各エレメントのレベルはキャンバスボード上の各エレメントトークンの位置によって示されています。
左の図では、紫のトピックカードを出した後、黄のトピックカードを出す場合、レベルを+2して出す必要があります。
エレメントのレベルを強化
出そうとしているエレメントが、前に出されたエレメントのレベルよりも低い場合、レベルの差+2枚の同じ色のカードを使用することで、レベルを上げることができます。
・ | 前のエレメントよりもレベルが低く、レベルを上げる必要がある場合のみレベルを上げれます。 |
・ | 前のエレメントよりもレベルが+1丁度になるようにレベルを上げます。 (※レベルが+2以上になるように出すことはできません) |
使用したカードは1枚だけを場に配置し、残りは捨て札にします。
場に支援者カードが残っている場合、好きなカード1枚の代わりで支援者カードを使用できます。(※各プレイヤー最大3回まで)
支援者カードは場に5枚あり、両プレイヤー共通のカードなので、片方のプレイヤーは2回までしか使用できません。
・ | 支援者カードはレベルを上げる時にのみ使用でき、1枚で出すことはできません。(※他のカードと一緒に出す必要があります) |
・ | レベルには上限はありません。稀にトークンがレベル8を超える場合、全てのトークンを1レベル下げて調整します。 |
4. ラウンド終了処理を行う
どちらかのプレイヤーの手札が全て無くなった場合、1ラウンド終了となり、手札を使い切ったプレイヤーは最後に使用したカードを1枚獲得します。
その後、獲得したカード以外のトピックカードを全て集めてシャッフルし、勝者がディーラーとなって次のラウンドを実施します。
ゲームの終了条件
ラウンド終了時、以下のいずれかの条件を満たした場合、ゲーム終了となります。
・同じ色のトピックカード2枚を獲得
・異なる色のトピックカード3枚を獲得
条件を満たしたプレイヤーが勝利です。
変更可能ルール
拡張ルール(デフォルト:標準ゲーム)
拡張ルールは以下の2つから設定でき、設定することで支援者カードに効果が追加されます。
・標準ゲーム
・特殊効果あり
支援者カードを使用した時、一緒に使用したカードに対応する効果が実施します。
(※可能な場合は必ず実施しなければいけません)
エレメント | 効果 |
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情熱(Passion) この手番後、トリックは即座に終了し、次のトリックは効果を実施したプレイヤーから始める。 | |
技術(Skill) この手番後、技術以外のエレメントトークンを1つ選んで、1レベル上げる。 | |
金(Money) 支援者カードを金のカードと一緒に使用する場合、支援者カードはお金のトークンを1レベルではなく2レベル進めます。 ※お金を1レベルだけ強化する必要がある場合、支援者カードを使用することはできません。 | |
ひらめき(Inspiration) この手番後、手札からトピックカードを1枚選び、相手に渡し、相手は異なるエレメントのトピックカードを1枚返さなければなりません。(※ない場合は受け取らずに手番終了となります) カードを受け取らずに手札がなくなった場合、ラウンドに勝利します。 その場合、最後の主張(ひらめきカード)を獲得します。 |