『1000(1000)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | 1000(1000) | ||
特徴 | 1000 (also known as 1001 or Russian Schnapsen) is a trick-taking card game using a playing card pack of only 24 cards. Each player bids the number of points to take, then the highest bidder takes spare cards and then starts the first trick. Points can be earned by taking tricks or declaring melds in hand. Declaring a meld changes the trump suit as well. | ||
プレイ人数 | 2 - 4 人 | プレイ時間 | 30 分 |
ゲームデザイナー | 複雑さ | 2 | |
アートワーク | Dmitry Fomin, Adrian Kennard, Nicu Buculei, Luciano Montanaro | 戦略 | 3 |
エディター | 運 | 3 | |
発売日 | 1930 | やり取り | 3 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
1000(1000)とは?
1000(または1001、ロシアのシュナプセン)は、24枚のカードを使って行うトリックテイキングカードゲームです。ゲームの進行はまず、各プレイヤーが獲得するポイント数を入札するところから始まります。入札で最も高いポイントを提示したプレイヤーが、余分なカードを受け取ります。その後、そのプレイヤーが最初のトリックを開始します。トリックとは、カードを1枚ずつ出し合って勝敗を決める手番のことです。
プレイヤーはトリックを取ることや、手札で「メルド」と呼ばれる特定のカードの組み合わせを宣言することでポイントを得ることができます。メルドを宣言する際には、トランプスート(切り札)を変更することができ、これによって次のトリックの進行に影響を与えます。ポイントをどれだけ効率よく獲得できるかが重要な戦略となり、カードの組み合わせや入札のタイミングが勝負を左右します。
1000(1000)の遊び方
ゲームの準備
内容物
トランプ(24枚:全スートのA,K,Q,J,10,9のみを使用)
準備
1. ランダムでディーラーを1人決めます。
2. ディーラーはトランプを受け取って全てシャッフルして、ゲームを開始します。
最初の画面は以下のようになります

ゲームの流れ
各ラウンドは以下の流れで実施されます。
1. カードを配る
2. 入札を行う
3. 手札を交換する
4. トリックテイキングを行う
5. 得点計算を行う
1. カードを配る

ディーラーは、各プレイヤーに手札を7枚ずつ配ります。
その後、中央に裏向きのカードを3枚配置します。
(2人プレイの場合、2枚を配置します)
4人プレイの場合、各ラウンドはディーラーのプレイヤー以外の3人でゲームが行われます。
ディーラーのプレイヤーは最初の裏向きに配置された3枚のカードの中にAがあれば、50点のボーナスを獲得できます。(※ロシアルールの場合は40点)
2. 入札を行う

手札を配った後、ディーラーの左隣のプレイヤーから順番に入札を行います。
最初のプレイヤーは“100”もしくは“それ以上の入札”を宣言する必要があり、他のプレイヤーは、それよりも“多い数字で入札を宣言”、もしくは“パス”を行います。
パスをしたプレイヤーは、再び入札をすることはできません。
1人を除いて全員がパスをするまで、入札は続けられます。
入札額は10の倍数で最大120まで入札することができます。
3. 手札を交換する

最高額を入札したプレイヤーは、場に残ったカードを公開して、手札に加えます。
その後、手札から他のプレイヤーに任意のカードを1枚ずつ渡します。
(※これにより、各プレイヤーの手札は8枚ずつになります)
入札者は場のカードを受け取った後、ラウンドを放棄することができます。
(最大2回まで)
放棄を2回実施した場合は、他のプレイヤーは60点を獲得できます。
(2人プレイの場合は120点)
4. トリックテイキングを行う

入札したプレイヤーがリードプレイヤーとして、トリックテイキングを行います。
手札が無くなるまで、以下の流れを繰り返し、トリックテイキングが行われます。
❶ | リードプレイヤーは、好きなカードを1枚出す。 (※ここで出されたカードのスートをリードスートと呼びます) |
❷ | 他のプレイヤーはリードスートと同じスートのカードを1枚出す。 |
※同じスートが無い場合、好きなカードを出すことが出来ます。 | |
❸ | 最も強いカードを出したプレイヤーがトリックの勝者となり、場に出されたカードを全て受け取ります。 |
❹ | トリック勝者が次のリードプレイヤーとなって、次のトリックを開始します。 |
カードの強さ
カードの強さは以下の条件で確認します。
切り札のスートが出されている場合
切り札スートの中で最も強いカードを出したプレイヤーがトリックを獲得します。
切り札のスートが出されていない場合
リードスートの中で最も強いカードを出したプレイヤーがトリックを獲得します。
【弱】9 < J < Q < K < 10 < A【強】
メルドの宣言(切り札スートを設定する)

同じスートのQ+Kが手札にある場合、公開することでメルドを宣言できます。
宣言した場合、このラウンド中は宣言以降、そのスートが切り札スートになります。
またメルドを宣言した場合は、スートに対応する得点も獲得します。
スート | スペード♠ | クラブ♣ | ダイヤ♦ | ハート♥ |
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得点 | 40点 | 60点 | 80点 | 100点 |
5. 得点計算を行う
全ての手札をプレイし終わるとラウンドが終了し、得点計算が行われます。
1. 獲得した得点を確認する
各プレイヤーはトリックを勝つことで獲得したカードの得点の合計を確認します。
カード | 9 | J | Q | K | 10 | A |
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得点 | 0点 | 2点 | 3点 | 4点 | 10点 | 11点 |
その後、メルドの宣言による得点を加算します。
スート | スペード♠ | クラブ♣ | ダイヤ♦ | ハート♥ |
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得点 | 40点 | 60点 | 80点 | 100点 |
2. 入札の達成を確認する
入札を宣言したプレイヤーは獲得した得点が宣言した数字以上であれば入札成功になります。
入札に成功した場合
宣言した入札の数字が得点となります。
※実際の得点が宣言した得点を大幅に上回っていたとしても、それ以上の得点は獲得できません。
入札に失敗した場合
宣言した入札の数字が減点となります。
入札を宣言できなかったプレイヤーは獲得した得点を10の倍数で四捨五入した得点を獲得します。
500/1000点ゲームにおいて、入札を宣言していないプレイヤーは得点がが300/800点以上の場合、それ以上得点を獲得できません。
ゲームの終了条件を満たしていない場合、使用したカードを全て回収し、ディーラーを変更して次のラウンドを開始します。
ゲームの終了条件
以下の条件を満たした場合、ゲーム終了となります。
誰かが規定の点数まで到達した場合
最も得点を獲得しているプレイヤーが勝利となります。
同点の場合は同順位になります。
変更可能ルール
ルールセット
ルールセットは以下のいずれかで設定することができます。
・ポーランドルール(※記載ルール)
・ロシアルール
ロシアルール
ロシアルールでは、以下の点が変更になります。
・ | 各得点は5の倍数で四捨五入されます。 |
・ | 入札の宣言は5の倍数で宣言することができます。 |
・ | 最初のトリックをプレイする前にメルドの宣言はできません。 |
・ | ラウンドの放棄の上限はないが、3回ごとに他のプレイヤーが60点を獲得する。 (2人プレイの場合は、120点) |
・ | 入札者以外は、1トリックも獲得できなければその数がカウントされます。 3回目ごとに-120点になります。 |
・ | 500/1000点ゲームにおいて、得点が380/880点を超えているが目標得点に達していない場合、その得点は自動的に380/880点に調整される。 |
※調整された得点を持つプレイヤーは、120点以上の入札を達成することでのみ勝利できる。 | |
・ | 3ラウンド経過してもスコアが変わらなかった場合、そのプレイヤーは-120点を受ける。 |
目標点数
目標点数は500点/1000点の2種類で選ぶことが出来ます。