『さまよえる塔(Wandering Towers)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | さまよえる塔(Wandering Towers) | ||
特徴 | 毎年、レイブンレルム魔法学校の卒業クラスは、魔法の習熟度を証明するために競い合います。最終試験では、各クラスの全魔法使いが伝説のカラス城に集結しなければなりません。しかし、彼らは皆、新しい呪文を学ぶことに気を取られ、試験準備を後回しにしてしまいました。その上、魔法の薬もすべて使い切ってしまっています。フラスコが空で準備不足のまま試験に挑むわけにはいきません! あなたは魔法使いをできるだけ早くカラス城に集結させましょう。彼らは魔法を使って、自分がいる塔そのものを動かし、より簡単に目的地に着くことさえできます!しかし、途中でどうやってフラスコに魔法の薬を満たせる事ができるでしょうか?さて、ここにちょっとした秘密があります。魔法使いを閉じ込めることで、彼らの魔フラスコにに捕らえることができたりします… | ||
プレイ人数 | 1 - 6 人 | プレイ時間 | 27 分 |
ゲームデザイナー | Michael Kiesling, Wolfgang Kramer | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Michael Menzel | 戦略 | 4 |
エディター | Capstone Games | 運 | 2 |
発売日 | 2022 | やり取り | 3 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
さまよえる塔(Wandering Towers)とは?
毎年、レイブンレルム魔法学校の卒業クラスは、魔法の習熟度を証明するために競い合います。最終試験では、各クラスの全魔法使いが伝説のカラス城に集結しなければなりません。しかし、彼らは皆、新しい呪文を学ぶことに気を取られ、試験準備を後回しにしてしまいました。その上、魔法の薬もすべて使い切ってしまっています。フラスコが空で準備不足のまま試験に挑むわけにはいきません!
あなたは魔法使いをできるだけ早くカラス城に集結させましょう。彼らは魔法を使って、自分がいる塔そのものを動かし、より簡単に目的地に着くことさえできます!しかし、途中でどうやってフラスコに魔法の薬を満たせる事ができるでしょうか?さて、ここにちょっとした秘密があります。魔法使いを閉じ込めることで、彼らの魔フラスコにに捕らえることができたりします…
さまよえる塔(Wandering Towers)の遊び方
ゲームの準備
・ | カラス城(1個) |
・ | 塔(9つ:カラスの塔5つ、通常の塔4つ) |
・ | 風景タイル(4枚:円形の道になるように配置) |
・ | 魔法カード(8枚) |
・ | 移動カード(90枚:ダイスの目のシンボルまたは移動値1〜5のいずれかが描かれています) |
・ | 魔法使いミープル(30個:6色各5個) |
・ | 空のフラスコ/魔法の薬(36個:6色)※表が空のフラスコ、裏が魔法の薬 |
・ | スタートプレイヤーマーカー(1個)※カラスの盾の形 |
・ | ダイス(1個:移動値1〜6) |
準備
❶ | 風景タイルの配置 4枚の風景タイルを前ページの図のようにテーブル中央に円形の道になるよう配置します。 |
❷ | カラス城の配置 カラス城を、崩れた黒い壁が描かれたスタートスペースの中央に置きます。 |
❸ | 塔の配置 カラス城から時計回りに進んだ次の9マスに、それぞれ塔を中央に置きます。配置順は以下の通りです。 最初にカラスの塔、次に通常の塔、その後は交互に配置します。 |
❹ | 魔法カードの準備 魔法カードをランダムに2枚を選び、表向きに道のそばに置きます。 (最初のプレイの場合、『魔法使いを進める』『塔を進める』の2枚をおすすめします) |
❺ | 移動カードの準備 90枚の移動カードをよくシャッフルし、各プレイヤーに3枚ずつ手札として配ります。 残りは山札として道の内側に置き、隣に捨て札置き場を確保します。 |
❻ | ダイスの配置 ダイスを道の内側に置きます。 |
❼ | スタートプレイヤーの決定 スタートプレイヤーを決め、そのプレイヤーはスタートプレイヤーマーカー(カラスの盾)を自分の前に置きます。手番順はこのプレイヤーから時計回りです。 |
❽ | 魔法使いと空のフラスコ/魔法の薬の準備 各プレイヤーは自分の色を1色決め、対応すう魔法使いと空のフラスコ/魔法の薬を受け取ります。 空のフラスコ面を上にしておき、魔法使いは手元に置きます。 |
❾ | 塔に魔法使いを配置 各塔のマスには小さな青い幽霊の光が描かれています。時計回りに最初の3マスは光3つ、次の3マスは光2つ、最後の3マスは光1つです。これらは各塔に最初に置く魔法使いの数を示しています。 カラス城の隣から順番に手番順で1個ずつ魔法使いを塔に置いていきます。 (その塔の魔法使いの数が青い光の数に達したら、次の塔に進みます) これを繰り返し、全員のウィザードが塔にすべて配置されるまで続けます。 |
最初の画面は以下のようになります

ゲームの流れ
各プレイヤーは以下のいずれかの方法で手番を行います。
・移動カードを使用して、魔法使い/塔を動かす(2回まで)
・移動カードを全て捨て、塔を1つ動かす
手番中1回だけ、任意のタイミングで魔法の薬を使用して魔法を発動することもできます。
手番終了後、手札を3枚になるように手札を補充して、次のプレイヤーに手番が移ります。
移動カードを使用して、魔法使い/塔を動かす(2回まで)

手札から移動カードを1枚捨て札に出して、魔法使いまたは塔の移動を行います。
移動は2回まで実施できますが、2回目は1回目の移動を終えてから、2回目の移動を行います。(1回目で終えて、2回目はパスすることも可能)
移動カードの種類
移動カードは以下の3種類のカードがあります。
カード | カードの説明 |
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![]() | 魔法使いの移動カード(本の右側に魔法使い) 自分の魔法使い1つを数字の数だけ時計回りに移動します。 |
![]() | 塔の移動カード(本の左側に塔) 任意の塔1つを数字の数だけ時計回りに移動します。 |
![]() | 魔法使いまたは塔の移動カード(本の左側に塔、右側に魔法使い) 塔または魔法使いのどちらかを数字の数だけ時計回りに移動します。 |
ダイスの目が描かれている場合、ダイスを振って移動数を決定してから、魔法使いか塔かを宣言して移動します。 |
魔法使いを動かす場合

魔法使いは以下のルールで移動します。
・ | 魔法使いを1つ選択する 自分の見えている魔法使いの内、1つを選択して移動します。 |
※塔に覆われて隠れている魔法使いは移動することはできません。 | |
・ | 数字の数だけ、時計回りに移動する 移動カードに記載されている数字の数だけ時計回りに移動します。 移動の途中で止まることはできません。 |
・ | ダイスアイコンの場合、ダイスで移動数を決める ダイスアイコンが描かれている場合、ダイスを振って移動数を決めます。 移動数を決定してから、移動させる魔法使いを選択できます。 |
ダイスが複数あるアイコンの場合、ダイスの数だけ振り直しが可能です。 振り直しを行った場合は、前の出目は無効になります。 | |
・ | 塔の上または空きマスに移動する 移動先に塔がある場合は塔の上、塔がなければ空きマス魔法使いを配置します。 |
各マス(塔の上・空きマス)は、最大6体までの魔法使いを配置できます。 それを超える場合、その移動はできません。 |

魔法使いがカラス城で移動を終える場合、以下の処理を行います。
(※カラス城を越えて移動する場合は通常の移動となります)
❶ | 魔法使いをカラス城に入れる 魔法使いをカラス城の中に入れます。 |
この魔法使いはカラス城の中に留まり、これ以降は動かせません。 | |
❷ | カラス城を移動する カラス城を時計回りで次のカラスの盾マークのあり、魔法使いがいないマス(または塔)に移動します。 |
該当マスが無い場合は動きません。 | |
❸ | 手番を終了する その時点で手番終了となり、手札を補充します。 |
1回目の移動であっても終了となります。 |
塔を動かす場合

塔は以下のルールで移動します。
・ | 塔を1つ選択する 任意の塔を1つ選択して動かします。 塔が重なっている場合は、途中の段の塔でも移動できます。 |
カラス城は移動することはできません。 | |
・ | 数字の数だけ、時計回りに移動する カードに数字が描かれている場合、その数だけ時計回りに移動させます。 その際、塔の上に乗っている全ての魔法使いやカラス城も一緒に移動します。 |
移動先がカラス城の場合、その移動はできません。 | |
・ | ダイスアイコンの場合、ダイスで移動数を決める ダイスアイコンが描かれている場合、ダイスを振って移動数を決めます。 移動数を決定してから、移動させる塔を選択できます。 |
ダイスが複数あるアイコンの場合、ダイスの数だけ振り直しが可能です。 振り直しを行った場合は、前の出目は無効になります。 | |
・ | 塔の上または空きマスに移動する 移動先に塔がある場合は塔の上、塔がなければ空きマスに塔を配置します。 |
移動先に魔法使いがいる場合、魔法使いごと塔で覆います。 これにより『魔法使いを囚える』ことができます。 |

塔で魔法使いを覆った場合、その魔法使いは囚われ状態となり、覆っている塔を動かさない限りは動かすことができなくなります。
魔法使いを囚えたプレイヤー(自分の魔法使いでも可)は、空のフラスコを1枚裏返して、魔法の薬で満たした状態にできます。
空のフラスコがない場合でも魔法使いを囚えることはできますが、魔法の薬は得られません。
囚われた魔法使いは途中で確認することはできないため、どこに誰がいるか覚えておく必要があります。
ゲーム序盤は囚われたウィザードが少ないため、魔法の薬を集めやすいタイミングとなります。
移動カードを全て捨てる

手札の移動カードを全て捨てて、任意の塔を1つ時計回りに1マス移動します。
魔法を使用する

自分の手番中1回まで、魔法カードに書かれた魔法の薬の数だけ、魔法の薬を使用することで、魔法を使用することができます。
使用できる魔法は、ゲーム開始時に公開されている魔法カードの中から選びます。
魔法の効果により、カラス城に入った場合は即座に手番は終了となります。
使用した魔法の薬はゲームから取り除きます。
魔法 | 魔法の効果 |
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![]() | 魔法使いを前進させる(魔法の薬2個使用) 見えている魔法使いを1体、時計回りに1マス動かす。 |
![]() | 魔法使いに向かい風(魔法の薬2個使用) 見えている魔法使いを1体、反時計回りに1マス動かす。 |
![]() | 塔を前進させる(魔法の薬1個使用) 任意の塔1つ(およびその上にある全て)を時計回りに2マス動かす。 |
![]() | 塔に向かい風(魔法の薬1個使用) 任意の塔1つ(およびその上にあるすべて)を反時計回りに2マス動かす。 |
![]() | カラス城をずらす(魔法の薬2個使用) カラス城を時計回りまたは反時計回りに移動し、最初に到達した「空きマス」または「空の塔の頂上」に移動させる。 ※移動先が必ずしもカラスの盾が描かれたスペースや塔である必要はありません。 |
![]() | 塔を入れ替える(魔法の薬1個使用) 2つのスペースにある最上部の塔(およびその上にいる魔法使いたち)を入れ替える。 |
![]() | おんぶ(魔法の薬2個使用) 自分の魔法使いがいるマス(または塔)から魔法使いを動かす時に魔法を実施できます。 使用すると、同じマスにいる他の魔法使いを一緒に移動できます (自分の魔法使いが2体以上置いている際、自分に対しても魔法を使えます) |
![]() | ウィザードを解放する(魔法の薬2個使用) 任意の塔1つを持ち上げ、その下にある自分の魔法使い1体を解放して、塔の上に置く。 もしその塔の上がカラス城なら、その魔法使いはカラス城に入る。 もし持ち上げた塔の下に自分のウィザードがいなかった場合、この魔法と使用した魔法の薬は無駄になります。 |
手札を補充する(手番終了)

手番終了時、手札が3枚になるように移動カードを補充します。
山札が尽きた場合は、捨て札をシャッフルして新しい山札を作ります。
ゲームの終了条件
誰かが以下の両方の条件を満たした場合、ゲーム終了トリガーが引かれます。
・手元のフラスコを魔法の薬で全て満たす
・全ての魔法使いがカラス城に入る
その後、全てのプレイヤーが同じ手番数になるまで手番を実施すればゲーム終了となり、勝利条件を満たしたプレイヤーが1人の場合、そのプレイヤーの勝利です。
勝利条件を満たしたプレイヤーが複数人いる場合、残っている魔法の薬を多く持っている方のプレイヤーが勝利。それも同じなら勝利を分かち合います。