『ウェルカム・トゥ(Welcome To...)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | ウェルカム・トゥ(Welcome To...) | ||
特徴 | プレイヤーはベビーブーム真っ只中である1950年代のアメリカの建築家になります。自分が担当する3本の通りに、豪華な公園やおしゃれなプールが整備された最も素晴らしい団地を造成し、都市計画の達成を目指します。 そこには建築家同士の厳しい競争が待ち受けています。あなたは最高の建築家になれるでしょうか? | ||
プレイ人数 | 1 - 12 人 | プレイ時間 | 15 分 |
ゲームデザイナー | Benoit Turpin | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Anne Heidsieck | 戦略 | 4 |
エディター | Blue Cocker Games | 運 | 1 |
発売日 | 2018 | やり取り | 1 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
『ウェルカム・トゥ』の魅力
初心者でも簡単にプレイできる
基本的なルールは数字を昇順になるように書き込んでいくことなので、簡単に遊べることができます。
『カードの効果』を覚えるのも、シートの中で関わる箇所にマークが付いていて感覚的に分かるので、少しコツがわかれば気軽に楽しむことが出来ます。
1ゲームもそこまで長くはないので、気軽に遊んでみて下さい!
少人数でも大人数でも楽しめるゲーム
このゲームは基本的に対戦というよりは個人プレイがメインになるので、プレイ人数は1~12人となっており、少人数でも大人数でも楽しめることができます。
ボードゲームアリーナでは12人までになっていますが、実際のボードゲームでは 1~100人まで遊べるように書かれています。(100人で遊ぶことはないかと思いますが…笑)
同じカード見ながらプレイするのに、得点が全然変わってくるというところも面白いので、是非楽しんでみて下さい。
プレイ時間は人数が増えても変わらない
このゲームの特徴として、各プレイヤーが同時に操作を行うので、人数によってプレイ時間が大きく変動しないのが良いところです。
ターン制だとどうしても待ち時間が目立ってしまうこともありますが、このゲームはルールさえわかればテンポよくプレイすることができます。
是非遊んでみて下さい!
『ウェルカム・トゥ』の遊び方
ゲームの目的
1950年代のアメリカの建築家になり、自分が担当する3本の通りに『団地』を造成して『都市計画の達成』を目指します。
毎ラウンド、公開される『番地』『効果』を選んでいき、自分が担当する3本の通りに、豪華な公園、おしゃれなプールが整備した、素晴らしい団地を造成して都市計画の達成を目指していきましょう!
ゲームの準備(BGAでは自動)
『ウェルカム・トゥ』の準備物
ゲームの準備
全体の場に『建築カード』『都市計画カード』の準備を行い、各プレイヤーに『プレイヤーシート』を配っていきます。
建築カード
『建築カード』を均等に3つに分けて、『番地面(表)』を上にして山札を3つ作ります。
各山札から1枚ずつめくっていき、山札の隣に『効果面(裏)』を上にして置いていきます。
建設カードの『番地面』に書かれている数字は全部で❶~⓯まであり、全部で81枚あります。
【建設カードの数字の内訳】
- ❶❷⓮⓯:3枚ずつ
- ❸⓭:4枚ずつ
- ❹⓬:5枚ずつ
- ❺⓫:6枚ずつ
- ❻❿:7枚ずつ
- ❼❾:8枚ずつ
- ❽:9枚
都市計画カード
『都市計画カード』を3つのレベル(n°1、n°2、n°3)から、1枚ずつランダムに選び、全体の見える場に置いていきます。
プレイヤーシート
各プレイヤーに『プレイヤーシート』を配っていきましょう。
基本的に自分だけ確認しますが、相手のシートを確認したい場合はプレイヤー情報から相手のシートを確認できます。
『ボードゲームアリーナ』のゲーム画面は下記にようになっております。
ゲームの流れ
このゲームは毎ラウンド、各プレイヤーは下記の動作を行っていきます。
❶ 『建設カード』の1組を選択し、『番地(数字)』を書き込む
❷ 選択した1組の『効果』を実施
❸ 都市計画の達成(任意)
全プレイヤーが動作を終えたら、各山札の建設カードを1枚ずつめくって『効果面』を上にして置き、次のラウンドを開始していきましょう。
❶ 『建設カード』の1組を選択し、『番地(数字)』を書き込む
毎ラウンド公開される『番地』『アクション』の組み合わせを1つ選択し、『プレイヤーシート』に『番地(数字)』を記入します。
- 『番地(数字)』は左から右へ『昇順』になるように記載する
- 同じ『番地(数字)』を同じ段に書き込むことはできません
- 公開された3組とも書き込める区画がない場合、
「建築不許可」となりビスの隣の数字欄を塗りつぶします。
❷ 選択した1組の『効果』を実施
番地を書き込んだ後、選択した建設カードの組み合わせの『効果面』に記載されたマークによるアクションを行います。マークは全部で下記の6種類あります。
- 測量士
- 不動産業者
- 労働者
- 庭師
- プール建設
- ビス
測量士(白色の柵のマーク)
『区画』の間に柵を書き込むことで、『団地』を作成できます。
※『団地』の中の区画に数字を全て書き込まないと団地の完成となりません。
注意点は下記の通り
- 『都市計画』の達成に使用した『団地』の分割はできません。
- 『ビス』の効果で『番地』『番地b』となっている区画の間に柵を作成することはできません。
不動産業者(紫色の$が増加するマーク)
プレイヤーボードの『団地の価値列』の数字を塗りつぶして、『団地の価値』を上げることで『完成した団地』の得点を上昇することができます。
各区画の塗りつぶされていない一番小さな数字が得点となります。
公園(緑色のヤシの木のマーク)
『番地(数字)』を書いた段の右上にある数字マスを左から1つ塗りつぶします。
各段、塗りつぶされていない数字の一番小さい数字が得点として入ります。
プール建設(青色のプールマーク)
『番地(数字)』を書いた区画にプールマークがある場合、区画のプールに〇を付け、プール欄の一番小さな数字を塗りつぶします。
プール欄の塗りつぶされていない一番小さな数字が、得点として入ります。
労働者(オレンジ色の看板マーク)
『番地(数字)』を書き込む際、その番地の数字から±2した数字を書き込むことができます。(最低の値は0、最大の値は17まで記入できます)
労働者の効果を使用する度、スコアボードの労働者マークを塗りつぶします。
労働者マークを塗りつぶした数が多い順から7点/4点/1点の得点を獲得できます。同数の場合は該当プレイヤー全員が得点します。
ビス(赤色のポストマーク)
『番地(数字)』を書き込んだ後、好きな区画を1つ選び、隣の区画に『同じ数字の番地』を書き込めます。(※柵で区切られている場合、指定できません)
この効果で書かれた数字は「nb」と書き込みます。(nは数字)
ビスの効果を使用するたび、スコアボードの『ビス欄』の一番小さな数字も同時に塗りつぶします。
ビス欄の塗りつぶされていない一番小さな数字分、減点されます。
❸ 都市計画の達成(任意)
『都市計画カード』の条件を達成した場合、達成を宣言することができます。
条件に書かれている区画数と一致する『団地』を全て完成させた時、都市計画を達成してカードに書かれた数字の得点を得ることが出来ます。
獲得できる得点は、最も早く条件を達成したプレイヤーは『大きい方の数字』、それ以降に達成したプレイヤーは『小さい方の数字』が得点となります。
都市計画の達成に使用した『区画』は上に線を引き、他の都市計画カードの達成に利用できなくなるので、ご注意ください。
ゲームの終了・勝利条件
いずれかのプレイヤーが下記条件のいずれかを満たした場合、ゲーム終了となります。
最も得点を獲得したプレイヤーが勝利となります。
- 『建築不許可(数字がどこにも書けないこと)』を3回行った
- 『都市計画』を3つとも達成した
- すべての区画に番地を書き込んだ
得点計算方法
スコアシートに書かれたそれぞれの得点の合計値が得点となります。
都市計画 | 『都市計画カード』を達成して獲得した数字を加算 |
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公園 | 各段の右上にある数字の塗りつぶされてない一番小さな数字を加算 |
プール | スコアシートのプール欄で塗りつぶされてない一番小さな数字を加算 |
労働者 | 労働者マークを塗りつぶした数が多い順から7/4/1の数字を加算 |
測量士 | 各区画数ごとに下記の計算で割り出された数字を加算 『団地の価値 × 完成された団地数 |
Bis(ビス) | スコアシートのビス欄で塗りつぶされてない一番小さな数字を減点 |
建築不許可 | スコアシートの建築不許可欄で塗りつぶされてない一番小さな数字を減点 |
※水色:プラスポイント、赤色:マイナスポイント
得点が同点の場合、『完成した団地』の数の多さが多いプレイヤーが勝利します。
それも同点の場合、『区画1の完成した団地、区画2の完成した団地…』で比較して、数の多いプレイヤーが勝利とします。
ゲーム終了時の例
『ウェルカム・トゥ』の変更可能ルール
ルールは部屋を立てた時の左側にある『ゲーム構成』から、ルールを変更して遊ぶことが出来ます!(2021年6月20日時点)
『ウェルカム・トゥ』では、『中級ルール(ラウンドアバウト)』『上級ルール(3枚から2枚選択)』のルールが変更することができます。
中級ルール(ラウンドアバウト)
『中級ルール(ラウンドアバウト)』の設定は『適用する』『適用しない』を設定可能です。
『適応する』を選択した場合、『都市計画カード』が追加され、『ラウンドアバウトマーク』を記入することが出来るようになります。
ラウンドアバウトマーク
建設カードを選択して『番地(数字)』を書き込みを行う前に、空いている区画を1か所選択して『ラウンドアバウトマーク(〇)』とその左右に『柵』を書き込むことができます。
『ラウンドアバウトマーク』は昇順の条件をリセットさせ、『ラウンドアバウトマーク』の右側は小さい数字から書き込むことが可能になります。
この効果を使用した時、、スコアボードの『ラウンドアバウト欄』の一番小さな数字を塗りつぶし、得点計算時『ラウンドアバウト欄』の数字の一番小さな数字がマイナスされます。
上級ルール(3枚から2枚選択)
『上級ルール(3枚から2枚選択)』の設定は『適用する』『適用しない』を設定可能です。
『適用する』を選択した場合、全員が同じ『建設カード』ではなく、各プレイヤーごとに『建設カード』を引いて選択を行っていきます。
流れは下記の通りです。
❶ 各プレイヤー『建設カード』が3枚になるようにカードを引く。
❷ 『建設カード』を1枚を『番地カード』として選択する。
❸ 余った2枚を裏返し、もう1枚を『効果カード』として選択する。
通常ルール通り、『番地の書き込み/効果の実施/都市計画の達成』を行う。
❹ 余ったカードを隣のプレイヤーに渡す。
❺ 次のラウンドへ(❶から繰り返す)
最後に
ボードゲームアリーナで公開されているボードゲーム『ウェルカム・トゥ』について、書かせて頂きました。
大人数でも1人でも遊べるちょっと変わったボードゲームになります。
たまに自分自身も息抜きでプレイすることもありますし、気軽に楽しむのにおすすめなので、是非遊んでみて下さい!
ここまで読んで頂きありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。