『ストンクス(Stonks)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | ストンクス(Stonks) | ||
特徴 | ストンクスはトリックテイキングと株式市場のゲームである。プレイヤーの1人がカードを出してトリックをリードし、全員がそれに従います。最も高いカードを出した人がトリックに勝ち、出されたカードの中から1枚を選んで株式ポートフォリオに入れます。すべてのカードには株式があり、企業の市場価値に応じて勝利点が得られる。いくつかのカードは、使用すると、プレイヤーが有利に、または相手の夢を台無しにするために、企業の株式交換レートを変更することができます。 | ||
プレイ人数 | 2 - 5 人 | プレイ時間 | 30 分 |
ゲームデザイナー | Robert Coelho, Luis Francisco | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Diego Sá | 戦略 | 3 |
エディター | Grok Games | 運 | 3 |
発売日 | 2023 | やり取り | 3 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
ストンクス(Stonks)とは?
ストンクスはトリックテイキングと株式市場のゲームである。プレイヤーの1人がカードを出してトリックをリードし、全員がそれに従います。最も高いカードを出した人がトリックに勝ち、出されたカードの中から1枚を選んで株式ポートフォリオに入れます。
すべてのカードには株式があり、企業の市場価値に応じて勝利点が得られる。いくつかのカードは、使用すると、プレイヤーが有利に、または相手の夢を台無しにするために、企業の株式交換レートを変更することができます。
ストンクス(Stonks)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・ | 市場カード(65枚:5つの企業スートで、1~13の13枚ずつ) |
・ | 企業タイル(5枚) |
・ | 企業トークン(5個) |
・ | トランプトークン(1個) |
・ | 投機カード(5枚) |
準備
❶ | 企業タイルをシャッフルし、1-2-3-4-5の番号が上向きになるように、任意の順序で並べて配置します。 |
❷ | 左から右に、企業トークンを対応する企業タイルの上に配置する。 (順番にレベル1/2/3/4/5の位置に配置します) 企業トークンが配置されている位置に記載されている数字が、その企業の『株価』となります。 |
❸ | トランプトークンを最も左の企業タイルの上に置きます。 |
2人プレイの場合 |
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・ | 企業タイルは裏側の$1-$1-$2-$2-$3の面が使用されます。 |
3人プレイの場合 |
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・ | ランダムに1枚の企業タイルを取り除き、対応する市場カード13枚と企業トークンを取り除きます。 |
・ | 3番目のタイルにレベル4、4番目のタイルにレベル5の位置に企業トークンを配置します。 |
最初の画面は以下のようになります
※各プレイヤーに手札を配った後の画面になります。
ゲームの流れ
各ラウンドは以下の流れで実施します。
1. 各プレイヤーに手札を配る
2. 手札の2枚(1枚は公開、1枚は非公開)にして手元にキープする
3. トリックテイキングを行う
4. 得点計算を行う
2人プレイの場合は、1ラウンドの間に2回のトリックテイキングが行われます。 (※ステップ1~3を実施した後、再度ステップ1~4を行って1ラウンド終了) 1回目では半分のカードが使用され、2回目はもう半分のカードが使用されます。 2回目の最初のリードプレイヤーは、ポートフォリオ内の市場カードが少ないプレイヤーから始めます。 (引き分けの場合、最後のトリックの勝者) |
1. 各プレイヤーに手札を配る
市場カードを全てシャッフルし、企業タイルの横に配置して山札を作成します。
各プレイヤーは、山札から以下の枚数を引いて手札を作成し、投機カード1枚を受け取ります。
プレイ人数 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 |
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手札枚数 | 11枚 | 9枚 | 11枚 | 9枚 |
2. 手札の2枚(1枚は公開、1枚は非公開)にして手元にキープする
各プレイヤーは手札から1枚を表向き、もう1枚を裏向きで自分のポートフォリオに追加します。
表向きのカードの内、最も数字低かったプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
ポートフォリオとは、自分の持っている株です。 ポートフォリオに配置された市場カードの果物マークの合計数が自分の持っている株数となり、企業スートごとに分けて配置されます。 ラウンド終了時、企業スートごとに『果物マークの数』と『企業の株価』を掛けた数値が得点となります。 |
3. トリックテイキングを行う
このステップでは、手札が1枚ずつになるまでトリックテイキングを行い、ポートフォリオの獲得、株価の変動などを行っていきます。
トリックテイキングは、以下の流れで行われます。
1. 山札の一番上のカードを公開する
2. 【リードプレイヤー】手札のカードを1枚場に出す
3. 【リードプレイヤー以外】順番に1枚ずつカードを出す
4. トリックの勝者を確認する
5. トリックの勝者が市場カードを獲得する
1. 山札の一番上のカードを公開する
市場カードの一番上のカードを公開します。
今回のトリックの勝者がこの公開されたカード、または場に出されたカードから1枚を獲得できます。
2. 【リードプレイヤー】手札のカードを1枚場に出す
リードプレイヤーは、手札の好きなカードを1枚選択して場に出します。
投機カードが残っていれば、投機カードを使用してカードを出せます。(※『投機カードを使用する』をご覧ください)
3. 【リードプレイヤー以外】順番に1枚ずつカードを出す
他のプレイヤーは順番にリードプレイヤーが出したカードと同じスートのカードを場に出します。
同じスートがない場合、好きなカードを出します。
投機カードが残っていれば、投機カードを使用してカードを出せます。(※『投機カードを使用する』をご覧ください)
4. トリックの勝者を確認する
全プレイヤーがカードを出したら、トリックの勝者を確認します。
・トランプトークンの企業スートが場に出ている場合
トランプトークンの企業スートの中から、最も高い数字のカードを出したプレイヤーが勝利となります。
・トランプトークンの企業スートが場に出ていない場合
リードプレイヤーが出した企業スートの中から、最も高い数字のカードを出したプレイヤーが勝利となります。
5. トリックの勝者が市場カードを獲得する
トリックの勝者は『山札の一番上に公開されているカード』または『場に出ているカード』から1枚を獲得します。
獲得したカードは公開されているポートフォリオとして手元に加えます。(※ポートフォリオには、カードの果物の個数が加算されます)
その後、トリック勝者が次のリードプレイヤーとなって、次のトリックが開始されます。
矢印マークがついたカードを出した場合、そのプレイヤーは矢印マークの数だけ好きな企業の株価を±1することができます。
・企業トークンが黒い面になっている企業は株価を変更できません。
・株価を2つ移動する場合、1つの企業を同じ方向(+方面/-方面)に2つ進めます。
企業トークンを移動した後、移動した企業トークンを黒色の面に、元々に黒色の面だった企業トークンは表の面に変更します。
株価を変更した後、最も低い株価の位置にトランプトークンを移動します。
(同数の場合は、左の企業にトランプトークンを移動します)
企業トークンを移動した後、移動した企業トークンを黒色の面にしますが、元々に黒色の面だった企業トークンはスグには表面には戻りません。 企業トークンを黒色の面にした場合、企業トークンの4つが黒色の面だった場合、今回株価を変更した企業トークン以外の3つを表面に戻します。 |
カードを出す際、ラウンド中に1度だけ投機カードを使用することができます。
(※次のラウンドに移ったら、投機カードも補充されます)
リードプレイヤーが投機カードを使用する場合
市場カードを伏せて出して投機カードを被せた後、リードの企業スートを1つ宣言します。
他のプレイヤーは宣言したリードスートをもとに通常通りカードを配置します。
全プレイヤーがカードを出したら、伏せたカードを公開して、トリックの勝者を確認します。(※矢印マークの効果は無視されます)
トランプのスート、リードスートのカードを誰も配置しなかった場合、誰もトリックを獲得せずにカードが取り除かれます。
次のトリックは、同じプレイヤーがリードプレイヤーとなります。
リードプレイヤー以外が投機カードを使用する場合
手札にリードスートがない場合、投機カードを使用して、手札のカード1枚をリードスートとして使用することができます。
ただし、他のプレイヤーがリードスートに変更したカードに一致するカードを出した場合、投機カードは無効となります。(※投機カードは戻ってはきません)
4. 得点計算を行う
プレイヤーの手札が1枚ずつになった場合、ラウンド終了となります。
以下の流れで得点を獲得します。
1. 手札に残った1枚のカードを捨て札にします
各プレイヤーは手札に残った手札を捨て札にします。
2. 最初に伏せて置いたポートフォリオを公開する
全プレイヤーは、ラウンドの始めに伏せて置いたポートフォリオを公開します。
3. 投機カードが残っている場合、株価の一番低い企業に加える
投機カードを使用せずに残している場合は、株価の一番低い企業に追加されます。
(※投機カードは果物1個分の点数となります)
4. ポートフォリオと株価を確認して、得点を獲得する
各プレイヤーはポートフォリオに加えた市場カードを企業ごとに分けて、企業ごとに果物マークの数を数えます。
果物の1個あたり、その市場カードに該当する企業の株価が得点となります。
(果物の数×企業の株価=得点)
ゲーム終了までのラウンド数を満たしていない場合は次のラウンドに移ります。
ゲームの終了条件
設定していたラウンド数(3ラウンド/5ラウンド)が終了したらゲーム終了です。
各ラウンドの点数の合計が最も多いプレイヤーが勝利となります。
引き分けの場合、最後のラウンドでポートフォリオが最も少ないプレイヤーが勝利です。
それでも引き分けの場合、最も少ない株を持つプレイヤーが勝利します。
変更可能ルール
ラウンド数(デフォルト:3)
ラウンド数を『3』『5』で設定することができ、ゲームの長さを調整することができます。
ヴァリアント(デフォルト:無効)
『無効』『穏健モード』『小型株と優良株』のいずれかを設定することができます。
(※無効は通常ルール)
穏健モード
穏健モードでは、3人以上のプレイであっても企業タイルが裏側の『$1-$1-$2-$2-$3』の面が使用されます。(※2人プレイの場合、デフォルトでこちらの面が使用されます)
小型株と優良株
小型株と優良株モードでは、企業タイルは最初の3枚が(3人ゲームの場合は2枚)の $1-$1-$2-$2-$3面、4枚目以降が $1-$2-$3-$4-$5の面を使用します。