『クランズ・オブ・カレドニア(Clans of Caledonia)（BGA）』の遊び方・魅力をご紹介！

ボードゲームの基本情報
タイトル	クランズ・オブ・カレドニア(Clans of Caledonia)
特徴	クランズ・オブ・カレドニア(Clans of Caledonia)は、19世紀のスコットランドを舞台にした戦略的経済ゲームです。 クランズ・オブ・カレドニア(Clans of Caledonia)では、プレイヤーは有名なウイスキーだけでなく、農産物の生産、貿易、輸出を競う独特な歴史的氏族を代表します！
プレイ人数	1 - 4 人	プレイ時間	36 分
ゲームデザイナー	Juma Al-JouJou	複雑さ	4
アートワーク	Klemens Franz	戦略	4
エディター	Karma Games	運	1
発売日	2017	やり取り	3

※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより

クランズ・オブ・カレドニア(Clans of Caledonia)とは？

「クランズ・オブ・カレドニア」は、19世紀のスコットランドを舞台にした戦略的経済ゲームです。

このころ、スコットランドは農業を主とした経済から、 貿易と輸出に強く依存した産業経済への転換を図って いました。この結果、増加した人口を支えるために食料生産が増加し、安価な輸入綿花が次第に亜麻に置き換わり、羊の飼育が重要度を増しました。

19世紀後半、 虫害によってヨーロッパのワイン・ブランデー生産が大打撃を受けたとき、 コニャックの代用品としてスコッチウィスキーが選ばれました。ウィスキー産業は大好況と なり、スコッチウィスキーはヨーロッパの高級アルコール飲料となりました。

「クランズオブ・カレドニア」では、プレイヤーは歴史上の優れた氏族となり、 競って農業商品 (そして自分たちの素晴らしいウィスキー!)を生産し、交易し、輸出します。

クランズ・オブ・カレドニア(Clans of Caledonia)の遊び方

ゲームの準備

内容物

・マップモジュール（4枚）
・市場ボード（1枚）
・輸出ボード（1枚）
・プレイヤーボード（4枚）
・商品トークン
（牛乳×10個、羊毛×14個、チーズ×10個、穀物×10個、パン×10個、ウィスキー×10個）
・輸出トークン（綿花、タバコ、サトウキビ）
・氏族用トークン（牛×16個、パン屋×16個、羊×16個、畑×16個、蒸留所×16個、チーズ製造所×16個、労働者×32個、商品×28個、船舶輸送力×4個、入植地×4個、手番順×4個、栄光×4個）
・輸出ボックスタイル（4枚）
・氏族タイル（9枚）
・栄光タイル（4枚）
・道具タイル（8枚）
・初期タイル（9枚）
・商品タイル（12枚）
・得点計算タイル（9枚）
・輸出契約タイル（50枚）
・港ボーナスタイル（9枚）
・マクドナルドタイル（1枚）
・港ボーナスマーカー（16枚）
・コイン（70枚：1×30枚、5×20枚、10×20枚）
・価格マーカー（6枚）
・ダイス（2個）※ソロゲーム用

準備

このゲームは以下の流れで準備を行なっていきます。

※BGAでは、殆どが自動で準備を行なってくれますが、一部操作が必要な準備があります。

1. マップを準備する

マップモジュール（4枚）を組み合わせて、ゲームマップを作成します。
（16通りの組み合わせでゲームマップを作成できます）

2. 港ボーナスタイルを配置する

全てのボーナスタイルをランダムに4枚選び、マップの四隅にある工場に1枚ずつ隣接させて配置します。どの位置に隣接させるのか、プレイ人数によって決まります。

プレイ人数	配置場所
1〜2人プレイ	1〜2人プレイのアイコンが指しているスペース(マップ上) に港ボーナスタイルを置きます。
3〜4人プレイ	もう1つの矢印アイコンが指しているスペース(マップ外)に置きます。 残りの港ボーナスタイルは使わないので箱に戻します。

残りの港ボーナスタイルは使わないので箱に戻します。

3. 市場ボードを準備する

市場ボードのプレイ人数に対応しているアイコンがある面を表向きにし、丸で囲まれている初期価格上に透明の価格マーカーを1枚ずつ置きます。

市場ボードの下側に、6種類(羊毛、牛乳、穀物、パン、チーズ、ウィスキー) の商品トークンと商品タイルを個別の山にして置きます。
（”BUY”は『購入』、”SELL”は『売却』を表します)

4. 輸出ボードを準備する

輸出ボードのプレイ人数に対応している面を表向きにしてマップの横に置きます。

得点計算タイルをランダムに5枚選び、ランダムな順番で輸出ボードの端にある5つのスロットに表向きで置きます。（※BGAではマップの上部に配置されています）

輸出契約タイルをシャッフルして山札を作り、輸出ボードの横に置きます。この山からタイルを引き、輸出ボード上の各スペースに1枚ずつ表向きで置きます。
（※1人・3人プレイ時には 右下のスペースを空けたままにしておきます）

輸入トークン(綿花、タバコ、サトウキビ)と各プレイヤ一の栄光トークンを輸出ボードの横に置きます。1〜2人プレイ面には、ソロゲームにのみ関係するダイスアイコンがあります。

5. プレイヤーごとに準備する

各プレイヤーは1色を選び、その色のすべてのトークンと、プレイヤーボードを1枚取ります。 そのあと、各プレイヤーは以下のステップを実行します。

6. 手番順を決める

スタートプレイヤーをランダムに決めます。 1ラウンド目の手番順は時計回り順になります。

各プレイヤーの手番順トークンを、輸出ボード上にある手番トラックの対応するスペースに配置します。２ラウンド目以降では、手番順はプレイヤーがパスした順番になります。

7. 氏族を獲得する（※操作必要）

プレイ人数+1枚の氏族タイルをランダムに引きます。 その後、氏族タイルと同じ枚数の初期タイルをランダムに引き、各氏族タイルの横に1枚ずつランダムに割り当てていきます。

手番の逆順（反時計回り順）で、各プレイヤーは氏族タイルと初期タイルのセットを1つ選んで手元に置きます。スタートプレイヤーは、最後に残った2つの氏族の中から選ぶことになります。各プレイヤーは自分の初期タイルに示されている商品とお金を獲得します。

8. 最初の労働者を配置する（※操作必要）

スタートプレイヤーから時計回り順で、各プレイヤーはプレイヤーボードの一番上にある労働者1個（木こり、または鉱夫）をマップ上の空いている六角形スペースにコストを支払って配置します。

コマ	配置できる場所
木こり	森林を含む空きスペース
鉱夫	山岳を含む空きスペース

全員が労働者を配置した後、次は最後のプレイヤーから逆順で2個目の労働者を配置します。
（※2個目の労働者を最初に置いた労働者駒に隣接させる必要はありません）

氏族が初期の労働者を3個配置できる効果を持っている場合、全員が2個目の駒を配置した後、該当プレイヤーは労働者を配置します。

ゲームの流れ

このゲームは全5ラウンドで行われ、各ラウンドは以下の流れで行われます。

1. 準備フェイズ：ラウンドの準備を実施

前ラウンドの得点計算タイルを裏向きにします。

必要ならば、輸出ボード上の空きスペースに輸出契約タイルを(プレイ人数に応じて) 補充しま す。プレイヤーは市場ボード上から自分の商人駒を回収し、プレイヤーボードの横に置きます。

2. アクションフェイズ：各プレイヤーはアクションを実施

手番プレイヤーは以下のアクションのいずれかを行う。

３・４人プレイを想定して記載しています。１・２人では変更されている箇所があります。

3. 生産フェイズ：商品の生産・収入の処理を実施

自身のボードに出しているユニットにつき以下のものを得る。
また、使用した商人コマも手元に回収する。

4. 得点計算フェイズ：栄光点を獲得

現在のラウンド数に応じた得点計算タイルの内容に応じて勝利点を獲得する。

ゲームの終了条件

全５ラウンド終了時下時、ゲームが終了となります。

ゲーム終了時の得点

項目	得点
基本商品	基本商品（羊毛・牛乳・麦）1つにつき、1勝利点
加工商品	加工商品（チーズ・パン・ウイスキー）1つにつき、2勝利点
コイン	10コインにつき、1勝利点
ホップ	1つにつき1勝利点
サトウキビ・タバコ・綿花	輸出量を比べ少ない方から1つにつき5／4／3勝利点 （※同数の場合はサトウキビ＜タバコ＜綿花の順に高くなる）
輸出契約の履行	最も多くの輸出契約を履行したプレイヤーは12勝利点、2番目のプレイヤーは6勝利点
入植地の数	入植地の数（同色のユニットが隣接する一つのまとまり）の順位を比べ1位18点、2位12点、3位6点。（※間に河川を挟まない）