『フレンチ・タロット(French Tarot)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | フレンチ・タロット(French Tarot) | ||
特徴 | タロットは78枚のカードの特別なデッキの使用する独創的なトリックテイキングゲームです!21枚のカードは切り札であり、これは古典的なカード(ハート、ダイヤモンド、クラブ、スペード)に続く5番目の色です。 この特別なデッキは最初は占いの目的で使用された後、プレイに使用されました。最初にイタリアで開発され、それからフランスで開発されました(他の国にも多くのバリエーションがあると考えられています)。 このゲームは、ビッドの仕組みを用いた最も広く知られているフランス語版を特徴としています。得点源となる貴重なカードと「ウドレ」と呼ばれる他の3つの重要なカードを集めます。 | ||
プレイ人数 | 3 - 5 人 | プレイ時間 | 25 分 |
ゲームデザイナー | (Uncredited) | 複雑さ | 3 |
アートワーク | (Uncredited) | 戦略 | 3 |
エディター | (Public Domain) | 運 | 3 |
発売日 | 1430 | やり取り | 1 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
フレンチ・タロット(French Tarot)とは?
フランス式のカードを使用した、ポイントトリックのトリックテイキングゲームです。
強いビッドをしたプレイヤーがディクレアラーとなり、それ以外のプレイヤーはディフェンダーとなります。
ディクレアラーが獲得したカードの合計点数によって、勝利点のやり取りが行われます。
5人プレイの場合は、ナポレオンのような2vs3のチーム戦となります。
フレンチ・タロット(French Tarot)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・大アルカナカード
1~21の数字+★のついたエクスキューズカード(計22枚)
・プレイングカード
1~10の数字、V(バレ)、C(カバリエ)、D(ダム)、R(ルワ)が4スート分(計56枚)
大アルカナカードは切り札であり、強さは数字と同じです。
(エクスキューズカードは特殊なため後述)
大アルカナ21、大アルカナ1、エクスキューズの3枚を指して「ウドレ」と呼びます。
プレイングカードはの強さは「R > D > C > V > 数字(10~1)」となります。
準備
カードの点数
カードにはそれぞれ次のように点数が設定されており、トリックを取ったプレイヤーは獲得したカードによる点数を得ます。
※勝利点とカードの点数が混同しやすいので、以後点数は「ポイント」と表記します
種類 | ポイント |
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ウドレ(切札21、切札1、エクスキューズ) | 4.5点 |
R(ルワ) | 4.5点 |
D(ダム) | 3.5点 |
C(カバリエ) | 2.5点 |
V(バレ) | 1.5点 |
上記以外のカード | 0.5点 |
ゲームの流れ
1ゲームはテーブル作成時に設定したハンド(ラウンドに相当)数行います。
各ラウンドは以下の流れで実施されます。
1. 各プレイヤーに手札を配る
2. ビッドを行う
3. トリックテイキングを行う
4. 得点計算を行う
1. 各プレイヤーに手札を配る
各プレイヤーには18枚のカードがランダムに配られ、残った6枚のカードが裏向きに場に置かれます。
この裏向きに置かれたカードのことを「シエン」と呼びます。
2. ビッドを行う
各プレーヤーはビッドを行い、最も強いビッドをしたプレイヤーがディクレアラーとなります。
一度パスしたプレイヤーはそのハンドではビッド出来ません。
ビッド | 勝利点倍率 | |
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プリーズ | 等倍 | シエンのカードが公開された後、ディクレアラーはシエンのカードを自身の手札に加えます。 その後、加えた枚数と同じだけのカードを手札から捨てます。捨てたカードは、このハンド終了後にディクレアラーが獲得したカードとして扱われます。 |
ガルド | 2倍 | シエンのカードと捨て札の扱いについては、「プリーズ」と全く同じです。勝利点倍率のみが異なります。 |
ガルド・サン | 4倍 | シエンのカードは公開されません。また、手札の交換も行われません。 シエンのカードは、このハンド終了時にディクレアラーが獲得したカードとして扱われます。 |
ガルド・コントレ | 6倍 | シエンのカードは公開されません。また、手札の交換も行われません。 シエンのカードは、このハンド終了時にディフェンダーチームが獲得したカードとして扱われます。 |
3. トリックテイキングを行う
全員でトリックテイキングを行います。
ディクレアラーは「獲得したカードの合計ポイントを目標点数以上とする」ことが目的となり、ディフェンダーチームがそれを阻止します。
目標点数は、ディクレアラーがハンド中に獲得したウドレの枚数によって変動します。
取ったウドレの枚数 | 目標点数 |
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0枚 | 56点 |
1枚 | 51点 |
2枚 | 41点 |
3枚 | 36点 |
4. 得点計算を行う
ハンド終了時に、獲得したカードによるポイント計算が行われます。
ディクレアラーのプレイヤーが目標点数以上のポイントを取っていたなら、勝利点を得ます。そして、ディフェンダーチームのプレイヤーの勝利点が失われます。
ディクレアラーのプレイヤーが目標点数以上のポイントを取れていなかった場合は、その逆になります。
ポイント計算終了後、新たなハンドが開始されます。
規定数のハンドが終了し、最後のポイント計算が行われたらゲーム終了です。
ゲーム終了時に、最も勝利点が多いプレイヤーが勝者となります。
基本的なルール
大きなルールについて記載します。
シエンのカード交換 プリーズ、もしくはガルドのビッドによってディクレアラーとなった場合、ディクレアラーはシエンのカードとの交換を行います。 交換する際に、「ルワ(R)とウドレ(切札21、切札1、エクスキューズ)」は捨てることができません。
スラム このハンドのトリックですべて勝つことを「スラム」といいます。 ディクレアラーはビッド/シエンのカード交換後に、スラムの宣言が可能です。 スラムを成功させると勝利点にボーナスを得ます。(宣言して成功:400点、宣言せずにスラム成功:200点、宣言して失敗:-200点)
ポワニ ハンドの第1手番時、手札に大アルカナが10枚以上ある場合、規定の枚数を公開して「(シングル/ダブル/トリプル)ポワニ」を宣言できます。 ポワニが宣言された場合、そのハンドの勝利側が勝利点を得ます。
トリックテイキングについて トリックテイキングは「マストフォロー、マストラフ」で行われます。 マストフォロー: リードされたスートがあるならば、出さなければなりません。 マストラフ: リードされたスートがなく、切り札(大アルカナ)がある場合は、切り札を出さなければなりません。 また、リードされたスートを持っておらず、誰かが既に切り札を出している場合には、場に出ている最強の切札より強い切札を出します。
エクスキューズカード エクスキューズは、上記のプレイルールをすべて無視して、いつでもプレイすることができます。 エクスキューズをプレイしたプレイヤーはそのトリックには勝つことができませんが、エクスキューズのカード分のポイントはそのプレイヤーが獲得します。 例外1:最終トリックにおいては、エクスキューズカードはトリックの勝者が獲得します。 例外2:今までのトリックで全勝していた場合、最終トリックでエクスキューズを出すとトリックを勝ち、カードのポイントも得られます。
プチ・オ・ブ 最終トリックで「プチ(大アルカナの1)」を使って勝った場合、勝ったプレイヤー側のポイントが10点加算されます 逆に最終トリックで「プチ(大アルカナの1)」を使って負けた場合、負けたプレイヤー側のポイントが10点減算されます