『ウィザード(Wizard)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | ウィザード(Wizard) | ||
特徴 | トリックテイキングゲームであるウィザードでは、伝統的な52枚のカードデッキ(スート4種の1~13)に、4枚のウィザード(最強)と4枚のジェスター(最弱)を加えた60枚のカードデッキを使用します。 プレイヤーは人数に応じたラウンド数で競い合い、最終的に最も高い得点をした人が勝利します。各ラウンドでは、第1ラウンドで1枚、第2ラウンドで2枚、第3ラウンドで3枚というように、各プレイヤーに手札が配られます。次に山札の一番上のカードをめくって切り札を決めます。もし通常のカードがめくられたら、そのスートが切り札となります。めくられたカードがジェスターだった場合は伏せられ、そのラウンドの切り札はありません。めくられたカードがウィザードの場合は、ディーラーは4つのスートのうち1つを切札のスートとして選びます。切り札なしは選べません。各ゲームの最終ラウンドではカードがすべて配られるので切札はありません。プレイヤーはそのラウンドで勝つと予想されるトリック数を述べます。 | ||
プレイ人数 | 3 - 6 人 | プレイ時間 | 19 分 |
ゲームデザイナー | Ken Fisher | 複雑さ | 3 |
アートワーク | Franz Vohwinkel | 戦略 | 3 |
エディター | AMIGO | 運 | 3 |
発売日 | 1984 | やり取り | 3 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
ウィザード(Wizard)とは?
切り札有り・マストフォロー有り・ビッド有りのトリックテイキングゲーム。
最初のラウンドで各プレイヤーは1枚のカードしか持っていませんが、第2ラウンドでは2枚、第3ラウンドでは3枚、以下同様、のカードを持つことになります。
カードはウィザード(最強)4枚とジェスター4枚(最弱)と4種類のスートが1から13まで、計60枚あります。
ウィザード(Wizard)の遊び方
ゲームの準備
ゲームの流れ
各ラウンドは以下の流れで実施されます。
1. 切り札カードを公開する
2. 各プレイヤーに手札を配る
3. 順番に取得トリックの宣言(ビッド)を行う
4. トリックテイキングを行う
5. 得点計算を行う
1. 切り札カードを公開する
山札から1枚カードを公開し、このラウンドの切り札カードを決めます。(※最終ラウンドは切り札はありません)
スタートプレイヤーの前のプレイヤー(ラストプレイヤー)が切り札のスートを決めます。
このラウンドは切り札カードは無しとなります。
2. 各プレイヤーに手札を配る
各プレイヤーに手札を配ります。
最初のラウンドでは1枚のカードを配り、ラウンドが増える度、配る手札の枚数を1枚ずつ増やしていきます。
3. 順番に取得トリックの宣言(ビッド)を行う
各プレイヤーはこのラウンドで何トリック取るかをスタートプレイヤーから順に宣言(ビッド)していきます。
宣言できる数字は『0~手札の枚数』までを宣言することができます。
4. トリックテイキングを行う
手札が無くなるまで、以下の流れでトリックテイキングを行います。
❶スタートプレイヤーはリードカードを1枚出します。
❷次のプレイヤーもカードを1枚ずつ出します。この時、リードカードと同じスート(色)のカードを持っている場合、優先して出さねばなりません。(※持っていない場合は任意のカードを出します)
※ただし、ウィザードとジェスターだけはいつでも出すことができ、切り札や最初に出されたカードの色には左右されません。
❸勝者がトリックを獲得し、次のトリックを開始します。また、次のトリックは勝者がスタートプレイヤーとしてカードを出します。
カードの強さは『ウィザード > 切り札 > リード』で、同種類のカードが複数枚出されている場合、数字が高いプレイヤーが勝利となります。
・ウィザードは最も強いカードです。
・何枚かウィザードが出された場合、一番始めに出した人が勝者です。
・リードカードがウィザードの場合、他のプレイヤーは好きなカードを出せます。(※勝者はリードカードでウィザードを出したプレイヤーです)
・ジェスターは最も弱いカードです。
・全員がジェスターの場合、最初にジェスターを出した人が勝者です。
・リードカードがジェスターの場合、次のプレイヤーがリードカードを決めます。
5. 得点計算を行う
勝利したトリック数が、事前に宣言していたビッドと一致していた場合、『20点+獲得したビッド数×10点』を獲得します。
ビッドが外れていた場合、何トリック取ったかに関わらず宣言数と実際の結果の差異1ごとに-10点となります。(※取ったビッド数×10点は獲得できない)
ゲームの終了条件
プレイヤー人数ごとに設定されているラウンド数が終了した時、ゲーム終了となります。
(※3/4/5/6人のプレイヤーで、20/15/12/10ラウンド)
最も多くの得点を獲得したプレイヤーが勝利となります。
変更可能ルール
ヴァリアント
隠された予想
各プレイヤーは秘密裏に入札を行いプレイ開始前にそれを一斉に公開します。
プラス/マイナス1
最後に入札を行うプレイヤーは全員の入札値の合計がラウンド数と一致しない値を入札する必要があります。
秘密の予想
各プレイヤーは秘密裏に入札を行いそれを公開せずにプレイを行います。
ゲームの長さ
・最初の5ラウンド:5ラウンド行なったらゲーム終了。
・最初の7ラウンド:7ラウンド行なったらゲーム終了。
・カスタム6ラウンド:プレイヤーが選択したカード枚数による6ラウンド。
・アミーゴトーナメントルール:3から5人プレイまでのそれぞれの特定のカード数による10ラウンド。
・3人プレイの場合
カード2枚から開始しラウンド毎に2枚加算されます。
・4人プレイの場合
1枚から開始し6ラウンドまではラウンド毎2枚加算、以降はラウンド毎1枚加算されます。
・5人プレイの場合
2枚から開始し2ラウンドまではラウンド毎2枚加算、以降はラウンド毎1枚加算されます。
千里眼
最初のラウンドは、各プレイヤー自分の1枚のカードを自分では見ずに表面を額の前にかざして、他のすべてのプレイヤーがカードを見ることができるようにします。他のカードを見た後、自分のカードを表面を見ずに裏側にして置きビッドが行われます。