『アルタイ:文明の曙(Altay: Dawn of Civilization)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | アルタイ:文明の曙(Altay: Dawn of Civilization) | ||
特徴 | Lead one of Altay’s Elder Peoples and face the arrival of human settlers in your ancestral lands. Decide whether to embrace their innovations or uphold ancient traditions while expanding your kingdom, cultivating knowledge, building monuments, or defeating enemies. Altay: Dawn of Civilization is a deck-building civilization game, set in a mythic age. In a secluded region within a vast continent, four mysterious societies have cultivated distinct cultures over countless years, maintaining a fragile balance. They now confront a new challenge: the influx of human settlers with advanced crafts and weapons. As the leader of one of Altay’s Elder Peoples, you have the choice how to react to this challenge. The game board depicts a region where the four factions clash, each area characterized by diverse terrain types and resources. Players control one of four factions, each represented by a unique starting deck, featuring distinctions in the number of “basic” cards and faction-specific cards. During each turn, players use their cards to generate resources, erect new settlements, expand across the board, engage in maneuvers against adversaries, or obtain new cards to augment their decks, symbolizing the integration of the Elder Peoples with the newcomers and their crafts. | ||
プレイ人数 | 2 - 4 人 | プレイ時間 | 60 分 |
ゲームデザイナー | Paolo Mori, Ole Steiness | 複雑さ | 3 |
アートワーク | Pauliina Hannuniemi | 戦略 | 4 |
エディター | Ares Games | 運 | 1 |
発売日 | 2024 | やり取り | 2 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
アルタイ:文明の曙(Altay: Dawn of Civilization)とは?
はるか昔、夜明けよりも前、この地には四つの古き種族が存在していました。
森に住む優雅なエルフ、地下深くに暮らすアースフォーク(地の民)、波と踊る小さき民、そして火の彼方に猛るファイアフォーク(火の民)――彼らは精霊のような存在であり、力と驚異に満ちた存在だったと語り継がれています。今や彼らは姿を消しましたが、その遺跡や財宝、歌声は今なお各地に残り、人々の心に息づいています。人間は、彼らから多くを学び、その文化を継承してきたのです。
『ALTAY – 文明の夜明け』は、こうした神話的時代を舞台にしたデッキ構築型の文明ゲームです。プレイヤーは古き種族のリーダーとなり、文明の均衡を揺るがす新たな人類の移住者にどう立ち向かうかを選びます。
多様な資源と地形が描かれたボード上で、プレイヤーは固有のデッキを駆使して資源を獲得し、領土を広げ、戦いや防衛、新たなカードの獲得を行っていきます。古代と現代の交錯する中で、どのような文明の物語が紡がれるのでしょうか。
アルタイ:文明の曙(Altay: Dawn of Civilization)の遊び方
ゲームの準備
・ | 入植地コマ(60個:各プレイヤー15個ずつ) |
・地の民 ・エルフの民 ・火の民 ・小さき民 | |
・ | 資源トークン(80個:5種類×各16個) |
・食料 ・木材 ・金属 ・石材 ・文化 | |
・ | 初期アクションカード(40枚:各プレイヤー10枚ずつ) |
・地の民 ・エルフの民 ・火の民 ・小さき民 | |
・ | アクションカード(88枚:11種類×各8枚) |
・ | 実績カード(50枚) |
・技術[レベル1](5種類:各4枚) ・技術[レベル2](5種類:各4枚) ・偉業[レベル3](10種類:各1枚) | |
・ | 勝利点マーカー(6個) |
・ | 征服マーカー(33個:価値1が12個、価値2が12個、価値3が9個) |
・ | スタートプレイヤートークン(1個) |
・ | ゲームボード(1枚) |
・ | スコアパッド(1冊) |
・ | ルールブック(1冊) |
・ | コイン(52枚:価値1が40枚、価値5が12枚) |
準備
❶ | ゲームボードの準備 ゲームボードをテーブル中央に配置します。 |
❷ | 資源のサプライの準備 資源トークン(食料、木材、金属、石材、文化)を種類ごとに分けて、資源のサプライを作成します。 |
❸ | コインの準備(オプションルール「交易」を使用する場合) オプションルール「交易」を使用する場合は、全てのコインを集めて銀行を用意します。 |
❹ | アクションカードのディスプレイの準備 アクションカードを種類ごとにゲームボードの横に並べて、ディスプレイを作成します。 各種類ごとにプレイヤー数×2枚を使用し、勝利点(VP)値の高いカードを上にして並べます。 |
❺ | 実績カードの準備 実績カードはレベル1・2は各種類ごとにプレイヤー人数分を用意します。 (レベル3は全てのカードを使用します) その後、レベルごとに分けてそれぞれシャッフルし、それぞれのレベルの山札を作成します。 |
❻ | 実績カードのディスプレイの準備 各レベルの実績カードを3枚ずつ公開し、実績カードのディスプレイを作成します。 同じ種類のカードが複数現れた場合は、同じ種類のカードをまとめて重ねて置き、別の種類のカードを引いて3種類になるようにします。 |
❼ | 征服マーカーの準備 各エリアに征服マーカーを1つずつ置きます。 中央の山岳エリア(灰色)には「3」のマーカーを各1個配置します。 それ以外のエリアには「1」と「2」の征服マーカーをランダムに配置します。 |
❽ | 勝利点マーカーの準備 勝利点マーカーを、ボード中央の3つの山岳エリアに各1個ずつ配置します。 |
プレイヤーの準備 | |
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❶ | スタートプレイヤーを決定する スタートプレイヤーをランダムに決定し、そのプレイヤーがスタートプレイヤートークンを受け取ります。 |
❷ | 勢力を選択して対応するアイテムを受け取る スタートプレイヤーから時計回りに順番に、各プレイヤーは以下を選び、受け取ります: ・勢力(地の民、エルフの民、火の民、小さな民) ・対応する10枚の初期デッキ ・対応色の入植地コマ15個 |
❸ | 初期エリアを決める 逆順(最後のプレイヤーから反時計回り)で、各プレイヤーは緑の農地エリアの中から1つを開始地点として選びます。 |
❹ | 入植地コマを配置する 選んだエリアに自分の入植地を1個配置し、そこに置かれていた征服マーカーはその効果を無視して取り除きます(値も資源アイコンも無視)。 |
※ 初めてプレイする場合は、「おすすめ初期配置」をオススメします。 | |
❺ | 山札を作成し、手札を引く 各プレイヤーは、自分のデッキをシャッフルして山札を作成し、5枚引いて初期手札とします。 |
❻ | 実績カード(偉業)を受け取る 各プレイヤーは、レベル3の実績カードを1枚ランダムに受け取ります。 これはそのプレイヤーが開発を目指す秘密のワンダーです。 このカードは他のプレイヤーには公開せず、秘密にしておきます。 |
2~3人プレイの場合は、使用できるボードのエリアを縮小させてゲームを行います。
最初の画面は以下のようになります

ゲームの見方
アクションカード

アクションカードは手番中にプレイすることで、様々な効果をもたらします。
❶ | カード名 |
❷ | カードの効果 |
❸ | カード獲得に必要なコスト |
❹ | 2種類の効果(〇|〇) |
❺ | 勝利点 |
❻ | 資源配置アイコン |
地の民
カード | 枚数 | 効果 |
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![]() | 1枚 | 入植者 以下のいずれかの効果を実施します。 ・食料1個を生成する。 ・入植地を置いてある農地の数だけ、建設中の村に食料を配置できる。 |
![]() | 1枚 | 掘削者 以下のいずれかの効果を実施します。 ・金属1個を生成する。 ・石材1個を生成する。 |
![]() | 3枚 | 狩人 食料を1個生成する。 |
![]() | 2枚 | 村 プレイすることで入植地の建設を開始できる。 食料を2個ずつ配置することで、入植地1個を配置することができる。 |
![]() | 3枚 | 戦士 以下のいずれかの方法でプレイできます。 ・攻撃力+1で、攻撃を行う。 ・防御力+1で、防御を行う。 |
エルフの民
カード | 枚数 | 効果 |
---|---|---|
![]() | 5枚 | 狩人 食料を1個生成する。 |
![]() | 2枚 | 知識守り 以下のいずれかの効果を実施します。 ・文化1個を生成する。 ・場に出すことで、文化1個を保管できる。 (保管することで次の手番に持ち越しできます) |
![]() | 1枚 | 村 プレイすることで入植地の建設を開始できる。 食料を2個ずつ配置することで、入植地1個を配置することができる。 |
![]() | 2枚 | 戦士 以下のいずれかの方法でプレイできます。 ・攻撃力+1で、攻撃を行う。 ・防御力+1で、防御を行う。 |
火の民
カード | 枚数 | 効果 |
---|---|---|
![]() | 3枚 | 狩人 食料を1個生成する。 |
![]() | 1枚 | シャーマン 以下のいずれかの効果を実施します。 ・文化1個を生成する。 ・征服マーカーを1個消費して、好きな資源を1個生成する。 |
![]() | 2枚 | 村 プレイすることで入植地の建設を開始できる。 食料を2個ずつ配置することで、入植地1個を配置することができる。 |
![]() | 4枚 | 戦士 以下のいずれかの方法でプレイできます。 ・攻撃力+1で、攻撃を行う。 ・防御力+1で、防御を行う。 |
小さき民
カード | 枚数 | 効果 |
---|---|---|
![]() | 1枚 | 職人 木材を1個生成する。 |
![]() | 1枚 | 職人 石材を1個生成する。 |
![]() | 4枚 | 狩人 食料を1個生成する。 |
![]() | 1枚 | 呪文織り 以下のいずれかの効果を実施します。 ・文化1個を生成する。 ・場に出すことで、好きな資源1個を保管できる。 (保管することで次の手番に持ち越しできます) |
![]() | 1枚 | 村 プレイすることで入植地の建設を開始できる。 食料を2個ずつ配置することで、入植地1個を配置することができる。 |
![]() | 2枚 | 戦士 以下のいずれかの方法でプレイできます。 ・攻撃力+1で、攻撃を行う。 ・防御力+1で、防御を行う。 |
カード | 効果 |
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![]() | 農民 以下のいずれかの効果を実施します。 ・食料1個を生成する。 ・農地に入植地を配置していれば、食料2個を生成できる。 |
![]() | 木こり 以下のいずれかの効果を実施します。 ・木材1個を生成する。 ・森林に入植地を配置していれば、木材2個を生成できる。 |
![]() | 鉱夫 以下のいずれかの効果を実施します。 ・金属1個を生成する。 ・丘陵に入植地を配置していれば、金属2個を生成できる。 |
![]() | 石工 以下のいずれかの効果を実施します。 ・石材1個を生成する。 ・山岳に入植地を配置していれば、石材2個を生成できる。 |
![]() | 学者 以下のいずれかの効果を実施します。 ・文化1個を生成する。 ・カードを1枚引く。 |
![]() | 商人 プレイすることで資源を2個まで保管することができる。 保管した場合は次の手番に資源を持ち越しすることができます。 |
![]() | 騎兵 以下のいずれかの方法でプレイできます。 ・攻撃力+2で、攻撃を行う。 ・防御力+2で、防御を行う。 |
![]() | 町 プレイすることで入植地の建設を開始できる。 木材を1個ずつ配置することで、入植地1個を配置することができる。 |
![]() | 労働者 以下のいずれかの効果を実施します。 ・木材1個を生成する。 ・金属1個を生成する。 ・石材1個を生成する。 |
![]() | 戦車 以下のいずれかの方法でプレイできます。 ・攻撃力+3で、攻撃を行う。 ・防御力+3で、防御を行う。 |
![]() | 都市 プレイすることで入植地の建設を開始できる。 食料・木材を1個ずつ配置することで、入植地2個を配置することができる。 |
実績カード

実績カードは、あなたの勢力の恒久的な発展や、ゲーム終了時の目標を表します。
❶ | カード名 |
❷ | レベル |
❸ | 勝利点(固定) |
❹ | 資源配置アイコン |
❺ | 入植地アイコン |
❻ | 効果(ゲーム中の効果) |
❼ | 変動する勝利点(条件によって得られる追加点) |
❽ | ゲーム終了時の勝利点 |
実績カード(レベル1・レベル2)の効果には、効果の実施タイミングのアイコンが描かれています。このアイコンに従って、効果が適応されます。
![]() | 永続効果 この効果は条件が満たされる限り、何度でも効果が適応されます。 |
![]() | 1手番に1回 この効果は各手番、1回実施できます。 |
![]() | 手番終了時 この効果は手番終了時、1回実施できます。 |
![]() | 即時効果 この効果は実績カードが完成した際に1回だけ実施されます。それ以降は効果は行われません。 |
レベル1
実績カード | 効果 |
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![]() | 工学 |
勝利点 1点 完成に必要資源 木材2個、石材2個 完成時 入植地コマを1個配置する。 効果 各手番1回、手札のカードを1枚を取り除き、山札からカードを1枚引く。 | |
![]() | 石工術 |
勝利点 1点 完成に必要資源 食料2個、石材2個 完成時 入植地コマを1個配置する。 効果 即時、入植地コマを1個配置する。 | |
![]() | 数学 |
勝利点 1点 完成に必要資源 金属2個、石材2個 完成時 入植地コマを1個配置する。 効果 各手番1回、手札のカードを1枚を捨て、山札からカードを1枚引く。 | |
![]() | 戦略 |
勝利点 1点 完成に必要資源 食料2個、金属2個 完成時 入植地コマを1個配置する。 効果 永続的に防御時に防御力が+1される。 | |
![]() | 文字 |
勝利点 1点 完成に必要資源 食料2個、木材2個 完成時 入植地コマを1個配置する。 効果 ターン終了時、使用していないカードを1枚アーカイブします。 (※アーカイブしたカードは、次の手番に追加で使用できます) |
レベル2
実績カード | 効果 |
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![]() | 商業 |
勝利点 1点 完成に必要資源 食料1個、木材1個、金属1個、石材1個、文化1個 完成時 入植地コマを1個配置する。 効果 各手番1回、好きな資源を1個使用して、好きな資源1個に交換できる。 | |
![]() | 政治 |
勝利点 1点 完成に必要資源 金属1個、石材2個、文化2個 完成時 入植地コマを1個配置する。 効果 手番終了時、カードを追加で1枚引くことが出来る。 | |
![]() | 指導力 |
勝利点 1点 完成に必要資源 金属2個、石材1個、文化2個 完成時 入植地コマを1個配置する。 効果 永続的に攻撃時、攻撃力が+1される。 | |
![]() | 哲学 |
勝利点 1点 完成に必要資源 文化3個 完成時 入植地コマを1個配置する。 効果 各手番1回、文化1個を生成する。 | |
![]() | 宗教 |
勝利点 1点 完成に必要資源 食料2個、石材1個、文化2個 完成時 入植地コマを1個配置する。 効果 各手番1回、自分の入植地1個を隣接するエリアに移動する。 |
レベル3
実績カード | 効果 |
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![]() | 学院 |
完成に必要資源 石材4個、文化2個 ゲーム終了時 完成した技術カード(レベル1・2)1枚につき、1点を獲得する。 | |
![]() | 円形劇場 |
完成に必要資源 食料1個、木材1個、金属1個、石材1個、文化2個 ゲーム終了時 自分の山札のカード4枚につき、1点を獲得する。 | |
![]() | 水道橋 |
完成に必要資源 木材1個、金属1個、石材1個、文化3個 ゲーム終了時 自分の入植地を2個以上配置しているエリア1つにつき、1点を獲得する。 | |
![]() | 方舟 |
完成に必要資源 木材3個、金属2個、文化1個 ゲーム終了時 自分の入植地を1個配置しているエリア1つにつき、1点を獲得する。 | |
![]() | 巨像 |
完成に必要資源 文化4個 ゲーム終了時 自分の山札内にある勝利点つきのカード1枚につき、1点を獲得する。 | |
![]() | 万里の長城 |
完成に必要資源 金属2個、石材3個、文化1個 ゲーム終了時 相手のエリア(相手の入植地が置かれているエリア)に隣接している自分のエリア(自分の入植地が置かれているエリア)1つにつき、1点を獲得する。 | |
![]() | 街道 |
完成に必要資源 木材3個、石材1個、文化2個 ゲーム終了時 エリアの種類を1つ選択します。該当するエリアの内、自分のエリア(自分の入植地が置かれているエリア)1つにつき、1点を獲得する。 | |
![]() | 霊廟 |
完成に必要資源 木材・金属・石材のいずれか3個、文化3個 ゲーム終了時 自分の山札に残っている初期カード(ゲーム開始時に配られたカード)2枚につき、1点を獲得する。 | |
![]() | 攻城兵器 |
完成に必要資源 金属3個、石材1個、文化2個 ゲーム終了時 獲得した相手の入植地1個につき、1点を獲得する。 | |
![]() | 凱旋門 |
完成に必要資源 金属3個、石材2個、文化1個 ゲーム終了時 勝利点を1点獲得する。 さらに獲得した征服マーカー2個につき、追加で1点を獲得する。 |
ゲームボード

ゲームボードは複数のエリアに分かれています。
エリアの種類
エリアの種類は以下の4種類あり、勝利点を含むものもあります。
農地(緑) | 森林(茶) | 丘陵(黒) | 山岳(灰) |
---|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
各プレイヤーの入植地は農地エリアから開始されます。
エリアの隣接条件
隣り合っているエリアは隣接していると扱われます。
また、薄くなっている水域(川など)で区切られているエリアであっても隣接しているとみなします。
資源について
資源は以下の5種類があり、獲得すると該当する資源トークンを受け取ります。
食料 | 木材 | 金属 | 石材 | 文化 |
---|---|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
資源は1手番で使い切りで次の手番に持ち越しはできません。
以下のアイコンはワイルド資源のアイコンで、該当する資源のいずれかの資源から選択するという意味になります。
![]() | 木材・金属・石材のいずれかを選択する。 |
![]() | 全ての資源のいずれかを選択する。 |
ゲームの流れ
各プレイヤーは、順番に以下の流れで手番を行います。
1. カード・資源を好きな順番で使用してアクションを実施する
2. 使わなかった資源・手札のカードを全て捨て札にする
3. 手札のカードを補充する
1. カード・資源を好きな順番で使用してアクションを実施する

自分の手番中、手札のカードを好きな順番でプレイし、その効果を発動できます。
また、テーブルに出したカードや実績カードの効果を起動したり、資源を支払って特定のカードに配置することも可能です。
カードの効果で縦線(|)で区切られているカードの効果を使用した場合、どちらか一方の効果を選んで使用して効果を実施します。
手札のカードや資源を使って、実施できるアクションは以下の通りです。
・ | 資源を生産する |
・ | 新しいアクションカードを獲得する |
・ | 入植地を建設する |
・ | 戦闘を行う |
・ | 実績カードを開発する |
カードをプレイした場合、自分の捨て札に置かれます。
ただし、資源配置アイコンがあるカードは自分の場に配置され、資源を配置できるようになります。
資源を生産する

資源のアイコンのカードの効果を使用することで、資源を獲得します。
獲得した資源は以下の用途で使用できますが、次の手番に持ち越すことはできません。
・新しいアクションカードを獲得する
・入植地を建設する
・実績カードを開発する
保管の効果

保管の効果を持つアクションカードを使用した場合、自分の場に配置され、指定する資源をそのカードの上に配置することができます。
そのアクションカードの上に配置された資源は、次の手番に持ち越すことができます。保管された資源を全て取り除かれたら、そのアクションカードは捨て札になります。
追加資源の効果

一部のカードの効果では、対応するエリアに自分の入植地が配置されていれば、追加の資源を獲得できます。
この効果は手番中、入植地1個につき1回まで適応されます。2枚のカードで追加の資源を両方得る場合は、対応するエリアに自分の入植地を2個配置する必要があります。
新しいアクションカードを獲得する

コスト(右上)の資源を支払い、場に公開されているアクションカードを獲得します。(1手番中に、同じ種類のカードは1枚しか購入できません)
獲得したカードは捨て札置き場に配置されます。
プレイ済みのカードや実績カード上にある資源は、支払いに使用できません!
入植地を建設する

以下の流れを実施することで、入植地を建設することができます。
1. 手札から村・町・都市カードを自分の場に出す
手札から村、町、都市のいずれかの入植地カードを場に出して、新たな開拓地の建設を開始できます。
![]() | 村 食料2個で入植地1個を建設できる。 |
![]() | 町 木材2個で入植地1個を建設できる。 |
![]() | 都市 食料と木材で入植地2個を建設できる。 |
2. 建設に必要な資源をカードに配置する

建設に必要な資源を場に出した村、町、都市の上に配置します。
配置した資源は次に持ち越せるため、1手番で全て配置する必要はなく、複数手番で配置できます。
3. 必要な資源が全て集まったら入植地を建設する

必要な資源が入植地カード上に全て揃ったら、入植地を配置ルールに従って配置します。
使用した資源をサプライに戻し、入植地カードは捨て札になります。
入植地コマの配置は次のいずれかの条件を満たす必要があります。
・ | 自分の入植地を配置しているエリアに追加で配置する。 (最大4つまで) |
・ | 自分の入植地があるエリアに隣接し、征服マーカーや相手の入植地が存在しない空きエリアに配置する。 |
※上記のルールで入植地を配置できない場合、その入植地はゲームから取り除かれます。
戦闘を行う

手札から攻撃アイコンが描かれているカードをプレイすることで、自分のエリア(入植地コマがあるエリア)を選択し、隣接するエリアに攻撃を仕掛けることができます。
1手番中、同じ攻撃元から同じ攻撃対象へは1回までしか攻撃できません。
戦闘に関わるアイコン
戦闘時、攻撃時は攻撃力アイコン、防御時は防御力アイコンが使用されます。
![]() | 攻撃力 攻撃時、アイコンごとに攻撃力が+1されます。 |
![]() | 防御力 防御時、アイコンごとに防御力が+1されます。 |
攻撃力・防御力の計算
攻撃する際、以下の計算式で攻撃力を算出して、その攻撃力で戦闘が行われます。
『攻撃するエリアの入植地コマの数』+『カードの攻撃アイコンの数』
中立のエリアへ攻撃する場合

自分の入植地に隣接している征服マーカーの置いてある中立のエリアに攻撃を仕掛けることができます。
攻撃力が征服マーカーに記載されている防御力を上回った場合、征服マーカーと征服マーカーに描かれているボーナスの資源を獲得できます。
相手プレイヤーのエリアに攻撃する場合

相手の入植地があるエリアに攻撃する場合、攻撃を受けるプレイヤーは、相手の攻撃力を確認した上で『降参』もしくは『戦闘』のいずれかを選択します。
降参する場合
降参する場合は、攻撃を受けた側は自動的に敗北となり、攻撃側がプレイしたカードと同じ枚数分の手札を捨て札にして、その枚数分を山札から引けます。
戦闘する場合
攻撃を受けた側は、手札から防御アイコンが描かれたカードをプレイして、防御力を計算します。
攻撃力/防御力の低い方のプレイヤーが敗北となります。攻撃力/防御力が同じ場合は、何も起こりません。
敗北したプレイヤーは、そのエリアにある入植地コマを1つ取り除き、勝者に渡します。勝者はその入植地コマを保持し、最終得点に使用します。
戦闘後、防御側はプレイまたは捨てたカードの枚数分を山札からカードを補充します(勝敗にかかわらず)。
実績カードを開発する

公開されている実績カードの中から、必要な資源を少なくとも1個以上配置することで、実績カード1枚を自分の場に移して開発を開始できます。
開発を開始した実績カードは、開発を進めるために必要資源を順次配置できるようになります。配置する資源は次の手番にも引き継がれるため、1手番で全てを揃える必要はなく、複数手番で開発を進めることができます。
カードを獲得した後は、山札から新たなカードを補充します。同じ種類のカードが出た場合は重ねて、場に3種類の実績カードが揃うまで補充を続けます。
注意点
実績カードを取る場合は、以下の点に注意してください。
・ | 実績カードの開発は一度に1つしか開発の進行はできません。 (※完成したり破棄したら新しい開発が行えます) |
・ | 最低1つの資源を置かないと、新たな実績カードは取得できません。 |
・ | 開発中の実績は破棄することができます。 その場合、上に置かれた資源も一緒に捨てられます。 |
・ | 上レベルの実績カードの開発を開始する場合、1つ下の実績カードを完成させておく必要があります。また上のレベルの実績カードは、下のレベルの実績カードよりも多く所持はできません。 |
・ | 一度開発した実績カードと同じカードは取得できません。 全て異なるものにする必要があります。 |
レベル1・レベル2(技術)

レベル1・2のカードは技術カードと言われます。
レベル1・2の実績カードを取った場合、自分の入植地コマが残っている場合は、入植地コマを1つ置きます。
実績カードが完成した際、その入植地コマをボードに配置します。
レベル3(偉業)

レベル3のカードは偉業カードと言われます。
偉業は基本的には他のレベルと同様に扱いますが、以下の点が異なります。
・ | ゲーム開始時に偉業カードを1枚受け取っています。 レベル2が1つ完了していれば、公開して資源を1つ置いて開発を開始できます。 |
・ | 手持ちの偉業カードの代わり、もしくは完了後に、ディスプレイから偉業カードを選んで開発できます。 |
・ | 偉業カードは、完了しても入植地コマは配置されません。 偉業は効果ではなく勝利点をもたらします。 |
・ | レベル1・2とは異なり、開発を始めた偉業は破棄できません。 |
実績カードが完成した場合

実績カードに必要な資源を全て配置することができれば、実績カードが完成となります。
必要な資源がすべて置かれたら、資源をサプライに戻して以下を実施します。
・ | レベル1・2の場合は、入植地コマを通常ルールに従い配置します。 |
・ | 実績カードに記載されている効果を実施する。 |
実績カードは自分の前に保持し、新たな実績の開発取りかかることができます。その場合、同じレベルのカードは横に、次のレベルは上に配置されます。
2. 使わなかった資源・手札のカードを全て捨て札にする
これ以上、アクションを実施しない(もしくはできない)場合、使用しなかった資源や手札のカードは全て捨て札にします。
このルールを適応している場合、手番終了時に使用しなかった資源は捨てず、資源1個につきコインを1枚受け取ります。
今後の手番で、コイン5枚を任意の資源1個と交換することができます。
3. 手札のカードを補充する
自分の山札から5枚のカードを引き、手札を補充します。
山札が無くなり引けなくなった場合は、捨て札を全てシャッフルして、新しい山札を作成してからカードを引きます。(※山札が空になっただけではシャッフルしません)
ゲームの終了条件
プレイヤーの誰かが以下のいずれかが満たした場合、ゲーム終了トリガーが引かれます。
・手元にある入植地が無くなった場合
(実績カードに置かれた開拓地も含む)
・ボード上に置かれている入植地が全て無くなった場合
全プレイヤーが同じ手番回数になるようにラストプレイヤーまで手番を行い、ゲーム終了となります。
得点計算を行い、最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝利となります。
同点の場合、以下の得点方法を上から順番に比較して勝敗を決定します。
得点計算方法
以下の得点項目の得点を合計して、最終的な得点を確認します。
得点項目 | 得点 |
---|---|
技術 | 開発が完了した技術(レベル1・レベル2)の得点。 |
偉業 | 開発が完了した偉業(レベル3)の得点(各偉業は最大7点まで)。 プレイヤーが秘密の偉業(準備で受け取った偉業)を完成させていれば+3点。 |
アクションカード | プレイヤーの山札内のアクションカードの点数。 |
エリア | 各プレイヤーの入植地が少なくとも1つあるエリアごとに1点。 そのエリアに勝利点マーカーがある場合は、マーカーの値の分も追加で獲得。 |
相手の入植地 | 獲得した相手の入植地1つにつき1点。 |
征服マーカー | 獲得した征服マーカーの数字(防御力)が3ごとに1点。 (※合計を出した後、3で割って切り捨て) |