『エヴォリューション(Evolution)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | エヴォリューション(Evolution) | ||
特徴 | エヴォリューションの目標は食料が不足し捕食者が潜み、絶えず変化する生態系の真っ只中で繁栄することです。 動物種に食事を与え、個体数を増やし、生き残るために進化させると得点を獲得できます。 | ||
プレイ人数 | 2 - 6 人 | プレイ時間 | 40 分 |
ゲームデザイナー | Dominic Crapuchettes, Dmitry Knorre, Sergey Machin | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Catherine Hamilton | 戦略 | 3 |
エディター | North Star Games | 運 | 2 |
発売日 | 2014 | やり取り | 2 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
エヴォリューション(Evolution)とは?
エヴォリューションの目標は食料が不足し捕食者が潜み、絶えず変化する生態系の真っ只中で繁栄することです。
動物種に食事を与え、個体数を増やし、生き残るために進化させると得点を獲得できます。
エヴォリューション(Evolution)の遊び方
ゲームの準備
1. テーブルの中央に水飲み場ボードを配置します。
2. 食料トークンは水飲み場ボードの傍に配置しておきます。(食料庫)
3. 各プレイヤーは食料袋を1つずつ受け取ります。
(※BGAでは、食料はすぐに得点として反映されます)
4. 特性カードをシャッフルして山札を作成し、水飲み場ボードの近くに配置します。
5. スタートプレイヤーをランダムで決め、スタートプレイヤーマーカーを渡します。
最初の画面は以下のようになります
(フェイズ1実施後の画面になります)
ゲームの流れ
各ラウンドは以下の流れで実施されます。
フェイズ1:カードを引く
フェイズ2:食料の選択
フェイズ3:カードのプレイ
フェイズ4:食事
フェイズ1:カードを引く
各プレイヤーは山札からカードを3枚ずつを引きます。
各プレイヤーは自分の種族ボードの枚数分、追加でカードを引くことが出来ます。
自分の場に1枚も種族ボードがない場合は、特性カードを引く前に種族ボードを受け取り、個体数・サイズの1の位置に木製マーカーを配置します。
1ラウンド目は、全員が種族ボードを受け取ります。
山札が全て無くなった場合、捨て札をシャッフルして山札を作り直します。
また、このラウンドが最終ラウンドになります。
フェイズ2:食料の選択
各プレイヤーは、手札から特性カードを1枚選択し、水飲み場ボードに伏せて配置します。
全プレイヤーが配置を終えたらこのフェイズは終了となります。
(※このフェイズでは、公開されません)
特性カードの右下には、食料(植物)の数が示されています。
このフェイズで配置したカードはフェイズ4に公開され、記載されている数の食料(植物)が発生します。
フェイズ3:カードのプレイ
スタートプレイヤーから順番に、以下のアクションを好きなだけ実施します。
(※使用しなかった特性カードは次のラウンドに引き継がれます)
・特性カードをプレイする
・新たな種族を作る
・個体数またはサイズを増やす
全プレイヤーが手番を実施したら、各プレイヤーが種族ボードに伏せて配置した特性カードが公開され、次のフェイズに移ります。
『クイックプレイ』がONの場合、このフェイズは全プレイヤーが同時進行で行います。
プレイヤーは自分の種族ボード1つに、特性カード1枚を裏面で置きます。
1つの種族に、同じ特性カードを複数枚配置は出来ません。また、特性カードは3枚までしか配置できません。
また、各種族ボードに置かれている特性カードを好きな枚数だけ捨てることも出来ます。
2人プレイの場合、各種族ボードに配置できる特性は3枚ではなく、2枚になります。
手札の特性カードを1枚捨て札にすることで、種族を1体追加できます。
新しく種族ボードを受け取り、個体数・サイズの1の位置に木製マーカーを配置します。
新しく配置する位置は、既に存在している種族ボードの左右どちらかに配置します。
(種族ボードの間に置くことはできません)
手札の特性カードを1枚捨て札にすることで、1つの種族の個体数またはサイズを+1させます。
※個体数、サイズは『6』までしか進ませることはできません。
フェイズ4:食事
食事フェイズでは、以下の流れで各種族ボードの食事が行われます。
(BGAでは、捕食動物の操作以外は自動で行われます)
1.食料カードを表面にする
フェイズ1に水飲み場ボードに配置したカードを公開していきます。
右下の数字の数だけ、食料庫から植物トークンを水飲み場ボードに配置します。
数字がマイナスの場合は、植物トークンを水飲み場ボードから可能な限り取り除きます。
一部の緑の特性カードは、食料カードが公開される前に効果を発動するものがあります。
これらのカードを複数出しているプレイヤーは、どの順番でカードの効果を発動させるかを決めて実施します。
2.種族の食事
スタートプレイヤーから順番に、個体数より少ない分の食料しか与えられていない種族(空腹の種族)に食料を与えていきます。
食事の方法は捕食動物と草食動物の場合で異なります。
(※BGAでは、草食動物だけの場合は自動で処理が行われます)
・捕食の特性を持っていない種族の場合(草食動物)
・捕食の特性を持っている種族の場合(捕食動物)
受け取った食料トークン(植物・肉)は、個体数の上のスペースに左側から配置します。
食事を終えた後に水飲み場に残っている植物トークンは次のラウンドに持ち越されます。
水飲み場から植物トークンを取って、空腹の種族ボードに配置します。
特性カードの効果によって、追加で取れる場合、特性カードに植物トークンを配置します。
捕食動物は他の種族を攻撃することによって捕食を行い、肉トークンを獲得します。
(※捕食動物は、特性を持っていたとしても植物トークンを獲得できません)
捕食動物を持っているプレイヤーは、攻撃条件を満たす攻撃対象を選びます。
(選択できる種族は自分の持っている種族も含みます)
・攻撃対象よりも、捕食動物のサイズが大きい場合
・攻撃対象の防御系の特性を対処できる場合
他の種族への攻撃が成功した場合
他の種族への攻撃が成功した場合、以下の2つの処理を行います。
・攻撃を受けた種族は個体数が-1になる
他の種族から攻撃された場合は、個体数が-1になります。
食料トークンが置かれている場合、置いている食料数より下回るのであれば、溢れた分はそのプレイヤーの得点になります。
個体数が『0』になった場合、その種族は絶滅します。
・攻撃した種族は、攻撃対象のサイズ分の肉トークンを食料庫から取る
攻撃した種族は、攻撃対象のサイズと等しい数だけ、食料庫から食肉を受け取り、その種族ボードの上に置きます。
草食動物・捕食動物について
草食動物は『屍食』または『社会』の効果で肉トークンを食事できます。
ただし、捕食動物は『長頸』または『社会』の能力でも、植物を食事できません。
空腹について
空腹の場合、食事できる食料があれば必ずそれを食べなければなりません。
(自分の種族、有角の特性を持った種族などでも食べなければなりません)
食事の上限について
各種族は個体数を超える食料トークン(植物・肉)を配置することはできません。
3.食事の終了
全プレイヤーの食事が終了したら、以下の流れで処理を実施します。
1. 食料トークンの位置まで個体を減らす
個体数分の食事ができなかった場合、食事できた位置まで個体数を減らします。1つも食事できなかった場合はその種族は絶滅します。
2. 食料トークンを取り除き、得点を獲得する
各プレイヤーは、自分の種族が食事した全ての食料トークンを取り除き、取り除いた食料1つにつき、1点を獲得します。
3. スタートプレイヤーマーカーを変更する
スタートプレイヤーマーカーを左隣のプレイヤーに渡します。
他のプレイヤーの得点はゲーム終了時まで確認することはできません。
種族の個体数が「0」になった種族は絶滅します。
種族ボードを取り除き、配置されている特性カードは捨て札にします。
その後、捨てた特性カードの枚数分だけ山札から特性カードを引きます。
絶滅した種族が2種族の間にあった場合は、間を埋めるように種族同士を近づけます。
山札が全て無くなった場合、捨て札をシャッフルして山札を作り直します。
この場合、次のラウンドが最終ラウンドになります。
ゲームの終了条件
『フェイズ1:カードを引く』のフェイズで山札が全てなくなり、捨て札をシャッフルして山札を作成された場合、そのラウンドが最終ラウンドとなります。
各プレイヤーは得点計算を行い、最も得点の高いプレイヤーが勝利となります。
引き分けの場合、最も多くの特性カードの勝利点を獲得したプレイヤーが勝利。
それも引き分けの場合は、最も多くの個体数の勝利点を獲得したプレイヤーが勝利です。
得点計算方法
以下の合計点数が各プレイヤーの得点となります。
得点項目 | 得点 |
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食材トークン | 各プレイヤーが食事した食料トークンごとに1点。 |
個体数 | 各種族の個体数の数だけ得点。 |
特性カード | 各種族に置かれている特性カードごとに1点。 |
特性カード
特性カードを種族ボードに配置することで、種族を強化することができます。
特性カードはざっくりと以下の分類に分けられます。
・赤:攻撃系のカード
・緑:食料を集めるカード
・白:防御系のカード
・黄:個体数を増やすカード
・多色:複数の特性を持つカード
特性カード | 効果 |
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要撃(Ambush) この種は、攻撃時に警鳴の効果を無視する。 | |
穴居(Burrowing) この種は自分が飢えている間しか襲われない。 | |
捕食(Carnivore) この特性を付けた種族は『捕食動物』となります。 自分よりサイズの小さい他の動物種を襲うことができる。 ただし、植物トークンを摂取することはできない。 | |
登攀(Climbing) この種は登攀を配置している捕食動物にしか襲われない。 | |
社会(Cooperation) この種が食料トークンを摂取したときはいつでも、その右隣に位置するあなたの種も、可能であれば同じ種類の食料トークンを1個摂取する。 | |
集衛(Defensive Herding) 自分より個体数の多い捕食動物からしか襲われない。 | |
体脂(Fat Tissue) この種は、飢えていないときに食事してもよい。 そうしたなら、摂取した食料トークンをこのカードの上に(サイズと同じ数まで)移す。 食料カードが公開される直前、この上の食料トークンを食事マスに移すこと(個体数と同じになるまで)。 | |
多産(Fertile) 食料カードが公開される前に水場タイルの上に食料トークンがあるなら個体数を1増加させる。 | |
索餌(Foraging) この種が植物トークンを摂取したときはいつでも、その摂取数は1個増加する。 | |
硬殻(Hard Shell) 捕食動物がこの種を襲えるかどうか判定するとき、この種は実際よりサイズが4大きいものとして扱う。 この種族のサイズが6だった場合、堅い殻によりサイズは10になります。 ただし、肉トークンの数は増加しません。 | |
有角(Horns) この種を襲った捕食動物は肉トークンを摂取する前に、個体数が1減る。 | |
知能(Intelligence) 食事フェイズの各手番中、あなたは手札を何枚捨ててもよい。1枚捨てるごとに、次のどちらかの効果を得る。 捕食動物の場合:この手番中で他の種を襲うとき、防御的特性カード1枚を無視する。 捕食動物でない場合:食料庫から植物トークンを2個摂取する。 | |
長頸(Long Neck) この種は食料カードが公開される前に食料庫から植物トークンを1個摂取する。 | |
群猟(Pack Hunting) この種は、他の種を襲うことができるかどうか判定するとき、サイズに個体数の値を加えて判定する。 | |
屍食(Scavenger) 捕食動物が1つの種を襲うたびに、この種は食料庫から肉トークンを1個摂取する。 | |
共生(Symbiosis) この種族の右に、より大きい体格の種族がいる場合は、この種族を攻撃することはできません。 | |
警鳴(Warning Call) この種の左右の隣に位置する種は、要撃を配置していない捕食動物から襲われない。 |