『500(500)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | 500(500) | ||
特徴 | Five Hundred (500) is a partnership trick-taking card game popular in Australia. Each player is dealt ten cards, and bids to take 6-10 tricks with the help of cards in the kitty. The first team to reach at least 500 points wins. | ||
プレイ人数 | 2002, 4, 6 人 | プレイ時間 | 30 分 |
ゲームデザイナー | United States Playing Card Company | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Adrian Kennard | 戦略 | 3 |
エディター | 運 | 3 | |
発売日 | 1904 | やり取り | 3 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
500(500)とは?
ファイブハンドレッド(500)は、オーストラリアで人気のあるパートナーシップ制のトリックテイキングカードゲームです。(4人プレイ時のルールを記載)
各プレイヤーには10枚のカードが配られ、キティのカードを活用しながら6~10トリックを取ることを目指して入札します。最初に500点以上に達したチームが勝利します。
500(500)の遊び方
ゲームの準備
内容物
トランプ(1組)
※使用するカードはプレイ人数によって異なります。
・赤いスート(ハートとダイヤ):A, K, Q, J, 10, 9, 8, 7, 6, 5, 4
・黒いスート(クラブとスペード):A, K, Q, J, 10, 9, 8, 7, 6, 5
・ジョーカー1枚
準備
1. トランプ1組を用意し、使用するカードのみを取り出して準備する。
2. ディーラーをランダムで決め、カードを渡す。
3. チームごとに交互に座って、ゲームを開始する。
最初の画面は以下のようになります
(※手札を配り終えた後)

ゲームの流れ
各ラウンドは以下の流れで実施します。
1. カードを配る
2. ビッドを行う
3. 交換を行う
4. トリックテイキングを行う
5. 得点計算を行う
1. カードを配る

ディーラーは、各プレイヤーには10枚ずつ手札を配ります。
その後、中央に3枚のカードを裏向きに配置します。
(この中央のカードをキティと呼びます)
2. ビッドを行う

ディーラーの左隣のプレイヤーから順番に『ビッドの宣言』もしくは『パス(ハードパス)』を行います。(※全員がパスをした場合は、カードを配り直して、再度ラウンドを開始します)
ビッドの宣言は、このラウンドで獲得する『トリック数の予想(6〜10)』と『切り札スート(切り札なしも可)』の2種類を宣言します。
既に他のプレイヤーがビッドの宣言をしている場合は、宣言したい場合はそれよりも強いビッドを宣言する必要があります。
1人のプレイヤーを除いて全員パスを宣言したら、そのプレイヤーがビッドでこのラウンドが開始します。
強いビッドとは?
数字が高い方が強いビッドとして扱われます。
弱 | 強 | |||
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6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
数字が同じ場合、切り札スーとを比較して強いスートであれば宣言できます。
弱 | 強 | |||
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スペード♠️ | クラブ♣️ | ダイヤ♦️ | ハート♥ | 切り札なし |
ミゼール・オープンミゼール
宣言する際、『ミゼール』『オープンミゼール』で宣言を行うことができます。
『ミゼール』『オープンミゼール』は、自分のみ(パートナーは不参加)で、1つもトリックを獲得しないことを目指します。(オープンミゼールは手札公開)
ミゼールのビッドの強さは7より強く、8よりは弱くなります。
オープンミゼールのビッドの強さは10♦より強く、10♥よりは弱くなります。
3. 交換を行う

最も高いビッドを宣言する1人を決定したら、そのプレイヤーは場にあるキティの3枚のカードを手札に加え、その後手札から任意のカード3枚を捨て札にします。
4. トリックテイキングを行う

ビッドを宣言したプレイヤーがリードプレイヤーとなってトリックテイキングを行います。
手札が無くなるまで、以下の流れを繰り返し、トリックテイキングが行われます。
❶ | リードプレイヤーは、好きなカードを1枚出す。 (※ここで出されたカードのスートをリードスートと呼びます) |
❷ | 他のプレイヤーはリードスートと同じスートのカードを1枚出す。 |
※同じスートが無い場合、好きなカードを出すことが出来ます。 | |
❸ | 最も強いカードを出したプレイヤーがトリックの勝者となり、場に出されたカードを全て受け取ります。 |
❹ | トリック勝者が次のリードプレイヤーとなって、次のトリックを開始します。 |
カードの強さについて
カードの強さは以下の条件で確認します。
切り札のスートが出されている場合
(※ジョーカーと切り札と同色のJは切り札に含まれます)
以下の順番で強さが決定します。
❶ | ジョーカー |
❷ | 切り札スートの”J” |
❸ | 切り札と同色の”J” |
❹ | その後、A, K, Q, 10, 9 という順で、最小の5または4まで続く。 |
切り札のスートが出されていない場合
リードスートの中で最も強いカードを出したプレイヤーがトリックを獲得します。
(カードの強さはA、K、Q、J、10、9…の順)
ジョーカーについて

ジョーカーは切り札として扱います。
切り札なし、ミゼール、オープンミゼールの時はジョーカーのみが切り札として扱われます。
リードカードでジョーカーが出された場合、ジョーカーを出したプリエや‐は、リードするスートを指定します。
ミゼール、オープンミゼールの場合
ミゼールやオープンミゼールのときは、デクレアラーのパートナーは手札を裏向きにテーブルに置き、プレイに参加しません。
オープンミゼールの場合は、最初のリードの前に、デクレアラーは自分の手札をテーブルに表向きに広げます。プレイは広げたまま行います。
5. 得点計算を行う
ビッドを宣言したプレイヤーのチームが獲得したトリックの合計が宣言したトリック数以上だった場合、ビッドの成功となります。
ビッドを成功したチームは、以下の得点を獲得します。
ビッド\トリック数 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
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♠ スペード | 40 | 140 | 240 | 340 | 440 |
♣ クラブ | 60 | 160 | 260 | 360 | 460 |
♦ ダイヤ | 80 | 180 | 280 | 380 | 480 |
♥ ハート | 100 | 200 | 300 | 400 | 500 |
× 切り札なし | 120 | 220 | 320 | 420 | 520 |
ただし、ミゼールやオープンミゼールのビッドの場合には1トリックも取らなかった時に限りビッドが成功します。
ビッド | 得点 |
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ミゼール | 250 |
オープンミゼール | 520 |
ビッドしたトリック数よりたくさんのトリックを取っても、追加の得点はありません。
ただし、10トリック全部を取った場合、ビッドの点数が250点より低かった場合に限り、ビッドの点数ではなく、250点を得点します。
失敗した場合、宣言したプレイヤーは、宣言したヴィっ度の得点が減点になります。
ビッドをしていないチームは、ビッドの成功失敗関係なく、チームが取ったトリック1つにつき、10点を獲得します。ただし、ミゼール・オープンミゼールは得点はありません。
ゲームの終了条件
どちらかのチームが以下のいずれかの条件を満たした場合、ゲーム終了となります。
・500点以上になった場合
・-500点以下になった場合
最も得点を獲得しているチームが勝利となります。