遊び方

『イリデシアの宝石(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

『イリデシアの宝石(Gems of Iridescia)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

ボードゲームの基本情報
タイトルイリデシアの宝石(Gems of Iridescia)
特徴Gems of Iridescia is an easy to learn, fun to master worker placement board game where players will push their luck as they compete to mine gems, restore ancient relics and ascend to the throne of a rich gem-filled world. Explore Iridescia by flipping over land tiles, revealing the gems hidden beneath them and then roll dice to mine them. Each gem color is tied to a dice value that can be manipulated to help your cause. Roll high enough, and you can claim more gems, adding them to your cargo hold providing you with a valuable resource for restoring relics and scoring royalty points! Sell some of your hard earned Gems and visit Rumi the Travelling Merchant to purchase tools that will grant your adventurers exciting new abilities to aid in their search for Iridescia’s treasures! Your trove of Gems can be used to restore Iridescia's ancient relics. Restoring Relics will gain you tons of Royalty Points and solidify your claim to the throne!
プレイ人数 1 - 4 人プレイ時間 60 分
ゲームデザイナーRoberto Panetta複雑さ2
アートワークSarah "Freedz" Conlon, Michael Dashow戦略4
エディターRock, Stone & Dice Games3
発売日2025やり取り1

※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより

イリデシアの宝石(Gems of Iridescia)とは?

幻想的な世界「イリデシア」へようこそ。この豊かな宝石で満ちた世界は、大災害によって住人たちが空へと避難して以来、何世紀もの間放棄されていました。今、地上は安全になり、住民たちは故郷へ戻りつつあります。あなたは4つの氏族の1つとなり、土地を探索し、宝石を採掘し、古代の遺物を復元し、失われた「イリディア・ストーン」を発見して王座に就き、イリデシアの民を再び一つにすることを目指します!

イリデシアに帰還した探検者として、宝石を探し、古代の遺物を復元し、失われた「イリディア・ストーン」を見つけて王座に就くことを競います。

適切な組み合わせの宝石を集めることで遺物を復元し、「王権ポイント」を獲得できます。王権ポイントは、公開したタイル、セットコレクションボーナス、秘密の目標を達成することで追加で獲得可能です。また、他のプレイヤーよりも早くゲームを進めた場合、追加の王権ポイントを得ることができます。

ゲームは、全プレイヤーがボードの最終列(「キャッスル・ロウ」と呼ばれる)からタイルを1枚ずつ収集した時点で終了します。最も多くの王権ポイントを集めた探検者が、イリデシアの新たな統治者として戴冠します。

イリデシアの宝石(Gems of Iridescia)の遊び方

ゲームの準備

内容物

イリディアの石(1個)
王族トークン(3つ)
宝石トークン(64個)
・アメジスト(16個)
・シトリン(16個)
・エメラルド(16個)
・サファイア(16個)
コイン(48枚:価値1が32枚、価値3が16枚)
ゲームボード(1枚)
地形タイル(58枚:砂漠13枚、峡谷13枚、森林13枚、遺跡13枚、城6枚)
石のダイス(4個)
宝石の市場ダイス(4個)
商人アイテムカード(36枚)
遺物カード(24枚)
秘密目標カード(15枚)
プレイヤーボード(4枚)
探検者コマ(4個)
得点マーカー(4個)
採掘ダイス(8個:探検者ごとに2個)
プレイヤー補助カード(4枚)
ローム用ソロカード(16枚)
バリケードトークン(6個)

準備

ゲームボードの準備
ゲームボードを中央に配置する。
宝石とコインの準備
宝石トークン、イリディアの石、コイントークンをボードの近くに置き、供給を作ります。
地形タイルの準備
地形ごとに六角形のタイルをシャッフルし、宝石側を下にしてボードに次の順序で配置します。
・砂漠、峡谷、森林、遺跡、城

2人プレイヤーまたはソロでの探険の場合
城の行を除き、各地域から各宝石タイプのタイルを1枚ずつ取り除きます。
残りのタイルは通常通り配置し、各行の左端と右端の六角形を空白にします。
商人の山札を作成
商人の山札を構成するアイテムカードをシャッフルし、ボードの近くに山札を置きます。
その後、5枚のカードを引き、顔を上にして市場を作ります。

2人プレイヤーまたはソロでの探険の場合
「スワッピングストーン(x3)」と「クレバーカタパルト(x3)」のアイテムカードを取り除きます。
遺物カードの準備
遺物の山札をシャッフルし、ボードの上に裏向きに置きます。
遺物カードを5枚引き、ボードの上に横一列に並べます。これが遺物の列を作ります。
宝石市場ダイス
4色の宝石市場ダイスを2に設定し、それぞれの対応する色の宝石をゲームボードの宝石価値スポットの上に置きます。
石のダイス
4つの灰色の石のダイスを宝石市場ダイスの下に置きます。
王族トークン
王族トークン3つとイリディアの石をボードの近くに置きます。
・3人でプレイする場合、王笏トークンを取り除きます。
・2人でプレイする場合、王座トークンと旗トークンを取り除きます。
プレイヤーごとの準備
プレイヤーの準備
各プレイヤーに次を渡します。
・プレイヤーボード(1枚)
・探険者トークン(1個)
・採掘ダイス(2個)
・コイン(価値5分)
・得点マーカー(1個)※ゲームボードの0の位置に配置
目標カードを受け取る
目標カードをシャッフルし、各プレイヤーに2枚ずつ配ります。
目標カードは自分のみ確認することができます。
テーブルの設定により追加
4人プレイの場合、4番目のプレイヤーに商人デッキから「クレバーカタパルト」アイテムカードを渡します。これは、最初のターンでタイルを公開できないかもしれないという事実を補うためです。

最初の画面は以下のようになります

ゲームの流れ

各プレイヤーは順番に以下のアクションを実施します。

1. メインアクション
2. 任意アクション
3. 手番終了アクション

1. メインアクション

メインアクションは、以下の流れでアクションを実施します。

1. タイルを公開
2. 探検者を移動

1. タイルを公開

自分の探検者コマの周り(前方もしくは横)にあるタイルを2枚まで選んで公開します。

自分の探検者コマよりも後方のタイルは選択できません。
既に公開されているタイルは選択できません。
公開できるタイルがない場合は即座に次のステップに移ります。
公開せずにパスすることも可能です。

最初の手番では、一番手前の1列から好きなタイルを2枚まで選択して公開します。(2枚は隣接していなくても大丈夫です)

2. 探検者を移動

探検者コマの位置から隣接する公開済みタイルに移動します。

探検者の移動ルール

探検者コマを移動させる場合、以下のルールに従って移動します。

探索者は横方向または前方の公開されたタイルにのみ移動できます。
(※後方には移動できません)
探索者は、他のプレイヤーが公開したタイルにも移動できます。

移動時の報酬

探索者をタイルの上に移動させたら、次のアイテムを即座に獲得します。

サプライからタイルに描かれている宝石を1つ。
そのタイルに示されているボーナス(該当する場合)。

各地域には1枚の虹色タイルがあります。虹色タイルに移動した場合、収穫する宝石の種類を選択できます。

選べるのは1種類のみで、このタイルが取り除かれても、宝石市場の価値ダイスには影響を与えません。

宝石について

獲得した宝石は自分の貨物スペース(上限7個まで)に配置します。

上限を超える場合、即座に他のプレイヤーに宝石を選んで渡さなければいけません。

全プレイヤーが一杯の場合はサプライに戻します。

ボーナスについて

ボーナスが描かれている場合、ボーナスの効果を獲得できます。

ボーナス効果
コイン
タイルに記載された枚数のコインを即座に獲得します。
勝利点
タイルに記載された勝利点の分だけ、得点トラック上で得点マーカーを即座に進めます。
石ダイス
ボード上のサプライから石ダイスを1つ取ります。もしボード上に利用可能な石ダイスがない場合は獲得できません。

石ダイスは、任意の「宝石を採掘する」アクション中に使用でき、このダイスは即座に使用することも、次の手番以降に使用するために取っておくこともできます。

一度使用すると、選んだタイルにいる限り有効な状態が続きます。手番の終了時、そのタイルを回収する際に、石ダイスをサプライに戻します。

1人のプレイヤーは複数の石ダイス(最大4つ)を持つことができ、使用するタイミングを自由に決められます。

森林地域に到達した場合

森林の地形タイルに到達した場合、そのプレイヤーは目標カード2枚の内、1枚を捨て札にします。

探索者が移動できる隣接タイルがない場合、地形タイルの勝利点の山からタイルを1枚捨てる必要があります。

その後、探索者を現在の位置に隣接する最も近い空いている六角形の上に置き、通常通り手番を行います(タイルを公開するアクションから始めます)。

2. 任意アクション

メインアクションを行なった後、以下の任意アクションを任意の順番で実施できます。

・宝石を採掘
・アイテムカードを購入(1回のみ)
・アイテムカードを使用
・宝石を売却(1回のみ)

宝石を採掘

3コインを支払うことで、採掘用ダイスを振り、現在探検家コマがいるタイルに描かれている宝石を採掘することができます。

振ったダイスが現在の宝石の市場価値を越える場合、該当するダイス数の宝石を採掘して獲得することができます。

採掘に石ダイスを使用する場合、使用した石ダイスはサプライに戻されます。

アイテムカードを購入(1回のみ)

場に公開されている市場からアイテムカードを1枚選び、カードの左下のコストを支払い、アイテムカードを取得します。(1手番に購入できるアイテムカードは1枚のみ)

購入後、山札からカードを引いて市場を補充します。山札が空になった場合、全ての捨てられたアイテムカードをシャッフルして山札を補充します。

手札制限
手札に保持できるアイテムカードの枚数に制限はありません。ただし、手札に同じアイテムカードを重複して持つことはできません。

アイテムカードを使用

手札にあるアイテムカードを使用して、効果を実施します。
使用後、使用したアイテムカードは捨て札になります。

アイテムカードを購入したターンに、即座にそのカードを使用することも可能です。

宝石を売却(1回のみ)

宝石を1種類選び、所持している該当宝石を全て売却して、市場価値に応じて、コインを獲得します。(1ターンに1回のみ可能です)

3. 手番終了アクション

手番を終了した場合、以下の流れで手番終了アクションを実施します。

1. 遺物を復元(任意)

以下の流れで遺物を復元することができます。

1. 宝石を支払う

遺物列にある修復する遺物カードに記載された必要な宝石を支払います。支払った宝石はサプライに戻します。

2. 遺物カードを取得する

修復した遺物カードを取得し、カードの右下に記載された勝利点の値だけ、得点トラック上で自分のスコアマーカーを進めます。

修復した遺物カードは、自分の勝利ポイント山に追加します。これらのカードはゲーム終了時のセットコレクションや秘密目標のボーナスに使用されます。

3. 遺物カードを補充する

遺物カード列に新しいカードを即座に補充します。

4. 追加の復元を行う

もし十分な宝石があれば、先ほど補充された遺物カードを含めて、さらに別の遺物を修復することができます。

2. タイルを収集

そのタイルでのアクションをすべて完了したら、タイルを回収し、探索者をそのタイルがあった空いた六角形のスペースに残します。

回収したタイルは、勝利ポイント山と呼ばれる個人の山札に追加します。この山札はゲーム終了時の得点計算に使用されます。

3. 市場ダイスを調整

以下の流れで宝石の市場ダイスの価格を変更します。

1. 市場価値の上昇

回収したタイルに対応する宝石の市場価値ダイスを1増加させます。

2. 市場の暴落

市場価値が6を超えた場合、そのダイスの値を1に変更します。その宝石の市場がクラッシュしたことを意味します。

虹のタイルが回収された場合は、プレイヤーが選んだ宝石に関係なく、宝石市場には影響を与えません。

城の列(最後の列)まで到達した場合

自分の探検コマが城の列(最後の列)まで到達した場合、探検コマと一緒に場に残っている最も得点の高い王族トークンを受け取ります。(3名まで)

その後、自分の手番が来た場合、通常の手番を行わずに城の列以外のボード上にあるタイルを1枚取り除き、ゲームから除外を行います。

イリディアの石

城の列(最後の列)のタイルを取る場合、イリディアの石のタイルの場合はイリディアの石トークンを獲得し、さらに10点を獲得します。

このタイルは採掘やセットコレクションにおいて虹のタイルとして扱われます。

ゲームの終了条件

以下の条件が満たされた場合、ゲーム終了となります。

全てのプレイヤーが城(最後の列)でタイルを獲得した場合

得点計算を行い、最も得点を獲得したプレイヤーが勝利となります。

同点の場合、イリディアの石を持っている方のプレイヤーが勝利。
どちらも持っていなければ王族トークンの得点の高い方が勝利。

得点計算方法

各プレイヤーは以下の得点項目の内容で得点を確認します。

貨物に残っている宝石得点
貨物スペースに残っている2つの宝石につき1点を獲得します。
宝石の種類は一致している必要はありません。
復元した遺物のボーナス得点
復元した遺物カードの種類(右上のアイコン)を以下の組み合わせで獲得した場合、組み合わせに対応する得点を獲得します。

ジュエリー1枚、テック1枚、ロア1枚の組み合わせ: 5ポイント
ジュエリー遺物が3枚: 5ポイント
テック遺物が3枚: 7ポイント
ロア遺物が3枚: 9ポイント

各遺物カードは1つのセットのみに使用できます。
イリディアストーン付き遺物ワイルドとして扱い、ジュエリー、テック、ロアのいずれとしても使用できます。
地形タイルの宝石ボーナス得点
地形タイルの宝石の種類ごとに、枚数分の得点を獲得します。

同じ宝石が3つ: 3ポイント
・同じ宝石が5つ: 7ポイント
・同じ宝石が7つ: 12ポイント

虹タイルはどの宝石タイプとしてもカウントできます。
目標カードのボーナス得点
各プレイヤーは手元にある目標カードの条件を満たしている場合、目標カードに書かれている得点を獲得します。

ソロルールの場合

ソロプレイの場合、プレイヤーはロムデッキを相手にプレイします。

ゲームの準備

以下の変更点で、2人プレイ同様に準備を行います。

バリケードトークン
ボードの近くに6つのバリケードトークンを置き、サプライエリアを作成します。
ロムデッキ
ロムデッキをシャッフルし、ロムプレイヤーボードの近くに配置します。
コイン(Coins)
ロムにはコインを与えません。ロムはコインを使用しません。
商人デッキ(Merchant Deck)のカード除去:
クレバー・カタパルト(Clever Catapult)カード3枚とスワッピング・ストーン(Swapping Stone)カード3枚を商人デッキから取り除きます。ソロプレイではこれらを使用しません。
アイテムカードの配置
アイテムカードを6枚、分かりやすく1から6まで識別できるように横一列または別の方法で並べます。
シークレット目的カード:
ロムにはシークレット目的カードを配布しません。

ゲームの流れ

必ずロムが最初に手番を行い、その後プレイヤーが手番を行います。

ロムの手番は以下の流れで実施します。

1. タイルを公開する

ロムデッキから1枚カードを表向きで引きます。
このカードには1~4の番号が付いた4つの六角形が描かれています。

これらの番号は、ロムがタイルを公開する順序を示しています。
ロムは可能であれば必ず2枚のタイルを公開します。

ロムカードにはアイコンが描かれており、アイコンの効果が適応されます。

最初の手番の場合

ロム採掘ダイスを2つ振ります。
この2つの数字が、最初の列でロムが公開する2枚のタイルとなります。

風見鶏による選択の決定

ロムが2つの同等な選択肢から選ぶ必要がある場合、ロムデッキ上の風見鶏の向きに従い、最も左または最も右のオプションを選択します。

2. 公開したタイルに移動を行う

遺物列で最も需要が高い宝石を含むタイルへ移動します。
(その宝石がすでにロムの貨物に入っている場合を除く)

ロムは、虹色タイルには移動しません。
ただし、それしか選択肢がない場合を除きます。

ロムはイリディアの石タイルがある場合、それに移動し、宝石やタイルボーナスを受け取ります。

宝石が上限を超えた場合

ロムが持ちきれないほどの宝石を獲得した場合、余剰の宝石の現在の価値に等しい得点を獲得します。

余剰の宝石が、既に貨物にあるものと異なるタイプの場合、新しいタイプの宝石を優先的に取得します。

貨物から最も多い宝石を捨て、新しいタイプと入れ替えます。捨てた宝石の現在の価値に等しい得点を獲得します。

3. 遺物カードの復元

ロムは、必要な宝石を持っている場合、遺物列の遺物を即座に復元し、得点トラック上の得点マーカーを進めます。

複数の遺物を復元できる場合はより高価な遺物の復元を行います。

ゲーム終了条件

通常のゲーム同様、両方(自分・ロム)が城の列からタイルを獲得したらゲーム終了となります。(※ゲーム終了時、タイルを取り除くことはありません)

得点計算を行い、ロムよりも得点を獲得していれば、勝利となります。

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くり坊
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