『ハンドアンドフット(Hand and Foot)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | ハンドアンドフット(Hand and Foot) | ||
特徴 | これはカナスタのバリエーションであるハンドアンドフットを実装したゲームで、プレイヤーはカードを2組受け取ります。 個人戦では3-7人まで、チーム戦では12人まで対応しています。 このゲームは公開されている様々なルールセットに基づいて、様々なバリエーションのルールをサポートしています。 このゲームの目的は、同じランクのカードを組み合わせてメルドを作成することで、ワイルドカード(ジョーカーまたは2)を含む場合もあります。メルドのサイズは少なくとも3枚以上で、通常は7枚以下に制限されています。多くのゲームルールではワイルドカードのみのメルドが認められていますが、メルド内のワイルドカードの枚数は通常2枚か3枚に制限されています。 黒3は通常、メルドさせることは許されておらず、捨てなければなりません。赤3は通常、特別扱いされます: 自動的にボード上でプレイされ、プレイヤーは代替カードを引きます。 カードをプレイするごとに点数が与えられ、完成した(7枚のカード)メルド(パイル)にはボーナスが与えられます。 ワイルドカードのない「クリーン」なメルドは、1枚以上のワイルドカードがある「ダーティー」なメルドよりも多くの点数が与えられます。 ワイルドカードのみの場合はより多くの点数が与えられます。 ゲームは一定のラウンド数の後に終了するか、チームが設定された得点に到達すると終了します。 | ||
プレイ人数 | 2 - 10, 12 人 | プレイ時間 | 48 分 |
ゲームデザイナー | (Uncredited) | 複雑さ | 3 |
アートワーク | Mark Trumpler | 戦略 | 3 |
エディター | (Public Domain) | 運 | 3 |
発売日 | 1982 | やり取り | 1 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
ハンドアンドフット(Hand and Foot)とは?
ハンドアンドフットは、2人以上でプレイできる伝統的なカードゲームで、個人戦やチーム戦が楽しめます。カナスタを基にしたラミースタイルの融合構築ゲームで、使用するカードデッキの数は通常プレイヤー数より1~2セット多く設定されます。
ゲームは「ラウンド」に分けられ、各ラウンドで1ハンドがプレイされます。規定のラウンド数が終わるか、いずれかのチームが目標得点に達するとゲーム終了となり、最も得点が高いチームが勝利します。
典型的な4人プレイでは、約2時間で4ラウンドが完了します。また、BGA版では2~7人の個人戦や4~12人のチーム戦にも対応しています。
ハンドアンドフット(Hand and Foot)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・トランプ(プレイヤー人数+2組:ジョーカーを含む)
準備
❶ | チーム戦の場合、チームのプレイヤーが向かい合いになるように座ります。 (個人戦の場合は自由に座ります) |
❷ | カードを全てシャッフルして山札を作成します。 |
❸ | 各プレイヤーに13枚ずつカードを配り、自分の手元に伏せて配置します。(フット) |
❹ | その後、各プレイヤーに13枚ずつカードを配り、手札を作成します。(ハンド) |
最初の画面は以下のようになります
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ゲームの補足
手札(ハンド・フット)について
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各プレイヤーはハンドとフットのカードを13枚ずつ受け取っており、ハンドのカードを全て出し切った後にフットのカードを手札にすることができます。
上がり条件を満たし、フットのカードを出し切ることができれば上がりとなります。
(※上がり条件を満たさなければフットのカードは出し切ることができません)
上がりの条件について
上がり条件に書かれているメルドを完成させることで、フットを出し切って上がることができます。上がり条件はテーブル設定により変更可能で、デフォルトの設定での上がり条件は以下のようになります。
完成メルド | クリーンメルド | ダーティメルド | ワイルドメルド |
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完成する数 | 1個 | 1個 | 1個 |
ゲームの流れ
ディーラーの左隣のプレイヤーから順番に、以下の流れで手番を行います。
1. 手札から赤3をプレイ
2. カード2枚を引く、または捨て札から7枚を取る
3. 新しいメルドを作成、またはカードを追加する
4. カードを捨てる
1. 手札から赤3をプレイ
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カードを引く/捨て札を取る前に、赤3は自動的にプレイされます。
2. カード2枚を引く、または捨て札から7枚を取る
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以下のいずれかを実施して、カードを引いて手札に加えます。
・山札からカードを2枚引く
・捨て札からカード7枚引く(※)
捨て札からカードを引く場合、以下の注意点があります。
・ | 捨て札の一番上のカードと手札の2枚でメルドを作る必要があります。 (できない場合は捨て札からは引けません) |
・ | 捨て札の山の一番上が黒3の場合、捨て札は取れません。 |
・ | 捨て札の山のカードの数が7枚より少ない場合、全てのカードを取ります。 |
・ | 捨て札から取ったカードの内、ミニマムカウントに数えれるのは一番上のカードのみです。(※後述) |
・ | 黒3はメルドを作ることはできません。 (捨てることしかできません) |
3. 新しいメルドを作成、またはカードを追加する
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新たにメルドを作成したり、既存のメルドにカードを追加したりすることができます。
(1手番に何度でも実施可)
カードを出した場合、またメルドが完成した(メルドが7枚になった)場合、カードとメルドの得点を獲得します。
メルドを作成する
3~7枚の同じランクのカードを場に出して新たなメルドを作成できます。
(※このカードの山をメルドと呼びます)
既に同じランクのメルドが場に出ている場合、新たにメルドを作成できません。場のメルドが完成(7枚)した場合は、新たにメルドを作成できるようになります。
最初のメルドを作るためには、そのメルドの得点または複数のメルドの合計得点が次の得点以上でなくてはなりません。
ラウンド数 | 1ラウンド | 2ラウンド | 3ラウンド | 4ラウンド | 5ラウンド以降 |
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必要な得点数 | 50点 | 90点 | 120点 | 150点 | 150点 |
赤3やパイルの得点はカウントしません。
メルドにカードを加える
場に出しているメルドと同じランクのカードをメルドに加えることができます。
(※加える1枚からでも可)
得点
各カード・メルドの得点は以下になります。
カードの得点
各カードの得点は以下の通りで、メルドに出した際に得点します。
カード | 得点 |
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ジョーカー(ワイルド) | 50 |
2(ワイルド) | 20 |
A | 20 |
K-8 | 10 |
7-4 | 5 |
黒5 | -5 |
赤5 | 100 |
メルドの得点
各メルドの得点は以下の通りで、メルドが完成(メルドが7枚になった)した際に得点します。
カード | 得点 |
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クリーンメルド | 500 |
ダーティーメルド | 300 |
ワイルドメルド | 1500 |
“ジョーカー”と”2″はワイルドカードで、好きなカードを代わりとして使用することができます。ただし、メルドに含めることができるジョーカーはメルドの枚数の1/3までです。
メルドに含めるワイルドカードの数によって、完成したメルドが変わります。
メルド | 条件 |
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クリーンメルド | ワイルドカードを含めずにメルドを完成させる。 |
ダーティーメルド | ワイルドカードを含めてメルドを完成させる。 |
ワイルドメルド | ワイルドカードのみでメルドを完成させる。 |
4. カードを捨てる
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手札のカードを1枚捨て札にします。
ハンド(最初の手札)を使い果たす場合 |
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ハンド(最初の手札)を全て使い果たした場合、ゲームの準備時に場に置いてあるフットのカードを全て取り、手札にします。 |
フット(2回目の手札)を使い果たす場合 |
フット(2回目の手札)は、上がりの条件を満たしていない場合は、手札を使い果たすことはできません。 上がりの条件を満たしている場合は、フットの手札まで全て使い果たすことで、ラウンド終了となります。 |
ラウンドの終了条件
以下の条件を満たした場合、ラウンド終了となります。
・誰か(チーム)が上がり条件のメルドを完成し、ハンド/フットを出し切った場合
・山札が全て無くなった場合
上がったプレイヤー(チーム)がいれば追加で100点の得点を獲得します。それ以外のプレイヤーは手札に残ったカードの得点がペナルティとして減点されます。
規定のラウンド数を満たしていない場合、各プレイヤーに手札(ハンド・フット)を配り直して次のラウンドを開始します。
ゲームの終了条件
以下の条件を満たした場合、ゲーム終了となります。
規定のラウンド数が終了した場合
ゲーム終了時に最も多くの得点を獲得したプレイヤー(チーム)が勝利となります。