『ヒューマニティ(Humanity)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | ヒューマニティ(Humanity) | ||
特徴 | ヒューマニティ(人類)は、私たちの非常に近い未来(2097年)を予想したゲームです。 このタイル&ワーカープレイスメントゲームでは、2人から4人のプレイヤーは、科学的な民間人の入植者が使用するための基地を構築するために、資源と自分の時間を管理する必要があります。プレイヤーは自動化されたステーションで生産されたモジュールを組み立て、さらに研究を進めるための実験を行わなければなりません。 手番では、プレイヤーは資源を生産するか、3人の宇宙飛行士のうち1人を自動化ステーションに派遣して資源を消費し、新しい基地モジュールを手に入れたり、研究を進めるための実験を行うかを選択できる。 しかし、時間はすべてのプレイヤーにとって同じではない: 特定のモジュールを手に入れるために遠くへ行けば行くほど、それを接続するために科学基地に戻るのが遅くなる...。 | ||
プレイ人数 | 2 - 4 人 | プレイ時間 | 68 分 |
ゲームデザイナー | Yoann Levet | 複雑さ | 4 |
アートワーク | Paul Chadeisson, Pierre Lazarevic, Remy Paul | 戦略 | 4 |
エディター | Bombyx | 運 | 2 |
発売日 | 2023 | やり取り | 3 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
ヒューマニティ(Humanity)とは?
ゲームの目的は、ゲーム終了時に最もポイントを持つプレイヤーが「ヒューマニティ」のゲームに勝つことです。
これを達成するために、プレイヤーは生産モジュール、研究モジュール、および温室を展開し、指示されたミッションを完了し、研究トラック上で前進し、ゲーム終了時に追加の勝利ポイントを獲得するための科学的実験を実施します。
ヒューマニティ(Humanity)の遊び方
ゲームの準備
内容物
準備
1. メインボードと実験ボードを組み立てて、”AMBS”を作成して中央に配置します。
2. 各プレイヤーは、宇宙飛行士を選択してその色の各アイテムを受け取ります。
・ゲームエイド
・初期モジュールタイル(4つ)
・障害タイル(3つ)
・研究マーカー
・得点マーカー
・ワークトークン(6個)
・宇宙飛行士フィギュア(3個)
各宇宙飛行士フィギュアには、ワークトークン(2)を差し込んでおきます。
その後、初期モジュールタイル(4つ)、障害タイル(3つ)、宇宙飛行士フィギュア(2個)を使って自分の基地を組み立てます。
3. サブボードを中央に配置し、以下の準備を行います。
・研究トラックと得点トラックの準備
各プレイヤーはサブボードの研究トラックと得点トラックの最初の位置に研究マーカーと得点マーカーに配置します。
・ミッションタイルの準備
ミッションタイルをA/B/Cの3つの山に分け、それぞれの山を別々にシャッフルします。各山から1枚ずつタイルを引き、サブボードの指定されたスペースに配置します。指定されたスペースに科学トークンを追加します。未使用のミッションはボックスに戻します。
4. スタートプレイヤーをランダムで決め、そのプレイヤーはパッチトークンを受け取ります。
5. 各プレイヤーは3つ目の宇宙飛行士フィギュアをメインボードの所定の位置に配置します。
6. モジュールタイル(45枚)を種類ごと(1/2/3)に3つの山に分け、それぞれの山をシャッフルして配置しておきます。”Year 1″の山からモジュールを7枚引き、それらをメインボードに表向きに配置します。
7. 科学実験タイルも同じ方法で分類してシャッフルして、裏向きで配置しておきます。”Year 1″の科学実験タイルを7枚メインボードに表向きに配置します。未使用のエクスペリメントはボックスに戻します。
8. 追加の通信モジュールタイルも年ごとに分類して、ボードの隣に配置します。
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
このゲームは全3年でプレイが行われます。
(※年はラウンドとは異なるので注意)
各ラウンドでは、全員が全ての宇宙飛行士を使用するまで、スタートプレイヤーから順番に以下の流れで手番を実施します。
1. 宇宙飛行士を選択し、いずれかのアクションを実施する
A. 自分の基地で作業する
B. モジュールを展開する
C. 実験を実施する
2. ミッション達成を確認する
全プレイヤーが宇宙飛行士を使用できなくなった場合、ラウンド終了。現在の年のモジュールタイルの山札が無くなって補充できなくなった場合、次の年へと移動となります。
1-A. 自分の基地で作業する
使用可能(下向き)な宇宙飛行士を選択し、作業ポイント(宇宙飛行士にある数字で初期は2)を全て使用して『モジュール』または『障害物タイル』で作業を行います。
作業する場所は作業ポイント全て同じ場所でもできますし、別の場所に変更することも可能です。
作業ポイント分の作業を全て行った後、使用した宇宙飛行士を180度回転させて上向きにします。(この宇宙飛行士はこのラウンド中に使用ができなくなります)
作業ポイントを使い切らずに終えることも可能ですが、作業ポイントは失われます。
作業を行なえるモジュールは、資源を生み出すモジュールと時間シンボルが書かれているモジュールの2種類あります。
資源モジュール
下に書かれている資源と数が自分の持っている資源として扱われます。
作業した場合、モジュールを時計周りに90度回して資源数を増やし、使用する場合は反時計回りに90度回して資源の数を減らします。
時間モジュール
時間のシンボルを持つモジュールで作業を行った場合、回転させずに効果を実施します。
効果を実施した時、メインボードに配置している宇宙飛行士を反時計回りに1つ移動させます。
障害物で作業を行う場合は、作業ポイントが1つ必要です。
それは時計回りに90度回転して障害物の耐久値を減らし、0になったら、障害物を取り除いて研究トラックを3つ進めることができます。
1-B. モジュールを展開する
宇宙飛行士を選択した後、メインボード(AMBS)からモジュールを1つ選択します。
自分の基地から、モジュールに示された資源を支払い、宇宙飛行士をメインボードのモジュールの位置に配置します。
その後、モジュールを自分の基地の宇宙飛行士がいた位置に示された向きで配置します。
モジュールにマークがある場合、研究ポイントまたは勝利点を獲得します。
コストの支払いは、基地にある各モジュールの下に書かれているアイコンが現在持っているリソースとなります。
コストを使用する場合、基地のモジュールを選択して、反時計回りに90度回転させることでリソースの支払いを行うことが出来ます。
アイコン | リソース |
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基本リソース 氷、メタン、および昆虫 | |
高度なリソース 酸素、エアカーボン、およびタンパク質調製 | |
特別リソース 電気 |
同じ基本リソースを3つは対応する高度なリソースの代わりに使えます。
また、電気リソースは、基本リソースの代わりとして利用できます。(逆は不可)
・氷(3つ)⇒ 酸素(1つ)
・メタン(3つ)⇒ エアカーボン(1つ)
・昆虫(3つ)⇒ タンパク質調製(1つ)
・電気(1つ)⇒ 氷/メタン/昆虫(1つ)
自分の基地を4つのモジュールで正方形の形で並べることができれば、4つのモジュールの間に勝利点トークン(1)を配置します。
宇宙飛行士のアップグレード
4個の正方形を構成するモジュールの色が1~2種類のみだった場合、プレイヤーの宇宙飛行士1人の作業ポイントが1ポイント増加します。(作業ポイントの上限4)
資源モジュール・時間モジュール
配置した後、宇宙飛行士で作業を実施した時に効果が発動するモジュールになります。
通信モジュール
配置する時、2色の内どちらの色で配置を行うのかを選択します。
このタイルの代わりに選択した色のタイルを配置し、書かれている研究ポイントを獲得します。
科学モジュール
配置した時、モジュールの効果をすぐに実施します。
研究ポイント(2)を獲得し、隣接するモジュールごとに研究ポイント(3)を追加で獲得します。
温室モジュール
温室モジュールは3種類(ラウンド、長方形、八角形)+ワイルドの種類があります。
温室モジュールを配置した時、勝利点トークン(1)を温室モジュールに配置します。
別種類の温室モジュールをと組み合わせて配置した場合、勝利点トークン(1)の代わりに2種類であれば勝利点トークン(2)、3種類であれば勝利点トークン(3)を配置します。
温室モジュールは同じ種類を隣り合わせに配置することはできません。
また、3つを繋げて配置する場合、3つとも異なる種類でなければなりません。 (※3つ以上の接続温室を配置することはできません)
ワイルドは、他の種類の代わりとして配置できます。
1-C. 実験を行う
宇宙飛行士を選択した後、メインボード(AMBS)から科学実験タイルを1つ選択します。
自分の基地から、科学実験タイルに示された資源を支払い、宇宙飛行士をメインボードのモジュールの位置に配置します。
その後、科学実験タイルを受け取って自分の手元に並べ、勝利点を獲得できる場合は獲得し、タイルに書かれているアイコンの効果を実施します。
科学実験タイルの種類は左・真ん中・右の3種類あります。
(コストの書かれている位置によって判断されます)
獲得した科学実験タイルの左・真ん中・右で1つのグループを作ります。
2枚のグループを作った時は1勝利点、3枚のグループを作った場合は2勝利点を獲得することができます。
アイコン | 効果 |
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書かれている数の科学ポイントを獲得する。 (科学トラックを進めます) | |
メインボードに配置している宇宙飛行士を全て反時計回りに2つ移動させる。 (可動アームを超えることはありません) | |
基地にいる宇宙飛行士を全てアクティブ状態に戻す。 |
2. ミッション達成を確認する
アクションを完了した後、ミッションを達成したかを確認します。
ミッションを最初に達成した場合、科学トークンを他のプレイヤーに見せずに獲得します。
その後、ミッションタイルを取って手元に置き、勝利点を3点を獲得します。
他のプレイヤーがより優れた内容でミッションを達成した場合、ミッションタイルは奪われ、獲得した勝利点は他のプレイヤーに移ります。ただし、科学トークンは移りません。
ラウンド終了条件
全てのプレイヤーが宇宙飛行士を全て使用した場合、ラウンド終了となります。
1. パッチトークンを次のプレイヤーに渡す
パッチトークンを時計回りで次のプレイヤーに渡します。
2. 現在のモジュールを整理する
メインボードの白い十字アイコンの下(可動アームの時計回りで2つ)にあるモジュールを取り除きます。
その後、空いたスペースを埋めるように、メインボードにあるモジュールをスライドしていきます。
3. 可動アームを動かす
可動アームを時計回りの回し、モジュールの1つ前まで移動させます。
4. 宇宙飛行士を各プレイヤーの基地に戻す
可動アームに追い越された宇宙飛行士をそのプレイヤーの基地に戻します。
戻した宇宙飛行士は、基地の外側にモジュールに隣接するような位置に配置します。(障害物はモジュールではありません)
5. 宇宙飛行士を全てアクティブ状態に戻す
基地にいる全ての宇宙飛行士はアクティブ(下向き)にします。
6. その年のモジュールタイルを再配置する
山札からモジュールタイルを引いていき、メインボードの空いたスペースに配置していきます。
山札が尽きても、空いたスペースが全て埋まっている場合、まだ年が終わっていません。
1年の終了
ラウンド終了時、山札が無くなってモジュールタイルが全て配置できなくなったら、1年終了となります。
1年の終了処理を行い、次の年に移ります。
3年目が終了した場合は、『1. 科学トークンを獲得する』のみを行って、ゲーム終了となります。
1. 科学トークンを獲得する
各プレイヤーは、研究トラックで進めている位置までに書かれている科学トークンの数+自分より後ろにいるプレイヤーの数の科学トークンを獲得します。
(他のプレイヤーに内容は見せません)
その後、各プレイヤーは研究マーカーをトラックの開始位置に戻します。
2. 科学実験タイルを配置し直す
メインボードの科学実験タイルを全て取り除き、次の年の科学実験タイルを7枚配置する。
3. 次の年のモジュールを配置する
メインボードの空いたスペースに次の年のモジュールで全て埋め尽くします。前の年のモジュールは取り除かず、そのままメインボードに残ります。
ゲームの終了条件
3年目が終了した時、ゲームは終了となります。
各プレイヤーは以下の項目の得点を合計し、最も得点を獲得したプレイヤーが勝利となります。
項目 | 得点 |
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残った資源 | 残った資源5つに付き、1点を獲得する |
正方形の作成 | 正方形を作った時のボーナス点 |
温室モジュール | 温室モジュールのボーナス点 |
実験ポイント | 科学実験タイルによる得点 |
ミッションポイント | 達成したミッションによる得点 |
モジュールポイント | モジュールに書かれている得点 |
科学ポイント | 各ラウンドで獲得した科学トークンによる得点 |