『日本に行こう!(Let's Go! To Japan)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | 日本に行こう!(Let's Go! To Japan) | ||
特徴 | 『日本へ行こう(Let's Go! To Japan)』では、プレイヤーはあなただけの最高の日本旅行の計画を立てます。 ゲームは全13ラウンドで、日本を拠点とするアーティストが描いたアクティビティカードを山から引いて6日間の予定の中に戦略的に組み込んでいきます。東京と京都の間を行き来しながら、様々な魅力的なアクティビティに出会います。リソースのバランスを考え、日本での思い出を最大限にしてくれるようアクティビティを選びましょう。13ラウンド終了後、各プレイヤーは自分が計画した日本旅行に出て、順番にアクティビティカードの効果を処理します。 旅行が終わったときに最もポイントが高い人が勝者です! | ||
プレイ人数 | 1 - 5 人 | プレイ時間 | 30 分 |
ゲームデザイナー | Josh Wood | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Chaykov, Kailene Falls, Toshiyuki Hara, Magdalena Pruckner, Erica Ward | 戦略 | 3 |
エディター | Alderac Entertainment Group | 運 | 3 |
発売日 | 2024 | やり取り | 1 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
日本に行こう!(Let’s Go! To Japan)とは?
『日本に行こう(Let’s Go! To Japan)』は、日本への旅行者となったプレイヤーが様々な計画を立てていくゲームです。
月曜日から土曜日までの6日間で東京・京都で様々なアクティビティを組み込んでいきます。
13ラウンドで6日間の予定がすべて埋まったら、旅行の開始、つまり得点計算に進み、最も得点の高いプレイヤーが勝者です。
日本に行こう!(Let’s Go! To Japan)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・ | アクティビティカード(160枚) |
・ | 好条件トークン(24個) |
・ | 経験値トークン(20個) |
・ | ストレストークン(4個) |
・ | 幸福トークン(4個) |
・ | 初期トレイントークン(4個) |
・ | トレイントークン(21個) |
・ | ワイルドトークン(20個) |
・ | リサーチトークン(24個) |
・ | 散歩トークン(16個) |
・ | +12トークン(4個) |
・ | ムードトークン(4個) |
・ | 個人ボード(4枚) |
・ | ラウンドトラッカートークン(1個) |
・ | ラウンドトラッカーボード(1枚) |
・ | ルールブック(1個) |
・ | スコアパッド(1個) |
準備
❶ | 各プレイヤーは、以下のコンポーネントを受け取ります。 |
・個人ボード ・プレイヤー色の好条件トークン(6種類) ・経験値トークン(5種類) ・プレイヤー色のムードトラッカートークン ・ストレストークン ・幸福トークン | |
❷ | 各プレイヤーは個人ボード上部のムードトラックの中央にムードトラッカートークンを配置する。 ストレストラックの左端のスペースに赤のストレストラッカートークンを配置し、幸福トラックの左端のスペースに緑の幸福トラッカートークンを配置します。 |
❸ | 各プレイヤーは、個人ボードの経験値レーンの左端の「0」スペースに経験値トークンを5個置きます。 |
❹ | 誰かが好条件トークンをランダムに個人ボードの各曜日(月~土)に割り振ります。 その後、全プレイヤーはそれと同じように好条件トークンを個人ボードに配置します。 |
❺ | アクティブカードを東京・京都(80枚ずつ)に分けて、山札を作成し、全員の手の届く位置に配置します。 |
❻ | ラウンドトラッカーボードを中央のプレイエリアに配置し、ラウンドトラッカートークンを最初(左端)の円形スペースに配置します。 |
❼ | 各プレイヤーは初期トレイントークンを1枚受け取ります。 |
❽ | トレイン、ワイルド、リサーチ、散歩、+12トークンを、すべてのプレイヤーの手の届く範囲に別々の山に置き、サプライとします。 |
注:ゲーム中、これらのトークンのサプライは無制限と見なされるため、トークンがなくなった場合は、必要に応じて一時的なマーカーを使用します。 |
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
各ラウンドは各プレイヤー同時に、以下の流れで手番が行われます。
1. カードを引く
2. カードをプレイする
3. デイボーナスを獲得する(曜日に3枚が配置された場合)
4. ラウンド終了処理を行う
全員がプレイを行ったら、次のラウンドを開始します。
(※13ラウンド目の場合は、ゲーム終了(旅行の開始)の処理を開始します)
1. カードを引く
現在のラウンドに対応する位置(山札またカード置き場)から指定する枚数のカードを引きます。
# | ラウンドと引くカード |
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ラウンド1 東京の山札から1枚、京都の山札から1枚引く。 | |
ラウンド2 東京の山札から1枚、京都の山札から1枚引く。 | |
ラウンド3 東京の山札から1枚、京都の山札から1枚引く。 | |
ラウンド4 東京の山札から1枚、京都の山札から1枚引く。 | |
ラウンド5 個人ボードの右上に配置された山札から4枚引く。 (※隣のプレイヤーから渡されたカード) | |
ラウンド6 東京の山札から2枚、京都の山札から2枚引く。 | |
ラウンド7 個人ボードの右上に配置された山札から4枚引く。 (※隣のプレイヤーから渡されたカード) | |
ラウンド8 東京の山札から2枚、京都の山札から2枚引く。 | |
ラウンド9 個人ボードの右上に配置された山札から4枚引く。 (※隣のプレイヤーから渡されたカード) | |
ラウンド10 個人ボードの右上に配置された山札から2枚引く。 (※隣のプレイヤーから渡されたカード) | |
ラウンド11 東京の山札から1枚、京都の山札から1枚引く。 | |
ラウンド12 個人ボードの右上に配置された山札から2枚引く。 (※隣のプレイヤーから渡されたカード) | |
ラウンド13 東京または京都の山札から1枚引き、個人ボードの右上に配置された山札から1枚引く。 (※隣のプレイヤーから渡されたカード) |
2. カードをプレイする
引いたカードの内、ラウンド数に対応する枚数を自分の個人ボードにプレイし、残ったカードは隣(右または左)のプレイヤーの個人ボード右上のカード置き場に裏向きで配置されます。
ラウンド数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
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プレイ/渡す枚数 | 1枚プレイ、1枚を隣に渡す | 2枚プレイ、2枚を隣に渡す | 1枚プレイ、1枚を隣に渡す | ||||||||||
渡す方向 | 左プレイヤーに渡す | 右プレイヤーに渡す |
以下のルールに従い、個人ボードの好きな曜日にカードを配置します。
・ | 各曜日には3枚までのカードを配置することができます。 |
・ | 2枚以上のカードが置く場合、上部アイコンが見えるようにズラして重ねて配置されます。 |
・ | カードの配置は一番上もしくは下に挟むように配置できます。 (※一度配置したら重ねる順序は入れ替えれません) |
・ | 各曜日に配置されたカードは上部の経験値アイコン、勝利点が適応されます。ただし、旅行時に獲得できるハイライトボーナス(カードの下部)は、一番上に重ねたカードの条件を満たした場合に獲得できます。 |
・ | 旅行時、東京⇔京都が入れ替わる際、トレイントークンが必要になります。(詳しくは後述) |
・ | 黄色のカードは東京・京都のどちらとしても利用できるワイルドカードです。(※東京の山札にのみ存在します) |
散歩アクション(カードをプレイしたくない場合)
カードをプレイしたくない場合、散歩アクションを実施できます。
手札のカードを1枚捨て札にします。その後、東京または京都の山札から1枚引いてカードを好きな曜日に裏向きで配置します。
その後、リサーチトークン1個を獲得します。
散歩アクションで裏向きに配置したカードは、ゲーム終了時に散歩の位置まで移動した際にカードが公開されます。
その後、カードを表に変更するか裏向きのまま使用するかを決めることができます。
リサーチトークンを使用した場合、東京または京都の山札から任意の組み合わせで3枚のカードを引きます。その後、元の手札も含めた中から3枚カードを捨てます。 ゲーム終了時に手元に残ったリサーチトークンは1点となります。 |
3. デイボーナスを獲得する(曜日に3枚が配置された場合)
各曜日に3枚のカードが配置された場合、即座にデイボーナスを獲得します。
曜日の好条件トークン(左上のアイコン)と同じ経験値アイコンをその曜日に配置している場合、その個数に対応したデイボーナスを獲得できます。(※下位のボーナスも選択可)
ボーナス | 個数と効果 |
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●1個 ムードトラックを即座に1つ右に進めます。 | |
●2個 以下のいずれかを実施します。 ・リサーチトークンを2つ獲得します。 ・ワイルドトークンを1つ獲得します。 | |
●3個以上 ・上級トレイントークンを1つ獲得します。 ・その曜日に追加の散歩アクションを行います。(リサーチトークンは獲得しません) ※このボーナスで散歩アクションを行なった場合、その曜日は4枚の配置となります。 |
カードを2枚プレイするラウンドの場合、1枚目でデイボーナスの条件を満たした場合、そのデイボーナスの処理を行ってから2枚目のカードをプレイします。
4. ラウンド終了処理を行う
全プレイヤーが手番を終えた場合、ラウンドトラックが1進み、次のラウンドを開始します。
(※13ラウンド目の場合は、ゲーム終了となり、旅行がスタートします)
ゲームの終了条件(旅行の開始)
以下の条件を満たした場合、ゲーム終了となり、計画した旅行が開始されます。
全13ラウンドが終了した場合
その後、全員同時に以下の流れで旅行の処理を実施していき、得点を計算していきます。
1. ワイルド(黄色)カードの扱いを決める
旅行計画の中で、黄色のカード(ワイルド)を東京(青色)もしくは京都(ピンク)のどちらで利用するのかを決定します。
2. トレイントークンを配置する
配置した旅行計画の中で、東京-京都間の移動がある位置にトレイントークンを1つずつ配置していきます。
曜日の最後にプレイしたカードと都市が異なる場合、トレイントークンは次の日の最初に配置されます。
# | トレイントークン |
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初期トレイントークン ゲーム開始時に各プレイヤーに1個ずつ配られている無料で利用できるトークン | |
上級トレイントークン デイボーナスで獲得できるトレイントークン。 使用することでムードトラックが+1となり、勝利点+2となります。 | |
トレイントークン 上記トレイントークンがない場合に利用されます。 使用することで、勝利点-2点となります。 |
3. 月曜から順に旅行を開始する
月曜日から順番に経験値アイコン(左上)と勝利点(右上)を獲得していきます。
各曜日の最後に到達した場合、一番上のカードのハイライトボーナス(カードの下)を獲得し、得点シートの該当する曜日に獲得した得点を記入していきます。
これを土曜日まで順番に行っていきます。
このゲームではまねきねこアイコンが勝利点になります。 |
経験値(アイコン)
経験値アイコンが以下の場合は経験値トラックの該当するトークンを移動させます。
寺院 | 食事 | 自然 | 買い物 | 体験談 |
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ワイルドトークンを持っている場合、旅行中好きなタイミングで使用することで、任意のアイコンを+1することができます。 これにより、ハイライトボーナスや得点を多く獲得しやすくすることができます。 |
経験値(ムードトラック【幸福・ストレス】)
緑の矢印または赤の矢印のアイコンを獲得した場合、ムードトラックを右(緑)または左(赤)に移動させます。
ムードトラックのトークンが端まで到達した場合、右の場合は幸福トラックを+1に、左の場合はストレストラックを+1し、トークンは中央に戻ります。
各曜日の移動が終了した時、曜日の最後(一番上)のカードのハイライトボーナスを獲得します。
各ハイライトボーナスには、取得条件(左下)が書かれており、これまでの旅行で条件を満たしている場合に右下のボーナスを獲得できます。
ハイライトボーナスの確認後、次の曜日の旅行を開始します。
ハイライトボーナスの条件を満たすための条件や得点の対象は、旅行中に通った経験値が対象となります。
月曜日のハイライトでは月曜日のみが対象ですが、木曜日の場合は月曜~木曜の経験値が対象となります。
※ボーナスの獲得条件を複数回満たしたとしても獲得できるボーナスは1回のみです。
散歩アクションで裏向きで配置しているカードに移動した場合、そのカードを公開して、表向きで配置するか、裏向きで配置するかを選択することができます。
ハイライトが散歩アイコン(人型のアイコン)が条件の場合、散歩の裏向きカードを表向きにした場合も散歩アイコンは有効となります。
表向きにしたカードが黄色のカードの場合、その都市は裏向きにしていた時の都市の扱いになります。
4. その他の得点を獲得する
月曜~土曜日までの得点を記入した後、以下の得点の得点も記入します。
得点項目 | 得点 |
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幸福トラック、ストレストラック 幸福トラックが1/2/3個進んでいる場合、5/12/20点を獲得。 ストレストラックが1/2/3個進んでいる場合、-3/-8/-15点の減点。 | |
アイコン 各アイコンが4/7/10/12進んでいる場合、4/8/10/15点を獲得。 | |
トレイントークン 上級トレイントークンを使用している場合、1枚につき2点を獲得。 通常のトレイントークンを使用している場合、1枚につき-2点の減点。 | |
リサーチトークン 手元に残っているリサーチトークン1個につき、1点を獲得。 |
最も得点を多く獲得したプレイヤーが勝利となります。
同点の場合、経験値トラック上の5つのトークンの位置の合計が高いプレイヤーが勝利します。
ソロプレイの場合
ゲームの準備
ソロプレイの場合は対戦相手として、NPCが追加されます。
ゲーム開始時にプレイヤーは難易度を易しい・普通・難しいの3つの段階から選択します。
各難易度の詳細は以下のとおりです。
難易度 | 詳細 |
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易しい | NPCは「ハイライトボーナス」を条件を満たさない限りボーナスを獲得しません。 ※東京-京都間の移動にトレイントークンを使用しません。 |
普通 | NPCは「ハイライトボーナス」を無条件で獲得します。 ※東京-京都間の移動にトレイントークンを使用しません。 |
難しい | NPCは「ハイライトボーナス」を無条件で獲得します。 東京-京都間の移動ですべて上級トレイントークンを使用します。 |
ゲーム中の変更点
以下の点がNPCが入った場合の変更点になります。
・ | NPCはカード置き場に渡されるアクティビティカードを月曜日から順番に配置します。 (※2枚を渡す場合、プレイヤーが好きな順番で配置するかを選択します) |
・ | プレイヤーのカード置き場には、NPCに渡したアクティビティカードと同じ都市の山札から裏向きに取り、カード置き場に配置します。 |
・ | NPCに黄色のワイルドカードを渡した場合、どちらの都市として処理するかはプレイヤーが選択できます。 |
・ | NPCはデイボーナスを獲得しません。 |
・ | ハイライトボーナスでNPCがワイルドトークンを獲得した場合、その時点で最も先に進んでいる経験値トラックを1つ先に進めます。複数の経験値アイコンが一番先に進んでいた場合は、その中からプレイヤーが選択して1つ先に進めます。 |
変更可能ルール
ゲームの設定
ゲームの設定では、以下の項目を選択することができ、拡張を適応することができます。
・基本ゲーム
・パスポート拡張
パスポート拡張
ゲーム開始時、パスポートカードが2枚配られ、その内1枚を選択します。
各パスポートには、ゲーム開始時に効果が実施されるものや、得点計算中に効果が適応されるものがあります。
ソロプレイの場合は、NPCはすべての経験値トラックを「3」の状態でゲームを開始します。