『メキシカ(Mexica)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | メキシカ(Mexica) | ||
特徴 | メキシカは、テスココ湖の島にある都市テノチティトランの発展を計画します。プレイヤーは、その都市を区画に分割し、建物を配置し、運河を建設します。 区画は、島のエリアを完全に水で囲み、区画マーカーを配置することで設立されます。区画を設立したプレイヤーは、すぐにポイントを獲得します。 ゲームの得点フェイズでは、プレイヤーは各区画での優位性に基づいてポイントを獲得します。 メキシカはマスク三部作の2番目のゲームです | ||
プレイ人数 | 2 - 4 人 | プレイ時間 | 105 分 |
ゲームデザイナー | Michael Kiesling, Wolfgang Kramer | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Paul Mafayon, Walter Pepperle, Christophe Swal, Franz Vohwinkel | 戦略 | 4 |
エディター | Super Meeple | 運 | 1 |
発売日 | 2002 | やり取り | 1 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
メキシカ(Mexica)とは?
メキシカは、テスココ湖の島にある都市テノチティトランの発展を計画します。プレイヤーは、その都市を区画に分割し、建物を配置し、運河を建設します。
区画は、島のエリアを完全に水で囲み、区画マーカーを配置することで設立されます。区画を設立したプレイヤーは、すぐにポイントを獲得します。
ゲームの得点フェイズでは、プレイヤーは各区画での優位性に基づいてポイントを獲得します。
メキシカ(Mexica)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・ | 神殿駒72個 |
・ | ゲームボード1枚 |
・ | プレイヤーエイド4枚 |
・ | 運河タイル(大)37枚 |
・ | 運河タイル(小)6枚 |
・ | カルプリトークン15枚 |
・ | アクショントークン12枚 |
・ | 得点マーカー4個 |
・ | ピリ・メシカ駒4個 |
・ | 橋駒11個 |
準備
❶ | ゲームボードの準備 ゲームボードを中央に配置します。 |
❷ | カルプリ(区画)トークンの準備 カルプリ(区画)トークン15枚を裏向きでシャッフルします。 その後、8枚を表向きにして、数字が昇順になるように並べて配置します。 残り7枚は裏向きのまま、脇に配置しておきます。 |
❸ | 運河タイルの準備 運河タイル(1スペース6枚、2スペース37枚)をゲームボードの横に置きます。 その後、運河タイル(2スペース)2枚を、ゲームボード上の指定の運河スペースに配置します。 |
❹ | 橋駒・アクションマーカーの準備 橋駒(11個)、アクションマーカー(12枚)をゲームボードの横に置きます。 |
プレイヤーごとの準備 | |
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❶ | コンポーネントを受け取る 各プレイヤーは1色(黒、灰、茶、赤)を選び、その色の以下のものを取ります。 |
名声点マーカー:名声点トラックのスペース0に配置する。 ピリ・メシカ駒: 1~4レベルの神殿駒18個 | |
❷ | 神殿駒の準備 自分の神殿駒18個のうち、プレイヤーエイドのA面に示されている以下の9個を取ります。 神殿駒レベル1を3個、神殿駒レベル2を3個、神殿駒レベル3を2個、神殿駒レベル4を1個。 残りの神殿駒9個は脇に置きます。これらは第2ピリオド中に使います。 |
❸ | スタートプレイヤーを決める スタートプレイヤーをランダムに決定します。スタートプレイヤーから手番順に、各プレイヤーはゲームボード上のスタートスペース (皇帝の宮殿内)を1つ選び、自分のピリ・メシカ駒を置きます。 |
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
第1ピリオド、第2ピリオドについて
このゲームは第1ピリオド、第2ピリオドの2つで構成されています。
第1ピリオドの終了条件を満たすまで各プレイヤーは順番に手番を実施し、第1ピリオドが終了したら第2ピリオドが開始されます。
第2ピリオドも同様に手番を行い、第2ピリオドが終了したらゲーム終了となります。
(各ピリオドの終了条件は後述)
各プレイヤーの手番
各プレイヤーは手番開始時、6アクションポイント(AP)分を受け取ります。
6APを使用して、以下のアクションを好きな順番で実施します。
(※全て使い切る必要はありませんが、次の手番に持ち越すことはできません)
運河の建設 | 1AP | |
橋の建設/移動 | 1AP | |
ピリ・メシカ駒の移動(徒歩) | 1AP | |
ピリ・メシカ駒の移動(陸→橋) | 1AP | |
ピリ・メシカ駒の移動(橋→陸) | 1AP | |
ピリ・メシカ駒の移動(小舟) | 1AP | |
ピリ・メシカ駒の移動(テレポート) | 5AP | |
神殿の建設 | 1/2AP | |
神殿の建設 | 3/4AP | |
アクショントークンの獲得 | 1/2AP | |
アクショントークンの支払い | 0AP | |
区画の設立 | 0AP |
1APを消費することで、運河タイル(1スペースまたは2スペース)を配置ルールに沿って配置することができます。
配置ルール
運河タイルは、ボード上の空いている陸地スペースであれば、自由に配置することができます。(ピリ・メシカ駒の位置は関係ありません)
ただし、運河は以下の場所には配置することはできません。
・ | 宮殿スペース(5つ)の上 |
・ | 他の運河タイルの上 |
・ | 湖の上 ※湖とは島の周りの外周水域のことです。 |
・ | 橋駒の一端に面している陸地スペースの上 |
・ | すでに設立されている区画内 |
島を分割する
陸地スペースを水域(運河か湖)で囲むことによって区画を作成することができます。
区画は水域同士が角で接していればOKです。
区域が設立したら大きさを変更できませんが、設立していなければ、区域を分割したり小さくすることは可能です。
1APを消費することで、橋を配置ルールに沿って配置/移動することができます。
配置ルール
橋は任意の運河タイル上に橋駒を置くことができます。
ただし、橋の両端が陸地スペースに面している必要があります。
(※神殿駒、カルプリトークン、ピリ・メシカ駒があっても可)
2個の橋駒を同じ運河上に同じ向きで横に並べて置くことができますが、橋駒を縦に並べて1つの長い橋を作ることはできません。
橋の移動について
橋がサプライにない場合、ボード上の橋を移動することができます。
(※ピリ・メシカ駒が乗っている橋は不可)
その場合の橋の移動コストは1APになります。
ピリ・メシカ駒を徒歩(1AP)・小舟(1AP)・テレポート(5AP)のいずれかの方法で移動することができます。
徒歩移動(陸地移動、陸地⇔橋)
移動は1APあたり1マス分、縦/横に移動することができます。
(※橋の側面から陸地に移動することはできません)
小舟での移動
小舟で移動する場合、水域上の橋から橋の間を1APで移動することができます。
・ | 小舟の移動は運河上の橋からでしか移動することはできません。 |
・ | 水路(運河/湖)で繋がっている運河上の他の橋まで移動できます。 |
・ | 移動するための運河は角で繋げている運河は繋がっているとはみなしません。 |
・ | 間に橋がある場合は1度橋に止まってから追加APで続きの移動をする必要があります。 |
・ | 他のプレイヤーのピリ・メシカ駒がある橋には止まることはできませんが、通り過ぎて移動を続けることができます。(※その場合も追加で1AP支払う必要があります) |
テレポート
5APを使用することで、自分のピリ・メシカ駒を任意の空スペースに移動することができます。
ピリ・メシカ駒は以下の場所には移動できません。
(他プレイヤーのピリ・メシカ駒、神殿駒、カルプリトークン、運河)
区画内にピリ・メシカを配置している場合、その区画内(設立されてなくても可)の任意の空スペースに神殿を建てることができます。
神殿はレベルに応じて1~4APが必要になります。
一度置いた神殿は置き換えたり、取り除いたりできません。
・神殿は移動することができないため、橋に隣接するように配置すれば、橋での移動ができなくなります。
・宮殿や水域に神殿を置くことはできません。
・神殿コマを用いて、ピリ・メシカ駒を閉じ込めることができます。その場合、テレポートを使用して移動するしかなくなります。(※1ラウンド目のみは閉じ込めるように配置は不可)
アクショントークンを獲得【1AP】または支払い【+1AP】することができます。
アクショントークンを獲得する
1APを支払うことで、アクショントークン1枚を獲得します。
(1手番中2回まで)
何枚でも所持することはできますが、サプライに残っていない場合は獲得できません。
アクショントークンを支払う
アクショントークンを支払うことで、手番中に使えるAPを+1します。
(手番中、何枚でも使用可)
支払ったアクショントークンはサプライに戻して、再度獲得できるようになります。
自分のピリ・メシカがいる未設立の区画に、大きさ(運河で区切られたマス数)が一致しているカルプリトークンを配置し、区画を設立できます。
該当するカルプリトークンをその区画内の任意の空きスペース上に置きます。
一度設立した区画はゲーム中動かせなくなり、区画内に運河を配置することはできなくなります。
皇帝の宮殿全体を含む区画を設立することもできます。
これらの5スペースはその区画内の陸地スペースとして数えますが、その位置上にカルプリトークンを置けません。
区画設立時の勝利点
区画設立時、区画を設立したプレイヤーが即座にカルプリトークンの青色の数字分、勝利点を獲得します。
設立時、区画内に他のピリ・メシカ駒がある場合は、代わりに白い数字分の勝利点を獲得します。
第2ピリオドでは、区画設立のスペースがないカルプリトークンが出来る場合があります。その場合、即座にトークンをゲームから除外されます。
これには、たとえば以下のような場合があります。
・区画を切り分けるために必要な運河タイルがない場合
・区画を切り分けられるだけの陸地スペースがない場合
第1ピリオドの終了条件
以下の条件が両方満たされた場合、ラストプレイヤーまで手番を実施して、第1ピリオドが終了となります。
・カルプリトークン8枚が、全て区画の設立のために使用された場合
・誰か1人以上が自分の神殿を9個ボードに配置した場合
第1ピリオドが終了したら、以下の流れでラウンド終了時の得点計算を行います。
設立済みの区画でのマジョリティボーナス
設立済みの区画ごとに、各プレイヤーは区画内で建設した神殿のレベルの合計値を比較し、その区画のカルプリトークンの該当する得点を獲得します。
神殿の合計値 | 得点 |
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1位のプレイヤー | カルプリトークンの黄色の数字分の勝利点を獲得する。 |
2位のプレイヤー | カルプリトークンの青色の数字分の勝利点を獲得する。 |
3位のプレイヤー | カルプリトークンの白色の数字分の勝利点を獲得する。 |
4位のプレイヤー | 得点なし |
同点の場合は、両方のプレイヤーが得点することができます。
(1位が2人の場合、両方が1位の点を獲得し、次は3位になります)
区画内に神殿は最低でも1個を配置していなければ、得点は獲得できません。
皇帝の宮殿ボーナス
自分のピリ・メシカ駒が皇帝の宮殿の4つの初期配置スペースのうち1つにある場合、そのプレイヤーは追加で5勝利点を獲得します。
得点計算を行った後、脇に置いている他のカルプリトークン7枚を、区画の大きさ(黄色い数値)の昇順に並べてボード上に公開します。
その後、各プレイヤーはゲーム開始時に脇に置いておいた自分の神殿駒9個を取って第1ピリオドから残っている神殿駒に追加し、第2ピリオドを開始します。
第2ピリオドの終了条件
以下の条件が両方満たされた場合、ラストプレイヤーまで手番を実施して、第2ピリオドが終了となります。
・カルプリトークン7枚が、全て区画の設立のために使用された場合
・誰か1人以上が自分の神殿を全てボードに配置した場合
第2ピリオドが終了したら、以下の流れでラウンド終了時の得点計算を行います。
設立済みの区画でのマジョリティボーナス(第1ピリオドと同じ)
設立済みの区画ごとに、各プレイヤーは区画内で建設した神殿のレベルの合計値を比較し、その区画のカルプリトークンの該当する得点を獲得します。
神殿の合計値 | 得点 |
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1位のプレイヤー | カルプリトークンの黄色の数字分の勝利点を獲得する。 |
2位のプレイヤー | カルプリトークンの青色の数字分の勝利点を獲得する。 |
3位のプレイヤー | カルプリトークンの白色の数字分の勝利点を獲得する。 |
4位のプレイヤー | 得点なし |
同点の場合は、両方のプレイヤーが得点することができます。
(1位が2人の場合、両方が1位の点を獲得し、次は3位になります)
区画内に神殿は最低でも1個を配置していなければ、得点は獲得できません。
未設立の区画でのマジョリティボーナス
今回は、設立されていない(つまりカルプリトークンがない)区画でも以下のルールに従って得点計算を行います。
神殿の合計値 | 得点 |
---|---|
1位のプレイヤー | カルプリトークンの黄色の数字分の勝利点を獲得する。 |
2位のプレイヤー | カルプリトークンの青色の数字分の勝利点を獲得する。 |
3位のプレイヤー | カルプリトークンの白色の数字分の勝利点を獲得する。 |
4位のプレイヤー | 得点なし |
同点の場合は、両方のプレイヤーが得点することができます。
(1位が2人の場合、両方が1位の点を獲得し、次は3位になります)
区画内に神殿は最低でも1個を配置していなければ、得点は獲得できません。
皇帝の宮殿ボーナス(第1ピリオドと同じ)
自分のピリ・メシカ駒が皇帝の宮殿の4つの初期配置スペースのうち1つにある場合、そのプレイヤーは追加で5勝利点を獲得します。
ゲームの終了条件
以下の条件が満たされた場合、ゲーム終了となります。
第2ピリオドが終了した場合
最も勝利点を獲得したプレイヤーが勝利となります。]
同点の場合、アクションポイントトークンが最も多くプレイヤー側が勝利します。
2人プレイの場合
ゲーム開始時に中立色として3色目を選び、以下の10個の神殿駒を取ります。
(1レベル4個・2レベル3個・3レベル2個・4レベル1個)
ゲーム開始時、以下のルールで神殿駒10個をボード上の陸地スペースにランダムに配置します。
・神殿駒を湖に隣接しているスペースに配置できない。
・各神殿駒の間は、最低4スペースは空ける。
各ピリオド終了時、各区画でのマジョリティボーナスは、これらの神殿駒も順位に影響します。