遊び方

『パックス・パミール:第2版(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

『パックス・パミール:第2版(Pax Pamir: Second Edition)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

ボードゲームの基本情報
タイトルパックス・パミール:第2版(Pax Pamir: Second Edition)
特徴パックス・パミールでは、プレイヤーはドゥルラニ帝国の崩壊後、新たな国家を築こうとする19世紀のアフガニスタンの指導者に扮する。欧米の歴史では、この時代を「グレート・ゲーム」と呼ぶことが多い。中央アジアを自分たちの対立の舞台として利用しようとしたヨーロッパ人がプレイしたからである。このゲームでは、これらの帝国は、自分たちの目的のために介入してきたフェレンギ(外国人)を操ろうとしたアフガニスタン人の視点から厳密に見られている。
プレイ人数 1 - 5 人プレイ時間 28 分
ゲームデザイナーCole Wehrle複雑さ4
アートワークCole Wehrle戦略4
エディターWehrlegig Games1
発売日2019やり取り4

※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより

パックス・パミール:第2版(Pax Pamir: Second Edition)とは?

Pax Pamirでは、プレイヤーは19世紀のアフガンの指導者として、ドゥッラーニ帝国の崩壊後、新しい国家を築こうとしています。

西洋の歴史では、この時期を「グレートゲーム」と呼ぶことがよくあります。なぜなら、ヨーロッパ諸国が中央アジアを自分たちの競争の舞台として利用しようとしたからです。

このゲームでは、これらの帝国を、アフガンたち自身が干渉する外国人(フェレンギ)を自分たちの目的に利用しようとする視点から見ています。

パックス・パミール:第2版(Pax Pamir: Second Edition)の遊び方

ゲームの準備

内容物

・マップ
・同盟ブロック(36個)
・円柱駒(55個)
・コイン(36枚)
・支配者トークン
・プレイヤーボード
・同盟ダイヤル
・特恵スートマーカー
・カード(142枚)

準備

山札の構築

以下のステップを実行して山札を作ります。

1. 宮廷カードとイベントカードを分けます。

2. 宮廷カードをよく混ぜ、それぞれ「5+プレイ人数」枚からなる裏向きの6つの山を作って横1列に並べます。残りの宮廷カードは今回のゲームでは使いません。

3. イベントカードから優先判定イベントカード4枚を抜き出し、ステップ2で作った山のうち右側の4つに1枚ずつ加えます。

4. 残りのイベントカードをよく混ぜます。ステップ2で作った山のうち、左から2つ目の山にイベントカードを2枚加えます。さらに、右側の4つの山にイベントカードを1枚ずつ加えます。残りのイベントカードは今回のゲームでは使いません。

5. 最後に、こうして作った6つの山を個別によく混ぜます。そのあと、優勢判定イベントカードを含む4つの山が下に来るようにして、6つの山を順番に重ねて山札とします。完成した山札を混ぜないようにしてください。

市場の作成

「パックス・パミール」では、カードは市場を通じて登場します。市場とは表向きのカード12 枚の配列で、6列×2段の形に並べられています。ゲームの準備中、この市場を作るために山札からカードを引き、上段の左から右、下段の左から右の順で置いていきます。そのあと、市場の右側に山札を置きます。

プレイヤーの駒類の獲得

各プレイヤーは1色を選び、その色の円柱駒11個、同盟ダイヤル1枚、プレイヤーボード1枚、および4ルピーを取ります。
各プレイヤーは円柱駒のうち1個を勝利点トラックのスペース0に置いて勝利点マーカーとし、残りをプレイヤーボード上の対応するスペースに置きます。

ルピーと同盟ブロック

残りのルピーと、同盟ブロックのトレイをプレイエリアの近くに置いてサプライとします。

最初の同盟

ランダムに選んだプレイヤー1人から時計回り順に、各プレイヤーは自分の同盟ダイヤルを調整して、自分が選んだ同盟(イギリス・ロシア・アフガニスタンのいずれか)を示すようにします。最後のプレイヤーが最初の同盟を選んだあと、そのプレイヤーが最初に手番をプレイします。以上でゲームの準備は完了です。

最初の画面は以下のようになります

ゲーム画面の説明

マップ

❶得点
❷特恵スート
❸支配者トークン
❹同盟ブロック
❺部族コマ(円柱コマ)

各項目の説明と詳細

❶得点

マップの周りのコマは各プレイヤーの得点を表しています。

1人のプレイヤーが他のプレイヤーよりも4点以上の点差が開いたら、そのプレイヤーが勝利となります。

❷特恵スート

常に1つのスートが特恵スートと見なされます。

このスートはどのカードのアクションがボーナスアクションとなるかを決め、カードをより高価にすることがあります。

特恵スートは特定のカードがプレイされたときに変わります。

❸支配者トークン

各地域(6個)には各地域に対応した支配者トークンが配置されています。

いずれかのプレイヤーが条件を満たしている場合、支配者トークンを獲得でき、『地域を支配している』という状態になります。

地域の支配の条件を満たさなくなった場合、プレイヤーは即座に対応する支配者トークンをボード上に戻す、または条件を満たしているプレイヤーに渡さなければいけません。

地域を支配している場合、『建設』アクション、『徴税』アクションや地域に関連するカードを使用したプレイヤーから賄賂を得る能力を得ます。

❹同盟ブロック

同盟ブロックは同盟(3色)ごとにブロックがあり、各プレイヤーがカードを使用した際に縦向き、または横向きにマップに配置されます。

縦向きに配置している場合

同盟ブロックを縦向きで配置する場合、地域内に配置されます。

横向きに配置している場合

同盟ブロックを横向きで配置する場合、地域の境界に配置されます。横向きで配置されている地域間は移動できるようになります。

❺部族コマ(円柱コマ)

各プレイヤーがカードを使用した際、対応した地域に部族コマ(円柱コマ)を配置することができます。

部族コマは地域の支配、または優勢判定に影響を与えます。
また、戦闘アクションにより、相手の部族コマを取り除くことができます。

プレイヤーボード

❶プレイヤーの手札
❷獲得した支配者トークン
❸同盟タイル
❹円柱コマ
❺プレイヤーの宮廷
❻手持ちのルピーと手札枚数

各項目の説明と詳細

❶プレイヤーの手札

各プレイヤーは手番中、手札を何枚でも持つことができますが、整理ステップ中に手札の枚数が「2+宮廷内のカード上にある青い星の数」枚を超えている場合、その枚数になるまで捨て札にしなければならないので注意してください。

❷獲得した支配者トークン

地域を支配することによって獲得した支配者トークンです。

これを持っているプレイヤーは、『建設』アクション、『徴税』アクションや地域に関連するカードを使用したプレイヤーから賄賂を受け取ることができます。

❸同盟タイル

3種類の同盟があり、各プレイヤーはいずれかの同盟に所属しています。

同盟によって、プレイヤーがカードをプレイしたり、「建設」アクションを実行したりしたときに置く同盟ブロックの色が決まります。

同盟への忠誠心の度合いによって、得点を得ることが出来ます。
(※忠誠心の度合いは後述)

同盟を変更するためには、プレイヤーは自分とは異なる同盟に関連している愛国者カードをプレイするか、「裏切り」アクションで褒賞を得ることによって変更されます。

同盟名称
アフガニスタン(緑)
ロシア(黄)
イギリス(桃)

❹円柱コマ

自分の手持ちの円柱コマ(最大11個)です。円柱コマはマップに配置することで部族コマ、カードに配置することで密偵コマとなります。

これらの円柱コマ(部族/密偵)は、地域を支配したり、他のカードのアクションを邪魔したり、優勢判定時の得点に影響します。できるだけ多くの円柱コマを場に配置してゲームを優勢に進めていきましょう。

❺プレイヤーの宮廷

各プレイヤーは『宮廷』という自分の場を持っており、カードを追加、取り除いたりしながらゲームを進めます。(一度、配置した宮廷内のカードは自由に並べ直すことはできないので注意してください)

各プレイヤーは手番中、宮廷内に何枚でもカードを持つことができますが、整理ステップ中に宮廷内のカードが「3+宮廷内のカード上にある紫の星の数」枚を超えている場合、その枚数になるまで宮廷からカードを捨て札にしなければなりません。

❺プレイヤーの宮廷

自分のカードを使用した際にカードを配置する場で、常に他のプレイヤーも見えるように公開されています。

宮廷に配置されているカードは、アクション時に効果を実施できるようになります。

❻手持ちのルピーと手札枚数

手持ちのルピー、手札はアイコンによって示されています。

ルピーは購入時やコストとして支払って行えるアクションがあり、手札は上限が決まっているので、多くなり過ぎないように注意しながらプレイを行いましょう。

カード

❶スートと星
❷地域
❸カードの名称
❹カードの説明
❺即時効果
❻カードアクション

各項目の説明と詳細

❶スートと星

「パックス・パミール」のカードの大半は、さまざまな力の様相(経済、軍事、政治、諜報)に対応している4つのスートに分かれています。各スートは独自の長所を持っています。

各宮廷カードは星1つ~3つのランクを持っています。ランクには2つの重要な意味があります。まず、カードのランクはそのアクションの一部の強さを決めます。どのアクションにランクが影響するかを分かりやすくするために、これらのアクションには追加のシンボルがついています。

次に、カードのランクはそのスート内の星の合計数に加えられます。各スート内の星の合計数は、以下のように1つの恩恵を拡大します。

スートの種類と効果
経済スート
ルピーの流れや駒類の移動を制御します。
星(ランク)の効果
ルピーの徴税を防ぐ。
軍事スート
軍隊を指揮し、同盟の優勢を確保するのに役立ちます。
星(ランク)の効果
最終得点の引き分け判定に使用されます。
政治スート
権力を強固にし、プレイ可能なカードを管理します。
星(ランク)の効果
宮廷に維持できるカード枚数の増加する。
諜報スート
外交の柔軟性と、敵を危うくする能力をもたらします。
星(ランク)の効果
手札上限の増加する。

❷地域

そのカードがいる地域(マップ上の6種類の地域)が書かれています。
これらの地域は、カードの様々な効果に影響します。

またカードのアクションを実施する場合、その地域が支配されている場合は賄賂を支払わなければならないので、注意してください。

❸カードの名称

カードの名称です。
ゲームに影響はありません。

❹カードの説明

カードの説明です。
ゲームに影響はありません。

❺即時効果

カードを宮廷に出した時に実施される効果です。

❻カードアクション

宮廷に出した後、各アクションで実施できるアクションです。

ゲームの流れ

各プレイヤーは順番に以下の流れでアクションを実施します。

1. アクションフェイズ
以下のいずれかのアクションを2回実施します。

・カードを購入する
・カードを宮廷に出す
・カードアクションを使用する

2. 整理フェイズ
※ 優勢判定フェイズ(優勢判定カードが購入/捨て札になった場合、即座に実施)

1. アクションフェイズ

カードを購入する

『カードの購入』は以下の流れで実施します。

1. 市場のカードを1枚獲得する
2. そのカードの左側に1枚ずつルピーを配置する
3. 効果を実施する(イベントカードの場合)

カードを購入するの説明

1. 市場のカードを1枚獲得する

市場にあるカードを1枚購入して手札に加えます。ルピーが置かれているカードを購入した場合、そのルピーも獲得することができます。

市場のカード上にルピーを置いた場合、そのカードは手番中に購入することはできないので注意。

2. そのカードの左側に1枚ずつルピーを配置する

購入したカードの上にある数字分のルピーを支払わなければいけません。(支払えなければ、そのカードは取れません)

支払ったルピーは購入したカードの左側にあるカード(同じ列)に1枚ずつ配置されます。

一番左のカードは無料で獲得できますが、右にあるカードを獲得したいと思うほど、ルピーが必要になります。

3. 効果を実施する(イベントカードの場合)

イベントカード(優勢判定カードを含む)を購入した場合、を手札に入れずに直ぐに効果を実施します。

持続する効果の場合、プレイヤーに影響する効果の場合は宮廷の下側に、全体に影響する効果の場合はマップの近くに配置します。

カードを宮廷に出す

『カードを宮廷に出す』は以下の流れで実施します。

1. 宮廷の右端/左端にカードを出す
2. 賄賂を渡す(他のプレイヤーが地域を支配している場合)
3. 同盟を変更する(他の同盟のカードを出した場合)
4. カードの即時アイコン(右上)の効果を実施する

即時アイコンの効果
道路を配置する
カード右上の地域の任意の境界線上に、自分の同盟のブロックを1個置きます。この駒は今や道となります。各境界線に置く個数に制限はありません。
軍隊を配置する
この地域内に、自分の同盟のブロックを1個置きます。この駒は今や軍隊となります。
ルピーを借入する
サプライから2ルピーを得ます。このカードは借入カードです。
※忘れやすいルール:このカードを捨て札にした場合、プレイヤーはこのルピーを返済しなければなりません。
密偵を配置する
プレイしたカードの地域に対応している、任意のプレイヤーの宮廷内にあるカード上に自分の円柱駒を1個置きます。この駒は今や密偵となります。
部族を配置する
この地域内に自分の円柱駒を1個置きます。この駒は今や部族となります。

特恵スートを変更する
示されているスートへと特恵スートマーカーを移動させます。
※忘れやすいルール:特恵スートが軍事である場合、「購入」アクションのコストは2倍になります。

カードを宮廷に出すの説明

1. 宮廷の右端/左端にカードを出す

手札のカードを1枚選択し、宮廷の左端か右端に出します。

2. 賄賂を渡す(他のプレイヤーが地域を支配している場合)

出したカードの地域が他のプレイヤーが支配している場合、その地域の部族コマの数(支配しているプレイヤーの円柱コマの数)だけ、ルピーを支払わなければいけません。

・自分が支配/誰も支配していないなら、無料で場に出せます。
・支配者の同意があれば、賄賂額を減らすことができます。(最低0)
・ルピーを支払うことが出来なければ、アクションは無かったことになります。

3. 同盟を変更する(他の同盟のカードを出した場合)

そのカードが自分の同盟に対応していない愛国者(カード中央に記載)カードである場合、プレイヤーはそれまで持っていたすべての愛国者カードと褒賞を失い、贈り物を取り除きます。

そのあと、その愛国者カードに対応している陣営に同盟ダイヤルを合わせます。

4. カードの効果を実施する

カードを宮廷に出した場合、カードの上側(右上)に書かれているアイコンの効果が即時に実施されます。

カードをプレイしたあと、プレイヤーはそのカードの右辺上にある各影響アイコンを上から下の順で解決します。

カードのアクション

宮廷内にカードが出されている場合、以下の流れでカードアクションを実施します。
(カードに複数のアクションがあっても、1アクションで行えるのは1つのみです)

1. 宮廷内のカードの下半分のアイコンを選択する
2. コストを支払う(コストが必要な場合)
3. 賄賂を支払う(人質になっている場合)
4. アイコンのアクションの効果を実施する

アクションの種類
徴税アクション
市場または、支配している地域のカードを出しているプレイヤーからランクの数だけルピーを獲得する。
贈り物アクション
ルピーを支払い、円柱コマを贈り物スペースに配置して、影響点を上げる。
建設アクション
ルピーを支払い、自分の支配している地域に所属する同盟の軍隊か道路を配置する。
移動アクション
所属する同盟の軍隊、または密偵コマをランクの数だけ移動させる。
裏切りアクション
2ルピーを支払い、自分の密偵コマが配置されているカードを取り除く。
戦闘アクション
1つの地域(またはカード)から、ランクの数だけ部族/密偵/道路/軍隊を取り除く。同盟の軍隊(カードの場合は自分の密偵)の数以上、取り除くことはできない。

カードアクションの説明

1. 宮廷内のカードの下半分のアイコンを選択する

宮廷内のカードの下に書かれている各アイコンのアクションを選択する。

2. コストを支払う(コストが必要な場合)

数字の○が書かれているアイコンは、その数字の数だけ市場にルピーを支払う必要があるアクションになります。

ルピーは、市場右端のカードから順番に左のカードへと1ルピーずつ配置していきます。市場に空きスペースがある場合、そのスペースを飛ばして、同じ段にある次のカードに置きます。

市場のカード上にルピーを置いた場合、プレイヤーはその手番中にそのカードを購入することはできません。

3. 賄賂を支払う(人質になっている場合)

地域の支配とほとんど同じ方法で、プレイヤーは宮廷カードを人質にすることができます。

カードを人質にするためには、一人のプレイヤーが他の各プレイヤーより多くの密偵をそのカード上に置いていなければなりません。

手番プレイヤーの宮廷内のカードが人質に取られているとき、人質を取ったプレイヤーに賄賂を支払った場合にのみ、手番プレイヤーはそのカードのアクションを実行することができます。

賄賂の額は、人質を取ったプレイヤーがそのカード上に置いている密偵の数に等しくなります。人質を取ったプレイヤーの同意があれば、手番プレイヤーはこの賄賂の額を減らすことができます(最低0)。

特殊能力(小さなボックスに書かれている文章)が人質に取られることはありません。

4. アイコンのアクションの効果を実施する

各アクションの効果は『各アクションの説明』をご覧ください。

各アクションの説明

徴税アクション

手番プレイヤーが支配している地域に関連しているカードを自分の宮廷に置いている他プレイヤーか、市場にあるカード(地域は問いません)から、このアクションのために使ったカードのランクに等しい額までのルピーを得ます。

合計額が、使ったカードのランクを超えない限り、プレイヤーは複数の他プレイヤー(および市場のカード)からルピーを得ることができます。

◎節税手段:プレイヤーは自分の宮廷内にあるオレンジ色の星の数までのルピーを、他プレイヤーの「徴税」アクションから守ることができます。この節税手段を超過して持っているルピーだけが「徴税」アクションの対象となります。

贈り物アクション

自分の円柱駒1個を、自分の同盟ダイヤル上で空いている贈り物スペースのうち1つに置きます。

各贈り物は、自分の現在の同盟内での1影響力ポイントとなります。このアクションのコストとして、プレイヤーは贈り物を置いたスペースに示されている額(2、4、6)のルピーを市場に支払います。

※忘れやすいルール:同盟を変更したときには常に、プレイヤーは贈り物を失います!

建設アクション

自分が支配している任意の地域(複数可)に、自分の同盟の軍隊か道(またはその両方)を任意の組み合わせで合計3つまで置きます。

道は支配地域に隣接している任意の境界線上に置くことができます。このアクションのコストとして、プレイヤーは置いた駒1個ごとに2ルピーを市場に支払います。

移動アクション

使ったカードのランク1ごとに、プレイヤーは同盟の軍隊1個か自分の密偵1個を移動させることができます。

1手番中に同じ駒を複数回移動させることもできます。同様に、複数回の移動を複数の密偵や同盟の軍隊に振り分けることもできます。
ある地域から隣接地域へと軍隊を移動させるためには、それらの2地域間の境界線上に、移動させる軍隊に対応している陣営の道がなければなりません。
密偵は全プレイヤーの宮廷内にあるカード沿いに、それらがプレイエリアの外周にある1本の連続しているトラックであるかのように(時計回りか反時計回り方向に)移動します。

裏切りアクション

自分の密偵が置かれているカード(自分の宮廷内にあるカードでも可)を1枚捨て札にします。

そのカード上に置かれていたすべての密偵は失われ、所有者の手元に戻されます。このアクションのコストは常に2ルピーです。

そのカード(カード最下部)に褒賞アイコンがある場合、そのカードを捨て札にする処理をしたあと、プレイヤーはそのカードを“褒賞” として得ることができます。そうする場合、同盟ダイヤルの下に部分的に差しこみます。この褒賞が自分の現在の同盟とは異なる場合、始めにすべての贈り物と褒賞を失い、自宮廷内で現在の同盟に対応している愛国者カードを捨て札にして、獲得した褒賞に対応している陣営に同盟ダイヤルを合わせます。

※忘れやすいルール :「 裏切り」は借入アイコンや転覆ルールを発動させることがあります。

戦闘アクション

1地域内か、宮廷カード1枚上で戦闘を始めます。この戦場から、「戦闘」アクションのために使ったカードのランク(★の数)に等しい数の部族、密偵、道、軍隊を任意の組み合わせで取り除きます。

このルールには以下の3つの制限があります。

・戦場にある自分の軍隊/密偵より多くの駒を取り除くことはできません。
・自分の同盟の軍隊/道を取り除くことはできません。
・自分と同じ同盟のプレイヤーの部族を取り除くことはできません。
しかし、同じ同盟のプレイヤーの密偵を取り除くことはできます!

2. 整理フェイズ

以下の4ステップで整理フェイズを行います。

1. 宮廷を上限(3+紫☆)まで、捨て札にする
2. 手札を上限(2+青☆)まで、捨て札にする
3. 市場(左端)のイベントカードを捨て札にする
4. 市場のカードを補充する

整理フェイズの各ステップ説明

1. 宮廷を上限まで、捨て札にする

「3+自分の宮廷内のカード上にある紫の星の数」より多くのカードが自分の宮廷内にある場合、この制限内に収まるまで、自分の宮廷からカードを捨て札にします。

2. 手札を上限まで、捨て札にする

「2+自分の宮廷内のカード上にある青い星の数」より多くの手札を持っている場合、この制限内に収まるまで、手札からカードを捨て札にします。

3. 市場(左端)のイベントカードを捨て札にする

市場の左端の列にあるすべてのイベントカードを捨て札にします。捨て札となったイベントカード上にあったルピーはそのスペースに残しておきます。

常に上段のカードを先に捨て札にし、そのあと下段のカードを捨て札にします。あるイベントカードが捨て札になったとき、そのカードの上段にある文章か影響アイコンの効果を全プレイヤーが受けます。

4. 市場のカードを補充する

市場に空きスペースがある場合、同じ段にあるすべてのカードを(その上にあるルピーと共に)左側に詰めて移動させ、可能ならば山札から新たなカードを引いて右側の空きスペースに補充します(山札が足りない場合、より左側の列の上段、下段の順で可能な限り補充します)。

捨て札となったイベントカード上のルピーが残っているスペースにカードが移動した場合、それらのルピーをそのスペースに移動した新たなカード上に置きます。

優勢判定フェイズ(優勢判定イベントカードが実行された場合)

優勢判定イベントカードは、プレイヤーがそのカードを購入したときか、または整理ステップ中に捨て札となったときに実施され、ゲームの状況から、判定の成功/失敗を確認します。

判定の成功条件結果
1つの同盟のブロックが他の同盟より4個以上多い場合判定成功
それ以外の場合判定失敗
政情不安

優勢判定カードが公開されたとき、すでに他の優勢判定カードが市場にある場合、即座に優勢判定を1回行います。そのあと両方の優勢判定カードを捨て札にし、上記のようにして空きスペースを埋めます。こうして最終優勢判定カードが捨て札になった場合、この優勢判定を最終判定とします。

最終の優勢判定(4回目)

最終の優勢判定(4回目)の場合は、与えられる全ての勝利点は2倍になります。
(影響点や円柱駒の数で引き分けが発生した場合、勝利点を分ける前に2倍します)

判定成功した場合

優勢の陣営と同盟しているプレイヤーは、自分の影響力ポイントに基づいて勝利点を得ます。

影響点

各同盟プレイヤーは、以下の計算方法により、影響点を持っています。

獲得できる勝利点

影響点獲得する勝利点
最も多くの影響力を持っているプレイヤー5勝利点
2番目に多くの影響力を持っているプレイヤー3勝利点
3番目に多くの影響力を持っているプレイヤー1勝利点

同数の場合、プレイヤーが占める順位の勝利点を合計して均等に分けます。
(※端数切り捨て)

判定成功による勝利点が与えられた後、プレイヤーはボードからすべての同盟ブロックを取り除きます。

判定失敗した場合

プレイヤーは登場している円柱駒の数に基づいて勝利点を得ます。
(※プレイヤーボード上にない円柱駒は場に出ていると見なされます)

円柱駒獲得する勝利点
場に出ている円柱駒が最も多いプレイヤー3勝利点
場に出ている円柱駒が2番目に多いプレイヤー1勝利点

同数の場合、それらのプレイヤーが占める順位の勝利点を合計して均等に分けます(端数切り捨て)。

ゲームの終了条件

「パックス・パミール」は2通りの方法で終了します。

・優勢判定後、誰かが他の各プレイヤーより、勝利点が4点以上多い場合
・最終優勢判定が終了した場合

最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝利となります。

同点の場合、その中で最も多くの赤い星を自分の宮廷内に持っている該当プレイヤーが勝利、それも同数の場合、その中で最も多くのルピーを持っている該当プレイヤーが勝利します。

その他の補足内容

交渉

ゲーム中、プレイヤーは自由に話し合い、自分たちのアクションを明確に調整することができます。
しかし、合意にいたったいかなる取り決めにも拘束力はありません。プレイヤー間でカードを受け渡しすることはできません。ルールによって明確に認められている場合(「徴税」アクション、人質に取られているアクションを実行するための賄賂、カードのプレイなど)にのみ、ルピーだけはプレイヤー間で受け渡しすることがでます。

内容物による上限

あるものを置くように指示されたとき、それがサプライやプレイヤーボード上に残っていない場合、プレイヤーは必要な形 ・色の駒類を、すでに置かれているものの中から選んで取らなければなりません。ただし、同じ手番中に置いたものを取ることはできません。こうして駒類を取って置くとき、プレイヤーはその種類を変更することができます。

・同盟ブロック、各同盟12個。
・円柱駒、各プレイヤー11個。
・コイン(1ルピー)、36枚。

カードの優位と特殊能力

一部のイベントカードや、特殊能力を持っている宮廷カードはゲームのルールを変更します。これらのカードは常に基本ルールより優先されます。宮廷カードが特殊能力を持っている場合、その効果はそのカードが宮廷内にある限り発動します。

アクションの実行

プレイヤーは常に、基本アクションである「購入」と「プレイ」を実行することができます。さらに、プレイヤーは自分の宮廷にあるカードに示されているアクションを実行することができます。

プレイヤーは自分の宮廷にある各カードを、手番ごとに1アクションのためにのみ使うことができます。つまり、あるカードに3つのアクションが示されている場合でも、各手番ごとにそのうち1つしか実行することができません。

宮廷内のカードの破棄

宮廷内のカードを捨て札にするときには常に、以下のルールが適用されます。

・そのカード上にあるすべての密偵は失われ、所有者の手元に戻ります。
・そのカード上に借入アイコンがある場合、プレイヤーはサプライに2ルピーを支払わなければなりません。

支払うことができない1ルピーごとに、プレイヤーは手札か宮廷から他のカードを1枚捨て札にしなければなりません。カードが残っていない場合、それ以上何も支払う必要はありません。

転覆ルール

概して、宮廷内のカードとマップ上の駒類のあいだに持続的なつながりはありません。
しかし、ある地域に置かれている自分の最後の部族を失った場合、プレイヤーは即座に自分の宮廷から、その地域に関連しているすべての政治カードを捨て札にしなければなりません。

同様に、ある地域に関連している最後の政治カードを自分の宮廷から捨て札にした場合、プレイヤーは即座に、その地域から自分のすべての部族を取り除かなければなりません。
たいていのゲームではこのルールによって大勢が決するので、きちんと理解するために、念のためこのルールを読み返しておくといいでしょう!

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