『クイントゥス(Quintus)（BGA）』の遊び方・魅力をご紹介！
| ボードゲームの基本情報 | |||
|---|---|---|---|
| タイトル | クイントゥス(Quintus) | ||
| 特徴 | A light-hearted yet tactical trick-taking card game for 5 players. Two teams of two battle against the quintus, the lone player, for points won in tricks. | ||
| プレイ人数 | 5 人 | プレイ時間 | 30 分 |
| ゲームデザイナー | Dyon van Vreumingen | 複雑さ | 2 |
| アートワーク | Dyon van Vreumingen | 戦略 | 2 |
| エディター | (Self-published) | 運 | 3 |
| 発売日 | 2012 | やり取り | 1 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
クイントゥス(Quintus)とは？
クイントゥスは、5人プレイ向けのトリックテイキングゲームになります。
クイントゥスという言葉はラテン語で「5番目」を意味し、5番目のプレイヤーが他の4人のプレイヤーに対して単独でプレイすることを指します。
ゲームは、トゥーズ、スリーズ、フォーズ、ジョーカーを含まない通常のフランスのデッキ（合計40枚）を使用してプレイされます。カードのランクは、全てのスートで5（最低）からエース（最高）まで使用されます。
クイントゥス(Quintus)の遊び方
ゲームの準備
このゲームは、トランプの5～K、A（合計40枚）を使用します。
園になるように座り、ランダムでディーラーを１人決めてゲームをスタートします。
（弱い）5 6 7 8 9 10 J Q L A (強い)
ゲームの流れ
各ラウンドは以下の流れで実施されます。
1. ディール
2. ニルゲームの宣言
3. 切り札の選択
4. トリックテイキング
5. 得点計算
1. ディール
ディーラーにより、各プレイヤーにカードを時計回りで8枚ずつ配ります。
その後、各プレイヤーの役割が決定します。１番目（ディーラー）と３番目がAチーム、２番目と4番目がBチーム、5番目がクインタス（※1人チーム）になります。
2. ニルゲームの宣言
クインタス（5番目のプレイヤー）はニルゲーム（ゼロ）を宣言することができます。
ニルゲームとは、トリックテイキング中にJ、Q、K、Aのカードを１枚も取らないと宣言することで、成功すれば得点、失敗すればペナルティを獲得します。
※数字のカード（5～10）はとっても問題ありません
・オープンニル（open nil）
更に得点を増やすためにオープンニルを宣言することもできます。
オープンニルはトリックテイキングを行う前に、自分の手を明らかにする特別なニルゲームです。
3. 切り札の選択
クインタスは、このラウンドの切り札スートを決めます。
また、トランプのスートを使用せずにプレイすることもできます。これは「sans atout（SA）」と呼ばれます。
4. トリックテイキング
クインタスが最初のリードプレイヤーとなってトリックテイキングを行います。
手札を全て出し終えるまで、以下の流れでトリックテイキングを行っていきます。
1. リードプレイヤーがリードカードを1枚出す
（最初のトリックの場合、切り札スートは出せません）
2. 他のプレイヤーは順番にリードカードと同じスートのカードを場に出します。
（同じスートがない場合は、好きなカードを出せます）
3. 最も強いカードを出したプレイヤーが勝者となり、トリック（場のカード）を獲得できます。
4. 勝者が次のリードプレイヤーとなって次のトリックを実施します。
以下の組み合わせでトリックを獲得すると、ボーナス点を獲得できます。
| ボーナス | 条件 |
|---|---|
| コート（court） | 同じスートのJ、Q、K |
| ストレート（straight） | 同じスートの5～9までの数字 （※10は含まれない） |
トリックプレイ中、クインタス以外のプレイヤーは、いつでもパートナーに向けて、サイン（合図）することができます。
・上向きのサイン
親指を上に向けて示すこと
・下向きのサイン
親指を下に向けて示すこと
・相手にサインを求める（de ander）
チームメイトにサインをしてもらうように要求する。
上向きのサインは強力なカードまたは高いポイント値のカードを意味し、下向きのサインは弱い（または低価値の）カードを示します。
それ以外の意味を持たせる場合、ゲームの開始前に全てのプレイヤーに共有しておきましょう。
5. 得点計算
すべてのトリックがプレイされた後、チームメイトは獲得したトリックを組み合わせ、ポイントを計算します。
クインタスのプレイヤーの得点
| 項目 | 得点 |
|---|---|
| 5から10までの各数字に対して | １枚、-1点 |
| J、Q、K | １枚、+10点 |
| クインタスがニルを宣言して成功した場合 | +40点 （オープンニルの場合+60点） |
| コート（ボーナス点） | +10点 |
| ストレート（ボーナス点） | +25点 |
他のチームの得点
| 項目 | 得点 |
|---|---|
| 5から10までの各数字に対して | １枚、-1点 |
| J、Q、K | １枚、+5点 |
| クインタスがニルを宣言して失敗した場合 | +40点 （オープンニルの場合+60点） |
| コート（ボーナス点） | +10点 |
| ストレート（ボーナス点） | +25点+25点 |
エースはポイントの対象外です。
チームメイトは、チームが獲得したカードポイントを各自の合計に追加します。
クインタスは自分のポイントのみをスコアします。
ゲームの終了条件
規定のラウンド数を終了したら、ゲーム終了となります。
※１ラウンドは、全員が１回ずつクインタスを実施したら１ラウンド終了となります。
最も得点を獲得したプレイヤーが勝利となります。
