『レイルロード・インク(Railroad Ink)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
---|---|---|---|
タイトル | レイルロード・インク(Railroad Ink) | ||
特徴 | 多人数でも遊べるパズルゲームのレイルロード・インクでは、ボードにできるだけ多く出口を繋げることが目標になります。それぞれのラウンドで場の1組のダイスを振り、全てのプレイヤーが得られる道路や線路の種類を選びます。交通網を作り出口をつなげるため、書き消しできるボードにこれらのルートを描いて、相手よりも効率的に利用しましょう。 繋いだ出口が多いほどゲーム終了時に多く得点がもらえますが、不完全なルートごとに減点されるので気をつけて計画してください!あなたは欲張って交通網を次の出口まで伸ばしますか、それとも安全に簡単なルートを新しく配置しますか? レイルロード・インクには2つのバージョンがあり、それぞれに2つずつ新しいダイスが入った特別ルールが追加されます。ディープブルー・エディションは川と湖の拡張があります。川ルートを混ぜたり湖を使ってフェリーで繋げたりすることで難易度が上がります。これらの特別ルールによりゲームは違ったものとなり、より面白くなります。それぞれのバージョンで1人から6人と、組み合わせることで12人(もしくはそれ以上)までと遊ぶことができます。持っているボードの数の人数分遊べるのです! | ||
プレイ人数 | 1 - 12 人 | プレイ時間 | 8 分 |
ゲームデザイナー | Hjalmar Hach, Lorenzo Silva | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Marta Tranquilli | 戦略 | 3 |
エディター | Horrible Guild | 運 | 3 |
発売日 | 2018 | やり取り | 0 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
『レイルロード・インク』の魅力
ルールがシンプルで初心者にもおススメ
ルールはダイスで出た『線路』『道路』を記載していくので、得点計算方法さえ覚えれば、非常にルールが簡単で遊びやすいゲームになります。
一度覚えれば、道を繋いでいくゲームは『カルカソンヌ』『バンディド』『キングドミノ』など、他にも似たゲームも多いので、ボードゲームを覚えて行くのにも良いキッカケになるゲームかと思います。
そういった意味でも初心者に勧められるかと思いますので、是非遊んでみて下さい!
同時進行で行うため、人数が増えてもゲーム時間が伸びない
このボードゲームはボードゲームアリーナ内でも珍しい1~12人まで遊べるゲームで、大人数で遊べるゲームになります。
しかも、同じダイスを見ながら同時進行で書き込んでいくため、人数が増えてもゲーム時間が伸びないのが良いところですね。
大人数でも出来て、同時進行可能なゲームは他にも『ウェルカム・トゥ』などがあり、こちらもボードゲームアリーナ内ではよく遊ばれていたりしますね!
青と赤のデザインがオシャレ
このゲームは何と言っても『ディープブル―』と『ブレイズレッド』の2色の色が凄いオシャレなデザインです。
そして、拡張機能もこれらの色に合わせた拡張機能で、『ディープブル―』では『河川・湖』で『ブレイズレッド』では『隕石・溶岩』といった拡張機能が遊べます。
気分に合わせて、遊び方も変えられるところも良いところかと思いますので、是非遊んでみて下さい!
『レイルロード・インク』の遊び方
ゲームの目的
『レイルロード・インク』は、道路や線路を繋いでいき、できるだけ多く出口に繋げることが目標
『レイルロード・インク』では、ボードにできるだけ多く『出口』を繋いだり、道路や道を長く繋げていくこと目標になります。
ランダムで選ばれる『ルート』は全員が同じなので、条件が同じ中で上手くつなぎ合わせて、高得点を狙っていきましょう!
ゲームの準備(BGAでは自動)
『レイルロード・インク』の準備物
ゲームの準備
『レイルロード・インク』の準備は簡単です。
各プレイヤーに『地図ボード』を配り、全体の場に『ルートサイコロ』を置くことで準備が完了になります。
『ボードゲームアリーナ』のゲーム画面は下記にようになっております。
ゲームの流れ
このゲームはラウンド制で行われ、各ラウンドは下記の手順で行われます。
❶ 『ルートダイス』4つを振る。
❷ 『ルートダイス』の出た目を、『地図ボード』に書き込む
❶ 『ルートダイス』4つを振る。
ラウンドの始めに『ルートダイス』を4つを振ります。
ボードゲームアリーナでは、振って出た『ダイス』の出目は画面の右側に表示されます。
『ルートダイス』の種類は2種類あり、『道路』『線路』が描かれているダイスが3つ、『駅』『立体交差』が描かれているダイスが1つです。
『ルートダイス』の出目の種類は上から2段目に書かれているので、こちらを確認しつつ❷の記入をしてみてください。
❷ 『ルートダイス』の出た目を、『地図ボード』に書き込む
『ルートダイスの出た目』のルートを『地図ボード』の7×7マスに記入していきます。
『ルート』記入時の注意点
- 『ルート』は、回転・反転して記入しても良い。
- 『ルート』は『出口』または『記入済ルート』へ繋げなくてはならない。
- 『ルートダイス』の『ルート』は可能な限り、入力しなければならない。
- 『道路』と『鉄道』は、直接つなげることはできない。
(『駅』を挟むことで繋げることは可能。)
『ルートダイスの出た目』の他に『地図ボード』の上部に書かれている6つの『スペシャルルート』を記入することも可能です。
『スペシャルルート』記入時の注意点
- 『スペシャルルート』は、ゲーム中で最大3回しか使用できません。
- 『スペシャルルート』は、各ラウンド1回ずつしか使用できません。
- 1度使用した『スペシャルルート』は、再度使用できません。
(使用した『スペシャルルート』は『×』をつけておきます。)
ゲームの終了・勝利条件
『7ラウンド』が終わった時、ゲーム終了になります
『7ラウンド』が終わった時にゲーム終了となり、最も得点が多い人が勝利となります。
得点が同じ場合は、『マイナスポイント』が最も少ないプレイヤーの勝利です。
得点計算方法
加算ポイント
- ルート(道路・線路)で繋がっている出口の数につき、該当の得点取得
2個で4点、3個で8点、4個で12点、5個で16点、6個で20点、7個で24点、8個で28点、9個で32点、10個で36点、11個で40点、12個で45点。 - 最も長く『道路』のみで構成されたルート、1マスにつき1点
- 最も長い『線路』のみで構成されたルート、1マスにつき1点
- 中央の9マスに記入しているルート、1マスにつき1点
減算ポイント
- 『外枠』や『駅』に繋がらなかった『線路』『道路』のルートの端1つにつき、マイナス1点。
ゲーム終了時の得点計算の例
『レイルロード・インク』の変更可能ルール
ルールは部屋を立てた時の左側にある『ゲーム構成』から、ルールを変更して遊ぶことが出来ます!(2021年6月6日時点)
『レイルロード・インク』では、『エディション』『拡張』のルールを変更できます。
エディション
『エディション』の設定では、『ディープブルー』『ブレイズレッド』の2種類の選択が可能です。
『エディション』の変更することでボードのデザインが変更になり、それぞれに合った『拡張』が選択できるようになります。『拡張』を選択せずに『基本ゲームのみ』でプレイする場合、ルールは変わらずにデザインのみの変更になります。
『ディープブルー』に変更することで、ルール変更『拡張』で『河川』『湖』の2種類が選択ができるようになり、『ブレイズレッド』に変更することで、ルール変更『拡張』で『隕石』『溶岩』が選択できるようになります。
拡張
『拡張』は『エディション』が『ディープブルー』の場合は『基本ゲームのみ』『河川』『湖』の3種類を、『ブレイズレッド』の場合は『基本ゲームのみ』『隕石』『溶岩』の3種類を選べることができます。
詳しい拡張ルールは「『レイルロード・インク』の拡張機能」に記載します。
『レイルロード・インク』の拡張機能
『レイルロード・インク』の拡張機能は『エディション』が『ディープブルー』の場合は『河川』『湖』、『ブレイズレッド』の場合は『隕石』『溶岩』が選択可能です。
『河川』拡張(ディープブルーのみ)
以下のルールが追加・変更となります。
- 全6ラウンドでゲーム終了となります。
- 通常の『ルートダイス』にプラスで『河川ダイス』を2つ振ります。
- 『河川ダイス』の書き込みは任意で記入できます。
(※書き込んでも良いし、書き込まなくてもOKです)
『河川』の記入方法
『河川』は『地図ボード』のどこからでも記載を開始してもOKです。
『河川』の端と『線路』『道路』の端は繋がるように記載はできないので注意です。
『河川』の得点計算方法
通常の得点計算に加算して、『河川マス』の得点を得ることができます。
加算ポイント
- 『河川』ルート1つを選択し、以下の方法で得点を得る。
『河川マス』1つにつき1点、両端が外枠に隣接していれば追加で3点。
減算ポイント
- 外枠に繋がらずに終わった『河川』の端1つにつきマイナス1点。
『湖』拡張(ディープブルーのみ)
以下のルールが追加・変更となります。
- 全6ラウンドでゲーム終了。
- 通常の『ルートダイス』にプラスで『湖ダイス』を2つ振ります。
- 『湖ダイス』の書き込みは任意で記入できます。
(※書き込んでも良いし、書き込まなくてもOKです)
『湖』の記入方法
『湖』は『地図ボード』のどこから記載を開始してもOKです。
『湖』は『線路』『道路』の端と繋がる形で記載しても問題ありません。
『湖』で空きマスを囲むような地形が形成された時、空きマスに『湖』(全面)を書きます。
『湖』の得点計算方法
通常の得点計算に加算して、『湖マス』の得点を得ることができます。
加算ポイント
- 最も小さい湖の地形1マスにつき1点。
(※閉じてない辺があってもよい)
減算ポイント
- 特になし
得点計算時の注意点
- 湖にある『駅』と『道路』『線路』のルートが繋がっている場合は『道路』『線路』の得点計算を行う。
『隕石』拡張(ブレイズレッドのみ)
以下のルールが追加・変更となります。
- 全6ラウンドでゲーム終了。
- 通常の『ルートダイス』にプラスで2種類の『隕石ダイス』を振ります。
- 2種類の『隕石ダイス』は、距離1・2・3が書かれている『距離ダイス』と、東西南北の方向が書かれている『方向ダイス』があります。
- 毎ラウンド初めに、2個の『隕石ダイス』の出目に則って『クレーターマーク』を記入する。
『クレーターマーク』の記入方法
拡張で増えた『隕石ダイス』2個(『距離ダイス』と『方向ダイス』)の出目に合わせて『クレーターマーク』と『ドットマーク』を記載していきます。
記載のルールは下記になります。
- 前回隕石が落ちた箇所(左上に『ドットマーク』がある箇所)から、『方向ダイス』の方向に『距離ダイス』の数字分移動した箇所に『クレーターマーク』と左上に『ドットマーク』を記入して、元々書かれていた『ドットマーク』を消します。
- 『ドットマーク』が無い場合、中央のマスを『ドットマーク』が書かれているマスと想定します。
- 移動した先が『外枠』を超える場合は180度反射して数えます。
- 『クレーター』の記載する箇所に『ルート』がある場合は、上書きしてクレーターを記載します。
- 『クレーター』を記載したくない場合、『スペシャルルート』を1つ消費することで、隕石の落下を防ぐことができます。
(この場合、『スペシャルルート』は使用したものと扱い、そのラウンドは使用できません。) - 『クレーター』はルートで上書きして消すことが可能です。
(この時、『ドットマーク』は残しておきます)
『隕石』の得点計算方法
通常の得点計算に加算して、『クレーター』の得点を得ることができます。
加算ポイント
- 『クレーター』と繋がっている『線路』と『道路』の端1本につき2点。
(※『出口』と『クレーター』が繋がっていても得点に加えない)
減算ポイント
- 特になし
『溶岩』拡張(ブレイズレッドのみ)
以下のルールが追加・変更となります。
- 全6ラウンドでゲーム終了。
- 通常の『ルートダイス』にプラスで『溶岩ダイス』を2つ振ります。
- 『溶岩ダイス』は最低限1つは必ず書き込まなければいけません。
(※2つ目は書き込んでも良いし、書き込まなくてもOKです) - ゲーム開始時、『火山マーク』(4辺すべてが『溶岩』のマス)をボード中央に書き込んでスタートします。
- ゲーム中に1回、新たな『火山マーク』を溶岩に隣接しないマスに記載できることができる。
- 『溶岩』は溶岩のないルートを上書きして記載することが可能です。
『溶岩』の記入方法
『溶岩ダイス』の『溶岩』は既に記入されている『溶岩』に繋がるように記載します。
『溶岩』を記載出来ない場合、『新たな火山を記載する』または『溶岩のないルートを消して、上書きで溶岩を書くこと』で記載していきます。
『溶岩』は『火山マーク』に繋がった状態でしか存在することはできません。
(新たに溶岩を書き入れる時、その溶岩の塊に火山がないと書き込めません)
『溶岩』の得点計算方法
通常の得点計算に加算して、『溶岩』の得点を得ることができます。
加算ポイント
- 『溶岩の塊』(辺が全て閉じられいる溶岩)1つにつき5点。
(※『溶岩』の塊に『外枠』を使用しても、閉じられているとみなします) - 最も大きい『溶岩の塊』の地形マス1つにつき1点。
(※こちらは閉じられていなくてもOK)
減算ポイント
- 閉じられていない溶岩の辺、1つにつきマイナス1点。
最後に
ボードゲームアリーナで公開されているボードゲーム『レイルロード・インク』について、書かせて頂きました。
同時に大人数でプレイでき、プレイ時間も人数が変わっても変わらないゲームなので、気軽に遊べるゲームですね!
見た目もオシャレで、複数の拡張機能があるので、是非色んなパターンで遊んでみて下さい!
ここまで読んで頂きありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。