遊び方

『スカルキング(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

『スカルキング(Skull King)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

ボードゲームの基本情報
タイトルスカルキング(Skull King)
特徴スカルキング(Skull king)は各ラウンドで自分が取るトリック数をビッド(予想)するトリックテイキングゲームです。ライバルと戦い、自分のビッドを守り抜きながら…同時に相手を沈めるチャンスも掴みましょう! ゲーム終了時に最高得点獲得者が勝者となり、「七つの海の船長」の称号を獲得します!
プレイ人数 3 - 8 人プレイ時間 30 分
ゲームデザイナーBrent Beck, Tauni Beck, Jeff Beck複雑さ2
アートワークApryl Stott戦略2
エディターGrandpa Beck's Games3
発売日2013やり取り3

※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより

スカルキング(Skull King)とは?

『スカルキング』は、海賊の世界を舞台にしたトリックテイキング型カードゲームです。プレイヤーは毎ラウンド、何回勝てるか(トリックを取れるか)を予想し、その予想を当てることで得点を獲得していきます。しかし、ただ勝てばいいわけではなく、予想通りに勝つことが重要で、欲張りすぎると痛い目を見ることも。海賊らしくスリルと駆け引きに満ちたプレイ感が魅力です。

通常の数字カードに加えて、スカルキングや人魚、海賊、逃亡カードなど特殊な効果を持つカードがあり、これらのカードが予想を大きく狂わせるスリリングな展開を生み出します。回を追うごとに手札の枚数が増えていき、後半になるほど戦略性と読み合いが深まっていくのもポイントです。

運と戦略、そして度胸が試される『スカルキング』は、初心者からベテランまで幅広く楽しめる名作です。まるで自分が海賊団の一員になったような興奮を、ぜひ味わってみてください。

スカルキング(Skull King)の遊び方

ゲームの準備

内容物

プレイカード(74枚)
リファレンスカード(16枚)
ビットカード(16枚)
スコアシート

準備

使用するカードの準備
カードの内、以下のカードは上級ルールで使用するため、通常ルールの場合は取り除きます。
・略奪品
・クラーケン
・白鯨
リファレンスカード・ビッドカードの準備
各プレイヤーにリファレンスカードとビッドカードを配ります。
山札を作成
使用するカード全てをシャッフルして、山札を作成します。

最初の画面は以下のようになります

ゲームの流れ

スカルキングは全10ラウンドで実施され、各ラウンドは以下の流れで実施されます。

1. カードを配る
2. ビッドを行う
3. トリックテイキングを行う
4. 得点計算を行う

1. カードを配る

各プレイヤーはラウンド数の数だけ、山札からカードを引いて手札を作成します。
(例:2ラウンド目:2枚ずつ、8ラウンド目:8枚ずつ)

8人プレイの場合、ラウンドは全部で10ラウンド行われますが、手札の最大枚数は8枚になります。(※最後の3ラウンドは全て手札8枚ずつ)

2. ビッドを行う

このラウンドで獲得できるトリック数を予想して、ビッドを行います。

全員がビッドを決めれば『ヨーホーホー!』の掛け声で全員宣言したビッドを公開します。
(※実際のボードゲームでは、指でビッド数を全プレイヤーに伝えます)

手札のカードを全て出し切るまで、トリックテイキングが行われます。ラウンド数が手札の枚数のため、選択できるビッドは『0~ラウンド数』までの数字を宣言できます。

3. トリックテイキングを行う

全プレイヤーの手札が全て出されるまで、トリックテイキングを実施します。

トリックテイキングの流れ

以下の流れでトリックテイキングは行われます。

リードプレイヤーが手札から好きなカードを1枚出します。
(※このカードはリードカードと呼ばれます)
他のプレイヤーは順番にリードカードと同じスートのカードを1枚出します。
※同じスートのカードが無ければ、好きなカードを出すことができます。
※特別カードを出す場合、スートの制限なくカードを出すことが出来ます。
逃亡カードがリードカードの場合
次のプレイヤーは好きなカードを出すことができ、次に出されたカードがリードカードになります。
キャラクターカードがリードカードの場合
スートの制限はなく、他のプレイヤーは好きなカードを出すことが出来ます。
全員がカードを出したら、最も強いカードを出したプレイヤーがトリックを獲得する。
トリックを獲得したプレイヤーが次のトリックのリードプレイヤーになります。

勝敗の確認方法

以下の順番で確認していき、該当するプレイヤーがトリックを獲得します。

1. キャラクターカードが出されている場合

キャラクターカードの中から最も有利なキャラクターを出しているプレイヤーがトリックを獲得します。(特別カード『キャラクターカード』を参照)

2. 海賊旗カード(黒)が出されている場合

海賊旗カードの中で、最も数字の高いプレイヤーが、トリックを獲得します。

3. 海賊旗カード(黒)が出されていない場合

リードされたスートの中で、最も数字の高いプレイヤーが、トリックを獲得します。

稀ですが、全員が逃亡カードを出した場合は、最初にカードをプレイしたプレイヤーがトリックを獲得します。

特別カード

特別カードをプレイした場合は、対応する条件でトリックの勝者が決定されます。

逃亡カード

逃亡カードはどのカードにも勝つことはできません。

リードカードとして出した場合は、次のプレイヤーが出したカードがリードカードになります。

キャラクターカード

キャラクターカードが場に出された場合、以下の条件でトリックを獲得できます。

カード効果
海賊(5枚):赤色のカード
海賊カードは全ての『数字付カード』と『人魚』に勝利します。
複数枚が場に出された場合、最初にプレイした海賊カードが勝利します。
ティグレス(1枚):左上のアイコンが白/赤のカード
このカードをプレイした場合、海賊カードとして出すか、逃亡カードとして出すかを選択できます。
スカルキング(1枚):黒色のカード
スカルキングは、全ての『数字付カード』と『海賊カード』に勝利します。
人魚(2枚):青色のカード
人魚は全ての『数字付カード』と『スカルキング』に勝利します。
複数枚が場に出された場合、最初にプレイした人魚カードが勝利します。

海賊、スカルキング、人魚が同時に出された場合は、人魚のプレイヤーがトリックを獲得します。

4. 得点計算を行う

手札を全て出し終えたら、獲得したトリック数が事前に予想したビッド数と一致しているかを確認します。

宣言したビッド数と一致している場合(ビッド成功)

宣言したビッドと一致した場合はビッド成功で、以下の得点を獲得します。

“0”のビッドで成功した場合

“0”で成功した場合、ラウンド開始時の手札枚数×10点を獲得します。

“1以上”のビッドで成功した場合

“1以上”で成功した場合、トリック数×20点を獲得します。

さらに、ビッド成功したプレイヤーは、以下の条件を満たしている場合は追加ボーナスも獲得できます。(※失敗した場合はボーナス点は得れません)

宣言したビッド数と異なる場合(ビッド失敗)

宣言したビッドと異なる場合はビッド失敗となり、以下の内容で減点します。

“0”のビッドで失敗した場合

“0”で失敗した場合、ラウンド開始時の手札枚数×-10点の減点となります。

“1以上”のビッドで失敗した場合

“1以上”で失敗した場合、宣言したビッドと実際のトリックの差分×10点の減点となります。

ゲームの終了条件

以下の条件が満たされた場合、ゲーム終了となります。

10ラウンド目が終了した場合

10ラウンドの合計点が最も高いプレイヤーが勝利となります。
同点の場合は、勝利を分かち合います。

変更可能ルール

クラーケン

クラーケンはプレイされた場合、そのトリックは誰も勝てずに使用されたカードは脇に移動されます。

次のトリックはクラーケンをプレイした左隣のプレイヤーがリードプレイヤーとなります。

白鯨

白鯨が出されたトリックでは、特別カードは全て逃亡カードに変更され、数字付きカードはスート(色)が無くなります。

そのため、そのトリックでは数字が一番高いカードが勝利し、同じ数字が複数ある場合は最初に出した方が勝利します。

数字付きカードがなく、特別カードのみしか出されていない場合は誰も勝利せず、カードは脇に移動されます。その場合は白鯨を出したプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。

クラーケンと白鯨が追加されている場合

クラーケンと白鯨が追加されている場合、同じトリックで両方のカードがプレイされた時、1枚目に出されたクラーケンまたは白鯨は逃亡カードへと変わります。

つまり、2枚目に出された方の効果が適応されるようになります。

クラーケン、白鯨がリードされた場合

クラーケン、白鯨がリードされた場合は、そのトリックでリードされているスートはなく、他のプレイヤーは好きにカードを出すことが出来ます。

略奪品

略奪品をプレイした際、そのトリックを獲得したプレイヤーと同盟が組まれます。

ラウンド終了時、同盟のプレイヤーの両方がビッドに成功していれば、通常の得点に加えて、20点のボーナス点が両方に加わります。

海賊の能力

海賊の能力が追加された場合、各海賊カードが出された場合、対応する効果が実施されます。

海賊効果
ロージー・ドレイニー
次のトリックをリードプレイヤーを決めることが出来ます。
(自分を選択することも可能)
ベント・ザ・バンディッド
山札から2枚カードを引いて手札に加えます。
その後、手札から好きな2枚を裏向きで捨てます。
ラスカル・オブ・ロアタン
0、10、20点のいずれかを賭けます。
ビッドに成功すればその点を獲得しますが、失敗すればその点を失います。
ジャニータ・ジェイド
そのラウンドで配られなかったカードを全て確認することができます。
ハリー・ザ・ジャイアント
宣言していたビッド数を±1に変更、もしくはそのまま維持を選択できます。

ABOUT ME
くり坊
Web系フリーランスエンジニア