『ウルヴズ(The Wolves)（BGA）』の遊び方・魅力をご紹介！

ボードゲームの基本情報
タイトル	ウルヴズ(The Wolves)
特徴	The Wolves は 2 ～ 5 人のプレイヤー向けのパック構築戦略ゲームです。縄張りを主張し、一匹オオカミを雇い、獲物を狩ることによって、最大かつ最も支配的な群れを築くために競争する適者生存です。各アクションでは、アクションを実行したい地形に一致する地形タイルを反転する必要があります。これらの両面タイルは、このラウンドで行うアクションによって、次のラウンドでどの地形タイプで行動できるかが設定されることを意味します。各地域のパックのコントロールを拡大するためのアクションを実行すると、パックの属性もアップグレードされ、ゲームが進むにつれてより積極的なアクションを実行できるようになります。ゲーム中盤の 3 つの得点フェーズで、各領域のパワーが計算されます。ゲームの終了時に、プレイヤーはこれらの得点フェーズで獲得した VP トークンと、プレイヤーボード上の 6 つのトラックのそれぞれで明らかにされた最高の VP 番号に基づいてポイントを集計します。最も多くのVPを獲得したプレイヤーが勝利します！
プレイ人数	2 - 5 人	プレイ時間	75 分
ゲームデザイナー	Ashwin Kamath, Clarence Simpson	複雑さ	3
アートワーク	Pauliina Linjama	戦略	5
エディター	Pandasaurus Games	運	0
発売日	2022	やり取り	0

※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより

ウルヴズ(The Wolves)とは？
ウルヴズ(The Wolves)の遊び方

ウルヴズ(The Wolves)とは？

ウルヴズ、は2～5人のプレイヤー向けのパック構築戦略ゲームです。縄張りを主張し、一匹オオカミを雇い、獲物を狩ることによって、最大かつ最も支配的な群れを築くために競争する適者生存です。

各アクションでは、アクションを実行したい地形に一致する地形タイルを反転する必要があります。これらの両面タイルは、このラウンドで行うアクションによって、次のラウンドでどの地形タイプで行動できるかが設定されることを意味します。各地域のパックのコントロールを拡大するためのアクションを実行すると、パックの属性もアップグレードされ、ゲームが進むにつれてより積極的なアクションを実行できるようになります。

ゲーム中盤の3つの得点フェーズで、各領域のパワーが計算されます。ゲームの終了時に、プレイヤーはこれらの得点フェーズで獲得した VP トークンと、プレイヤーボード上の6つのトラックのそれぞれで明らかにされた最高の VP 番号に基づいてポイントを集計します。最も多くのVPを獲得したプレイヤーが勝利します！

ウルヴズ(The Wolves)の遊び方

ゲームの準備

内容物

・初期地点ボード（1枚）
・地域ボード（10枚）
・個人ボード（5枚）
・月光ボード（1枚）
・地域得点トークン（3種類）
・地形タイル（30枚）
・狼（親）コマ（20個：各色4個ずつ）
・狼（子）コマ（40個：各色8個ずつ）
・巣窟コマ（60個：各色12個ずつ）
・隠れ家コマ（20個：各色4個ずつ）
・一匹狼トークン（20枚）
・動物トークン（20枚）
・地形トークン（12枚）
・アクショントークン（12枚）
・勝利点トークン（50枚）
・地域得点記憶トークン（4個）

準備

1. 地域ボードの準備

初期地点ボードを中央に配置し、地域ボードを初期地点ボードの周りに指定の形で配置します。（※プレイ人数によって、地域の大きさが異なります）

2. 一匹狼トークン・動物トークンの配置

各地域ボードに各アイコンが書かれている位置に一匹狼トークンを1枚ずつ、動物トークンは2枚ずつを配置します。

使用される動物トークンはプレイ人数に合わせて以下のように準備します。
（動物トークンは同じトークンを2枚ずつ重ねます）

プレイ人数	配置個数	使用する動物トークン
3人プレイ	6ヵ所	ヘラジカ、シカ、アライグマ、イノシシを1ヵ所ずつ、ウサギを2ヵ所に配置します。
4人プレイ	8ヵ所	ヘラジカ、シカが1ヵ所ずつ、アライグマ、イノシシ、ウサギを2ヵ所ずつ配置します。
5人プレイ	10ヵ所	全ての動物トークンを2ヵ所ずつに配置します。

3. 月光ボードと地域得点トークンの準備

プレイヤー人数に合わせた面で月光ボードを配置します。
地域得点トークン（三日月/半月/満月）を各地域ボードの水源マスに配置します。

プレイ人数	三日月	半月	満月
3人プレイ	2地域	2地域	2地域
4人プレイ	2地域	3地域	3地域
5人プレイ	3地域	4地域	3地域

その後、月光ボードの三日月の位置と地域ボードの地域得点トークン（三日月）の位置に地域得点確認トークン『！』と配置します。

4. 個人ボードを受け取り、地形タイル・各コマの準備

各プレイヤーは、個人ボードとボードと同じ色の各コマと地形タイルを受け取ります。

A. 地形タイルを6枚、スロットに配置する

個人ボードの上の6つのスロットに地形タイルを6枚配置する。

B. 巣窟コマを配置する

個人ボードの上3つのトラックに左上のトラック以外に巣窟コマを配置する。

C. 隠れ家コマを配置する

個人ボード左下のトラックに隠れ家コマを配置する。

D. 狼コマを配置する

個人ボード右下のトラックに狼コマを配置する。
3つ目と6つ目のトラックには狼（親）コマ、その他は狼（子）コマを配置します。

5. 初期地形ボードに順番に狼コマを配置する。

ランダムにスタートプレイヤーを決め、狼コマ（親・子）の2つのセットを順番に初期地点ボードの好きな位置（中央の溝以外）に配置していきます。

全プレイヤーが配置し終えたら、最後に配置したプレイヤーから逆順で狼コマ（親・子）の2つのセットを順番に配置します。

8. 開始プレイヤー

最初に狼コマを配置したプレイヤーがスタートプレイヤーとなってゲームを開始します。

最初の画面は以下のようになります

ゲームの流れ

各プレイヤーは順番に以下の基本アクションを2回ずつ実施します。
（2回は同じアクションでも異なるアクションでも可能です）

基本アクション

以下の5つのアクションの中から2つのアクションを実施していきます。

アクション	必要タイル	説明
移動	1枚	狼コマを移動する
遠吠え	2枚	一匹狼トークンを取り除き、狼コマを配置する
営巣	2枚	巣窟コマを配置して、能力を上げる
改良	2枚	巣窟コマを隠れ家コマに改良する
闘争	3枚	相手のコマを取り除いて、自分のコマを配置する

※必要タイルとは、同じ地形のタイルを必要枚数分裏返すことで、その地形マスに対してアクションを実施できるようになります。

地形トークン

地形トークンを持っている場合、使用することで地形タイル1枚を裏返す代わりにすることができます。

アクショントークン

アクショントークンを持っている場合、使用することで追加でアクションを1つ実施することができます。

条件を満たしたら実施

以下のアクションは条件を満たした場合に自動で実施されます。

アクション	条件	説明
狩り	動物の周りに狼コマ3匹を配置	動物トークンを獲得する

月フェイズ

アクションを行なう中で月光ボードが埋まっていき、月のスペースまで到達した場合、月フェイズが実施されます。

月スペースは、プレイヤー人数に合わせて3ヵ所あり、次に実施される月フェイズのスペースには『!』が配置されています。

移動：狼コマを移動する

A. 地形タイルを裏返す

狼を移動したい地形マスと同じ地形タイルを裏返します。

B. 自分の狼コマを移動する

選択した地形タイルのマスに自分の狼を個人ボードの『拡散能力（Pack Spread）』と『移動力（Wolf Speed）』の状態に基づいて移動します。

移動ルール

・中央の溝マスや水源マスには移動することができません。

・一匹狼トークン、動物トークンのあるマスは通り抜けることはできるが、留まることはできません。（トークンが無くなった後は移動可能）

・各マスには、自分のコマを2つまで配置することができます。

・自分の狼（親）コマが相手の狼（子）コマと同じマスに移動した場合、相手の狼（子）コマを隣接する位置に追い出すことができます。

・狼コマは相手の巣窟コマが置かれているマスには移動できます。

	能力名	関連アクション	効果
	拡散能力（Pack Spread）	・移動	移動できる狼の数
	移動力（Wolf Speed）	・移動	狼の移動できるマスの数

遠吠え：一匹狼トークンを取り除き、狼コマを配置する

A. 一匹狼トークンを指定し、地形タイルを2枚裏返す

狼コマを配置したい地形マスと同じ地形タイルを2枚を裏返します。

B. 一匹狼トークンを月光ボードに配置する

指定した地形の上にあり、狼（親）コマから個人ボードの『咆哮範囲（Howl Range）』の数字以内にある一匹狼トークンを指定し、月光ボードに移動します。

	能力名	関連アクション	効果
	咆哮範囲（Howl Range）	・遠吠え・闘争	遠吠え、闘争を行なえる範囲

C. 個人ボードの狼コマを一匹狼トークンのマスに配置する

個人ボードのPack Wolvesのトラックにある狼コマを一匹狼トークンが置かれていた位置に配置します。

トラック上の狼コマは左上から順番に配置され、3個目と6個目は狼（親）コマ、その他は狼（子）コマです。

営巣：巣窟コマを配置して、能力を上げる

A. 地形タイルを2枚裏返す

巣窟コマを配置したい地形マスと同じ地形タイルを2枚を裏返します。

B. 個人ボードの巣窟コマを狼（親）コマの隣接するマスに配置する

自分の狼（親）コマの配置されているマス、または隣接するマスを選択します。

個人ボードの好きなトラックから巣窟コマを取り、狼（親）コマの隣接するマスに配置します。

ただし、他のコマや相手の狼コマが配置しているマスには配置できません。

C. ボーナスを獲得する

各トラックで横列全ての巣窟コマが取り出された場合、右側にあるボーナスアイコンに従って、ボーナストークンを獲得します。

改良：巣窟コマを隠れ家コマに改良する

A. 地形タイルを2枚裏返す

隠れ家コマを配置したい地形マスと同じ地形タイルを2枚を裏返します。

B. 巣窟コマを月光ボードに配置する

自分の狼（親）コマの配置/隣接しており、水源に隣接する巣窟コマが配置されているマスを選択し、その位置にあった巣窟コマを月光ボードに配置します。

同じ地域には1つの隠れ家コマしか配置できません。また、改良された位置に相手の狼コマがいた場合、隣接するマスに押し出されます。

C. 隠れ家コマを配置する

巣窟コマを取り除いた位置に、個人ボードのLairsトラック上にある隠れ家コマを配置します。

Lairsトラックは左側から順番に取っていき、下に書かれた数字が得点となります。

D. ボーナスを獲得する

個人ボードで、取り出された位置に書かれているボーナスアイコンに従って、ボーナストークンを獲得します。

闘争：相手のコマを取り除いて、自分のコマを配置する

A. 地形タイルを3枚裏返す

闘争を行いたい地形マスと同じ地形タイルを3枚を裏返します。

B. 相手の狼コマ・巣窟コマを月光ボードに配置する

指定した地形の上にあり、狼（親）コマから個人ボードの『咆哮範囲（Howl Range）』の数字以内にある相手の狼（子）コマまたは巣窟コマを指定し、月光ボードに移動します。

	能力名	関連アクション	効果
	咆哮範囲（Howl Range）	・遠吠え・闘争	遠吠え、闘争を行なえる範囲

C. 自分のコマ（取り除いたコマと同じ種類）を配置する

相手のコマを取り除いた位置に、そのコマと同じ種類のコマを個人ボードの各トラックから取り出して配置します。

各トラックの取り出しルールは各アクションと同様です。

狩り（条件を満たした場合、自動で実施）

動物トークンの周りのスペースの3ヵ所に狼コマを配置した場合、動物トークンを獲得して個人ボードに配置します。

同じ種類の動物トークンは1つまでしか獲得できません。

動物トークンを配置したら、その位置に書かれているアイコンのボーナストークンと下に書かれている数字の得点を獲得します。

月フェイズ

月光ボードの月のスペースに到達した時、月フェイズが実施されます。

月には、『三日月』『半月』『満月』の3つがあり、それぞれに対応した地域があります。

プレイ人数	三日月	半月	満月
3人プレイ	2地域	2地域	2地域
4人プレイ	2地域	3地域	3地域
5人プレイ	3地域	4地域	3地域

各プレイヤーは、到達した月スペースと同じ地域内にあるコマを確認し、以下の内容で得点計算を行い、各地域ごとで1位と2位のプレイヤーを出します。

	コマ	得点		コマ	得点
	狼（親）コマ	１点		巣窟コマ	１点
	狼（子）コマ	１点		隠れ家コマ	３点

1位と2位のプレイヤーは、月の状態に対応した得点を獲得します。
（1位は地域得点トークンを受け取り、2位は得点トークンを取ります）

地域の得点が引き分けの場合、狼（親）コマの数が多い方が上位となります。
それも引き分けの場合、1位の引き分けは両方が2位、2位の引き分けは2位はなしとなります。

月の状態	1位のプレイヤー	2位のプレイヤー
三日月	4点を獲得する。	2点を獲得する。
半月	6点を獲得する。	3点を獲得する。
満月	8点を獲得する。	4点を獲得する。