『オリフラム(Oriflamme)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | オリフラム(Oriflamme) | ||
特徴 | 2020年には「アスドール・フランス年間ゲーム大賞」の一般部門を受賞しました。 この戦術カードゲームでは、隠されたカードが順番にプレイされます。プレイヤーは家族のために最も影響力のあるポイントを集めてゲームに勝利するという同じ目標を持っているため、戦略的に隠しカードの効果を公開し発動させ、他のプレイヤーを出し抜いたり、邪魔されないようにしたりできます。 | ||
プレイ人数 | 3 - 5 人 | プレイ時間 | 10 分 |
ゲームデザイナー | Adrien Hesling, Axel Hesling | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Tomasz Jedruszek | 戦略 | 3 |
エディター | Studio H | 運 | 2 |
発売日 | 2019 | やり取り | 4 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
『オリフラム』の魅力
ボードゲーム初心者におすすめ
ルールは『カードを出す』『公開するかどうかを決める』という、2つの動作を繰り返すだけなので、シンプルに楽しむことができます。
使用するカードも10種類だけで、1ゲームの時間も短いので気軽にプレイできるかと思います。
最初の内はルールを確認しつつ、プレイしていただき慣れてくれば深い心理戦を楽しむことが出来るかと思いますので、是非遊んでみて下さい。
短時間で深い心理戦が楽しめる
このゲームで心理戦要素を面白くしているのが、『待ち伏せ』『陰謀』の2枚のカードの存在です。
裏側に置いておくことで影響点を溜めて高得点が狙える『陰謀』、破壊されることで高得点が得れる『待ち伏せ』、この2枚があることで破壊しても良いのかどうか?というドキドキ感を楽しめることができます。
気軽にできる心理戦是非楽しんでみて下さい。
毎回、様々な戦略を考えて挑戦できる
10枚の手札から3枚の捨てるので、手札のカードによっては、裏側で責めたり、相手を破壊することで影響点を溜めたりなど、毎回違った戦略で遊ぶことが出来ます。
強力なカードが取り除かれた時にも、戦略が上手く行けば全然勝利することは可能になります。
配られた手札の中で、相手が何を持っているのかも想像しながら戦略を立てて行くのが楽しいポイントなので、是非楽しんでみて下さい。
『オリフラム』の遊び方
ゲームの目的
『オリフラム』は、相手を出し抜いて影響点を獲得することを目的としたゲーム
オリフラムは、わずか10種類のカードを使用して、陰謀と策略の頭脳戦が楽しめるボードゲームです。
上手く相手を出し抜きつつ、多くの影響点を稼いで行きましょう!
ゲームの準備(BGAでは自動)
『オリフラム』の準備物
ゲームの準備
ゲームの準備として、『解決順タイルの配置』『各プレイヤーに手札を配る』『スタートプレイヤーを決める』ことを行っていきます。
【解決順タイルの配置】
全員が見える場所に『解決順タイル』を配置します。
場に出すカードは『解決順タイル』の前に置き、向いている方向の順番で『解決フェーズ』を行っていきます。
【各プレイヤーに手札を配る】
各プレイヤーに10枚のカードを配っていきましょう。
※10枚のカードは全てのプレイヤーは同じ種類のカードです。
ランダムに3枚のカードを捨てて、残った7枚のカードを手札にします。
(捨てたカードは自分のみ確認することができます。)
【スタートプレイヤーを決める】
スタートプレイヤーを決めて、目印として『親タイル』を渡します。
※ボードゲームアリーナでは、『親タイル』を持っているプレイヤーは、プレイヤー情報に表示されており、ランダムで決まります。
自分の順番確認などで利用すると良いかと思います。
『ボードゲームアリーナ』のゲーム画面
ゲームの流れ
各ラウンドでは下記の順でプレイをしていきます。
ラウンド終了後、スタートプレイヤーを移動しますが、場のカードは残ります。
【A. 配置フェーズ】
各プレイヤーは順に『協力者カード』を1枚、ウラ向きで配置
【B. 解決フェーズ】
先頭のウラ向きカードから順に、オープンにするか行動する。
A. 配置フェーズ
スタートプレイヤーから順に、『協力者カード』を1枚ウラ向きにして場に配置します。
この時に配置できる場所は、下記の1~3のいずれかになります。
1. 場のカードの『先頭』
2. 場のカードの『最後尾』
3. 場の自分のカードに『重ねる』(スタック)
(下のカードは表向きか裏向きかに関わらず、重ねることが可能)
③の自分のカードに重ねることを『スタック』と呼びます。
下のカードに『影響点』が置かれている場合、『勝利点』の上にカードを重ねていきます。
(その『勝利点』は下のカードに乗っているものとして扱う。)
B. 解決フェーズ
場のカードの『先頭』から順にアクションを行っていきます。
自分のカードの順番になったら所有者カードの状態に合わせた行動を行っていきます。
(※カードの効果については、『カード効果』で説明していきます。)
【カードがウラ向きの場合】
カードを『表向きにする』か『表向きにしない』かを選びます。
■カードを表向きにする
カード上に影響点が乗っていれば獲得し、カード効果を実施します。
使い切りのカードの場合は効果を実施した後、捨て札に置きます。
■カードを表向きにしない
『影響点』を1つ、裏向きのカードの上に乗せます。
スタック状態の場合、一番上のカードにのみ影響点を乗せます。
【カードが表向きの場合】
カード効果を実施するかどうかを選択する。
カード効果
カードをオモテ向きにした時にそれぞれのカードの効果を発動することができます。
(『待ち伏せ』のみ、ウラ向きのまま破壊された時に発動する効果があります。)
【射手】 場のカードの『先頭』or『最後尾』のカードを 1枚『破壊』して、『1影響点』を得る。 | |
【兵士】 隣のカードを1枚『破壊』し、『1影響点』を得る。 | |
【密偵】 隣のカードの所有者から、1影響点を『奪う』。 ※隣のカードが自分のカードしかない場合は何も得られない。 | |
【世継ぎ】 このカード以外に『世継ぎ』が場になければ、 『2影響点』を得る。 | |
【暗殺】 任意のカードを1枚『破壊』し、『1影響点』を得る。 (※使い切り) | |
【勅命】 場のカード1枚を選び、好きな場所へ『移動』する。 (※使い切り) スタックされているカードを選んだ場合、 一番上のカードのみが移動する。 | |
【侯爵】 『1影響点』を獲得する。 左右に自分のカードが 隣接していれば、1枚ごとに追加で『1影響点』を得る。 | |
【転身者】 隣接する表向きカードの能力を『コピー』する。 この効果でコピーするのは選択したカードの能力のみなので、 カード名は『転身者』のままです。 例えば、『世継ぎ』の能力をコピーした場合、 世継ぎが1枚だけの場合であれば、2影響点が得られる。 | |
【待ち伏せ】 このカードを自分で表向きにした場合、 カード上の影響点を全て破棄して『1影響点』を得る。 (※使い切り) このカードが他プレイヤーの効果によって破壊された場合、 『4影響点』を得る。 そして、破壊しようとしたカードの 効果を実施した後、そのカードを『破壊』する。 | |
【陰謀】 カード上の『影響点』を2倍して獲得する。 (※使い切り) |
(※1)使い切り:効果を発動した後、そのカードを破壊する。
(※2)スタックした使い切りカードを表向きにしてカードを取り除いた後、連続して下の表向きのカードを使用することが可能です。
(※3)破壊した裏向きのカードに影響点が乗っていた場合、それらも排除されます。
ゲームの終了・勝利条件
下記の条件になった時にゲーム終了となり、勝利/敗北が決定します。
・6ラウンドが終了した時
ゲーム終了時、最も影響点を獲得したプレイヤーの勝利となります。
場に残った影響点は得点としてカウントされません。
同点の場合、場に残った自分所有のカード枚数が最も多いプレイヤーが勝利となります。
『オリフラム』の変更可能ルール
『オリフラム』の変更可能ルールはありません。
最後に
ボードゲームアリーナで公開されているボードゲーム『オリフラム』について、書かせて頂きました。
深い心理戦を楽しむことができるゲームですが、カードを選んで破壊するのでことができるので、1人が狙われてしまってギスギスしてしまう可能性もあるので、仲の良い友達と遊ぶことをお勧めします。
是非、遊んでみて下さい!
ここまで読んで頂きありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。