『ハギス(Haggis)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | ハギス(Haggis) | ||
特徴 | ハギスはジョンフェンやビッグトゥーと同系列のクライミングゲームです。カードの組み合わせ・ボム・手札の得点・トリックで集めたカードの得点など、親ゲームの要素を借りたり組み替えたりして、さらに、ワイルドカードを均等に配ったり最初に手札を出し切ったら高得点が貰える賭けをしたりするゲームです。アジアで言うところのティチューや大富豪にも似ています。 | ||
プレイ人数 | 2 - 4 人 | プレイ時間 | 24 分 |
ゲームデザイナー | Sean Ross | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Gary Simpson | 戦略 | 3 |
エディター | Indie Boards and Cards | 運 | 2 |
発売日 | 2010 | やり取り | 1 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
ハギス(Haggis)とは?
相手よりも多く得点を稼ぎましょう。他のプレイヤーより早く手札をなくしたり、場札を得ることでポイントになります。
一番最初に手札を出す前に、相手より先に手札をなくせるか、賭けることができます。ビッグベット(30点)とリトルベット(15点)の2種類があります。ショートゲームは250点、ロングゲームは350点です。
ハギス(Haggis)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・カード(54枚:スートが5種類で2~10の9枚ずつ、Jが3枚、Qが3枚、Kが3枚)
準備
1. J,Q,Kのカードを除き、各カードはシャッフルを行い、山札を作成します。
2. 2人プレイの場合、J,Q,Kのカードを1枚ずつゲームから取り除きます。
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
各ラウンドは以下の流れで実施されます。
1. 手札を配る
2. ビッドを行う
3. カードをプレイする
4. 得点計算を行う
1. 手札を配る
各プレイヤーにJ、Q、Kを1枚ずつ表向きで配ります。
(これらのカードはワイルドカードとなります)
残りのカードをシャッフルし、各プレイヤーに14枚ずつ配ります。
(※ワイルドカードを含めて各プレイヤーの手札は17枚です)
手札を配った後、2人プレイの場合は8枚、3人プレイの場合は3枚のカードが残りますが、それらは非公開のカードとして、横に置いておきます。
2. ビッドを行う
各プレイヤーは最初に「上がる」(手札を出し切る)ことに賭けることができます。
ハギスの場合 |
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カードを出す前に各プレイヤーは『ビッドの宣言(5点/15点/30点)』を行うことが出来ます。 各プレイヤーごとに行うので、複数のプレイヤーが宣言することが可能です。 |
ハギス & タティーズの場合 |
順番に『ビッドの宣言(15点/30点/45点)』もしくは『パス』を行います。 前のプレイヤーがビッドを宣言した場合、それ以上の点数でビッドを行います。 1人の宣言プレイヤー(デレクアラー)が決まるまで、繰り返しビッドの宣言を行います。 |
ビッドの宣言プレイヤー(デレクアラー)と他のプレイヤーとの対決となります。
誰も宣言をせずに全員がパスを行った場合、個人戦の対決となります。
3. カードをプレイする
各プレイヤーは順番に以下のアクションを実施します。
場札が”ない“場合
場札がない状態で手番が回ってきた場合、以下を行います。
・リードカードを場に出す
場札が”ある“場合
場札がある状態で手番が回ってきた場合、以下のいずれかを行います。
・カードを出す
・ボムを出す
・パスをする
場札が”ない“場合
場札がない状態で手番が回ってきた場合、リードカードを場に出します。
・リードカードを場に出す
場札がない場合、手番プレイヤーはリードプレイヤーとなり、好きな組み合わせで場にカードを出すことができます。(このカードはリードカードとなります)
カードの組み合わせ
出せるカードの組み合わせは以下の種類なります。
組み合わせ | 説明 |
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セット | 同じ数字(1~8枚) ※ワイルドカードを使用した場合8枚まで可能 |
ラン | 同じスートで連続した数字 |
ボム | 特別な組み合わせ (以下の種類があり、下に行くほど強い組み合わせです) ・3-5-7-9(4つの異なるスート、ワイルドカードなし) ・J-Q ・J-K ・Q-K ・J-Q-K ・3-5-7-9(同じスート、ワイルドカードなし) |
J、Q、Kはワイルドカードとして使用でき、そのワイルドランクよりもランクの低い任意のカードの代わりに出すことができます。
ワイルドカードは各プレイヤーの手札に残っているのかは、常に公開情報になっています。
組み合わせ(セットまたはシークエンス)として出す場合、少なくとも1枚の非ワイルドカードを含める必要があります(そうでない場合、その組み合わせはボムと見なされます)。
例 | Jは8の代わりに使えますが、Kの代わりには使えません。 |
例 | ワイルドではなく、10よりも強いカードとして使用することもできます。 9-10-Jは8-9-10に勝ち、10-10-J-Q(Jは「ナチュラル」でQは「ワイルド」)は、9-9-10-10に勝つランとして出せます。 |
場札が”ある“場合
場札がある状態で手番が回ってきた場合、以下のいずれかを行います。
・カードを出す
・ボムを出す
・パスをする
場のカードと同じ組み合わせ、同じ枚数でより強い数字のカードを出すことができます。
ランで同じ数字が被る場合、それぞれの最も強い数字を比較して強さを判断します。
カードのランクの強さは以下のようになっています。
[弱] 2<3<4<5<6<7<8<9<10<J<Q<K [強]
同じランクのカードが出されている場合、一番強いカード同士が比較して、カードの強さを判断します。
ボムの組み合わせ以外でカードが場に出されている場合、場のカードの組み合わせ・枚数・強さを無視してボムの組み合わせを出すことができます。
また場にボムが出されている場合は、場のボムの組み合わせよりも強いボムを出すことができます。
組み合わせ | 説明 |
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ボム | 特別な組み合わせ (以下の種類があり、下に行くほど強い組み合わせです) ・3-5-7-9(4つの異なるスート、ワイルドカードなし) ・J-Q ・J-K ・Q-K ・J-Q-K ・3-5-7-9(同じスート、ワイルドカードなし) |
カードが出せない/出したくない場合は”パス”を行います。
一度パスを行っても、再度手番が回ってきた場合、再度手番を行なえます。
(ソフトパス)
プレイヤー1人を除いて全員がパスを行った場合、場のカードは最後のカードを出したプレイヤーが全てを獲得します。
その後、そのプレイヤーから次の手番を開始します。
4. 得点計算を行う
1人のプレイヤーを残して、他のプレイヤーが全員が手札を出し切った時、ラウンドは終了されます。
最後にカードを出したプレイヤーが、場の全てのカードを獲得します。
最後のプレイヤーの手札に残っている全てのカードとハギス(最初に横に置いていたカード)は、最初に手札を出し切ったプレイヤーが獲得します。
その後、以下の内容で得点計算を行います。
得点項目 | 得点 |
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相手の手札の枚数 | 最後にカードを出し切った瞬間に最も多くのカードを持っていた相手の手札にあるカード1枚につき5ポイントを得ます。 |
獲得した得点カード | ルール『旧版の得点方式』 獲得したカードは、以下の得点が獲得したプレイヤーに入ります。 ・2-4-6-8-10 = 0点 ・3-5-7-9 = 1点 ・J = 2点 ・Q = 3点 ・K = 5点 ルール『新版の得点方式』 獲得したカードは、獲得枚数1枚につき1点が獲得したプレイヤーに入ります。 |
ビッドの点 | ルール『ハギス』 賭けが成功した場合、賭けた金額がプレイヤーの得点に追加されます。 賭けが成功しなかった場合、賭けた金額は最初に「上がった」プレイヤーと、このラウンドで賭けなかった他の対戦相手の得点が追加されます。 ルール『ハギス & タティーズ』 宣言者がいない場合、ビッドに対する得点はありません。 宣言者が最初に上がった場合、宣言した額(15, 30, 45点)を獲得します。 他のプレイヤーが最初に上がった場合、そのプレイヤーは宣言された額の3分の2(10, 20, 30点)を得点します。もう一人の他のプレイヤーは宣言された額の3分の1(5, 10, 15ポイント)を得点します。 |
最も得点が少ないプレイヤーがリードプレイヤーとなって、次のラウンドを行います。
(同点の場合、ディーラーの左側のプレイヤーがリードとなります)
ゲームの終了条件
誰かが以下の得点条件を満たした場合、ゲーム終了となります。
・短いゲーム:2/3人戦の場合は250点、4人戦の場合は350点
・長めのゲーム:2/3人戦の場合は350点、4人戦の場合は550点
最も得点を獲得したプレイヤーが勝利となります。