『大噴火(Eruption)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | 大噴火(Eruption) | ||
特徴 | 大噴火(Eruption)はChris Jamesによってデザインされ、Stratus Gamesによって発行されたゲームです。 | ||
プレイ人数 | 2 - 6 人 | プレイ時間 | 50 分 |
ゲームデザイナー | Chris James | 複雑さ | 2 |
アートワーク | Andy Kurzen, Matt Plett | 戦略 | 3 |
エディター | Stratus Games | 運 | 3 |
発売日 | 2011 | やり取り | 4 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
大噴火(Eruption)とは?
大噴火は、2-6人向けのエキサイティングなボードゲームです。プレイヤーは火山島を舞台に、村を溶岩から守り切ることが目的です。
各プレイヤーは自分の村を守るように防壁を建設したり、ルートを変更しながら自分の村を守っていきます。配置する溶岩のタイルはランダムに引くので、自分の予想しなかった溶岩のルートになることもあり、毎回違った形でのプレイ体験が楽しめます。
さらに、特殊アクションカードを使って相手の行動を制限したり、自分の行動を強化したりする戦略的要素も充実。大噴火は、家族や友人との楽しいひと時を提供してくれる、緊張感と戦術性溢れるボードゲームです。
大噴火(Eruption)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・ゲームボード(1枚)
・溶岩タイル(40枚)
・噴火タイル(3枚)
・防壁駒(48個:わら18個、木材15個、石材15個)
・アクションカード(36枚)
・温度マーカー(6個)
・ダイス(2個:赤と白)
準備
1. ゲームボードを中央に配置
2. アクションカードを混ぜ、各プレイヤーに3枚ずつ配ります。残りのカードは裏向きに山にして、ボードの横に配置し、山札にする。
3. 噴火タイルを裏向きでボードの横に1列に並べる。
4. 溶岩タイルを混ぜ、裏向きの1つの山にしてボードの中央に配置する。
5. 各プレイヤーは各素材(わら、木材、石材)の防壁駒を1個ずつ取って手元に置く。
6. 各プレイヤーは守るべき近くの村を1つ選択します。
7. 各プレイヤーは自分の村の色の温度マーカーをスタートスペースに配置する。
8. 各プレイヤーはダイスを1個振り、最も大きな目を出したプレイヤーがスタートプレイヤーになる。
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
各プレイヤーは順番に、以下の流れで手番を行います。
1. ダメージ算定
2. タイル配置
3. アクションカードの使用
4. 防壁建設
1. ダメージ算定
自分の村の7辺について溶岩流が接してきていなかったらこのステップは発生しません。
(溶岩流が描かれていない辺が接していても算定はされない)
自分の村に溶岩流が接していたら(防壁なし)、1辺につき20度上昇。
自分の村が防壁駒で守られている場合、溶岩ダイス(赤)と防壁ダイス(白)の2つを防壁駒の数分振っていきます。
その後、防壁駒の種類を確認し、防壁ダイスの値に加算します。(わら:+0、木材:+1、石材:+2)
■ 溶岩ダイスの方が高い or 同数の場合
防壁駒が取り除かれ、10度上昇します。
■ 防壁ダイスの方が高い場合
防壁駒はその場に残り、温度上昇もありません。
※BGAでは、ダイスを振る描写はありませんが、ダイスの値はログ上で確認できます。
2. タイル配置
溶岩タイルを1枚引いて、ボードに配置します。
ボード中央部・もしくは既に配置されたタイルから、隣接するタイルと溶岩流辺・そうでない辺が合致するように配置します。
ボード上の防壁素材マークの上に設置したら該当の防壁を1つ獲得。ただしストックにない場合1つレベルの低いものを獲得。(石材>木材>わらの順)
※BGAではストック表示がないので、このルールは未実装の可能性あり。
防壁に隣接して設置する場合、耐久判定が行われます。
システムはダメージ算定で前述した通り。溶岩側が勝った場合、防壁を取り除きそこに設置。負けた場合別の場所に置かなければいけない(防壁はそのまま)。
迂回して流れが続く置き方をすれば、ダイスロールなしで設置し防壁を取り除く。
タイルを任意の村に隣接させて置いたとき、プレイヤーはその村に接した新たな溶岩流1つにつき、アクションカードを1枚引く。溶岩流が防壁にせき止められていても、その村がどのプレイヤーにも属していなくても可能。
3. アクションカードの使用
可能な限り何枚でも使用可能。
示されたアクションの効果を使用。示された防壁を獲得。任意の2枚で追加の溶岩タイル1枚設置。の、いずれかの効果を使用できその後捨てられる。
ターン終了時3枚まで保有できるが、超過すると捨てられる。
4. 防壁建設
防壁を1つ建設してもよい。
自分の村や途中の溶岩流の辺に建設。ヘクス同士が隣接した辺には建設できない。ヘクス上に複数建設できるが、同じ辺に複数建設はできない。自分の村の溶岩がまだ来ていない辺にも建設可能
危険ゾーンと噴火タイル
村の温度が上昇していき、バーンメーター上で危険ゾーンに突入すると新たな能力を獲得。
危険ゾーン | 能力 |
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危険ゾーン1(50度) | 自分の手番ごと、以下の能力を得る。 ・防壁を追加で1つ建設できる |
危険ゾーン2(120度) | 自分の手番ごと、以下の能力を得る。 ・アクションカードを1枚引ける ・防壁を追加で1つ建設できる |
危険ゾーン3(200度) | 自分の手番ごと、以下の能力を得る。 ・溶岩タイルを追加で1枚置ける ・アクションカードを1枚引ける ・防壁を追加で1つ建設できる |
バーンメーター上の各危険ゾーンに最初に到達・通過したプレイヤーは、ダメージの算定を終了したあと、噴火タイルを設置する。
噴火タイルは6辺全てに溶岩流があり、既存のタイルに設置しておくときは隣接したタイルに繋がるように配置する必要があるが、独立させ離れた場所にも設置可能(他プレイヤーの村にいきなり隣接も可能)。
噴火タイルが置かれたとき、すべての他プレイヤーの村の温度が30度上昇。噴火タイルの配置後、溶岩タイルの配置から通常通りに手番をプレイ。※防壁でせき止められている溶岩流に隣接して噴火タイルを置く場合、その防壁は無条件で取り除かれる。
ゲームの終了条件
以下のいずれかの条件を満たした場合、ゲーム終了となります。
いずれかのプレイヤーのバーンメーターが最後のスペース(290度)に到達し、そのプレイヤーの手番終了時にそのスペースにとどまっていた場合、残りの溶岩タイルの山札はボードから取り除かれ、他のすべてのプレイヤーは最後の手番を1回ずつプレイします。
溶岩タイルの山が尽きた場合、最後のタイルが置かれたら、手番プレイヤーは手番を通常通りにプレイします。そのあと、全プレイヤー(最後の溶岩タイルを置いたプレイヤーも含めます)は最後の手番を1回ずつプレイします。
最もバーンメーターの温度が低いプレイヤーの勝者となります。
※BGAでは290点を持ってそこから減点されていくニムト方式の点数表示。
同点(タイブレイク)の場合、手元に残した防壁と村に残った防壁の価値(石材:3・木材:2・わら:1)から、自分の村に接している溶岩流1つ(防壁の有無は考慮せず)につき1マイナスしたものを比較し、大きい方が勝利になります。
アクションカード
カード | 名称・効果 |
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・余波(5枚)【防壁駒:石材】 任意のタイル1枚を任意の向きに回転させる。 タイルを別のヘクスに動かすことはできない。 タイルの回転によって、通常のタイル配置ルールに違反するタイルができてはならない。 回転したタイル上の全ての防壁駒は即座に取り除かれる。 | |
・溶岩流(3枚)【防壁駒:わら】 新たな溶岩タイルを1枚引き、通常のタイル配置ルールに従って配置する。 | |
・再配置(5枚)【防壁駒:わら】 自分の村内にある全ての防壁駒を、村内で自由に再配置する。1つの辺に複数の防壁駒を置くことはできない。 | |
・陥落孔(4枚)【防壁駒:木材】 ボード上にある任意のタイル1枚(及びその上の全ての防壁駒)を取り除く。 タイルの除去によって、通常のタイル配置ルールに違反するタイルができてはならない。 | |
・地震(5枚)【防壁駒:石材】 新たな溶岩タイルを1枚ひき、即座にボード上の任意タイルと置き換える。 新たなタイルは通常のタイル配置ルールに従わなければならない。 古いタイル(およびその上の全ての防壁駒)はボードから取り除かれる。 置き換えが不可能な場合、新たなタイルを山の中のランダムな位置に戻し、別のタイルを引き直す | |
・雨(4枚)【防壁駒:木材】 即座に自分の村の温度をバーンメーター上で30度下げる。 | |
・補強(6枚)【防壁駒:わら】 手番終了人お通常の防壁の建設に加えて、手元の防壁駒を1個取り、即座に建設する。 | |
・火山弾(4枚)【防壁駒:木材】 ボード上にある任意の防壁駒1個(どのプレイヤーのものでも可)を取り除く。 |