遊び方

『キメラステーション(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

『キメラステーション(Chimera Station)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

ボードゲームの基本情報
タイトルキメラステーション(Chimera Station)
特徴キメラステーションはワーカープレイスメントというジャンルに、ワーカーの加工という新しい風を吹き込みました。ゲーム中各ワーカーにハサミ、触手、木の葉、追加の頭脳(あるいはそれらの組み合わせ)を組み込んで改造することができるのです。こんなワーカーを使って、得点や食料、お金、前述の体のパーツなどを集めていくのです!ゲームを通してプレイヤーは宇宙ステーションの建設や拡張をするとともに、実に多彩な戦略・戦術の可能性を切り開くことでしょう。
プレイ人数 2 - 4 人プレイ時間 62 分
ゲームデザイナーMark Major複雑さ3
アートワークBrian Patterson戦略4
エディターTasty Minstrel Games2
発売日2017やり取り0

※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより

キメラステーション(Chimera Station)とは?

銀河間の通信基地キメラステーションでは、あなたはワーカーを彼らの仕事に送るだけで
はありません… あなたは競争相手の優位に立つため、爪、触手、その他のパーツを
彼らにくっつけます! 資源を増やし、モジュールを建設してボードを拡張し、新たなチ
ャンスを得ます。宇宙ステーションを建設し、名声を獲得して勝利するための指令を出し
ましょう!

キメラステーションの目的は、第5ラウンドの終了時に最も高い名声ポイントを得ている
ことです。その目的を達成する主な方法は、モジュールを建設しコマンドハブでステーシ
ョンへの指令を行うことですが、その他にもポイントを獲得する多くの機会があります。
高得点の機会に気をつけて、対戦相手にあまり多くの恩恵を与えないようにしてください

キメラステーション(Chimera Station)の遊び方

ゲームの準備

内容物

・ゲームボード
・カウントダウントークン
・ラウンドマーカー
・遺伝子コンポーネント(脳×7、爪×7、葉っぱ×7、触手×7)
・ステーションモジュールタイル
・特権カード
・コイントークン
・食料トークン
・スタートプレイヤーマーカー
・スコアマーカー
・プレイヤーマット
・ワーカーの上下パーツ
・研究マーカー
・スタート資源カード

準備

ゲームボードの準備、プレイヤーごとの準備を行っていきます。
(※BGAでは自動で行ってくれます。)

ゲームボードの準備

ゲームボードを中央に配置し、下記をそれぞれ場所に配置していきます。

・カウントダウントークン

『コマンドハブ』のスロットBの上に順番に(タイル1を上に)配置します。

・ラウンドマーカー

『ラウンドトラック』の最初の項目に配置します。

・遺伝子コンポーネント

各種7つごとに、ゲームボードの近くの『サプライ』に配置します。

・ステーションモジュールタイル

『リアクターセクション』の近くにある『サプライ』に裏向きに置きます。
そこから6枚を引いて、『リアクタースペース』に表向きに置きます。

・特権カード

山札を作り、ランダムで3枚を引いて、ボードに表向きに置きます。

・コイントークン・食料トークン

ボードの近くのサプライの山に置きます。
コイン・食料は無制限ですので、使い果たした場合は何か他の物を代わりに使用してください。

プレイヤーの準備
・スタートプレイヤーマーカー

スタートプレイヤーをランダムに選択して、このマーカーを渡します。

・スコアマーカー

各プレイヤーに1つずつ渡し、スコアトラックの10のスペースに置きます。
(※BGAでは、プレイヤー情報の★で表現されています)

・プレイヤーマット

各プレイヤーにランダムに1枚ずつ渡します。

最初のゲームでは、すべてのプレイヤーが同じ条件のサイドAを使用することをお勧めします。サイドBは経験豊富なプレイヤーのための独自のプレイヤー能力を持っています。

・ワーカーの上下パーツ

各プレイヤーごとに、プレイヤーマットの色に合った6つ。3人または4人でプレイする場合は、それぞれ1つまたは2つをボックスに戻します。各プレイヤーごとに2人のワーカーを脇に置き、残りを各プレイヤーに渡してそれぞれの初期ワーカープールを作ります

・プレイヤーごとに4ワーカー(2人用)
・プレイヤーごとに3ワーカー(3人用)
・プレイヤーごとに2ワーカー(4人用)

・研究マーカー

各プレイヤーに1枚ずつ。プレイヤーボードの研究トラックの“スタート”段階に置きます。

・スタート資源カード

プレイヤー人数に合うカードのみを使用し(残りは箱に戻します)、スタートプレイヤーの右隣のプレイヤーに渡します。

・2人用:2+のカードを使用します。
・3人用:2+と3+のカードを使用します。
・4人用:すべてのカードを使用します。

スタートプレイヤーの右隣のプレイヤー(ラウンド1で最後にプレイするプレイヤー)は、スタート資源カード1枚を選択し、残りを右隣(反時計回り)に渡します。スタートプレイヤーがカードを選ぶまで、各プレイヤーは1枚を選んで右隣に渡します。選ばなかったカードは箱の中に戻します。

・資源の受け取り

各プレイヤーは自分のスタート資源カードに示されている資源を受け取ります。カードに研究シンボルが示されている場合は、研究マーカーを研究トラックの第1段階に進めて、すぐに報酬を受け取ります(A面ではそれは特権カードとなります)。

あなたのスタート資源カードは保持しておいてください! 後でそれを使用してリアクターのモジュールのリセットを行うことができます。

最初の画面は以下になります

ゲームの流れ

ゲームは全5ラウンドで、各ラウンドには『配置フェイズ』『組み込みラボフェイズ』『食料供給フェイズ』があります。また時々、ラウンドの間に大事な効果が発生します。

1. 配置フェイズ
2. 組み込みラボフェイズ
3. 食料供給フェイズ

1. 配置フェイズ

スタートプレイヤーから順番に、ワーカーを以下の場所に1体ずつワーカーを配置します。
配置した時、その場所の効果を実施していきます。

・モジュール(Modules)
・組み込みラボ(Splicing Lab)
・ワーカーラウンジ(Worker Lounge)

モジュール(Modules)

モジュールはボード上または手持ちの特権カードのいずれかにある六角形のスペースで、プレイヤーに様々な効果があります。

基本的には、他のワーカーがいるモジュールにワーカーを配置することはできません。
(※ハサミを持つワーカーを除きます)

各モジュールの効果は『モジュールの種類と効果』をご覧ください。

組み込みラボ(Splicing Lab)

組み込みラボでは、遺伝パーツ(Genetic Components、通称パーツ)を自分のパーツ置き場からワーカーに組み込むことができます。

組み込みラボにはA、B、Cの3スペースがあり、Aから順にワーカーを配置します。

組み込みラボにワーカーを配置したら、直ちに以下の手順でそのワーカーのパーツを組み替えます。

・ワーカーから任意の数のパーツを取り外します。
(自分のパーツ置き場に戻します)
・自分のパーツ置き場にある任意の数のパーツをワーカーに組み込みます。
※通常、1体のワーカーに組み込めるパーツは最大2個です。

ワーカーラウンジ(Worker Lounge)

ここにワーカーを配置すると、食料1つかコイン1枚を受け取ります。
ワーカーラウンジには、ワーカーを何体でも配置することができます。

さらに、ワーカーに組み込まれているパーツによっては、そのワーカーを配置した時に様々なことが起こります。詳細は後述の、遺伝パーツの項を参照してください。

自分のワーカー置き場にワーカーが残っていない場合、手番は飛ばされます。全てのプレイヤーが全てのワーカーを配置すると、配置フェイズは終了します。

注意:配置先の効果を解決できない場合、その場所にワーカーを配置することはできません。

2. 組み込みラボフェイズ

組み込みラボフェイズでは、組み込みラボにいるワーカーを、スロットAからアルファベット順に一度に1体ずつ再配置します。これらのワーカーは組み込みラボ以外の任意のスペースに配置することができます。

このフェイズ中に、何らかの効果によってワーカー置き場にワーカーがいる状態になった場合、組み込みラボの次のスロットの再配置を行う前にそのワーカーを配置します。

このフェイズの間、組み替えラボにワーカーを置くことはできないことをお忘れなく!

3. 食料供給フェイズ

食料供給フェイズの開始時に、プレイヤーは自分のワーカーをボードから回収してワーカー置き場に戻します。

その後、ワーカー置き場のワーカー1体につき食料1つを支払わなければいけません。もし食料が足りない場合、足りない食料1つにつき、ワーカーに組み込まれているパーツを1つ除去しなければいけません(サプライに戻します)。

ワーカーにパーツが組み込まれていない場合は、代わりに足りない食料1つにつき2点を失います。

ラウンドごとに必要な操作・効果

各ラウンドの開始時(ラウンド1を除く)に、ラウンドトラック上の対応するラウンドマーカーを取り除きます。

第3ラウンド、第5ラウンドの開始時にはでは、ステーションの発展状況を反映してゲームの一部が変化します。

ラウンド3

・司令室B(Command Hub slot B)が使用できるようになります。
・特権カードを3枚引き、サプライに追加します。
 (サプライには6枚のカードが並びます)
・各プレイヤーの研究トラックを1段階進めます。
 もしこれによって複数のプレイヤーが特権カードを得る場合、
 スタートプレイヤーから順に時計回りで選びます。
これ以降、モジュールの建設によって得られる得点は2倍になります。

ラウンド5

・特権カードを3枚引き、サプライに追加します。
(サプライには6枚以上のカードが並びます)
・各プレイヤーの研究トラックを1段階進めます。
 もしこれによって複数のプレイヤーが特権カードを得る場合、
 スタートプレイヤーから順に時計回りで選びます。
これ以降、モジュールの建設によって得られる得点は3倍になります。

ゲーム終了時の得点計算方法

最終ラウンド終了後、プレイヤーは資源と特権カードによるボーナス点を得ます。

・コイン3枚につき1点
・食料2つにつき1点
・パーツ1つ(ワーカーに組み込まれているか否かを問わない)につき2点
・各特権カードに書かれたゲーム終了時の得点

全ての得点計算後、最も得点が高いプレイヤーが勝者です。
同点の場合は、最も多くのパーツを持っている(ワーカーに組み込まれているか否かを問わない)プレイヤーが勝者となります。

遺伝パーツの種類・効果

遺伝パーツ(通称パーツ)は、ワーカーに特別な能力を付与します。
ワーカーには最大2つのパーツを組み込むことができ、 通常は組み込みラボで取り付けます。

パーツは異なる種類のものを組み合わせることもできますが、同じパーツを2つ組み込むことで、ワーカーは該当する能力が更に強化されます。

パーツを得る時に該当するパーツがサプライに無い場合、代わりに2点を得ます。

■ 木の葉
木の葉ワーカー(木の葉が少なくとも1つ付いているワーカー)は、食料供給フェイズ中に食料を必要としません。
木の葉を2つ持つワーカーはさらに、各食料供給フェイズの開始時に食料を2つ生産します。
触手
触手ワーカー(触手が少なくとも1つ付いているワーカー)は、アクションによってコインや食料を得た時に、そのアクションの終了時にサプライから同じ種類の資源を1つ追加で得ます(食料1つ、コイン1枚、またはその両方)。
触手を2つ持つワーカーは、アクションによってパーツを得た時に、そのアクションの終了時に同じ種類のパーツを1つ追加で得ます。もしサプライが空の場合は、代わりに2点を得ます。
頭脳
頭脳ワーカー(頭脳が少なくとも1つ付いているワーカー)を配置した時、配置したモジュールの価値に等しい得点を得ます。
頭脳を2つ持つワーカーは、モジュールを指揮する際(後述)、自分のワーカーがいるモジュールも得点計算に含めることができます。
ハサミ
ハサミは他のワーカーがいるモジュールに対して使い、そこにいるワーカーを追い出して、自分がそのモジュールを使用することができます。
ハサミワーカー(ハサミが少なくとも1つ付いているワーカー)は、ついているパーツ数が0か1の対戦相手のワーカーを追い出すことができます。
ハサミを2つ持つワーカーは、対戦相手のどのワーカーでも追い出すことができます。

追い出されたワーカーはワーカーラウンジに送られます。結果、追い出されたワーカーの持ち主は食料1つかコイン1枚を得ます。
注意:組み込みラボ、ワーカーラウンジ、相手の特権カード、または“ここいるワーカーは追い出せない”と書かれているモジュール(例えば人材派遣拠点(Dispatch Station))からワーカーを追い出すことはできません。

モジュールの種類・効果

基本モジュール

モジュール、特権カード、プレイヤーボードのB面について、矛盾が生じた場合は各モジュール、特権カード、個人ボードのルールが常に一般的なルールより優先されます。

・あなたがコンポーネントを得るアクションを行った時に、サプライが空の場合は常に代わりに2点を得ます。

モジュール効果
◆司令室A(Command Hub slot A)
『モジュールの指揮』アクションを実行し、スタートプレイヤーマーカーを得ます。
スタートプレイヤーマーカーの所有者は1ラウンドに1回しか変更されません。
スタートプレイヤーが司令室Aにワーカーを配置しても、マーカーの所有者が変わるわけではないので、対戦相手が別の方法でスタートプレイヤーマーカーを得るのを防ぐことはできません。
◆司令室B(Command Hub slot B)
第3ラウンド開始時から使用できるようになります。“モジュールの指揮”アクションを実行します。
◆水耕栽培所(Hydroponics)
食料2つを得ます。
◆精製所(Refinery)
コイン3枚を得ます。
◆ハサミ売り場(Claw Shop)
次のいずれかを行います。
・コイン2枚でハサミパーツを1つ購入します。
・コイン5枚でハサミパーツを2つ購入します。
・このワーカーに付いているハサミ1つにつき食料を2つ得ます。
◆遺伝子樽(Genetics Vat)
次のいずれかを行います。
・コイン2枚で触手パーツを1つ購入します。
・コイン5枚で触手パーツを2つ購入します。
・このワーカーに付いている触手1つにつき食料を2つ得ます。
◆アカデミー(Academy)
次のいずれかを行います。
・コイン2枚で頭脳パーツを1つ購入します。
・コイン5枚で頭脳パーツを2つ購入します。
・このワーカーに付いている頭脳1つにつきコインを2枚得ます。
◆種子貯蔵庫(Seed Repository)
次のいずれかを行います。
・コイン2枚で木の葉コンポーネントを1つを購入します。
・コイン5枚で木の葉コンポーネントを2つ購入します。
・このワーカーに付いている木の葉1つにつきコインを2枚得ます。
◆研究室(Laboratory)
このワーカーからパーツを1つ外して(自分のパーツ置き場に戻して)、研究トラックを1段階進め、その報酬を得ます。

標準(A面)の研究報酬:
・第2段階:特権カード1枚を得ます。
・第3段階:ワーカー置き場にワーカー1体を追加します。
・第4段階:特権カード1枚を得ます。
・第5段階:ワーカー置き場にワーカー1体を追加します。
・第6段階:特権カード1枚を得ます。
・第7段階:サプライからパーツを2つ、好きな組み合わせで得ます。
・第8段階:8点を得ます。

トラックをさらに進めた場合は、第8段階の報酬を再度得ます。
個人ボードB面のキャラクター固有の研究トラックの詳細については、後述の“上級ゲーム”を参照してください。
◆建設会社(Constructor)
表向きになっているモジュールを1つ建設します(モジュールの建設を参照)。
その後、このワーカーを建設したモジュールに移動し、その効果を適用することができます(任意)。
モジュールの指揮

司令室(Command Hub)や他の特定のモジュールでは、“モジュールの指揮”を行って対戦相手の仕事の手柄を得ることができます。

モジュールの指揮を行った時、対戦相手のワーカーがいる全てのモジュールの価値に等しい得点を得ます。

頭脳を2つ持つワーカーがモジュールを指揮した場合、自分自身のワーカーがいるモジュールも得点になることをお忘れなく。

モジュールの建設

建設会社(Constructor)やその他のモジュールによって、以下の手順で“建設”アクションを実行し、ステーションを拡張することができます。

1. 反応炉からモジュールを選択し、そのコストのコインを支払います。

2. モジュールの価値に等しい得点を得ます(この得点は第3、4ラウンドでは2倍、第5ラウンドでは3倍になります)。

3. 選んだモジュールを、司令室(Command Hub)AまたはB、または既に建設済のモジュールに隣接する空きスペースに配置します。

4. ボード上の配置したスペースに描かれた建設ボーナスを得ます。

5. 反応炉に残っているモジュールを右に詰め、左端のスペースが空くようにします。

●建設ボーナス
各スペースには建設ボーナスが描かれています。モジュールを建設した時、建設したスペースの建設ボーナスを得ます。

・コイン、食料、得点:示されている数のコイン、食料、得点を得ます。
・コイン/ラウンド:現在のラウンド数に等しい数のコインを得ます。
・食料/ラウンド:現在のラウンド数に等しい数の食料を得ます。
・得点/ラウンド:現在のラウンド数に等しい数の得点を得ます。
・任意パーツ:サプライから任意のパーツを選んで1つ得ます。サプライが空の場合、代わりに2点を得ます。
・頭脳、木の葉、ハサミ、触手:描かれているパーツをサプライから1つ得ます。サプライが空の場合は、代わりに2点を得ます。
・研究:研究トラックを1段階進めます。
・呼び戻す(Recall):配置済の自分のワーカーを1体、ワーカー置き場に戻します。
・反応炉:現在の反応炉報酬(後述)を得ます。

反応炉の充填

モジュールが建設される度にステーションの電力を少し使います。
反応炉トラックが空の場合、ボイラー室(Boiler Room)で燃料が充填されるまで新しいモジュールを建設することはできません。

ボイラー室の効果を起動すると、ワーカーが持つパーツと、反応炉からの排出量に応じて、効果を起動した時点でボード上に見えている全ての報酬が得られます(1点、食料1つ、コイン1枚、任意のパーツ1つ、研究レベル1段階)。

その後、サプライからモジュールを引き、反応炉に並べます。サプライが空の場合は、捨て札の山をよく混ぜて新しいサプライを作ります。
触手を持つワーカーはこのアクションで得られる各資源(反応炉報酬を含みます)を1つ余分にもらえることをお忘れなく。

反応炉を流す

ゲーム中に一度だけ、手持ちの初期資源カードを捨てて反応炉から任意の数のモジュールを捨てることができます。
その後、モジュールのサプライから反応炉を充填します。この時反応炉報酬は得られません。サプライが無くなった場合は、捨て札の山をよく混ぜて新しい山札を作ります。
注意:これは手番中の追加行動のため、これを行う前または後にワーカーを配置することができます。

建設モジュール

モジュール効果
■ 特別研究室(Advanced Laboratory)
研究トラックを1段階進めます(パーツを外す必要はありません)。
■ 水槽(Aquarium)
触手パーツを1つ得ます。
■ 外科手術機(Autosurgeon)
コインを2枚支払い、サプライから任意のパーツを1つこのワーカーに組み込みます。触手を2つ持つワーカーは追加のパーツを得ることができますが、それを組み込むことはできません。
■ 生体燃料精製所(Biofuel Refinery)
このワーカーに付いているパーツを任意の数だけ取り除きます(サプライへ戻します)。これによって除去したパーツ1つにつき7点を得ます。
■ 休憩室(Break Room)
食料を1つ得ます。現在のラウンドに等しい数食料を追加で得ます。
■ 貨物室(Cargo Bay)
コイン2枚と食料2つを得ます(触手を持つワーカーは両方の効果に対してボーナスを得ます)。
■ ケータリングサービス(Catering Service)
ボード上のワーカーが配置されているモジュールの効果をコピーします。そのモジュールの価値に等しい数の食料を支払います(価値を持たないモジュールはコピーできません)。可能であれば、その効果をこのワーカーおよび/またはこのモジュールに適用します。
■ 配給所(Commissary)
1点とコイン1枚、食料1つを得ます。
■ 秘密クローン装置(Covert Cloning)
ワーカーラウンジにいるワーカー1体につきパーツ1つをサプライから得ます。
■ 低温貯蔵庫(Cryogenics)
自分のパーツ置き場のパーツ1つをコイン6枚と交換します。
■ 人材派遣拠点(Dispatch Station)
自分のワーカー1体を呼び戻します。ここにいるワーカーは呼び戻せず、追い出せません。
■ 薬局(Dispensary)
配置済の自分のワーカー1体につき、コイン1枚または食料1つを(任意の組み合わせで)得ます。
■ 農家直売所(Farmer’s Market)
コイン1枚を食料5つに、または食料1つをコイン5枚に交換します。
■ フリーランサー宿舎(Freelancer Dormitories)
隣接するモジュールを1つ選び、その効果をコピーします。可能であれば、その効果をこのワーカーおよび/またはこのモジュールに適用します。
■ 庭園(Gardens)
木の葉パーツを1つ得ます。
■ 汎用遺伝子(Generic Genetics)
コインを1枚支払い、サプライから任意のパーツを1つ得ます。
■ 大彫像(Giant Statue)
ここにはワーカーを配置できません。
■ 認可局(Grant Office)
コインを2枚得ます。到達済の研究レベル2段階につきコイン1枚を追加で得ます。
■ 狩り場(Hunting Park)
食料を3つ得ます。このワーカーに付いているハサミ1つにつき食料1つを追加で得ます。
■ 検閲所(Inspection Station)
司令室(A、B)に隣接するモジュール1つにつき1点を得ます。
■ 総合建設会社(Integrated Constructor)
コイン2枚を得ます。その後、モジュールを建設します。ワーカーを建設したモジュールには移動させません。
■ 生命維持装置(Life Support)
隣接するモジュールにいるワーカーに付いているパーツ1つにつき2点を得ます。
■ 診療所(Medical Bay)
パーツ置き場にあるパーツ2つを、、サプライの任意のパーツ2つと交換します。
■ 傭兵駐屯地(Mercenary Outpost)
コインを4枚得ます。このワーカーに付いているハサミ1つにつきコイン1枚を追加で得ます。
■ モノリス(Monolith)
ここにはワーカーを配置できません。
■ 報道局(Newsroom)
配置済の自分のワーカー1体につき2点を得ます。
■ 外部指令室(Periphery Command)
司令室同様に、モジュールの指揮を行います。
■ 小口現金置き場(Petty Cash)
コインを1枚得ます。現在のラウンドに等しい数のコインを追加で得ます。
■ 捕食場(Predatorium)
ハサミパーツを1つ得ます。
■ 量子建設会社(Quantum Constructor)
コインを2枚支払い、サプライからランダムに引いたモジュールを建設します。そのモジュールのコストは支払いません。ワーカーを建設したモジュールには移動させません。
■ 科学博覧会場(Science Fair)
自分のパーツ置き場にあるパーツを、任意の数だけこのワーカーに組み込みます(パーツの上限数は守ること)。これによって付けたパーツ1つにつき3点を得ます。
■ 科学展示場(Scientific Display)
到達済の研究レベル1段階につき1点を得ます。
■ 怪しいレストラン(Shady Restaurants)
パーツ置き場にある任意のパーツを食料6つと交換します。
■ ショッピングセンター(Shopping Center)
隣接するモジュールにいるワーカー1体につきコインを2枚得ます。
■ シンポジウム(Symposium)
食料1つを得ます。到達済の研究レベル2段階につき食料1つを追加で得ます。
■ 日焼けサロン(Tanning Salon)
このワーカーに付いているパーツに応じて、現在の反応炉報酬を得ます。反応炉の充填は行いません。
■ シンクタンク(Think Tank)
頭脳パーツ1つを得ます。
■ 地下研究所(Underground Lab)
このワーカーから任意の数だけパーツを外します(パーツ置き場に戻します)。外したパーツ1つにつき研究トラックを1段階進めます。
■ ユニオンホール(Union Hall)
特権カードを1枚、ゲーム終了時のように得点計算して捨て札にします。その後、新しい特権カードを1枚得ます。
■ ブドウ園(Vineyard)
隣接するモジュール1つにつき食料1つを得ます。

特権カードの種類

特権カードを得る時は、表向きになっている特権カードから1枚を選択します。

その後、表向きの特権カードが3枚未満の場合は、直ちに特権カードデッキの一番上のカードを引いて3枚にします。

特権カードの山札を使い切った場合は、特権カードの捨て札をすべてよく混ぜて新たな山札としてください。

特権カードには職業とモジュールの2種類があります。
職業特権(赤い枠線)は常時発動するボーナス能力です。
モジュール特権(青色の枠線)は、自分だけがワーカーを置くことができる専用のモジュールです。

特権モジュールはボード上のモジュールに比べて状況に左右されたり、やや弱い効果だったりしますが、誰もそのモジュールを使うことを邪魔できません。
他のプレイヤーはモジュールの指揮によってこれらのモジュールから得点を得ることはできません。

どちらの種類のカードもゲーム終了時に得点ボーナスを与えます。またいくつかは、あなたがそれらを取る時に現在のラウンド数に等しいポイントを与えます。

カード名種類
■ 物乞い路地(Beggar’s Alley)
コイン2枚と食料1つを得ます。各対戦相手はコイン1枚か食料1つをこのプレイヤーに与えても構いません。

そうした場合、その対戦相手は1点を得ます。
ゲーム終了時:食料を最も多く持っていれば9点。
モジュール
■ 会議室(Conference)
入手時:現在のラウンドに等しい数の得点を得ます。
配置済の自分のワーカーを1体、ワーカー置き場に呼び戻します。このモジュールにいるワーカーは追い出せず、呼び戻せません。
ゲーム終了時:5点
モジュール
■ 派遣室(Dispatch)
直ちにさらに2体のワーカーを配置します。組み込みラボフェイズの最後に、ここにいるワーカーを再配置します。
ゲーム終了時:8点
モジュール
■ 鋳造所(Foundry)
反応炉の全てのモジュールを捨て、その後充填します(報酬は得られません)。その後、モジュールを建設し、その効果を適用します(ワーカーの移動は行いません)。
ゲーム終了時:8点
モジュール
■ 造幣局(Mint)
ステーションにある金色の枠線がついたモジュール(コインを得られるモジュール)1つにつきコイン1枚を得ます。
ゲーム終了時:コインを最も多く持っていれば9点
モジュール
■ やる気センター(Morale Center)
配置済のワーカー2体を追い出してワーカーラウンジに送ります。その後、自分の別のワーカーを1体配置します。
ゲーム終了時:2つ以上のパーツが組み込まれた自分のワーカー1体につき3点
モジュール
■ 非人的資源(Nonhuman Resources)
ボード上の自分のワーカー1体の位置を、対戦相手のワーカー1体と交換します(ワーカーラウンジと組み込みラボのワーカーも対象にできます)。双方のワーカーは、可能ならば配置されたモジュールの効果を適用しても構いません。
ゲーム終了時:8点
モジュール
■ 売店(Vendor)
コイン2枚と食料1つを得ます。
ゲーム終了時:9点
モジュール
■ ワークショップ(Workshop)
コイン1枚を得ます。その後、捨て札の任意のモジュールを1つ建設し、その効果を適用します(ワーカーの移動は行いません)。
ゲーム終了時:司令室に隣接するモジュール1つにつき1点
モジュール
■ 区画整理委員会(Zoning Board)
ボード上に見えている任意の建設ボーナスを1つ得ます(司令室や建設済モジュールに隣接していないスペースの建設ボーナスを対象としても構いません)。
ゲーム終了時:8点
モジュール
■ 建築士(Architect)
モジュールを建設する度に1点を得ます。
ゲーム終了時:8点
職業
■ エンジニア(Engineer)
入手時:現在のラウンドに等しい数の得点を得ます。
反応炉を補充する際、得られる反応炉報酬が2倍になります。
ゲーム終了時:反応炉の空きスペース1つにつき2点
職業
■ 遺伝学者(Geneticist)
ワーカー1体のみ、パーツを3つ組み込むことができます。ただし同じパーツを3つ組み込むことはできません。
ゲーム終了時:研究レベル1段階につき2点(最大14点)。
職業
■ 格闘家(Grappler)
入手時:現在のラウンドに等しい数の得点を得ます。
ハサミを持つワーカーは自分のワーカーを追い出すこともできます。
ゲーム終了時:5点
職業
■ 雑貨屋(Grocer)
木の葉が付いている自分のワーカーが食料を得る際、代わりにその数+1枚のコインを得ることができます。
ゲーム終了時:木の葉1つにつき2点(ワーカーに付いているか否かを問わない)
職業
■ 投資家(Investor)
各ラウンドの開始時、パーツが付いている自分のワーカー1体につきコイン1枚または食料1つを得ます。
ゲーム終了時:8点
職業
■ ヒモ(Lounge Lizard)
入手時:現在のラウンドに等しい数の得点を得ます。
自分のワーカーがワーカーラウンジに移動する度に2点を得ます。
ゲーム終了時:5点
職業
■ 現場監督(Overseer)
入手時:現在のラウンドに等しい数の得点を得ます。
自分のワーカーは、対戦相手のハサミを持つワーカーによって追い出されません。
ゲーム終了時:8点
職業
■ 優等生(Prime Specimen)
触手を持つ自分のワーカーが得点を得た場合、手番の終了時に1点を追加で得ます。
ゲーム終了時:触手1つにつき2点(ワーカーに付いているか否かを問わない)
職業
■ 学者(Savant)
対戦相手がモジュールの指揮を行った時、配置済の頭脳を持つ自分のワーカー1体につき1点を得ます。
ゲーム終了時:頭脳1つにつき2点(ワーカーに付いているか否かを問わない)
職業
■ ヤクザ(Thug)
ハサミを持つ自分のワーカーがワーカーを追い出す時、ワーカーラウンジに移動した際に得るコインまたは食料を、そのワーカーの所有者の代わりに自分が得る。
ゲーム終了時:ハサミ1つにつき2点(ワーカーに付いているか否かを問わない)
職業
■ 将軍(Warlord)
対戦相手からスタートプレイヤーマーカーを取る度に、対戦相手1人からコイン2枚を奪うか、または各対戦相手からコインを1枚ずつ奪います。
ゲーム終了時:スタートプレイヤーなら9点
職業

上級ゲーム

キメラステーションに慣れたら、プレイヤーボードのB面を使ってみてもいいでしょう。
B面では種族ごとに固有のプレイヤー能力があり、特定のパーツを使用することで戦略が若干優れたものとなります。研究トラックも種族独自のものとなり、既に種族に合った種類のパーツがワーカーに組み込まれた状態でゲームを開始します。

◆ブレイニアックス(BRAINIACS)
・研究第2段階から開始します。
・ワーカーのうち1体は頭脳が組み込まれた状態で開始します。
・特権カードを1枚持って開始します(山札の一番上のカードを引きます)。
・研究第3、6段階で特権カードを得ます。
・研究第4、5段階でワーカーを得ます。
・研究第8段階で6点を得ます。
・頭脳を2つ持つワーカーが研究室(Laboratory)を使用する時、パーツを外す必要がありません。

◆エコ・フレンドリーズ(ECO-FRIENDLIES)
・ワーカーのうち1体は木の葉が組み込まれた状態で開始します。
・ゲーム終了時に食料3つにつき2点を得ます。
・コインではなく食料を支払ってモジュールを建設することができます。 すべてを食料で支払うかすべてをコインで支払い、混ぜて支払うことはできません。
・木の葉を2つ持つワーカーは、食料供給フェイズの開始時に食料を3つ生産します。

◆タフィエス(TOUGHIES)
・ワーカーのうち1体はハサミが組み込まれた状態で開始します。
・研究第3、4段階でワーカーを得ます。
・研究第2、5段階で特権カードを得ます。
・ゲーム終了時にコイン2枚につき1点を得ます。
・ハサミを2つ持つワーカーは自分自身のワーカーを追い出すことができます。
・ハサミを2つ持つワーカーが対戦相手のワーカーを追い出した場合、サプライから食料1つかコイン1枚を得ます。

◆ウィアードス(WEIRDOS)
・ワーカーのうち1体は触手が組み込まれた状態で開始します
・研究第2段階で触手パーツを得ます。
・研究第3段階で特権カードを得ます。
・研究第4段階でワーカーと食料1つを得ます。
・研究第5段階で特権カードと任意のパーツ1つを得ます。
・研究第6段階で特権カードとワーカーを得ます。
・研究第7段階で3点、食料1つ、コイン1枚を得ます。
・研究第8段階で5点と任意のパーツ1つを得ます。
・触手を2つ持つワーカーがモジュールの指揮を行うか、特権カードのモジュールを起動した時、サプライから任意のパーツ1つを得ます(追加のパーツは得られません)。

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くり坊
Web系フリーランスエンジニア