『クロノス(Khronos)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!
ボードゲームの基本情報 | |||
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タイトル | クロノス(Khronos) | ||
特徴 | クロノス(Khronos)はArnaud Urbon, Ludovic Viallaによってデザインされ、Matagotによって発行されたゲームです。 | ||
プレイ人数 | 2 - 5 人 | プレイ時間 | 79 分 |
ゲームデザイナー | Arnaud Urbon, Ludovic Vialla | 複雑さ | 3 |
アートワーク | Jean-Claude Adelmand, Geoffrey Stepourenko | 戦略 | 3 |
エディター | Matagot | 運 | 3 |
発売日 | 2006 | やり取り | 3 |
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
クロノス(Khronos)とは?
あなたは冒険家たちを、「暴力」→「信仰」→「理性」の3つの時代へタイムマシンによって行き来させれる魔法使いです。
このゲームの目的はそれぞれの時代の求めるものを満たしながら、この世界の税収(=エキュ)を稼ぐことです。
時代を超えた影響を未来に与え、自分の領地を広げながら、他のプレイヤーの領地の拡大を邪魔しましょう。
クロノス(Khronos)の遊び方
ゲームの準備
内容物
・ゲームボード(3つ:力の時代、信仰の時代、理性の時代)
・ラウンドボード
・建物タイル(155枚)
・軍事の建物(オレンジ):見張り塔20枚、砦24枚、城9枚
・宗教の建物(紫):礼拝堂20枚、修道院20枚、修道院9枚
・市民の建物(青):村20枚、町24枚、都市9枚
・冒険者コマ
各プレイヤーは同じ色のタイムトラベラーポーンを2つ受け取り、「力の時代」のタイムトラベラーのスペースに配置します。 権威ブロック 各プレイヤーは、自分のタイムトラベラーポーンと同じ色の25個の権威ブロックを受け取ります。
・エクー
1の価値を持つエクーが30個、5の価値を持つエクーが15個、10の価値を持つエクーが15個あります。ゲームの初めに各プレイヤーは1の価値を持つエクーを4つ受け取り、これをオープンまたはクローズドで自分の前に置きます(選択に任されています)。残りのエクーはゲームボックスの最後のスペースに置かれます。
・建設カード(33枚)
・オレンジの軍事建設カード11枚
・紫の宗教建設カード11枚
・青の市民建設カード11枚
の建設カードがあり、オレンジの軍事建設カード11枚、紫の宗教建設カード11枚、青の市民建設カード11枚があります。これらのカードは1つの山札にシャッフルされ、各プレイヤーは山札から4枚のカードを引きます。プレイされる前に、建設カードはプレイヤー自身だけが見ることができます。
プレイヤーは自分の冒険者を二人持ち、操ることができます。
また、ラウンド開始時に「宗教」「軍事」「市民」のカードをランダムに4枚持ちます。
最初の画面は以下のようになります
ゲームの流れ
各プレイヤーは以下のアクションを好きな順番で何度でも行えます。
1、一人の冒険者を他の時代に移動させる(-1エキュ)。
2、カードを消費し、建物を建設する。もしくは既存の建物を拡張する。
プレイヤーに出来ることは2つで、可能なら好きな順番で何回でも行なえます。
1、一人の冒険者を他の時代に移動させる(-1エキュ)。
※移動させるために自分の色の冒険者コマをタッチしてください。
4マス以上の建物を建設拡張した場合、1エキュを得ます。
この時代では領域中で最大の「軍事」建物を持つものが、その領域の領主となります。
この時代で4マス以上の建物を建てると、その建物は「宗教の時代」「理性の時代」にも残すことが出来ます。
そして、そこにあったはずの「宗教の時代」の建物は、タイムパラドクスにより消えてしまうのです!!
4マス以上の建物を建設拡張した場合、2エキュを得ます。
この時代では領域中で最大の「宗教」建物を持つものが、その領域の領主となります。
宗教の時代で4マス以上の建物を建てると、その建物は「理性の時代」にも残すことが出来ます。
暴力の時代から残っている建物は、暴力の時代から継続して同じプレイヤーの領民キューブが置かれます。
この時代には建物は建設・拡張できません。
前の時代から残っている「軍事」「宗教」建物は、荒廃し領民キューブは取り除かれます。
この時代だけの特殊行動は2つあります。
・市民カードを払い、市民建物に自分の領民キューブを置く。
※領域内に一番領民キューブを置いた人がその領域の領主となります。
※税収は、その領域の「軍事」「宗教」建物のコスト合計です。
・荒廃した建物を、その建物と同じ建設カードを払い、修繕する。
※これをすることでその建物のコストが上昇します。
2、カードを消費し、建物を建設する。もしくは既存の建物を拡張する。
※右側の建物ブロックから建設・拡張したい領地を選び、建設・拡張したい場所をタッチし必要なカードを払います。
※既存の建物の上に建設しようとすると自動で拡張になります。
・建物ブロックの右上の数字(=コスト)だけ、その建物と同じ色のカードを消費します。
・その時代に建物を立てるには、自分の冒険者がその時代にいる必要があります。
・一人の冒険者は1ラウンドにつき2つの建設コストカードしか払えません。
※ つまり、二人の冒険者で合計4枚のカードを消費し建設・拡張できます。
・拡張は、「建設したい建物のコスト – 元の建物のコスト」のカードが必要になります。(拡張のほうがお得に建物を建てられますね!)
・「軍事」「宗教」建物を建てると、自分の色の「領民キューブ」が置かれ、自分の建物となります。
・山や森の上に建物を建てるには、余分にコストがかかります(プレイヤーが4人以上の場合、森の効果はなくなります)。このコストはどのカードでも構いません。(マウスオーバーで確認)
建設・拡張の禁止
・川の上には「軍事」「宗教」の領地は建設、拡張はできません。また、「市民」の領地を建設することはできません(拡張することは可能です)。
・他のプレイヤーのキューブが乗った建物ブロックからの拡張はできません。
・2つ以上の建物から拡張することはできません。
・同じ「領域(次項で説明)」内で最大コストの「軍事」「宗教」建物が2つ以上存在することはできません。また、領域同士が繋がって上記のことが起きた場合、建物を収縮しなくてはいけません(次項で説明)。
領域ルール
建物が繋がり、ひとつの塊となったものが「領域」です。
一マスブロックだけ置かれた一コマが最小の領域となります。
領域と領域をつなげるように置ける建物は、「市民」建物のみです。
「市民」建物を置いて領域がつながったときに、最大のコストの「軍事」または「宗教」建物が2つ以上存在した場合、下記の条件に応じてその最大コストの建物が収縮されます。
ⅰ)接続される前の領域内の「軍事」または「宗教」の合計コスト(敵の建物も含む)が一番大きいプレイヤー以外の建物
ⅱ)合計コストが同じ場合、繋げたプレイヤーの建物
※合計コストが同じで、繋げたプレイヤーが最大コストの建物を持っていなかった場合、繋げたプレイヤーが縮小する建物を選択できます。
収縮する場所はその建物を所有しているプレイヤーが決めることができます。
ラウンド終了(4ラウンド・7ラウンド)
税収について
領域内で最大コストの「軍事」 or 「宗教」(時代によって代わります) 建物を持つプレイヤーが、その領域中の領主となり税収を得ます。
税収はその領域内の「市民」建物のコスト合計になります。
税収を得られる最大の建物の上に、税収コイントークンが置かれていますね。
全7ラウンド中、4ラウンドと7ラウンドの終わりの2回に税収を得られます。
ただし、そのタイミングで税収を得たい時代に一人でも冒険者を置いておく必要があります。
ゲームの終了条件
7ラウンドの行動が全員終わり、その時点で一番エキュを持っていたプレイヤーの勝利です。
特殊な行動
・1エキュと1枚のカードを支払えば、そのカードと同種類である1マスの建物を破壊できます。
・ターンの最初に2エキュを払えば、カードを1~4枚引き直せます。